『忘れたくても忘れられない』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
忘れたくても忘れられないのは、「忘れたい」と思った時点でそれを思い出してしまっているからだろう。でも、「忘れたくない」とも「忘れたい」とも思わないような、もう二度と取り出すことのできないようなものがあるのだとしたら、それはとても寂しいことだ。存在すら思い出せないのだから、それを惜しむ気持ちなど生まれるはずもないのだけれど。
/お題「忘れたくても忘れられない」より
〘忘れたくても忘れられない〙
それは夢あの子が消えて見つからない死さえ選べぬ苦しい恐怖
あの頃は、真っ白だった。
好きな作家さんが見つかっていなくて、ただ有名な作家さんやタイトルがちょっと気になった恋愛小説を読み漁っていた時が私にありました。
残念ながら、私の趣味に合わない物語もありました。それでもどれも最後まで読み切ることにしていました。
今思えば、尊敬する市川拓司さんに出会うための通る道だったのかもしれません。
それでも、素敵な物語を書く作家さんを見極める眼が当時の私になかったことは、思い出すだけで恥ずかしいです。
今は当時よりも眼が鍛えられました。流行りの本も勉強のためにあえてチェックしています。
正直、どうしたらいいんだろうねぇ。
解らなくはないんだけど、それができるなら悩まないわけで。
そうしたいと思いながらそうできないのは執着なのか、図星だからか。
”忘れたくても忘れられない”のは、結局はそう言うことなんだよね。
忘れたくても忘れられない
【忘れたくても忘れられない】
『どうせ叶わないのだから。』
って、何度言っただろうか
いや正確には何度思っただろうか
一度目にした時からすごいって思った。
性格、言動、才能、その全てが憧れで…
そう、最初は純粋な憧れだったんだ。
見て、真似して、合わない…
見て、真似して、合わない…
何度繰り返したかな
自分には自分の合う方法があるってわかってるのに
あの人みたいになりたくて、
自信が欲しくて、評価が欲しくて
でも何も残らなかった。
嫉妬なんて出来なかった
そんなのする隙がなかったし。
だから参考までに抑えて、自分の方法を探した
でも憧れが脳裏に焼き付いてて、
自分を重ねて絶望して、それが枷になっていく。
あの人のようになりたいからあれに……なんて、
どうせ叶わないのだから。
憧れのあの子と……なんて、
どうせ叶わないのだから。
"できる"って言えばできるってあの人は言ってたけど
どうなんだろうね。
じゃあ"できる"って言ってみようかな
足掻くことって苦しいけどさ。
――――――――脳裏に写るあの人と言葉
忘れたくても忘れられない
あなたと関わりがあったのは、10年以上前のたった1年程でした。
あなたにとって私は、ただの大勢の内の1人だったことでしょう。
もしくは、対応が面倒な相手の1人だったかもしれません。
あの頃の私は、また来年も当たり前に会えると思っていました。
それがいかに愚かな考えだったかは、今になって良く分かります。
秘めた想いは秘めたまま、謝罪と、最大限の感謝だけでも伝えていたら良かった。
きっと、もう会うこともないでしょうし、もし会えたとしても、あなたは私を憶えてはいないでしょう。
それでも、遠出をする度にもし会えたらと思わずにはいられないのです。
ありがとう。
あなたのお陰で、私は少し変われました。
「忘れたくても忘れられない」
毎日仕事が終わり、
電車で、レジ待ちで、煮ている鍋を見ながら、
瞼を閉じている時まで、
今日の些細な、ほんのちょっとした出来事が
頭の中をぐるぐる渦まく。
誰の頭の中にも残っていないのに。
私だけが忘れられないことがたくさん残ってく。
#45
忘れたくても忘れられない
僕には好きな人がいる。
相手は叶うわけが無い。
だって男同士なんて、「気持ち悪い」って思う人が大半だと思う。
僕だって思う。こんな自分が惨めだって。
だけど、そんな僕でも彼は優しく接してくるから、僕はその彼の優しさに溺れてしまう。
僕は彼に気持ちを打ち明けることは無いだろう。
この気持ちは僕の中で押さえ込んで、《普通》に、過ごしていけたらなって。
