『愛を叫ぶ。』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
愛とはなんだろうか。
親子愛、友情愛、推しに対する愛、色々あると思う。
愛は時に凶器になり、人を傷つけてしまう。
愛は時に人にプレッシャーを与えてしまう。
愛は時に人を救う。
私はあまり愛に接していないような気がしている。自分では気づいていないだけで本当は愛を与えられ、与えているのかもしれない。ただ私は私の気持ちで「愛してる」を感じたことがないように思う。「好き」はたくさん感じているのに。
私は元彼に「愛してる」を言われたことがある。私は確かに彼が「好き」だった。でも「愛してる」と言われ、少し違うと思った。同じ好意を伝える言葉なのに。
「好き」と「愛してる」はいったい何が違うのだろう。
いつか愛してるが正しくわかるようになりたい。
「すーきーだーーーー!!!!」
「あっはっはっはっ」
校舎の屋上から叫ぶ俺の横で、大爆笑している彼女。
「私見たことあるよ、昔のバラエティ」
「俺もあるよ、それの真似」
「未成年の主張だっけ。恥ずかしい真似よくやるよねえ」
呆れたような面白がるような笑いを浮かべている。
あーあ、これは通じてないな。
肩を落とす俺の背中をポンポンと叩く。
「あんたの思いはよーくわかった」
「本当かよ」
「安心しな!」
全然安心できない満面の笑顔で、サムズアップ。
「あんたの大好きでたまらないキャラは、今日私がガチャで出してあげるよ!」
「俺が好きなの、ソシャゲのキャラかよ」
「だってそれ以外ないでしょ」
思わず頭を抱えそうになる。
俺が好きなのは、お前だ!!
伝わらない愛を抱えて、俺はまた明日も愛を叫ぶのだろうな。
そう考えて、苦笑いを浮かべた。
「すきだ!」/愛を叫ぶ。
[あのさ、恋するってなんだろ?恋ってどんな気持ち?]
私は横にいたお姉ちゃんにそんな疑問をぶつけた
中学卒業の時
受験勉強などほぼ部活に、勉強に一夜漬けの日々を過ごしていたことを今更ふと思った
周りの子たちは恋バナに惚気話
に花を咲かしていた
その様子を横目に流して
読書をしていた。
[卒業式のあとに2人きりで話せますか?]
卒業式が1週間後に迫ったあの時
朝来たら机の中に手紙のようなものが置いてあった
見つけた時は人間違いかなにかだろうな
て思っていたけど自分の名前が間違いなくそこに書かれていた。
差し出し人は同じ部活の可愛いやんちゃだけど仲間思いという印象を持った同じクラスの男子だった。
それを去年から高校に言って同じ部活だったお姉ちゃんに話したら
あいつが!?って驚いていた
でも在学中に何かと気づいていたものがあるらしく
何故か納得していた。
そして最終の準備を進めていくうちに
卒業カウントが1になった
その日の帰り道
[明日どうするの?]
と聞かれ最初はパッと思い浮かばなかったけど
なにかと点と点が繋がった
[行ってみようかなーって思ってる不安だけど]
そのことを聞いたお姉ちゃんはまじまじと顔をあげた
多分意外だったんだろうなあー
[そっか頑張ってね]
[変なこと聞くけどさ、]
立ち止まって友達の目を見てはっきりと
[あのさ、、恋するってなんだろ?恋ってどんな気持ちなの?]
一瞬なんて馬鹿げた質問なんだろと心の中で強く思った
[恋っていうのは友達でも家族でも違う好っていう気持ちかな]
真剣に答えてくれた。
[家族でも、友達でも違う好き?]
そう心の中で繰り返したと思ったけど言葉に出てしまってたみたいで
笑って
[うん、ずっとこの人となら大丈夫安心するなって、この人なら自分を受け入れてくれる、はっきりダメと言ってくれる、素直になれる特別な安心感っていうの?その特別な好きって気持ちのことを恋って言うんじゃないかな?]
[ねぇじゃあさ、愛は?]
[愛?愛は恋と一緒の気持ちだけどさっきのは相手の気持ちはもちろんだけど自分の気持ちも相手に伝わってないでしょ?だから愛はその気持ちがお互いに一緒でちゃんとどちらにも伝わっていて同じ気持ちということが繋がってるっていうのが愛じゃないの?]
[もしかして気になり始めてるのその子のこと?]
