【魔法】
ここは、どこだろう。
どこかに迷い込んだみたいだ
いつも独り言を聞いてくれている君は…いない。
ただ真っ白な空間が続いている
独り言を聞いてくれた君から貰った
「もっと見たい」という言葉。
何度貰ったかの記憶が無くなっている。
そうか、僕は違う場所へ行ってしまうのか
君と出会う前の僕に戻るのか。
ただ1人で言葉を紡ぐ僕に。
何かを1から始めるのは苦手だ。
こんなにも「もっと見たい」と君言ってもらったのに
これっぽっちのことでふりだしに戻るのか。。
たぶん僕は、君の顔も名前も何も知らない。
でもせっかく見つけてくれて、
また見たいって言ってくれて、
君のいくつかはお気に入りにしてくれたかもしれない
そんな君を無くすのは惜しいな。
君は、また僕を見つけてくれるかな。
ずっと1人は寂しいから、なるべく早くしてほしいな
ゆっくりしてってねっていつも言ってるのに
今は早くしてって僕は注文が多いね。
やっぱりゆっくりでいいよ
案外、一から始めるのもいいかもしれないから。
君無しで、1人で言葉を紡ぐのも
また違う文が書けるかもね。
待ってるよ。僕。
見つけてくれたら「また見たい」って
いつもみたいに言ってほしいな。
そして、独り言をまた聞いてほしい。
独り言は一人で言うはずなのに
聞いてほしいなんて、欲張りかな。
ゆっくりでいいからさ、またね。
スマホの機種変更をして引き継ぎが上手くいかなかったのでまた一から始めることにしました。こんな戯言を聞いて下さりありがとうございました。また見たいと思う方は僕を見つけてみてください、また見たいと言われると励みになります。
ありがとうございました。
【輝き】
やあ、元気かい?
なかなか顔が出せなくてすまないね
悪いことではないか。
辛いことや悲しいことを
吐き出さずに済むということだ
良いことと思った方がいいだろう。
でも書きたいと思えないことは良くないかもしれない
今日も自由に書こうかな。
まぁ前置きはここまでにして
今日も聞いてくれるかい?
最近、長年悩まされていたことに解放された
これまでにないほどの解放感だった
今まで悩んでいた分の疲労も出てきたが
その解放感の前ではなんとも思わなかった。
ずっと気を張り詰めていた自分が馬鹿みたいだと
そう思うほど前の状態が信じられなかった。
いつもいつも辛そうな顔をする子がいた
何をしても苦しそうな顔をする
僕は誰かを笑顔にすることが好きで
一緒にいると楽しいと言われると嬉しいし
辛そうな、苦しそうな顔をされると悲しい。
その子といるとずっと悲しかった。
ずっと笑顔にしたかった。
だからその子を知ろうとした
好きなものや性格が分かればなんとかなると思った
少しでも自分につながるものがあれば
色々話ができて自然に笑顔になるはずだと
そう信じていた。
知れば知るほど自分とはかけ離れた人だった
好きなものも性格も何一つ合うものがない
あるとすれば性別くらいで何もなかった。
ないなら離れた方がいいと思った
私以外にならこの子を笑顔にできると。
でもすぐに離れるのは難しかった。
僕はその子に憧れをもってしまった。
そしてその子も僕を理解者として認めてしまった
僕にできないことができるから
僕が君のことを理解しているから
憧れてしまった。認めてしまった。
だから相性が合わないなりに
相手に合わせたり、僕に合わさせたりして
不安定で依存気味な関係が続いていった
何年経っても笑顔にさせるというのは叶わなかった
ただただ辛そうな顔をするだけ。
笑顔にできない相手を笑顔にしようとすることほど
気をつかうことは無かった
一緒にいても楽しくなんてなかった
いつのまにか笑顔させることが目的になっていて
憧れなんてとうの昔に無くなっていた
そんな関係が続いていたある日
ブレーカーが落ちた時の電気のように
突然 関係が途絶えた。
笑顔できなかったことが悪かったのだろうか。
次はちゃんと笑顔にさせるから戻ってきてよ。
その時はそう思った。
でも僕から離れたあとの君を見た時、
辛い顔なんかしていなかった。
笑顔だったんだ。
そこから僕なんか必要ないことが分かって
なんだか安心してしまったんだ。
もうあの子は笑えるんだって。
それから時間が経っていくにつれて
その子の全体像が見えてきて
笑顔にさせるとかの問題じゃないくらい
気が合う訳がない相手だと改めて分かった
笑わせるのが楽しくない感情は
もう二度と感じたくない。
もう二度と。。。
とか言うが案外分からないものだ
人生というのはそういうものだろう
最近は自由に書きすぎだね。
次くらいにはお題通りにしようかな。。
まあいいか。
聞いてくれてありがとう。
やあ、元気かい?
