『快晴』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
『快晴』
雲一つ無いなんて
陽キャが過ぎるよ
青一色だけなんて
眩しい限りだ
1つだけ影法師
晴れ女はキミだね
閉じていた部屋に、強く風が吹き込んだ。
その中にふわりと花の香りを感じて、繩手《なわて》は目を開ける。
「灯り……?」
部屋が明るい。
外からの光が差し込んでいることを不思議に思い、繩手はまだはっきりとしない意識の中、視線を向ける。
「え……?」
壁に、大きく穴が開けられていた。
「な、なんで?」
意味が分からず、繩手は目を瞬いた。しかし外で待つ人影に、すぐに事情を理解する。
燈里《あかり》や冬玄《かずとら》。そして睦月《むつき》や楓《かえで》、東。
繩手と共にここまで来てくれた人たちだった。ここに来た理由を思い出し、繩手は部屋へと視線を向ける。
「あぁ……」
祭壇とも呼べぬ粗末な台の上で、四肢を繋がれている女性。それに纏わりつき今もなお繩手に噛み付く一匹の黒い蛇。
その痛ましさに、繩手の唇から嘆きとも取れぬ声が漏れた。
女性と蛇と。この部屋で行われていた悍ましい儀式とも呼べぬ凶行を理解し、繩手は強く奥歯を噛み締めた。
「麗《うらら》」
そっと呼びかける。
今度は想いを込めて。あの日名に託した意味を言葉と共に告げる。
噛まれた腕の痛みは、不思議と感じなかった。蛇の頭をゆっくりと撫でれば噛みつく力が弱まり、やがて静かに離れていく。
輪郭が解け消えていく蛇を見つめ、繩手は泣くのを堪え女性へと視線を向けた。
「麗、帰ろう」
女性の四肢を繋ぐ縄を解いていく。頬を撫で、繩手は優しく微笑んだ。
「帰ろう。今度こそ、ずっと一緒にいよう」
外へ視線を向け、見守る燈里と冬玄を見つめる。
燈里の婚約者だと紹介された冬玄は人ではないことを、繩手はここに来る前に教えられた。
とある村で祀られていた、シキという存在の一柱。それが燈里の家の守り神となり、そして今は彼女の婚約者として隣にいる。
二人の存在は、繩手にとって希望となった。人と人ならざるモノは同じように隣で寄り添えると、信じさせてくれた。
だから、と。
繩手は祈るような気持ちで女性に向き直り、想いや願いの全てを込めて、呼びかけた。
「麗」
ざあ、と穴から風が吹き込んだ。
風は桜の花びらを部屋中に散らし、女性の体に降り注いでいく。
そして――。
「――し、き」
閉じた瞼が震え、麗はゆっくりと目を開けた。
麗を抱き上げ外に出た繩手を囲う燈里たちから離れ、冬玄は一人部屋の中へと足を踏み入れた。
扉を開け、繩手の祖父の横たわる部屋に入る。
そこに這いつくばる男の姿はなく、代わりに見知らぬ男が佇んでいた。
「これで、満足か?」
問いかければ、男は微笑みを浮かべたまま首を傾げてみせた。
「あんたの主人の目的は満たされたのかってことだ」
あぁ、と男は頷く。足元に散らばる布団を一瞥し、笑みを深めた。
「そうだね。ようやくここの仕事が片付いたんだ。そこに関しては満たされたし、感謝しているよ」
ぴしり、と冬玄の足元が凍る。それはじわりと広がり、男の足元の布団を凍らせていく。
男は動かない。冬玄も何も言わず、布団を凍らせた冷気も、それ以上に広がる様子はなかった。
「偶然とはいえ、彼に関われそうな人間の中に君たちがいてくれて助かった……シキに見初められた女性。異類婚。どちらが欠けても、主が望んでいたこの結果には到達できなかったからね」
けれど。
鋭くなる冬玄の気配とは裏腹に、柔らかな声音で男は続ける。
「君たちにとっても、今回の件は悪くはなかっただろう?求めている答えの一欠片にはなったはずだ」
「――感謝しろというのか?」
ゆるりと男は首を振る。
どこまでも穏やかに、底の知れない笑みを湛え、告げる。
「僕としては褒めてあげて欲しいけれど、主は感謝されるためにしている訳ではないからね……僕の主は優しい子だから、少しでも君たちの手助けになれればと思っているんだよ」
まるで親のような言葉だ。
冬玄は警戒を緩めることなく、そう思った。
「さて、そろそろ行かなければ」
男の姿が揺らぐ。
入口の戸が開け放たれ、光と風が吹き込んだ。
「また会うことになると思う。さっきも言ったように、僕の主は優しい子だからね」
「できれば二度と会いたくはないがな」
顔を顰め吐き捨てた冬玄は、金の毛並みを持つイタチを一瞥し、背を向けた。
