『愛言葉』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
愛と『書くこと』
言わずもがな、いつしか愛楊
葉児な私
が
ん
ば
!
まー
お母さんと喧嘩した。
弟、帰ってこない
「ただいま」
「おかえり弟!入るな!」
「え?」
「合言葉をどうぞ」
「合言葉?」
「当てないと入れません」
「えー、めんどくさい」
「だめ!」
「んー、入りたいです」
「はずれです」
「ヒント言ってよ」
「俺に向けての言葉」
「いつもありがとう?とか?」
「はずれ」
「がんばれ」
「はずれ」
「だいすき」
「おしい」
「愛してる?」
「入ってどうぞ」
「愛してるって言って欲しかったわけ?」
「そーゆーわけ」
「愛たりてないの笑」
「足りてなかった」
「へー」
「愛言葉って言ったのに、なんだよ入りたいですって」
「でも普通にいつも感謝してるよ?ありがとね。まじで愛してるから」
心地よい夜風が
そっとカーテンをゆらして
「今 何してる?」
電話越しに 君の声が聞こえる。
会えない時間の話をして
他愛のない会話をして
くすぐったいくらいの 愛のささやき…
2人だけの甘くて 優しい世界。
「会いたいなぁ…」
ぽつり と君がつぶやく
「会いたいなぁ…」
瞼に君を浮かべて 僕もつぶやく
まるで 2人を繋ぐ 愛言葉…
会いたいなぁ…
溜め息が夜空にとけていく。
- 会いたい… -
想像上の思いやり
なぜか伝わる
声にならないメッセージ
※愛言葉
ベッドに入ると心地よくて幸せになれる
これでりくがいたら何もかも完璧なのに
なんでもう私にはりくがいないんだろう
なんで離れないと幸せになれなかったんだろう
私がいなくてもりくは平気だからしょうがない
私も平気になりたい
今日もがんばった
おやすみなさい
【テーマ:愛言葉】
またスランプ入っちゃったので暇つぶしに。
愛というのはなかなかに不思議なものなのだろう。今までどうとも感じなかったものが急に輝いて見えたり、急に色褪せて見えたり。
そう感じるのはなぜだろうか。そう思えるのはなぜだろうか。
僕はその感じ方は素晴らしいものだと思う。まあ、僕がそう思えるような人にあったことがないからこその思考なのだろうが。
「ごめん、待った?」
「うんん。行こ。」
いつもと同じ、待ち合わせのときの会話だ。キミが先に居て、僕が後。本当は僕が待っているべきなんだろうけど、なんでかどうしてキミを待たせてしまう。
「あれいいじゃん。食べる?」
「並んでるね。」
「じゃあやめよ。」
「あれとかどう?」
「並……んでないね。ならあれがいい。」
「分かった。」
キミはこんなにせっかちなのに僕を待ってくれてるのはなぜなんだろう。僕が提案してキミが選んだ店に入りながら思う。
「……こっち見てないで、さっさと選びなよ。」
「え、見てた?ごめん。キミは決めた?」
「甘口カレーとセットドリンクバー。」
「じゃあ僕は中辛にしようかな。すみませーん。」
人見知りな彼女の代わりに店員さんを呼び、注文を告げる。そしてキミは淡々と「野菜ジュース。なかったら白ぶどうかお茶。」と要望を伝えてきたので、ドリンクバーへと向かう。
この店は野菜ジュースがあったので、コップにアイスを入れてからオレンジジュースより濃い橙色が溜まっていくのを確認する。その後僕のコーヒーがカップに注がれるのを待つ。
「はい、どうぞ。」
「ありがと。」
そうしてキミは一口飲んでから、話しかけてきた。
「何考えてたの?」
「えっと、いつのこと?」
「メニューのとき。」
「ああ……キミって並ぶの嫌いなのに僕を待ってくれてるの、何でかなって。」
ちょうどその時、カレーが来た。「甘口のお客様」で俯きながら小さく手を上げているのが可愛いと思ってしまうのは惚れた弱味だろうか。
「いただきます。」
「……いただきます。」
ワンテンポ遅れたキミが気になったが、カレーを口に頬張って僅かな笑みを浮かべているのが愛らしくて忘れてしまった。
それから、待ち合わせのときの疑問も消えるほど楽しい時間を過ごした後。悲しい時間が訪れるほんの少し前。
「……私がいつも先に待ってるのは、あれが合言葉みたいだから。それだけだから。それじゃ。」
キミはいつもより早口で言い、駅のホームへ向かってしまった。合言葉というのはどういうことだろうか。
家路で考えて、家に帰ってからも考えて、シャワーを浴びた後に漸く辿り着いた。“ああ、合図なのか”と。
彼女は案外はっきり言う性格だ。TPOは弁えるが、僕の前だとそこそこ気が抜けているようで口が滑っていることが多々ある。
つまり、彼女はつまらないと思うことはつまらないと言うのだ。それがないということは、僕と一緒に居るのを存外楽しんでくれているんだろう。そしてその楽しい時間が始まる合図があの会話。合言葉。愛から生まれたのだから、愛言葉とでも言うべきか。
「ふふ。」
“次の愛言葉はいつにしようか”だなんてラインをしながら微笑んだ。
きみを懐かしむために、いくつかの思い出のかけらを拾おうとするならば、まず思いつくのは、旅先のベッドルームでのひとときであろうか。異国にただよう独特の風や運ばれてきたにおいを吸いこんで、何度も眠りを重ねた。ひろびろとした部屋のあちこちでスローダンスをけだるげに踊っていた、そこでは、だれもふたりが愛しあうことを気に留めなかった。そこだけ地球儀からくり抜かれてしまったのではないかと思うほどに、その街は、静かがあふれていた。
ときどき、きみは、わたしの無防備な背中に指をのせて、じっくりと言葉を宛てた。くすぐったい文字が背中であふれ、それはふたりの愛情にくっきりと輪郭をつけてくれた。わたしはその殆どを理解しようとは思わなかった、きみはとくにわたしが理解することを望まなかった。いうなればそれは、ふたりの存在を証明する、ひとつもけがれのないやさしさの行為だった。気恥ずかしさもそっけなさもふくめて、それは愛の言葉そのものであった。
「おはよう」
「いただきます」
「ご馳走様」
「行ってきます」
「ただいま」
「おやすみ」
誰かに向けた言葉?
