恋物語』の作文集

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恋物語』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

5/18/2024, 2:11:30 PM

学生の頃にもらった手紙を思い出す
「世界が敵になっても 僕だけは〇〇の味方だから」
もらった当時はドラマのようなメッセージに
(なんだかかっこつけてるなぁ)と
照れくさくて笑ってしまったけれど
今はその精一杯の愛がこもった背伸びを
愛しい記憶として思い出す

―恋物語

5/18/2024, 2:11:11 PM

【恋物語】

恋物語で敵が出てくるものは嫌いです
2人だけの世界で良いのに
どうして邪魔をするのですか

2人の間にあなたが挟まる隙はないというのに
邪魔せず一緒に見守りましょうよ
2人の恋物語を

あなたにもきっといつか訪れます
誰も邪魔できないような恋

私は敵のいない2人だけの世界が好きです

恋敵なんていらない
昼ドラのようなドロドロもいらない
2人の間の愛だけで良い

私はそういうのを見守っていたい

5/18/2024, 2:09:25 PM

「好きです!」
女子高生が屋上で、男子高生に向けて叫ぶ。
一瞬の間の後、女子高生があわあわと早口で言い募る
「あ、えっと、その、すみません!言うつもりはなくて…ちょ、あの、ごめ…
「謝らないで!」
間髪を容れず、相手の男子高生が叫ぶ。
…一瞬の間をおいて、男子高生が照れくさそうに首を撫でながら、
「実は俺も…好きだったんだ」……

この後の展開はページをおくらずとも想像できる。
互いに頬を染めながら付き合い、バカップル上等とばかりのデートを重ねて、イチャイチャと絆を深めて、最後には幸せなキスをして終了_

手元に置いた炭酸水を飲む。
無味だ。二酸化炭素だけが口内と喉を刺激する。

机の片隅で、ラジオが喋っている。
「__続いてのお便りは、ペンネーム、ウツボカズラさんから」

炭酸水は水の味しかしない。
目の前の、この作品みたいだ。
ストーリーは無味だ。絵の綺麗さだけが脳を刺激する。

左上に記載されたタイトルを見やる。
『ハッピーエンディング_小さな恋物語_』
起から結だけじゃなくタイトルまで、ベッタベタのテンプレの恋愛ストーリー。
エンタメ系の『恋物語』で散々見つかるパターンだ。

…いや、良いのだ。
所謂、こういう既視感のチラつくテンプレ恋物語は、それはそれで良いのだ。

基礎問題みたいなものだ。
公式(テンプレ)を当てはめるだけで、理解して楽しめる。基礎問題なら、時間も頭も無駄に消費せずに娯楽にかまけられる。タイパ社会における最高の餌なのだ、これは。
基礎問題は重要だ。これが分からなければ、応用問題の重厚な作品は楽しめない。
だから気軽に楽しめるこれにもまた、需要があるのだ。

…そう思わなくてはやってられない。

私はタッチペンを手に取り、液タブの画面に着地させる。
ページをおくり、次のページの下書きを丁寧に仕上げてゆく。

都会にはこんな基礎問題が溢れている。
消費せねばならないものに溢れているからだろうか。
タイパを気にして時間に追われているからだろうか。
基礎問題は他の媒体に形を変えるのも容易だからだろうか。
基礎問題なら、頭を使わずとも即時に娯楽の快楽に浸れるからだろうか。
都会には兎角この、基礎問題が溢れている。

その中でも特に多いのが、このありふれた恋物語だ。
そんな恋物語を作る仕事を、私はしている。
都会でエンタメを仕事にするってそんなものだ。

ラジオは良い。時代遅れのガビガビの音声。話題は素人のお便り頼り。
こんな生き急ぐエンタメに囲まれた都会にも、ラジオはゆっくりとした時間を届けてくれる。

炭酸水が、二酸化炭素を着々と気化していく。
泡が減ってゆく。
窓の外は、まだ明るい。忙しい街が眠るには0時は早すぎる。

「___それでは次のお便り__」

ラジオだけが、のんびり声を紡いでいた。

5/18/2024, 2:09:08 PM

恋物語(゜゜)