ぱりんと氷が割れる音を背後に、扉まで戻る。しかし扉の前に立つ東の前で足を止めた。
「北」
翁の面を付けた東が冬玄を呼ぶ。
それに冬玄は気配のなくなった背後を一瞥し、首を振った。
「必要ない。またあちらから接触するそうだ」
「そう」
それ以上はお互いに何も言わず。
燈里たちの元へと、足早に戻っていく。
「厄介ごとが増えたな」
溜息と共に吐き出し、冬玄は空を仰いだ。
快晴。
全ての終わりにも、始まりにも適した、青い空。
その青に彩りを加えるように散る桜を見ながら、これから先起こるであろう出来事を思い、冬玄は憂鬱に眉を顰めた。
20260413 『快晴』
快晴の中で多摩モノレール沿線沿いを歩いた
大学の多いエリアを朝から歩いたので
大学生と思われるたくさんの人達とすれ違った
私は高幡不動駅方面から歩いて来た
多摩動物公園駅を越えて
明星大学やら中央大学やらと思われる若い人達
私は多摩動物公園駅付近の坂道を越えて来て下り
若い学生と思われる群れは急坂を登りキャンパスへ
若い人達が授業の前に急坂を登る姿に…
綺麗に着飾る人も居れば…
汚えジャージの群れも有り(笑)
混迷の世の中にあっても…
前を向いてる若い人達若い時…
感銘を受けてしまいました…(笑)🍀
私は多摩エリアの君たちを応援しています🍀🍀🍀
あと市民ランナーも多いエリアです🍀
みんなFight!!🍀
……
17歳の嗄れたブルースを聴きながら
夢見がちな俺はセンチメンタルな
ため息をついている
たいして良い事あるわけじゃないだろ
一時の笑顔を疲れも知らず晒しまわってる
馬鹿騒ぎしてる街角の俺達の
頑なな心には寂しい影が
人並みの中をかき分け
隅から隅まで這いつくばり
強く生きなきゃと思うんだ
ちっぽけな俺の心に
空っ風が吹いてくる
歩道橋の上振り返り
焼き付くような夕陽が
今の心の地図の上で
起こるすべての出来事を照らすよ
セブンティーズマップ
17歳の地図 尾崎豊
工事中のアスファルトを覗き込んだ小学生が、ランドセルのフックに吊った給食袋を後ろ手にポンポン叩く。足元でたんぽぽが揺れていた。
それで思った、金曜日かと。
一緒に眺めたものなんて数えるほどだったのに。何を見ても耳にしても馬鹿みたいにあなたを思い出す。
泣きたいくらい青い空とか。
『快晴』
#快晴
快晴の日には
山へ散歩に出掛けて
蝶とヤモリを追いかけて
ずっと遊んでいたい
「快晴」
君が好きだった空を知っている。快晴の空。
あらゆる自然法則のプログラムが互いに干渉し合って形成された、一瞬の雲の形を写真に納める私と違って、君は今後一切雨など降らないかのような自由な空の下で、いつもそれを見上げていた。
出かける時はなるだけカメラを持った。世界は止まらないもので、その流れの全てが分かったとしても、流れた全てを元居た場所に戻すことはできない、とされている。
私はそれを信じきってはいない。覚えてさえいればいつかは、大好きだった瞬間を寸分違わず再現できる、なんて、漠然とした期待にいつも動かされていた。
現像した写真とPCの中のデータは、いわば私の外付け視覚メモリーだ。焦っている。この世界にあるほとんどのことが、私が記録しないまま終わってしまう。記録しないと、忘れてしまう。
解放されたのは、快晴の空の下だった。海へ続く下り坂で、君は僕を追い越してときどき振り返る。雲一つ無かった。君はきっといつになっても変わらないのだから、晴れを待って、またここに来れば良い。首に下げたカメラから手を離して、僕も走った。
『快晴』
ノイズ混じりにメガホンから音声が告げられる。
「本日快晴なり、皆さん、どうかよい休日を」
鳴り響いてた朝の合図。いつ頃からだったかは定かではない。政府が作ったものなのか、あるいはこのグループ特有の合図なのか。それは定かではない。
とにかく、この音声の後に、地中の扉が開いて、一日を始めるのだ。
ある者は笑いながら外に出て居たが、時期に扉が開いても動かなくなっていく。そのうちに合図は消えて、そこには骸だけが残った。
それにしても、不思議なことである。快晴など、ここ数十年は観測されなかったというのに。なぜ快晴が合図なのだろうか。希望を謳いたかったのかもしれないし、暗号に似たなにかだったのかも。
まぁ、それを確認する術ももうないのだが。
こんな夢を見た。机に突っ伏した状態で目を覚ました。ここは教室のようだ。電気がついていないし、誰もいない。もしかして、次の授業は移動教室だっただろうか。机の中から教科書とノート、筆記用具を取り出し、イスから立ち上がる。ふと窓の外を見ると、雲一つない青空が広がっていた。
