るに

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手を繋いで
温もりが感じれたら。
私の前に
手を繋いでくれる人がいれば。
目を瞑った中に広がるのは海。
私は浅瀬に、
そこらのへん人は沖にいた。
人間関係は広く浅く。
それが1番楽で
問題事にも巻き込まれず
安全だと思った。
実際そうだった。
挨拶だけで済ます時もあった。
いつしか
他の人には1番特別な人がいて
その人も相手のことを特別だと思ってて。
狭く深い人間関係、
海溝が綺麗だと思った。
一方沖の方は
広く深い人間関係を持った人の
群れがいくつかあった。
沖に綺麗だとは思わないけど
海溝には惹かれる。
誰かから特別を貰って
私も特別をあげたい。
その誰かからは
私を他の人と違うように扱って
特別ってことをハッキリさせて
私に特別をあげたよって
ちゃんとわかるようにして欲しいなぁとか
考えたり。
けど当然
見渡す限り名前しか知らない人だらけ。
特別って私は一生わからないままなのかな。
"Good Midnight!"
多分私は
突き放されるのが嫌で、
拗ねる自分が嫌いで、
人と距離を取ることで
安心してたのかもなぁ。
暖かくなってきた春の昼頃
机の上で突っ伏して
そよ風に吹かれてそんな事を思う。

3/20/2025, 3:25:42 PM