恋物語=男女の恋を主題にした物語、小説。
    また一般に、恋の話。 恋についての話。

────────────────────────
仕事が休みの日は、出かける…ではなく、読書。
普段の研究所でも籠って、休みの日も籠もる。
出不精ここに極まれり。
結婚を切望する母親あたりには顔を顰められるだろうが、今は一人暮らし。
お咎めは飛んでこない。
休みに何をしようと自由だ。

そもそも休みとは本来そういうものなのだから、心置きなく、今日は恋物語でも読もう。

ベッドの脇にある本棚から文庫本を一冊取り出し、パジャマ姿のままベッドにダイブする。

ベッドは、ボスンと音を立て優しく体を受け止めてくれた。

うつ伏せになって、枕を胸のあたりにセットし、抱え込む。
こうすることで普通に寝転ぶよりも、本が捲りやすくなって良い。ただし、長時間の場合は腰を痛めることもあるので注意が必要だ。

懐かしい表紙を眺め、ページを捲る。

幼馴染と恋仲になるまでの甘酸っぱい物語。

思春期に何度も読んだ物語は、ちょっと読むだけでシーンが蘇ってくる。

当時は、幼馴染や同学年、或いは一、二年先輩に恋をするのが当たり前と思っていた。
でも、悲しいかな。
良いなぁと思う人はいても、アタックする勇気が当時の自分には無かった。

大学時代は、主に単位、レポート、バイトのローテーション。恋愛というものとは、とんと縁がなかった。

大人になって就職した先でも、良いなぁと思う人は既にお相手がいた。

世の皆様は一体どのタイミングで、生涯の人と出会うのだろうか。

今、私が勤務している研究所は──ちょっとボロくて、研究所には見えない──私と博士しかいない。
私が異動してくる前は、博士一人しかいなかった時期もある。企業の一事務所としても、他の営業所と離れ過ぎているし、部署の役割的にも何でも屋みたいな不思議な位置にある。

私が異動すると決まった時、同僚や上司は、「あの研究所の所長は変わり者」とか、「上の弱みを握っているような人だから気を付けて」とか、「絶滅危惧種並に会えない人」とか、色々教えてくれた。

あんな素敵な文章を書く人が、人の弱みを握るような人物と言われても私はしっくりとこなかった。

存在Xみたいな、ふわふわとした像だけが独り歩きしているような、そんな違和感があった。

実際の博士はド級のお人好しで、気遣い屋で、出来た人だ。

何故実像と違う噂が独り歩きしているかはわからない。
研究所が他の営業所と比べて辺鄙な場所にある理由もわからない。
何故、博士一人の期間があるのかも知らない。

聞けば教えてもらえるのだろうか。

博士と研究所の秘密。

手元の恋物語どころじゃなくなってしまった。

5/18/2024, 2:08:41 PM

若い人間の男女が何かをきっかけにお互い惹かれ合い、恋人として付き合う物語。
此処じゃそんな純愛はない。
ある意味愛ばかりで溢れている。

オレもそんな恋がしたかった。

ただの強がりだった。
隠れて泣いていた。
笑って誤魔化していた。

でも一人だけ、誤魔化せなかった。
焦った。
おかしいなと思った。いつもなら簡単に笑えるのにな、って。
どろっどろの三角関係が好きなやつも、
人妻が好きなやつも。
みんなこれまで、オレに騙されていたのに。
騙していたと思ったのに。

オレみたいなのでも恋したっていいだろ?
一人くらい恋人作ってもいいだろ?
それが普通だと思うだろ?

「負け犬さん。」

#2024.5.18.「恋物語」
hzbn天使くん。負け犬じゃなくて負け猫の方が正しかったかな??
てか二期で天使くんに恋人ができるらしいっすね?天使くんが誰と付き合ってもおめでとうは言うけど、それがhskだったらなと思う。

明日の朝一でハイキュー映画観て特典もらいます!もらったら戻ってきます!
もらえた! もらえなかった…!
◯やったー!!!
思ったんだが、最後の方の質問内容って第一弾と違うんすかね?

