『懐かしく思うこと』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
ふっ、と風が吹いた時
懐かしさを感じることがある。
これはいつかに感じた風と似てる。
季節、天気、温度、湿度、風の強さ、時間帯
それらがちょうどよかったのか
まるで地球を一周回ってきた同じ風にまた出会ったような感覚になる。
こんにちは。
ひさしぶり。
でも繋ぎ止めてはおけないから
また いつか。
「懐かしく思うこと」
前へと進むほど、何かが遠のいていく。
人は、これを意外と忘れがちになる。
目先に囚われ追いかけて、気づいた頃には田園のど真ん中。
それは成長という山々を、その険しい道のりを歩んだ先。
いつの間にか一人ぼっちになったのに、不思議と残念には思わない。
得るものを得ては何かを捨てて、知らぬ間に自分の足で辿り着いたゆえか。
鬱蒼とも、豊かとも思える背高い茂みに囲まれた生活。
時として潤いに満ちた空間に踏み入れ、萎れた心を存分に濡らした。
これもまた不思議なものだ。
嫌と感じていた世界に、ほんの少しだけでも戻ってみたい自分がいることを。
陰りに差した淡い木漏れ日と、澄んだ水音に惹かれたあの瞬間を。
置いてけぼりにされた癒しのひとときを思いに募る。
自分以外では敵わない、広がる白い山嶺に眼差しを向けて。
【懐かしく思うこと】
『懐かしいばかり』
高校時代の楽しかった日々を求めているばかりだ
私は現在、大学生だ たった数年前の青にいまだに縋りついている
現在も楽しいのに何かが違うと思ってしまう
これからも成長していく度にあの時代に戻れたらと思ってしまうのか...
望まなくとも進行していく
人生のデメリットとはこういう部分ではないだろうか
懐かしく思うこと
私の地元では毎年11月に祭りが開催される。数えきれない程の屋台があって、フルーツ飴やフライドポテト、焼き鳥、わたがし、きゅうり漬けを食べていた。屋台通りを歩くと、学校の友達や親戚に会い、立ち話をしたり、時には一緒に屋台をまわったりもした。
現在も祭りは開催されているが、県外に就職したため、なかなか11月に地元に帰れない。たまに友達がSNSに写真を投稿しているのを見て、とても懐かしく思う。またいつか祭りに参加して、友達や親戚に会って話したいものだ。
夜になるといかにもな雰囲気が出て、前を通るだけでゾッとさせる、年季の入った教会が俺の町にはある。日曜になると神父さまのありがたくそして眠気を誘うお説教がこだました。
そしてこのボロい教会が、俺の住む町で唯一自慢できそうなものだった。もっと正確に言うと、教会の中に飾ってある絵がどうにも貴重らしい。昔有名だった画家に、町長のおじいちゃんのそのまたおじいちゃんが描いてもらったんだと誰かが言っていた。実際きれいな絵だと思う。
なので夜な夜な忍び込んで盗んだ。コレクターに売れば良い額になるはずだ。カジノでつくった借金は、死ぬまでまともに働いても到底返せそうになかった。
「それにこんな片田舎よりもっとお前の価値を分かってくれる場所があるだろう。」
誰にともなく言い訳して、額ぶちに手をかけた。子どもの頃に心奪われた目を見張る色彩や聖母の神々しさは、いまや俺の手の中ですっかり失われていた。
『懐かしく思うこと』
ひと昔前のものが一周まわって今また流行っている
という話題を聞くことがある。
そのひと昔前のものについての思い出を話す人たち。
何十年後にでも思い出せるくらい印象的だったもの
愛着が、思い出が沢山あったものなのだろう。
悲しい思い出の方が多いものについて
人々は人と語ろうとはしないものだから。
僕にもそういうものができるのだろうか。
いや、もしかしたら自分で気づいていないだけで
もう持っているのかもしれない。
自分の人生の一部を表現できるものを持てるのは
僕の人生に幸せがあったことの証なのだから。
介護2人みてるから疲れた。朝 旦那は、おきない おきながらテレビをみる。実のお母さんは、起こすと、デイあるんか きたない言葉 むかつく😠〰️💣️ 実のお母さんは、デイとかショートいくと、可愛らしさをアピール 恐ろしい おばはん 早くあのよへ 🍎ちゃん
お題『懐かしく思うこと』
最近懐かしいなぁと思うことが増えた。人生、何年も生きていればそういう事態に遭遇することなんてたくさんあるんだけど、最近は私の身の回りで多い気がする。