「わあ、快晴だ…。今日の体育、長距離走で確定だな…。あー…やだなあ」
教室を出ると、廊下は静まり返っていた。まだ休み時間だと言うのに、話し声もしないし誰もいない。
「あれ、何で誰もいないの…?」
目的の教室に続く渡り廊下の扉が締め切られていた。鍵が掛けられているのか、引っ張ってもガタガタと揺れるだけで開かない。よく見ると、扉に張り紙が貼られている。
『本日快晴のため、通行禁止』
「は?」
快晴だから、通行禁止なんておかしい。むしろ、快晴だったら通行出来るはずだ。それにここを通らないと、移動教室の授業に行けない。
「えー…遅刻確定?それとも、もしかして今日は休日だったり?」
渋々引き返し自分の教室で待ったが、チャイムは鳴らず先生や他のクラスメイトが来る気配はない。
「なんだ、今日は休みだったんだ。じゃあ、帰ろ」
荷物をまとめ、カバンを持って正面玄関に向かう。下駄箱を見て、首を傾げる。
「あれ?皆、来てるじゃん」
下駄箱は皆の靴で埋まっている。上履きがないので、ちゃんと登校していると分かった。
「それに何で、ここ泥まみれなの?今日は快晴なのに」
正面玄関の床は、泥まみれの靴跡だらけになっていた。ここ最近、雨は降っていなかったはず。それに、靴跡は今しがた付けられたものらしい。
「まあ、いいや。帰ろっと…うん?」
玄関の扉にも、張り紙がある。
『本日快晴のため、通行禁止』
「ここもか…」
その後、外に通じる扉や窓を調べたが、どこも張り紙が貼られ、施錠されている。
「…人を探そう。人を探して聞いてみないと」
教室に戻ると、先ほどまで何も書かれていなかった黒板に文字が書いてある。上下反対に書いてあったので、やっと読めた。
「…快晴?」
訳が分からず、他の教室に向かった。人を探すが、誰もいない。どの教室の黒板にも、快晴が上下反対に書かれている。意味が分からない。ひたすら校内を声をかけながら歩き回るが、人の気配も返事もない。
「ドッキリなんでしょ?もういいから、出てきてよ…」
不安と恐怖でうろついていると、空き教室から歌が聞こえた。てるてる坊主の歌だ。楽しそうに歌詞の晴れの部分を雨に変えて歌っている。人だ!人に会えた喜びで空き教室の引き戸を思い切り開けた。
「明日、雨にしておくれ〜」
教室の中心に巨大なてるてる坊主が逆さに吊り下げられていた。てるてる坊主は真っ白なシーツで作られており、首と足首を縛られている。多分シーツが広がって中が見えたらいけないからだろう。楽しそうな歌声は人一人を包んだ真っ白なシーツの塊から聞こえた。
「下ろさなきゃ…」
机をてるてる坊主の近くに移動させると、縄を外せないか確認した。ぎっちり締まっていて無理そうだ。ため息をつき、机から降りる。何か切れるものはないかと探していると、背後からドサッと音がした。さっきのてるてる坊主が床に落ちている。
「だ、大丈夫?頭から落ちたけど…ねえ」
てるてる坊主のシーツをめくると、中には人はおらず、真っ黒で小さなてるてる坊主が大量に転がり落ちた。小さな悲鳴を上げると同時に、私の横を人の気配と雨の匂いが通り過ぎた。振り向くと、泥まみれの靴跡が廊下に続いている。正面玄関の靴跡の持ち主だ!追いかけると、正面玄関に続いており、開かなかった扉が開き切っていた。
「扉が開いてる…!」
外に出ると、待っていたかのように雨が降り始めた。
言葉にできない。
先日、那須川天心選手対エストラーダ選手の、WBC世界バンダム級ボクシング王座挑戦者決定戦が、両国国技館で開催された。
天心選手にとっては、前回、井上拓真選手にタイトルマッチで敗れたので再起戦となる。
エストラーダ選手は35歳とはいえ、元2階級制覇王者、全階級最強王者にランキングされた事もある。あの井上尚弥選手や、井岡一翔選手にも対戦要求されたが実現しなかったほどの男だ。
ボクシングファンからは無謀なマッチメイク、はっきり言って再起戦に選ぶ相手ではない。
大方の予想は天心選手の敗北だ。
だが、天心選手は大勝負に出た。
楽な相手を選ばす、あえて強敵との対戦を選択した天心選手に感心した。
また、天心選手は児童養護施設の支援や、被災地に大金を寄付している事を知りファンになった。
こういう弱者に手を差し伸べる選手が大活躍してもらいたいものだ。
試合結果は天心選手の9RTKO勝ち!!