けど、そんな押さえ込んでいた気持ちにヒビが入るなんて僕は思いもしなかった。
-彼に恋人ができた―
噂で聞いてしまった。僕はその場に崩れそうになる足に鞭を打ち、友達にどんな恋人がいるの?って茶化す感じに聞いた。
友達は「そんなに気になるのかよォwww」
彼の恋人はやっぱり、可愛らしい女の子で彼に釣り合う子だった。
僕は家に帰り自室で涙を零した。
こんな事になるんだったら、振られる覚悟で告白すればよかったと...。
今更後悔しても無駄だって事は分かってる。
彼の事を忘れようと思っても、"忘れたくても忘れられない"というもどかしさが、消えない。
《最初から恋なんてしなければ...。》
そんな事を考える自分が今すぐに、消してしまいたい。
僕はお気に入りの街が一望出来る丘に行き、彼のために書いた手紙や絵をちぎった。
僕にちぎられたそれらは、夜風に乗り高く遠くに行ってしまった。
「これでいいんだ...。」
僕は涙を吹き、独り言を呟いた。
誤字脱字があったらすみません。
※フィクションです。
そんなものはない
忘れた 覚えてない 知らない
口にすることはない ずっと
【忘れたくても忘れられない】
腕を濡らす生ぬるい温度。幸せそうに笑う君の吐息。君の心臓を貫いたその感触を、僕は今でも忘れられずにいる。
何度生まれ変わっても、君の姿も声も何もかも忘れてしまっても、脳裏にこじりついたあの血に塗れた鮮烈な景色だけが永遠に忘れられないんだ。どうして最初の世界で僕が君を殺したのか、その理由すら今となっては僕にはわからないのに。
「さあ、何でだったんだろうね?」
情けなく君の身体に縋りつく僕の背中を優しく撫でながら、君は残酷に首を傾げた。幾度も繰り返し続けた人生で初めて再会した君は、果たして本当にその答えを覚えていないのか、或いは知っていてとぼけてみせているだけなのか。根拠も何もないただの勘ではあるけれど、後者のような気がしてならなかった。
こんな記憶忘れてしまいたかった。しゃくり上げながら吐き捨てれば、君は嘲るように口角を持ち上げる。
「相変わらずバカだね、あなたは。本当に忘れたかったのなら、私を見つけても声なんてかけずに無視してしまえば良かったのに」
そんなの無理だ。無理に決まってる。だってずっと探していたんだ。君にもう一度会える日を、待ち望み続けていたんだ。
「忘れたかったと言うくせに、あなたは本当は忘れたがってないんだよ。だからいつまでも忘れられないんだ」
君の手が僕の涙をそっと掬う。呆れたような笑顔なのに、その眼差しはひどく哀しげに細められていた。
「全部忘れて、幸せになってしまって良かったのにね」
慈愛に満ちた君の息を聞きながら、あの日この手で終わらせた君の命を両腕に抱きしめた。
あんたが着せた濡れ衣
大事にとっておいてあるよ
冥土まで持って行って
あんたに地獄への切符をあげる
ずっと引き出しの中に仕舞われている、小さなオパールが埋め込まれたネックレス。数年前の今日、私への誕生日プレゼントとしてあなたがくれたそれは、今だにそこに置かれたままだ。私に明るい未来があるように、そんな願いを込めたと言って私の首にかけてくれたね。それだけが、その時から今までの私の支えだったんだ。
[忘れたくても忘れられない]
#忘れたくても忘れられない
あの街はどうなってますか…
だいぶ様変わりしたでしょうか
あの街は私の故郷だけど
しばらくご無沙汰しています
あの店はまだやっていますか…
あなたと良く海を見た丘の上のカフェ
今でもあの夕暮れの景色
覚えてる
そしてあなたの笑顔も
もう帰ることもない場所
あなたもわたしも思い出が
シルエットになってあそこに座ってる
好きだけじゃどうにもならなかった恋
あなたは大人で私は子供過ぎた
それでも本当に大切な人だったから
サヨナラしたの
あなたがいた
私がいたあの煌めいてた場所
歩けない 帰れない
キモチが溢れそうで…
笑ってよ 叱ってよ
夢の中だけでもういいから
地獄のような日々。
初めて明かりを得た感動。
今まで知らなかった切なさ。
知らなかったら惨めじゃなかった。
知れたからこそ抜け出せた喜び。
愛、会い、哀。
そしてまた思い知る地獄。
再びの悪夢。
でも光があるのも知ってる。
忘れて、幸せになれよ
忘れずに、戒めにしろよ。