とさっきまでの真剣な眼差しからは一変した冷やかしの声だった
夜が明けたら卒業式だった
生徒に先生みんな胸元に同じコサージュをつけているのが今までの練習とは違うということ新しい道への最初の1歩ということを知らせる。
式中は特に大きな騒動ミスは一切なく無事に3年間を過ごした思い出を振り返る大切な一時となった。
式が終わり教室に戻って担任の先生、副担任の先生、と別れを告げる挨拶に心を奪われた
忘がたい大切な言葉を貰った。
約束の時間
[初めて話しかけて貰って色々部活で助けて貰ったりしてもらっていくうちに優しくて仲間思いそんなあなた魅力に惚れて気づいたらあなたのことが好きになっていました今しかないと思い言わせてくださいこんな僕で良ければお付き合いお願いします。]
そう言うと綺麗なお辞儀をして左腕を前に出してきて
私はその手に応えるようにそっと握った
[私も気になり始めていましたこんな私だけどお願いいたします。]
私は自分でも気づかないうちに恋というものが芽生えていたのかもしれないそんな人に出会えて良かったって心からそう思えた
私が恋をしだしたのはあの手紙を貰った時から?
それとももっとずっと前からで気づかなかっただけ?
なのだろうか
お題[愛を叫べ!!]
No.37
愛を叫ぶ。
楽しいと苦しいが
同居する世界だ
何が悪い?
ひとつの身体
複数の感情
身体という宇宙
いびつな特徴
それでも形作って
外から見たら
保っている
そんなふうに
見られるから
ぐちゃぐちゃを
隠しながら
バレないように
生きるしかない
間違いだとしても
それしか選べないから
愛してあげる
割りきれない
素数の歳の生き方
生きると自分を
同じ次元で見ようとしてる
最初からの不正解
同じ場所からは
見られないんだよ
生きるの定義
知らないでしょ
らしさなんて
最初からないでしょ
誰かに救いを求める叫び
そう呼べれば
格好がつくけれど
結局は自分へのかわいさ
それこそが愛
自分への渇望の愛
どうやっても
救われたい者が言う
どうしようもない
我儘という美しさを纏った
汚くて美しい身勝手さを
愛と呼び、叫び続けよう
世界は遠くて近く、どこまでも素晴らしいのだと思う日は少なくなった。足もとの芝や、山面や水面の輝きを今でもうつくしいと感じる心はある。欲しい言葉をくれる人は画面の中にしかいなかったのに、今は隣にいてくれる日もある。心が通じ合うときも合わないときも変わらない心がある。生きていくことの苦しさに耐え難い日に私はひとりだけど、やり過ごしたあとにまた隣にいるときに、遠くにいるときに、身体のまんなかから湧き出る愛おしさを噛みしめる。私は本能のままに愛を叫ぶけれど、その人といるとき、私は私が人間であることを知る。この社会で誰かと関わっていくことのうつくしさを肯定してくれるあなたのことが好きだ。
「あたし、分からないわ。きっと貴方は何度も言ってることなんでしょうけど、でも貴方の喉元から出てくるのは掠れた息だけなのよ。あたし、それじゃあわからないわ。言ってくれなきゃわからないのよ。」
お題 愛を叫ぶ。
君ことが大好きです!
本番でそう言えたらいいのに、振られるのが怖くて怖くて、声が出なくて、どうでもいいことばかり話しちゃって、そんなことしてたらあなたは他の人に取られちゃって…
私の方が君のことをよく知ってるのに…
今の関係が告白することで崩れるのが怖くって…
だから私は心の中であなたへの愛を叫びます
愛を叫ぶ。
「愛」を叫んだら、陳腐になりそう。
叫ぶのは、愛ではなくて自己中の好きなのでは?