5/18/2024, 2:07:55 PM

恋に落ちて、
愛を伝えて、
気持ちが伝わって、
愛を育んで、

愛を誓って、
新しい命を産んで、
ごめんね、とありがとうを
おはよう、とおやすみを当たり前のように言う毎日
笑顔で過ごす人生



私には、叶いそうにない。

5/18/2024, 2:07:51 PM

失恋ってこんなに辛いものだったんだ、
私は1年間片思いをしていた人が他の人と付き合っていることを聞いてしまった
私は人生ずっと成功してきたからきっと告白も上手くいくと思っていた
だけど、中々勇気が出なくて告白ができていなかった
もう少し早めに告白しとけば良かったッッッ
私はッ友人の恋を馬鹿にしてきた、
だからバチが当たったんだ
あーあ、、こんなことになるならいっそ、











































"消えてなくなりたいッ"

5/18/2024, 2:06:17 PM

「恋物語」


とある男の叶わぬ⬛︎でした。

第一印象は最悪で、出会って一日目で喧嘩をしました。

自分と大体同じような10歳くらいの年齢なのに、彼の高圧的な態度に何度も嫌気が差しましたが、その大体は的を得ている発言で、男は何も言えませんでした。

何ヶ月かすると、彼と男の間には友情とも愛情とも絆とも言えぬ関係に落ち着きました。


とある日、男はとある噂を聞きました。

『⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎はこの国を不幸にしている。
彼奴は元々異国の者だ。⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎⬛︎を火炙りで殺そう。彼奴は怪物だ。殺さなければ。殺さなければ。』


男はゾッとしながら、急いで彼を探しました。
彼は自室で本を読んでいました。

男は彼に告げました。この国にいてはいけない。
君は殺されてしまうから、急いで逃げて。

彼は目を見開いて驚きました。そして男に詰め寄りました。何故、何故自分がこんな仕打ちを受けるのかと。



死んだような夜でした。


男は彼の手を引いて、森を走っていました。
奥からは国の兵士たちが追ってきます。

男は、彼の手を離さないように力強く握り締めました。
彼もまた握り返しました。


ヒュン。と音がしました。男の胸には一筋の矢。
赤く赤く、白かったシャツが染められていきました。

彼は後ろを振り返り、男の手を取りました。
男はその手を振り解きました。

はやくにげろ。どうかいきてほしい。

そう男は言うと、男の目は濁っていきました。


彼は酷く困惑しました。途端に涙が溢れてきました。
何故か胸がとても痛い。
矢に打たれたのは男の方なのに。

兵士たちは、彼を捉えようと手を伸ばします。
ですがその手は空を掴んで倒れます。真っ白の兵士。身体中の血液を全て喰われたかのようでした。

彼は、男の屍に抱きつきました。


彼にとって初めての友人に感謝と別れを告げました。

5/18/2024, 2:05:08 PM

〖恋物語〗




いろんな形のいろんな種類の

恋物語がある

最初から最後まで全てが一緒の恋なんて

まず無いだろう

だからどんなに辛い恋だったとしても

経験として心に留めといてもいいと思う

必ずハッピーエンドになるわけじゃない

それでもハッピーエンドになってほしい

そう願ってしまう

どんなに辛い恋物語を経験しても

最終的には幸せな恋物語に出会ってほしい

恋物語ってもしかしたら

結末が決まってるのかもね

5/18/2024, 2:04:17 PM

もっと早く
出会っていたら……

何度も
そう思った

これが
変えられない
私たちの運命
恋物語

5/18/2024, 2:02:12 PM

いつもの朝
いつもの時間
いつも通り家を出て
毎日同じように今日が始まる
パンを食べながら
あの人は何を食べてるだろうか
空を見ながら
今何をしてるだろうか
彼のことばかり考えながら
今日もまた時間が過ぎていく
会ったら何を話そうか