モノに向けた言葉?
どちらでもあって、どちらでもない。
自分の人生を彩る、あいことば。
まごころだけは、そこにある。
お題:愛言葉
大きな肩にしがみついて、息を細かく吐いていく。内側から熱く一気に破壊されていく。
「もうやめよう苦しいだろ」
気遣う声がさっきよりも切羽詰まってて、私は彼の首を抱き締めた。
「いやです」
怖がりだけど自分で決めたんです。
身体と身体が溶け合って滑らかに落ちていく。こんな優しさを知らなかった。汗で背が冷えて支える腕が熱くて。なんて混乱だろう。
「お前を壊しそうで怖い」
「大丈夫です。壊れませんから」
私達はやっと目線を交わすと、初めてのようなぎこちないキスをした。貴方が怖がるなんて珍しい。
思えば触るのさえ躊躇されてもどかしくて、ずっとやきもきさせられた。私は彼を抱き締める。受け入れたい、怖くないのだと伝えたい。
「愛の言葉で成長するなら今頃天井に頭はついてるよ」
自信満々にわらうきみ。
そうだねともそんなことあるわけないとも言えずに固まってしまった。
何故。愛だと、断言できるのか。
「愛?のことば?へ」
「私が君からの愛言葉を聞き逃すわけないじゃん」
何読んでるのと手元を覗き込む。本は推理小説。丁度山場を迎え犯人を追い詰めている。だがそんなあらすじは私の頭の中から飛んでいってしまった。
「だって、君の言葉はたっぷり愛情の詰まったご馳走だよ」
隠していた合い言葉はしっかり気づかれ愛言葉にされていた。悔し紛れに脇腹を小突いた。
「愛言葉」、とは初めて見る。
愛の言葉ってことだよね…?
愛、とひと言で言ってもいろいろあるよな、と思う。なので仏教の表現の「愛」という言葉をつついてみる。この場合の「愛」は、現代で一般的に用いられている意味とは違うそうだ。「愛着」と仏典の中でいうと余りよろしき意味ではないらしい。昔読んだ本に、「愛=love」という概念は、明治期の「文明開化」で外国から入って来たものだということが論じられていたのを思い出した。
日本の「気持のすがたを表す」言葉で聞いたことがあるのは、「懸想」=想いを懸けるとか、「執する」=執着するとか、気持ちの質やベクトルの違いが、はっきりと区別されているものだ。対象となる人をどう思っているのかは、「どうしたいのか」という表現に直截されることも多かったのかもしれない。例えば「添い遂げたい」とか。
誰だったか、戦国時代の武将の中に、「愛」の字形を兜に乗せていた人がいたよね…?
「傾き者(かぶきもの)」が多かった時代、兜に自分の心意気を表現する将も多かった。「愛」の字形はまだ静かなもので、握り拳が兜から生えてたり、極端な将だと兜に卒塔婆を付けていたりしたという。これは「俺は死ぬ事なんざ恐れてないぞ」という、尖ったやる気を示すものだったそうだ。そういう心意気の示しとして「愛」の字。
仏典の中で、「愛」は最上の心ではない。遍く照らす「佛の心」と「愛」とは全く違う、って書かれている。
愛を想うとき、必ず対象がある。
私もそうだが、きっと誰しも「最愛」があると思う。既に見つけているか、これから出会うかは人それぞれとして、その心が芽吹いて咲くための種(ポテンシャル)は必ず内側に持っていると思う。
自分の響きが見つけ出せる「誰かを愛してやまない」という心は、間口なのかもしれない。個人的なものだし、誰も彼もということにはならない。
私は私の最愛の者に愛着する。執着も…ゼロではない。特別な存在。皆同じに遍く照らすなんて、まだまだムリだ。でも、深いこころが自分にもあることを、私の最愛は私に体験させてくれるのだ。
…愛言葉?
