葉桜のせいだよ。
風邪をひいてしまったのも、
夜が眠れないのも。
風で花が散って
葉桜はそこら中に見える。
新たな季節への
更新時期だというのに
頭は痛いし、吐き気がする。
もう何も見ていたくなくて、
布団に潜る。
夏が嫌いだ。
だから夏が近づいている
葉桜が嫌いだ。
全てを葉桜のせいにしてしまいたい。
そう考えてしまう。
上手くいかないことも
体調が悪いことも。
"Good Midnight!"
全く醜い内面だ。
日は暖かいのに
少し涼しい春風が吹き
最後の桜散る。
きっと
私の全ても同じように。
心というのは
自由である。
道草食ってる時もあれば、
雨にずぶ濡れで
ステンドグラスが割れるように
砕けてる時もある。
無色透明な心は
何処へでも行く。
そしてどんな状態でも
帰ってくる。
同じ場所ばかりには決して行かない。
だから、
ボロボロになって壊れて
ぐちゃぐちゃの時もある。
その時は
どんなにそっと触っても
溶けて消えてしまいそう。
草原で寝っ転がってきた時は
思いっきりスキップをしていたのに。
でも心ってのは
気分屋なやつだから、
寝たら大体は忘れる。
たまに寝ても忘れない記憶が
心を徐々に苦しめる。
遠いところに行かなくなる。
近場で何回か行った場所にしか
行かなくなる。
自由が白い檻になる。
不意に思い出す記憶は
心が楽しんで遊んでいる時も
ズキンと苦しめる。
晴れなのに気分は大雨。
そんな時、
心はすぐ帰ってくる。
そしたら
泣いて、泣いて、大泣きして、
シャワーで涙を洗い流す。
記憶を忘れることが出来なくても
忘れたくないことを
忘れてしまっても、
心は何処へでも行く。
何処までも行く。
"Good Midnight!"
夢見る心は
今日も空を泳いでいく。
たまたま見かけたその人は
なんだか不思議な人だった。
いつも友達3人といて、
目立つことが好きというより
自分の目標に向かって進んでいたら
いつの間にか目立っていた、
というような人だった。
私の事など知りやしないとは思うけれど、
何度か見かけてくれていたら
どれほど嬉しいことだろう。
好きというより推しに近いその人は、
決して近い存在ではなかった。
話しかけることは愚か、
もう見ているだけでよかったのに
見かけることすら少なかった。
でもいつかは伝えたいこの想い。
あなたが私の推しです、と。
けど多分
その人は私より少し多く生きているから
私より辛いことを経験してると思うし、
私より色んな人と出会ったと思うし、
私より沢山のことを知っている
賢い人だと思う。
勇気を出すのにも
物語を紡ぐのにも
同じように才能がいる。
私にはやっぱり
才能がない。
"Good Midnight!"
届かぬ想いを踏みしめて
私は歩き始めれるだろうか。
いや、歩き始めれる。
だっていつもそうしてきたから。
飲み込んで隠した想いで
私ができていく。
神様へ。
いかがお過ごしでしょうか。
私は人間界で
心も身体も疲労困憊しております。
さて、早速本題に入るのですが、
私を連れて行ってはくれないでしょうか。
気分屋で少し抜けてる
神様のことなので、
私は間違えて生まれてきたのでしょう。
何もかもが間違いなのです。
不良品は回収していただけると
幸いです。
空を見上げる度、
神様を思い出してしまいます。
私は夜も眠れないのです。
朝も起きられず、
悩みを打ち明けれる友人もおらず、
自分で溜め込みすぎてしまいます。
疲れて疲れて、
身体が重くて仕方がないのです。
来世など必要ありません。
どうか私を回収し、
間違いを潰すか、正してください。
"Good Midnight!"
最後になりますが、
お体に気をつけてお過ごし下さい。
早くも夏の空気。
快晴が目を眩しくさせる。
平日正午の外という
ちょっぴり特別な時間、
私は温泉に向かう。
山の中で
コンビニの近くに佇む
温泉宿。
露天風呂は夜入ると
満天の星が湯船に浮かんでるみたいで
とても綺麗。
といっても、
まだ正午なので
太陽が出ていて星なんか見えない。
ふぅーっと温泉で一息すると、
嫌なことを全部思い出してしまう。
過去に間違えたこと、恥をかいたこと、
笑われたこと、ズレていたこと。
どれも些細なことだけど
一気に来ると致命傷。
最近疲れを溜めて、
考えれないようにしていたのに。
"Good Midnight!"
涙が温泉に溶けて
見えなくなっていく。
そっか。
太陽が出ていて
星が見えなくても、
無くなったわけじゃないんだ、って
涙は星を包んでくれた。