会いたくてたまらない
寂しさを我慢して
いつも通り電話をかける

あのね、今日は…

月を見ながら今日も1日が終わる
夢で会おうね



              恋物語

5/18/2024, 2:02:09 PM

私は中高一貫校の中学からそのまま高校に入学した。高校に入学して出会った彼は私の斜め前の席で外部の中学から入学してきた。最初の頃は必要最低限の話しかしなかったが、今では割といろんな話ができるようになっている。kpopが好き、バレーが好き、勉強は苦手、でも地頭はいい。彼のことを知るたび、私は彼に惹かれていった。まだ出会って二ヶ月、もっともっと彼のことを知っていきたい。

5/18/2024, 2:02:07 PM

スマホを片手にイヤホンを耳につける。
三者面談ぶりの学校へ向かう。
桜が咲き始めようとしている姿を見て、私はいつ咲き始めるんだろうと心で呟く。

親にも内緒で音楽を聴きながら、最後になるであろう学校を過ごした。
建て変わった校舎の、三回ほどしか見た事のない教室で嫌いな先生の話を音楽で塗りつぶした。
先生にプレゼントやらあげている光景に吐き気がした。
かつて仲良くしていた人達が涙を流しているところに嫌悪感を抱く。

終わった後、少し話をしていたらBluetoothの充電が切れ、人の声や歩く音、雑音が耳に一気に流れ込む。
その時、
「付き合ってください」
ある男子が頭を下げ、手を伸ばし、一言、私をハブってきた女子に告白をしていた。
その女子は男子の手を握り、その友達の方へと逃げていった。
男子はあまりの嬉しさか、涙を流していた。

憎いアイツが恋物語を始めるなんて。

恋物語──

5/18/2024, 2:00:00 PM

「恋は魔法、愛は思いやりと歩み寄り」だって、誰かが言ってたな。
そう、恋は魔法。ある日突然降ってくる。自分ではコントロールできない。そして、魔法はいつかとける。降ってきた時と同じように、ある日突然。
愛は歩み寄りと思いやり。自分の意志で、一歩一歩紡ぐもの。
恋の魔法をとかないたったひとつの方法は、魔法がかかっている間に、歩み寄り、思いやり、自分の意志で愛に変換していくこと。

5/18/2024, 1:58:54 PM

#2

恋物語、それは喜劇でもあり悲劇でもある。
恋愛漫画にでてくる「当て馬役」というのをご存知だろうか。
その名の通り物語の主軸となる2人のどちらかに好意を寄せている人物達の名称である。
大体は想いを伝え、フラれる。
当て馬役にとっての恋物語は悲劇である。
逆に物語の主軸となる人物達はどうだろうか、まぁ未来は約束されているような物だ。
言うまでもなく彼らにとって恋物語は喜劇である。

話は変わるが「当て馬役」か「主人公」かあなたはどちらですかと今聞かれたら私は「当て馬役」を選ぶ。
何故なら最近フラれたからだ。
その人とは一時期、5時間は平気で喋っていた事もあり人間性に惹かれて好きになった。
フッた理由は他に好きな人がいるとの事。
他にもいい人がいるよだとか定番のセリフを言われた。
一応言い訳も聞いた、そしたらなんて言ったと思う。
「精神状態があの頃は良くなく『誰か』に依存したかったんだと思う」と言っていた。
その時は思いつかなかったが後々思いついたのをここに書こうと思う。
「つまりあなたにとって私は都合のいい人だったのか、言い訳を考える時間があるなら私を好きになれ」と、心底言いたいが残念ながら時間は巻き戻せない。

さてこんな事を書いてる間にも誰かに想いを寄せる人がいるのである。
恋をする人はみな少年少女になる。
大人としか呼びようのない人もまだまだちっちゃい子供もみな少年少女である。
私もその中の1人だ。フラれたがその人に恋人ができない限り私は好きで居続ける、諦めが悪いがそこが私の長所でもある。

これは恋物語だ。
もし、運命が変えることが出来るのなら私はこの物語を喜劇に変えたい。
悲劇で終わってもそれは綺麗だが悲劇の先には必ず何かしらの喜劇がくる。
なら、その喜劇は恋物語が一番似合う。