もう沢山出しちゃってるから、今日はここまで。
たった2日ぶりの君の声
家族と君しかもう使わない
その呼び方で僕を呼んで
夢に僕が出てきたと教えてくれた
ああ、もう何だかそれで良いや
僕が此処にいる意味はそれで良いや
君の声に耳を傾けながらそんな事を思ったりした
昨日死ぬのをやめて良かった、と思ったりした
君の口から愛の言葉を聞く事はないだろう
もう何となく判っているよ
それでも側に居たいと願ってしまうのは
きっともう僕が此処に存在している事みたいに
どうしようもない事なんだろう
今日は僕の夢に君が来ますように
さよなら おやすみ 大好きな君へ
愛言葉
学校帰り
部活でひたすら疲れていても
「愛言葉」はわすれない
会社帰り
プレゼンで失敗をしても
「愛言葉」を大切に
家事をする
名前があるものから無いものまで
次の家事は「愛言葉」
今日も色んな世界の人々が
口を揃えて言うだろう
『ただいま』『おかえり』
愛言葉
「ひらけごま!!!」
僕たちの秘密基地の合言葉
言わないと入って来れないんだ!
葉っぱと土と木で
2人だけの秘密の場所。
中学生になると関わりも減って、
喋らなくなっていたけど
高校で再開した。
今となっては
「病める時も健やかなる時も愛を誓いますか」
愛言葉を重ねるようになった
「━━━━━━━━。」
愛言葉
二人だけの愛言葉。
――いつもありがとう、大好きだよ。
愛してる、と言うと重いかもしれないけれど、わたしはあの人のことが好き。
確実に知られているのだけれど、いつか直接伝えたい。
#愛言葉
愛言葉
合言葉じゃないかと
愛に言葉
愛が言葉
愛を言葉
愛は言葉
どれも不十分じゃない
その愛にはこれまでが付きまとう
『恋がはじまる』
お祭りのあと 誰かが落とした小さな時計 ベンチで誰かを待つように 文字盤がひっそりと光を放つ 私の願いは大きいようで小さくて ついつい時計に想いを重ねてしまう 悪いことと知りながら 地獄の門をノックする 天使が出たら恋のはじまり 悪魔が出たら心臓ごと奪われる ひとりぼっちの想像はさぞかし
気味が悪いだろう だけどあなたが望むならB5ノートの切れ端をほんの少しだけ見せてもいいよ
私が大好きだった彼。あんなにずっと一緒に居たのに「好き」の2文字だけは言ってくれなかった彼。
あなたは感情を隠すのが得意な私に
「ほんまは?」
って聞いてくれる人だった。
「怒ってるやろ?」って君が聞いても
「怒ってないわ」って答える私に
「ほんまは?」って聞いてくれる。
そしたら私は
「ちょっとだけ」って答えた。
「ほんまに?」って君以外の人はみんな聞くんだよ。
あれから私も「ほんまは?」って言うようにしてる。
会えなくなっても変わらない。
君には男女の関係じゃない、人としての愛をもらった。
君に教えてもらった愛のある言葉。
君と私の共通の言葉。
「ほんまは?」は私たちの愛言葉。
不思議な話を聞いた。ここ最近、上司の上司(つまり我々の長)は人の話に不思議な返しをするらしい。
否、然して是、と。
飄々としてはいるが、普段曖昧な物言いはしない方だ。上司が妙に思い聞き返したところ、更に妙な反応だったらしい。罰の悪い顔で照れていた、と。
『おおかたあの女(ひと)絡みだろう。』
付き合いの長い上司が言うならそうなのだろう。
それっきり忘れていたその話を思い出したのは今日の午後、野外訓練の帰り道でのことだ。色付き始めた山の木々に、西陽がかかって輝いていて、思った時には言葉にしていた。
きれいですね!と。
『そうでもないが、そうだね。』
あっと声に出し、慌てて口を塞ぐ。長は私の顔をしばらく見つめ、ついにお前にまでばれたか、と呟いた。
お前に " まで " とはなんですか。別に気にしていなかったが、そんな言い方をされては気になる。バレたのが最後なら答えを聞いたって良いだろう。しばらく言い渋った後、上司は言った。ちょっとした "あいことば " だ、と。
『 " 美しい " と言うのは、見目麗しいことじゃないそうだ。』
彼の女(ひと)曰く、美しいということは、
生きる歓びを知り、迷いがなく、誇り高いこと。
…あの女(ひと)は、焼け爛れてしまったこの方を美しい、と呼んだのだろうか。そうに違いない。だから答えは、
" ちがう そして その通り " 。
なんだか悔しい。…鼻の奥がつんと痛い。
『全く嫌味だよねぇ。あんな綺麗な娘に言われてもさ。』
言葉とは裏腹に長の目は微笑んでいた。
…帰ったら上司に教えてやろう。
あの人、泣いてしまうかもしれないけれど。
【愛言葉】