–忘れたくても忘れられない–
忘れたくても忘れられない
ー長年片想いしていた人に告白する。
「好きです。僕とお付き合いしてください!」
「・・・ごめんなさい。私、もう付き合っている人がいるの」
僕の長年の片想いは、一瞬にして破られた。
ーあぁ〜 やっぱり忘れられないなぁ・・・
告白からの失恋の後、僕は家まで逃げ帰り、ベッドの上で部屋の天井を眺めていた。
あの人の笑顔、笑い声、ちょっとした仕草、髪型、しっかりしているようで、少しぬけてるところ。
忘れようとしても、脳裏に浮かぶのはあの人の姿。
ー忘れたくても忘れられないなんて・・・
辛い、苦しい、そんなモヤモヤした気持ちが後から後から溢れてくる。
ー馬鹿だなぁ 一番に思うのはあの人の幸せだろ
目から溢れるものを乱暴に拭いながら、苦笑する。
それから、僕の頭は思考停止して、ゆっくりと微睡の中に落ちていった。
憎しみは、争いしか生まないという。
争いの先には虚しさがあるという。
だから許すこと、忘れることも大切なのだという。
でも私は、あの時の心が壊れてしまった瞬間を忘れることはできない。潰れるのならば潰れてしまえと思ってしまう恐ろしい自分もいる。
忘れたくても、忘れられない。むしろ、憎んで憎んで、その先に虚しさしかなくても、許せないのだ。
それでもいい。私が進む先は、絶対に虚しさだけではないから。そしていつか振り返って、お前達を笑ってやる。
あいつへの気持ちが、今でも心の中にこびり付いて、離れない。
一方的な片想いをして、気が付いたらずっと目で追っていて。
...でも俺は男で、年上で、先輩で。
あいつは何に関しても天才で、
俺のような「価値のない人間」が近くに居ていい存在では無い。ましてや付き合うなんてもってのほか。
早く忘れたかった。
すぐに忘れられると思っていた。
「ッ...!!...むり...だ、...いまさら...忘れるなんてッ、...」
もう無理だった、
忘れようと思った時には、もう遅かった。
忘れようとすればする程、あいつへの好きが溢れて、溢れ出ていって。
あぁ。
何でこんな感情、持ってしまったのだろうか。
#忘れたくても忘れられない
92作目
★忘れたくても忘れられない★
これまでの人生で、こんなにも強く強く思ったことはなかった。
出会ったこと。
それからのこと。
貴方に恋をしたこと。
それは 片想いだってこと。
忘れようとした。あなたへの気持ちを。
後悔にはしたくなかった。あなたに出会ったこと、惹かれたことを。
叶わないなら……
いずれ会えなくなるなら……
でも、無理みたい。
忘れようとすればするほど、自分の中のあなたの存在の大きさを、痛いくらい実感してしまう。
忘れるなんてできない。
忘れたくない。
「なあ一人でどこにいくんだよ、────。」
ああ、これはなんの夢だ。俺は誰を呼んでいる?
でも呼ばなければ、 ──は一人で行ってしまう。
「ごめんね。でもいかなくちゃ。」
振り返りこちらを向く君の美しい笑顔に涙が出る。
「だったら俺も、そっちに。」
「だめ。あなたはちゃんと生きて。大丈夫、ずっと
そばで見守ってるから。だから私を思い出にして。」
無理に決まってるだろそんなこと。だって忘れたくても忘れられないんだ、君がいた生活を。
視界が霞がかっていく。手を伸ばす。でも届かない。
チチチ。鳥の鳴く声で目が覚める。
全て思い出した。今日は君が死んで3年。
未だに忘れたくても忘れられない君の声、あの笑顔。
まだまだ止まった時は動き出しそうにない。
「───でも、なんとか頑張るよ。」
何処かで優しく笑う声が聞こえたような気がした。
『忘れたくても忘れられない』
『忘れたくても忘れられない』
まるで蒲公英の様な、朝顔の様な、銀杏の様な、椿の様な。そんな人です。
まるで蝶の様な、金魚の様な、鈴虫の様な、鶴の様な。そんな人です。
花の如く可憐な人です。
風鈴の様に凛とした人です。
夕陽みたいに儚い人です。
猫と同じ気まぐれな人です。
貴女の気まぐれによく振り回されましたね。
貴女、ここまで狂わせておいて、去って行くのですね。
貴女は最後まで美しいのですね。
嗚呼、視界が歪む。
忘れたくても忘れらないのは、そうだ、
貴女が存在していた事。
それだけです。