大好きって叫んだ方がスッキリするな。
愛を叫ぶ。
愛を知りたい、愛に満たされたい、愛に抱かれたい
しかし愛は求めるものじゃないのだ
愛は与えるもの
愛は自分がした事のはね返り
自分が愛せなければ、愛されることはない
愛せば、愛される
愛される無かったってことはそれは愛じゃない依存
自分を愛せなかったら、人を愛せない
自分を愛することから始めてみよう
たまらなく好きで。
いつも目で追って、話ができたら嬉しくて。
告白したけど、届かなくて。
それでも、諦めきれなくて。
二度ほど、気持ちを伝えた。
止まらなかった。
でも、だめだった。
あれほど、気持ちをわかってほしいと
伝えたときがあっただろうか。
迷惑に思っていたかもしれない。
でも、気持ちを抑えることはできなかった。
「愛を叫ぶ。」
あなたの刃が
わたしの心を
突き抜けるほど
深く
斬りつけても
あなたへの
わたしの想いは
まるで
零れた水銀のように
再び
丸く
元の形に戻ろうとする
涸れ果てるまで
傷口に注いだ涙は
虚しさだけを残して
鮮やかに
乾き始める
叫ぶほどの愛は
とうの昔に
終わったけれど
あなたへの想いは
まだ
眠ることが
出来ずにいる
# 愛を叫ぶ (137)
5億年ボタンも君の100億の愛しいとこを言えば一瞬
愛があれば通じ合えるとか。
愛があれば他に何もいらないとか。
愛があれば奇跡を起こせるとか。
誰がこんな魔法みたいな言葉にしてしまったのか。
愛なんて叫んだところで意思表示にしかならない。
愛は魔法ではない。
だから通じ合おうとするだけでいい。
もっと欲しがってもいい。
奇跡に頼る必要なんてない。
叫びたいと思えることが愛なんだ。
~愛を叫ぶ。~
※不快に感じる表現がございます、予めご了承ください。
『愛を叫ぶ。』
「……○○さん、気を確かにね。
しっかりと休むのよ」
「……えぇ、ありがとうございます。
また明日よろしくお願いします」
──ガラガラ ガチャッ
通夜が終わり、最後の客人であった義母が帰って行った。保険屋も、葬儀屋も、親戚も、親も……みんな帰って行った。
がらんどうとした仏間に残ったのは、俺とお前の二人だけ。
棺で眠るお前の顔を覗き込む。
とても死んでいるとは思えない程、安らかな顔をして眠っていた。
「お前がこれを聞いたら『ありがちな言葉だね』……なんて言って、俺の事を笑いそうだな」
明日になれば内々だけで葬儀が行われ、恐らくそのまま火葬場まで運ばれるのだろう。
……そうして俺だけが残される。
俺だけがここに取り残される……っ!
俺だけ……が…………ッ!!
棺にしがみつく
「う゛ぅ……うぁぁぁぁあ゛あ゛!!」
獣のような野太い声が響く
「あ゛あぁぁ……ッ!!
なんでっ!?」
愛していたのだ
「どうじてっ……!?」
お前を愛していたのだ
「なんで置いていぐんだよぉッッ!!」
今更どれだけ叫んだところで
「──ッッ!────ッッ!!」
もうお前には届かないというのに
もどってきたアミ / エンリケ・バリオス
本文より抜粋
愛とは意識の繊細な一成分のことである。
それは存在の深い意味を教えてくれる。
愛はゆいいつの合法的な麻薬でもある。
まちがって、愛が生みだすものを
酒や麻薬の中にさがすひともいる。
愛は人生においてもっとも必要なものである。
賢者はその秘密を知っていて
ただ愛だけをさがした。
ほかのひとはそれを知らないから
外ばかりをさがした。
どうやったら愛が手に入るかって?
愛は物資でないから、
どんな技術も役に立たない。
それは思考や理性の法には支配されていない。
思考や理性の法が愛にしたがっているのだ。
愛を手に入れるには、まず愛が感情ではなく
存在であるということを知ることだ。
愛とはなにものかであり、実在している、
生きている精神である。
だから、われわれの中で目覚めると
われわれに幸福を、そしてすべてのものを
もたらすものー。
どうしたら愛がくるようにできるのか?
まずさいしょに存在していることを
信じること
それができたら心の奥底にある住まい、
つまりハートをさがすことだ。
それはすでにわれわれの中にいる。
呼ぶ必要はない。
きてもらうように願うのではなく
ただ自由に出るようにさせてやること、
ひとにそれをあたえてやるように
することだ。
愛とは、求めるものでなく、
あたえるものなのだ。
どうやったら愛が手に入るかって?