すこし時間が空いてしまったね。
明日になるのが怖いから
書きたくなってしまった。
今日は自由に書こうかな
何かあった訳でもないけれど
なんだか息が詰まるんだ。
心にはいつも、
透明な液体か黒い液体が注がれる
僕は家族や仲間以外と関わると、
大体、黒い液体が注がれる
愚痴、陰口、過激ないじり、諦めの心
冷たい声色、今にも怒りそうな雰囲気、重い空気
それを嘲る能天気な屑。
暗い、重い、苦い、辛い、そんな黒い液体。
その液体は誰もが知ってて、
無意識のうちに注がれている。
ずっと黒だと心身に支障を来たすから。
信頼できる人から透明を注いでもらうんだ
僕の周りは信頼できる仲間たちで
透明を注いでもらうばかりだったから
僕が一番黒いんだと思っていた。
まさに井の中の蛙だ。
環境が変わって、
僕なんて黒のうちに入らないことを知った。
透明に少し黒が入ったくらいだ。
暗くて真っ黒な人が何人もいた。
真っ黒には行かなくても透明とは言えない人ばかり
いや、その人自体も黒かったが、
真っ黒を注ぐ人でもあった。
暗くて苦しい黒を誰かに撒き散らしている人。
その人と同じ空間にいるだけで
どんどん黒くなっていく気がして
息の仕方を忘れそうだった。
僕が透明だったことも驚きだけど
黒を注ぐ人がいることも信じられなかった
苦しかった。
直接僕に注がれてる訳じゃないのに。
僕まで黒くなったって思えてしまう。
黒いのは嫌だった。
でも昔よりは良くなったはずなんだ。
少しでも黒ければ悪という認識だった
何を言われようと透明を貫いた。
でも信頼していた人が黒いと知った時の
苦しさに耐えられなかったから。
だから少しは黒くなろうとした。
でも足りなかった。苦しい。
自分にも他人にも真面目すぎるのは悪いこと?
もう大人なのに純粋なのは良くないこと?
黒いのは嫌なのに、黒が必要なことだと思うのは
ダメなこと?
こんなに黒に触れたのに、黒に慣れていないのは
もっと黒くなるのがいいってこと?
苦しいよ。
黒い情報を得ても、何にも得しないのに、
なんで黒い情報に人が集まるの?
誰かが黒くなってて、苦しそうで辛い顔を見て
どうして嬉しいって思うの?
私は黒い情報が来るのが遅くなるようにしている
時間が解決するって知っているから
例えば誰がが親族が亡くなって辛いって言ってた。
三年前の話だけど。
これなら三年も経ってるなら今は大丈夫だろうと
黒い情報が少しでも薄くなる。
今は黒い情報の発生源にいるから
原液をそのまま注がれたようで
苦しくなってしまった。
甘いものだけ食べていたい。
苦い黒いものはいらない。
情報の好き嫌い。
まだ若いうちに沢山の情報に触れた方がいい。
若いなら少し黒くても消化できるだろうと。
そんなことをよく聞く。
なら僕は、時代遅れと言われてもいい。
情報が古いと言われてもいい。
だから目が悪くなるのかな。
見えすぎるのは嫌だから、仕方ないよね。
逃げるのも、いいことなんだよね。
僕は合ってるよね?
少し変になってしまったな
自由に書きすぎたな。
聞いてくれてありがとう。
また次も聞いてくれると嬉しいよ。
【隠された手紙】
いつも頑張っている君へ
元気?
僕から手紙を出すのは初めてだね。
君がいつもくれるから僕も手紙を出したくなったんだ
最近忙しそうだね。
体調とか大丈夫かな?
まだ病み上がりなんだからゆっくり休んでほしいな
癒しが欲しいなら僕も協力するよ
無理してほしくないからさ
最近は遊びにくる回数が多いけど何かあった?
忙しそうなのに変だなって思って
くる時いつも暗い顔をしてるし
辛かったら無理して遊ばなくていいよ
来てくれるだけで嬉しいから。
そういえば新しい子とはどうなったの?