たとえば、定年して仕事を完全にやめて家にずっといる父が暇だからとドラゴンボールのアニメ全部見ていたり。
自分が幸せじゃないから結局行かなかったけど、高校の同窓会があって、みんな高校生の見た目から年をとったんだなぁと思ったり。
TRPGで一緒に遊んだプレイヤーが今のおじさんおばさんにしか通じないようなネタをアドリブにもりこんできて、「よく知ってんなぁ」とびびったり。
とにかく懐かしい事柄に出会うとなんだか嬉しくなって、それを知ってる人と語り合うとよりテンション上がるんだよな。
ふと香った香り
ふと口にした味つけ
ふと見えた風景
ふと耳にしたくちぐせ
そこから細い記憶を辿って
いつかみた風景がかすんでみえる
辿り着いたそのとき
その気持ちで満たされる
全然縁のないこの土地でもうすぐ13年。
東京がすっかり「懐かしい場所になってしまった。」
ふと、あのころを思い出す。
みんなと仲良く何も考えずに気楽に話せた時のことを。
いまは、どうなんだろう。
みんなバラバラだからか、会うことも減った。
自分が知らないことだって増えたと思う。だって何も知らないから、知るきっかけもないから、きっと、これからも。
でも、たまに無性に会いたくなる時だってある。会いたくなって、でも互いに忙しいだろうからという理由で諦めて。でも聞くくらいならいいかと最近のことを聞いたりする。
あの頃から会えてない人だっている。話せていない人だって。あの頃から、動かないまま時が過ぎていく。
何も考えずに話せた頃がとても懐かしくなる。
『懐かしく思うこと』
懐かしく思うこと
私が懐かしく思うことはしれている
だって10年とそこらしか経っていないからだ
そんな私でも懐かしく思うこと
いわゆる青春というやつである
小学生
習い事の合間を縫って遊んだ
DSを持ち出して友達の家で通信対戦
休み時間に全力でドッヂボールをした
中学生
初めてのテストで勉強しても点が取れないことを知った
習い事と部活と勉強の両立が大変だった
小学生の頃とは違う恋愛感情に気づいた
初めて彼女ができた
何をしていいか分からなかった
ただ毎日一緒に帰るだけの日々
こんな日がずっと続けばいいと思った
高校生
家から2時間かかる遠くの学校に通い始めた
習い事はとっくにやめていて部活に専念した
勉強との両立をがんばった
3年間部活しかしていなかった
彼女ができることはなかった
部活を引退したら彼女ができるなんて誰が言ったんだ
もうすぐ卒業
やり残した青春をやりつくそう
大学生はどんな青春が待っているだろう
10年後私は何を懐かしく思うだろう
何年経とうとなんともないただの日常を
懐かしく思える心でいたい
あめ.
鉛筆とか懐かしく思う。
中学生になったらシャーペンだし
大人になったらボールペンだからね。
赤青鉛筆とか懐かしく思う。
丸つけで使うから赤だけがすぐなくなって
赤と青の割合がいつも偏っていた事が懐かしい。
小さな頃見てたアニメとか聴いた音楽とか
意外と覚えていて
懐かしく思う。
これからももっと増えていく懐かしいを
私は大切にしたいと思った。
─────『懐かしく思うこと』
懐かしく思うこと
「あ、ポリキュアやん懐かしのォ」
「なんですのそれ」
「俺ライダーの方が好きだったからわかんない」
「なんですのそれ」
新顔の電気狂い・蛸嶋の買い出しで電気屋に来ている。
これはテレビの前を通った時の会話だ。大型テレビに映されるアニメキャラクター。これ小さい頃は憧れるよな。あんまり近くで見ないようになる気もする。だって全体が見えないし。
今は組織のボスごっことかホームシアターいいよな〜って思う。
柳谷邸はテレビがない。割とメカメカしい部屋が無いわけではないのだが、昭和で時が止まっているのかと思うレベルで文明が止まっている。石蕗さんの趣味だろうか。もしくは先祖代々の柳谷当主の趣味か?そんな家なのでお嬢がちびっ子向けアニメーションについて詳しくないのも当然である。
逆にパソコンオタク(この言い方も古いんだろう、蛸嶋君にはサイバー対策最前線のエンジニアやぞ!!と怒鳴られた)の彼がわかるというのが驚きである。ライダーでも戦隊でもなく。
「蛸嶋君ポリキュア好きなの?」
「グッズの転売ヤーの通報祭り参加者ってだけや」
「ポリキュアとライダーって何ですの…」
「日曜朝の子供番組枠。基本女児向けと男児向け」
「儂ァ戦隊ヒーロー派やった」
「また新しい派閥が」
「今は何放送してんだろ」
「……ずっと同じものがやるわけではないんですの?」