5/18/2024, 1:58:35 PM

恋物語


綴るようなものはないけど
いつか僕の思慕いが
届きますように…
小さく花ひらく夜に
祈るように、詩のように…

5/18/2024, 1:55:11 PM

恋なんて難しい僕に、愛が分かるはずも無く。
けれど、声に、文に表してみる。
貴方の元へ届く様に、形がいつか出来る様に。

僕達は、形の無いそれらを恋心やら、愛情やらと大層美しい物なのだと美化して言い表しては、醜くも惑わされ、今日も一人舞う。そう、それも貴方の「手のひら」という劇場にて。

君はどんな物語を魅せてくれるの?

私はこんな、物語を貴方に。

アン・ドゥ・トロワ。
一つの人形がワルツを踊る。

複雑な踊りを、一つ、一つと迷いの無いステップで見事に踊って魅せる。けれど、何故か何かが分からず、見ていても物語の内容なんて、人形の僕には上手く理解が出来なくて。
とりあえず、心にしまっておこう。なんて考えて、

今の物語の名はなんと言うの?

と、問うてみた。
彼女は一瞬こちらを見て、口角を少し上げたと思えば、

【 恋物語 】って言うの。

と、簡潔に答えた。

物語の名を聴いた僕は、妙に納得してしまった。
だって、恋を理解しようだなんて、僕には到底不可能な事だと思うから。


…そんな僕は、目の前の人形に魅せられてしまったみたい。

今宵は貴方と共に、踊りましょう。
これからの物語、僕がリードしたいから。

手を差し伸べてみると、貴方はふふふ、と笑みを零した。

5/18/2024, 1:51:04 PM

恋物語

今日はいつもと違うくて

いつもみたいに二人で同じ場所にいるのに

私は真っ白でふわっとしたドレスを着て

貴方は胸元に青い花が刺さった似合わないタキシード

花の色は私の好きな色を選んだんだって

先に扉の向こうを進む貴方はどんな気持ちかな

扉が開いたその時先にいた貴方はいつもと少し違っていて

この22年間育ててくれた母にベールをかけてもらって

父と貴方のもとまで歩く

この後二人で踏み出す一歩は

私と貴方の恋物語じゃなくて

私と貴方の愛の物語へと変わる

そんな一歩な気がした

5/18/2024, 1:48:37 PM

僕にとって『恋』とは、所詮は上辺だけのもので、自分の欲を満たすための体の良い文句だった。
 幼少期、散々言われてきた「貴方のため」という言葉。
 学生時代、貴方のことが好きだから、と身勝手に感情を押し付けてくるクラスメイト。
 それが愛情か恋情か、はたまた別のなにかなんて僕にはどうだっていいが、とにかく鬱陶しくて仕方なかった。
 だから、恋なんて―――ひいては、それを飾り付けて彩る『恋物語』なんて胡散臭いものが、僕は嫌いで嫌いで、目にも入れたくないものだった。

 ―――そんな僕が、恋をした。
 行きつけの喫茶店の、新人の店員の女の子だった。
 仲良くなりたくて、意味もなく彼女のオススメを聞いたり、もしよれば、なんて言う勇気もなくて、だけど彼女のことがもっと知りたくて、彼女の後をつけたりした。
 ある日、いつも通り、帰宅途中の彼女をつけていると、そんな僕に気付いた彼女から「もうこんなことは止めて下さい」と非難の声を浴びた。
 ―――なんで。なんで、なんで。
 なんで。
 こんなにも―――ただ、君が好きなだけなのに。

5/18/2024, 1:46:49 PM

フィクションのジャンルとしての恋物語なら、早いうちにカップル成立する作品が好きだ。
 くっついてしまえば、多少の喧嘩でも「まあ付き合ってるから大丈夫か」と安心して見ることができる。
 付き合うのか付き合わないのかでなかなか展開しないと、次第にイライラしてしまう。
 脇役のカップルで見るのが充分だ。

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