愛をあたえることによって
愛することによって
『愛を叫ぶ。』
" 愛のテーマが壮大だったので
本日は好きな本の中から
引用させてもらいました。
「愛を叫ぶ」
もう何回目だろう? 「 愛 し て る 愛 し て る 」 何回も君に届くように言った。
ジェットコースターに乗ってる時だって笑。
それほど君を 愛 して い た よ 。たとえ自 分 の 命 を 捨 て た と し て も、
でも君はすぐに ど こ か へ 行ってしまう、本当にさぁ、
君のこと 好 き じ ゃ な く な っ ち ゃ う よ 。
まぁそんなこと言われても、って感じだよねぇ
追いかけてるのは 私 だ け なんだから、さ
言葉が目に見えるカタチになるのなら、この叫びも伝わるだろうか
いろいろな感情が詰まった、軽くて重たくて冷たくて暖かいその一言が伝わるだろうか
【愛を叫ぶ。】
「好きだよ! 大人になったら結婚しようね」
小四の夏、そう言った。
「好きだ! 俺と付き合ってくれ!」
中一の夏、部活終わりにそう言った。
「あぁ、俺も好きだよ」
中三の夏、電話越しにそう言った。
「好きだよ。でも、急にどうしたの?」
高三の夏、大会終わりにそう言った。
「好きさ。もちろんだとも」
社会人一年目の夏、昼休みにそう言った。
「好きだ! 俺と結婚してくれ」
社会人三年目の夏、デートの最後にそう言った。
「好きに決まってるさ。だってママは俺の運命の人なんだから」
三十五の夏、君との子供にそう言った。
「好きだってば。何回言わせるんだよ」
四十の夏、よしてくれよとそう言った。
「好きだ! だから頑張ってくれ」
五十二の夏、病気の君にそう言った。
「好きだって言ってるだろ?」
六十六の夏、酔っ払いにそう言った。
「世界で一番愛してる・・・・・・」
七十三の夏、僕は最後にそう言った。
僕は、ヒトは人の心を殺して生きていくものなんだと
本気で思っていた。
壊して、壊して、撃ち抜いて
殺して、殺して、引き裂いて
そうして出来上がったものが
人の心なんだと、本気で思っていたんだ。
人の心の叫びは大きくて、いつでもか細いから
それに敏感で、臆病な自分は
いつでも人を、守ることでしか
助けられないものだと本気で思っていたんだ。
その時、僕にしか愛せない人とであった。
僕を愛してくれる人だった。
手を繋いだ。並んで歩いた。一緒に夢を、未来を語った。
その人が、好きだった。大好きだった。
そうしたら気が付いたんだ。
人の心を殺しながら生きていた僕は
無意識に、心を壊す銃を両腕に構えていた。
紛れもない、今度は他でもないキミに照準を向けて。
その銃に気が付いた時に吐いた
言葉が、ひっくり返るようにキミを傷つけた。
ーーー僕は、壊すのか。いまから、これから。
ーーー誰よりも大切なキミまでもを。
ーーー他に生き方は知らない。一体どうしたらいい。
2023/05/11/Thu〈愛を叫ぶ〉
人を初めて愛しました。
いびつな生き方しか出来なかった、自分にすら気が付けなかった僕が、初めて誰かを愛しました。
眉間にまで突きつけられた僕の銃は、やっぱり
ーーー引き金は、引けなかったよ。
優しい、って正直難しいよな。
正しい、って本物なんか、どこにもないよな。
「ごめん」、「ごめんなさい」、「ごめんね」、「ごめん」
あの時に、流した涙が声が、言葉が、感情が
「紛れもない、愛の形」だったんだ。
僕は叫んだ。無償の愛を。僕自身の心がその声を、覚えてくれるまで。
キミは、なにも言わずに「うん、そっか、大丈夫」って、僕の肩撫でて隣にいてくれたね。
いつかなんて関係ない、いまキミが好き。
それだけで、「生き方」なんか、必要なかったんだ。
先への絶対感や、昨日までのやるせなさも
自分次第で変わっていける、って気が付けたんだ。
もうひとつだけ、言えることがあるのなら
人の心は、殺すことじゃない、「生きる」ことで強くなって
そうして自分を見つけて自分自身で幸せになるんだ、ってその時、知って気が付いたんだ。
手の平に構えた銃は、もう消えて見えなかった。
ー愛を叫んでー
小さい頃、母の喜ぶ顔が見れるのがすごく嬉しくて
なんとなく「だいすき」と言っていた。
今では恥ずかしくて「ありがとう」すら言えない。
母からしたら生意気な子供に見えるだろう。
自分はそう思う。
生意気な子供だから素面では恥ずかしくて伝えられない。
卑怯かもしれないけど、お酒を交わせる年になるまでまってて
そしたら必ず愛を叫ぶよ。