【忘れたくても忘れられない】
『どうせ叶わないのだから。』
って、何度言っただろうか
いや正確には何度思っただろうか
一度目にした時からすごいって思った。
性格、言動、才能、その全てが憧れで…
そう、最初は純粋な憧れだったんだ。
見て、真似して、合わない…
見て、真似して、合わない…
何度繰り返したかな
自分には自分の合う方法があるってわかってるのに
あの人みたいになりたくて、
自信が欲しくて、評価が欲しくて
でも何も残らなかった。
嫉妬なんて出来なかった
そんなのする隙がなかったし。
だから参考までに抑えて、自分の方法を探した
でも憧れが脳裏に焼き付いてて、
自分を重ねて絶望して、それが枷になっていく。
あの人のようになりたいからあれに……なんて、
どうせ叶わないのだから。
憧れのあの子と……なんて、
どうせ叶わないのだから。
"できる"って言えばできるってあの人は言ってたけど
どうなんだろうね。
じゃあ"できる"って言ってみようかな
足掻くことって苦しいけどさ。
――――――――脳裏に写るあの人と言葉
10/17/2023, 11:20:25 AM