天心選手の課題である、接近戦を短期間で克服するのは難しい言われていたが見事やってのけた!
僕はこの試合を見て感動した!
天心選手はスター選手なので、様々なプレッシャーやバッシングを実力で捻じ伏せたのだ。
カッコイイ!
次戦は、井上拓真選手対井岡一翔選手のタイトルマッチの勝者と戦う事になる。
凄く楽しみだ!
ちなみにエストラーダ選手は、少年時代に両親を亡くされて、自分が這い上がるにはボクシングしかない!と死ぬほど練習して栄光を手に入れた。
う−ん、ボクシングって素晴らしい!!!
あら、言葉にできてるね…。
今日、
新しいことに
チャレンジしてみた
今まで氣になってはいたけれど
自身の中で
どこかタブーとしていたこと
意図的にチャレンジしようとした訳ではなく
自然とチャレンジせざるを得ない状況となった
ホントにいいのかなって
思いながら
恐る恐る
躊躇しつつも
やってみた
あ...案外できるモノなんだな
やってみて感じた想いを
快晴の空に
感想文として記した
もしいつか水面に生まれてきたならば空と桜を映したかった
快晴
じりじりと、頭を焦がす強い日差しの下だった。
俺は、神を拾った。
お守りとかお札とか、そんなんじゃない。
人間の形をして、淡く光る何かだ。
初めは俺だって疑って、近付く気は無かった。
しかし、いくら歩いてもこの何かから離れることはできなかったのである。
一歩歩いて、二歩歩いて、そこまでは動ける。
けれど、三歩目は許されないようで、風も音も一切無いまま、元の地点に戻されてしまう。
そんなこんなで、仕方なく、本当に不本意ながら、俺はこの不審生物を家に上げた。
奴は本当に人間のことを何も知らないようで、俺の家に乗り込むなり早々、狭いだと汚いだの散々不満を垂れてきた。
追い出そうとすれば、さすがにそれは止んだが。
呼称が無いのも不便だろうと、仮で名前を付けた。
鬱陶しいくらいの晴れの日に拾ったそいつは、適当にそれらしい字をこねくり回してヒナタと名付けられた。
ある日、本当に神なのか疑わしくなって、ヒナタを突き回してみた。
初めてきゃらきゃら笑うだけだったヒナタも、ずっと無言で突かれ続けると困惑の気配が滲んできた。
ふわふわと淡い光を放ちながら、俺の手を止めることもできずオロオロしているヒナタな、やけに可愛く見えた。
ヒナタは観察した俺の身体をベースに自分の体を模っているらしく、初めは性別も曖昧だった肢体は、確実に男性的になっていた。
ヒナタが人間の真似も随分上達して、一人で買い物にフラフラ出かけることも多くなっていた、ある日だった。
最近は消せるようになってきたとはいえ、淡く光っていたヒナタのことを怪しむ人々も一部にはいた。
でもこれまでは、そんな人々もさすがに遠慮の感情はあるのか、或いはヒナタが何かしていたのか、家に来るようなことは一度もなかった。
しかし、今日。
ヒナタが出かけていたある時、インターホンが鳴ったのだ。
男の一人暮らしで警戒心のけの字も育たなかった俺は、無警戒に扉を開けてしまった。
そこにあったのは、好奇と疑いと、異端者を排除しようとする者たちの歪んだ光。
俺は手首を掴まれ、そのまま家から引きずり出された。
その瞬間だった。
ヒナタを拾ったあの日、快晴のあの日のような、眩い光を背負ったヒナタが、これまでに見たことがないような顔で立っていた。
次に俺が瞬きをした瞬間には、全てが終わっていて、何が何だか理解もできなかった。
ヒナタは快晴の空の光を浴びながら、無垢で純粋な、何の曇りも無い笑顔を浮かべている。
翌日。俺の家の周辺で、数人の男女が行方不明だとニュースキャスターが話すのを、俺はぼんやり聞いていた。
テーマ:快晴
