るに

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5/8/2026, 3:26:51 PM

一年前、
私は人付き合いが
とてつもなく下手だった。
人には優しくしなきゃいけない、
自分が嫌でも相手がいいなら
自分は我慢すればいい、
誰にでも嫌われてはいけない。
だから嫌いな人とも
仲良くしなくてはいけない。
無意識に完璧主義で
誰にでもいい顔をしていて
私自身がボロボロだった。
楽しくもないのに
話したり笑ったり。
それはそれは疲れ切っていた。
でも私は知った。
ずっと正しくいようとしなくて
いいということ。
思い詰めた時は
「こいつきっしょ」と思うだけで
いいということ。
自分を大切にすれば
いいということ。
頭ではわかっているのに
それを中々出来ないのが
人間というもので。
私はちゃんと今もボロボロ。
"Good Midnight!"
でも前よりかはマシ。
いつかきっと
私を大切に、
たまには馬鹿になることが
出来るようになるから。

5/7/2026, 4:33:03 PM

海を
ただ漂うだけ。
髪をゆらゆらと
波のままに揺らしながら。
魚たちの鱗は
虹色に輝いているのに、
どうして私の鱗は
青いんだろう。
サファイアのような真っ青。
私は私の鱗が嫌い。
巷では
食べ物が生き物の色に
関係するとかしないとか。
別に青いものを食べてるわけじゃ
ないのだけど。
ずっと、ずーっと流されていると
岩場に着いてしまったので
少し休憩。
海から上げられた私の髪は、
一瞬半透明のように見えたが、
すぐに青さがわかった。
鱗が青いのに
髪まで青いのだから、
私は本当に海になったみたい。
でも金魚みたいに
ひらひらと綺麗なヒレじゃないから、
海に紛れられてよかった。
どこから流れても、
辿り着くのはこの岩場。
ここからは
ある峠がよく見えて、
その峠では
たくさんの人ではない人がいて
見ているのが楽しい。
いつか行ってみたいな。
"Good Midnight!"
ある時、
白髪の少女が
私に声をかけてきて
峠に招待してくれた。
峠は白雲峠というらしい。
初めての同族との接触で
私は私に
初めて触れれた気がした。
初めての環境に恋する
海の鳴く初恋の日。

5/6/2026, 3:58:42 PM

明日世界が終わるなら……、
今日くらい好き勝手生きても
いいと思う。
気になるあの子に告白したり、
着てみたかった服を着たり、
私たちは最後の日を
私たちの「なりたかった」、
「したかった」で埋めつくす。
今日だけは
世界のことなんか
知ったこっちゃねぇ!って
馬鹿みたいにみんなで笑い合って、
人間として生きる。
お金なんか気にしなくていい。
性別も国籍も
何もかも気にしなくていい。
だって明日終わるから。
絶対的な事実があるから
不安と気になる人目が消えて、
安心と楽しさに包まれる。
泣いたっていいし、
笑ったっていい。
辛かった「日常」とやらから
やっと離れられるんだ。
"Good Midnight!"
それでも最後まで報われないことは
絶対にある。
満足のいく最後は
訪れないだろう。
でも明日終わるから。
明日世界が
終わりますように。

5/5/2026, 3:22:04 PM

2年前から、
なんとなく入りたいと思ってた部活に
なんとなく入って、
でもルールも時間も厳しくて
こんなことしてまで
やりたいことじゃないかもって
思い始めてた時、
君と出逢って、
私は本気で
部活を続けようと思ったんだ。
一生懸命なのに
どこか抜けてて、
ノートに沢山
面白い落書きを描いてて、
可愛いのに、
部活をしてる時は
すごくかっこよくて。
ただ君に逢えるってだけで
もう少し続けてもいいかなって。
君から教わることも
他の人に教わるより楽しくて、
小声で効果音をたまに言うのが
可愛くて、
話してる時が1番幸せで。
なんで君はこの部活を選んだのか、
なんでこの部活を続けてるのか、
まだまだ分からないことだらけで
会話のネタが尽きない。
話せる時間は
決して多くはないけれど、
少しでもお近付きになりたい一心で
私は部活に打ち込んでいる。
"Good Midnight!"
いつか君に言ってみたいな。
「あなたを推してます!」って。
どんな顔をするのかな。
新しい表情、
見せてくれるかな。

5/4/2026, 3:26:26 PM

風が吹く朝、
耳を澄ますと
梅雨の音。
肌寒い気温にこの風は
まるで台風だ。
1日を無駄にしたい訳じゃないのに
この天気だと
今日は家に引きこもりかな。
そう思ってカーテンを閉めた。
雨が降っているから
本を読むと頭が痛くなるかな。
そう思って読書を辞めた。
起きたばかりだから
今は食べなくてもいいかな。
そう思って朝食を抜いた。
そうやって
私はベッドでもぞもぞと
1日を過ごしていった。
"Good Midnight!"
夜になって
しばらく経って
ただ寝てればいい時間になって
こう繰り返して思う。
何だかんだ
何もしない日が
1番幸せに過ごせるなって。

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