「一年くらいで新しいシリーズが始まる」
「忙しいですわね……」
「現代の娯楽消費スピードは恐ろしいほど速いからなァ、柳谷女史にゃついてけんのやろ」
「低学年向けですのよね?一週間に30分が一回なら十分ついていけるのでは?」
「ポリキュア、観るのかお嬢」
「修行の道は険しいで柳谷女史」
お前はポリキュアの何を知っているんだ。
その認識は屋台の水飴より甘いぞ。
同じことを考えたのか蛸嶋君と声が重なる。
だってポリキュアだぞ。
あのころ毎週ライダーをみていただけの僕でさえ赤ポリの必殺技を言えるぞ。今思い出してもなかなか重い世界観だった。なんであれ女児向けで一年やっていけたんだろう。
一月に二人くらい死人が出てた。チャレンジャーすぎる。
作中で死んでしまったキャラがエンディングの時に天使の輪と羽が生えた状態でめちゃくちゃ楽しそうに踊る演出が好きだったけど今思うとどうなんだよよく放映できたなあの時間に。
かひつします
あの時、公園で約束した事。
懐かしいな。
それを忘れて君は、違う人と手を繋いでいるのを。
#懐かしく思うこと
駅前で声をかけられた。
「ミッチー、ミッチーじゃない?」
振り返ると同時に、女性が駆け寄ってくる。
「うそ、こんな所で出会うなんて。何年ぶり?」
懐かしい!元気だった?と手を握られる。
私の名前はミチルだが、ミッチーなんて呼ぶ知り合いはいない。
満面の笑みで懐かしい!と繰り返す、女性の顔にもまるで見覚えがない。
さて困った、彼女は一体誰だろう。
No.163『懐かしく思うこと』
ちょうど一年前。
私がこうして文字を書くきっかけとなった日。
勇気を出した日。
初心に戻ってそれを見てみたら本当に下手くそで思わず笑ってしまった。
でも一年前の今日があるから私は今もここにいるんだ。
〜懐かしく思うこと〜
過去なんてそんな覚えてないけど
ふと思い出すことは沢山ある
楽しい記憶ってほぼなくなっていってしまうんだなー
それでも胸に刻まれている
傷ついた心
愛された心
嬉しかったこと
悲しかったこと
きっとその全部が今の自分をつくっている
小さい頃に人間は形成されるって言うけど
本当にそうだと思うな
愛されなかった人は愛せないし
満たされなかった人は物や嘘の愛で満たされようとする
さぁ新しい人生の始まりだ
そういう全てを溶かして
また1から作り上げていこうよ
その過去を抱きしめて
新しい未来を作り出す
変化は怖いけど
変化は始まり
きっと心の中はただ1つ
自分を愛す気持ちだけだから
高々三十数年生きてきただけでも懐かしいと思えることは両手に余るくらいにはある。
A子は学生時代の友人と久しぶりの再会を果たしていた。
あの先生面白かったよね とか 今考えると何かおかしかった校則のことと とか話は尽きない。
良い意味でもう過去はやりきったなあとA子は思う。
これから来たる未来に向けて、その礎となる過去をしっかり踏み締めて今を生きるのだ。
中には朽ち果てる過去もあるがそれはそれで構わない。
今とこれから先の未来のために全てにおいて無駄は無い。
懐かしく思うこと
散歩で近所のグラウンドを通ると、ちびっこたちが懸命にバットを振っていた。額の汗が、太陽の日差しで輝いている。
その中のひとりが、コーチに指導されている。
ダメだ。下から上にでてる。バットは上から下に。いいな。
はい、と答えて振ってみる。
よし、そうだ。その振り方だ。
コーチは別の子のところへ向かっていった。
別の子のところでも、コーチは同じような指導をしていた。その子も下から上にバットが出ているみたいだ。アッパースイング。
大谷、だろうな。どうしても真似したくなる。
懐かしい光景。
僕らの頃はイチロー、松井、ちょっと上だと落合。みんな憧れのプロ野球選手のスイングを真似て、そしてみんな、コーチにそれはダメだと指導されていた。
好き勝手に振らせてあげなよ、という思いもありつつ、指導のおかげで、ヒットが打てるようになる楽しみ。
子どもにとって、どっちがいいのだろうか。
ヒットが打てるようになったからといって、みんながプロ野球選手になれる訳では無い。
でも適切な努力をすれば、いい結果が生まれる、ということを学べる。だから指導されるのは、悪いことではなかったのかもしれないな。
──なんてことを思いながら、ゴルフ練習場で必死にスイング。
ダメだ。スライスばっかり。全然まっすぐ飛ばない。
コーチに見てもらおうかな。でもお金かかるしなぁ。ううむ、どうしよ。