からっとした温かな日差し
いかなるときも晴れ模様
せいかいなんてきっとない
いじの悪さに君も泣く
_快晴 4.14
降ったら土砂降り。
気分は散々で上がる気配もない。
あぁ…何もないな、
ほんと何もない。
あたしには何もないんだ。
大きなため息を吐く。
目を閉じて、精一杯身体中の空気を吐き出して。
吐き出して。
身体のちからを抜く。
飛んでけもやもや。
どこまでも。
何も感じなくなるまで。
空っぽのこころ。
空っぽのあたし。
もう何もない。
まぶたを持ち上げて目の前を直視して。
変わらぬ何もない世界にうっすらと笑って。
この眼に光りを入れる。
そう、何もないんだ。
あたしには、何もないんじゃない。
失うものなんて。
だったら突き進むしかないんじゃない何だって。
降ったら土砂降り最悪で。
傘なんて持ち合わせてないし傘を差し出してくれる誰かも居るわけない。
だったらもう濡れて歩こうじゃないの。
濡れてるうちにいつか晴れるわ。
清々しいくらいに歩いてやろうじゃないの。
いつかきっと、晴れる日も来るわ。
(快晴)
雲ひとつ無い空の快晴
わたしの心も悩みの雲が無くなればいいのに
いつか晴れる日まで
窓から入る日差しが、今日は明るいと思った。外に出てみると、雲一つない青空が広がっている。こういう日を快晴というのだろう。
最近は、すぐ暑くなって、日差しが心地よいなんて日が少なくなった。もしかしたら、今日は一年でも貴重な日かもしれない。
こんな日を満喫しないなんて、もったいない。さあ、何をしよう。歩きながら考える。よくすれ違う自転車が、いつもより軽快に通り過ぎていく。
みんな快適に見える。すたすた歩きながら、考える。何か飲み物でも買って、ぼんやりしようか。ただただ、この陽気を楽しむことしか思い浮かばなくて、それもいいかと思う。
「快晴」
"快晴"
玄関を開けると眩い太陽が直ぐに私を照り付けた
引きつけられるように空を見上げれば、薄く伸ばされた雲が空を飾っている
雲の隙間には薄い空色が覗いていて、低い位置へと視界を広げていけば違う色で塗りつぶされている。
どんなに手を伸ばしても届かないほどに遠くて、どんなに見上げても足りないほどの美しさがそこにある
涼しくて暖かい風で髪を撫でられた
快晴
中学校生活の2/3に突入した。
入学したてのときは緊張や不安でいっぱいだったけど、今はそうじゃない。
仲の良い友達もいて、成績もまあまあ。
今の僕の心は快晴。
私は晴れている日が好き。
でも、少し憂鬱になる。
週末だと、お洗濯物をたくさん干してないと罪悪感を感じるし、
仕事中だと、あぁピクニックにでもいきたいなぁと思う。
でも、自転車で塾に行く長女や、ビーサンで道場に通う長男や、お外で遊ぶのが好きな次女のことを思うと、晴れて良かったねって心の中で思う。
私は雨が好き、と長女が言った。
お布団の中で雨の音を聞きながら、うとうとするのが好き。なんか、落ち着く。
と、言った。
その気持ちもわかる。
素敵だね、と私は言った。
雨だと落ち着くと言う長女は、イベント事を全て快晴でここまできてる。晴れ女だからって長女は笑う。
大好きだよ、と、私は微笑んで思った。
<童話>ドローンの恩返し
──そして。
吾作にその正体がバレてしまったドローンは、一声、悲しげな鳴き声を上げると──雲一つない『快晴』の大空めがけて、一気に飛び立ち。
どんどんと遠くなるその姿は、あっという間に小さくなり、やがて──どこか『遠くの空へ』と、消えていったのでした。
おしまい。
ー➖ ー➖ ー
「人化したドローンが、吾作の家に?
あと機織りには一体、何を?」
「このラストシーンが浮かんだだけ、なんで!
その他については、ご容赦くださ〜い!」