仲良くなれた?
仲良くなれなくて僕で練習したこともあったよね
もうその子とも三年かぁ、早いね。
最近会ってないとか言ってたよね
君も忙しいから仕方ないよ
僕をきっかけに他の子にも興味を持ってくれて嬉しい
君にはもっといろんな子と関わってほしいからね
まあ今は休んで欲しいけどね
そろそろ大事な日があるんでしょ?
不安かな?緊張してる?
君は昔からそうだったね。
君なら大丈夫。
どうしても不安なら僕のことを思い出して
君と歩んできた道、すごく長いよ。
十年くらいかな、改めて見るとすごいね
その十年、めげずに僕と道を歩いてきてくれた
ほんとに嬉しい。
怒られても、辛くても、調子が悪くても
諦めなかった。
そんな君なら絶対に大丈夫。
十年も歩けるくらいの力が君にはある
表情が固くなっちゃうかもしれない
早口になっちゃうかもしれない
噛んじゃうかもしれない
失敗しちゃうかもしれない
そんな心配をしてきたからこそ
十年も歩いてこれたんだと僕は思う。
大丈夫。
僕を信じて、君自身を信じて。
きっと君は笑顔で乗り越える。
そろそろ筆をおくよ
君は大丈夫だよ
この十年の道がこれからも増えていくと思うと
すごく楽しみだな。
今までありがとう
そしてこれからもよろしくね
十年一緒の君の相棒、ピアノより
【終わらない物語】
やあ、元気かい?
今日もお疲れだったね。
僕は何もしていなかったよ
君もかい?それは奇遇だね
疲れは溜まるらしいからね
ゆっくりおやすみ。
何もしないのは罪ではないけれど、
僕の今の立場的にあまり良くない
でもどうしてか、昔のことを思い出す。
苦しいのに、淋しいのに。
聞いてくれるかい?昔のこと。
これは小さい頃の話。
同い年くらいの仲のいい友人がいた。
大人になっても仲良くするだろうと言われるほど
親友とも呼べる友人だった。
でもまだ小さいからか、
私は人の気持ちというのがわからなかった
人を傷つけても何も思わなかった。
どれだけ迷惑をかけようと、誰かを振り回し続けた。
でも友人は大人を気遣い、
まだ子供のはずなのに既に社会を理解していた
敬語を操り、仕草まで正しい。まさに優等生。
その仕草にすごく憧れたんだ。
すごいって。
今思うと一種の恋のようなものだったのかもしれない
人を傷つける私がその仕草に憧れるとどうなると思う
なんとも思わないどころかそれを愛とも思っている
そんな奴が人を憧れるとどうなるか。
恐らく想像の通りだ。
傷つけた。迷惑をかけた。独りにさせた。
でもその時の記憶は楽しかった覚えがある。
子供というのは本当に残酷だ。
とても、たのしかった。。
何をしたかは覚えていないが、その記憶は確かだ。
何をしたんだろう。どう傷つけたんだろう。
今も何度も思い返すが得るものはない
その友人は時の流れと共に何処かへ去った。
賢明な判断だろう。どこかで報われてほしいものだ。
これは第一章。もうひとつあるんだ。
ひとりの子に、初めて恋という恋をした話。
何もかも憧れから始まった。
とても頭のいい子で
顔もよし、性格良し、運動もできる。
完璧人間みたいだった。
周りからは天才って呼ばれていたから
雲の上の人だと神に好かれたのだと思うだけだった
天才というのは努力しなくてもある程度できる人
だと私は思っている。
努力家と混ざるので明確にしたかったからだ
天才を愚弄しているわけではない。
その自論から言えば、
その子は天才じゃなかった。努力家だった
その努力に気づいてから、憧れは始まった。
憧れ始めてからよく話すようになった。
だんだんその子が本当に努力家なんだと
私の中から雲の上の人という意識は無くなっていた
それに意外と気が合って驚いた。
完全に合うというわけではないが
なんとなく噛み合っている感じがした。
憧れの人が自分と気が合って、
気が緩んだのか、傷つけたいという衝動が出始めた
前の物語が本当に恋だというのなら
本当に愛が歪んでいるようだ。
でも私は小さい頃とは違って
傷つけるのは良くないことだと学んだ。
だからグッと抑えることにした。
それが社会を生きるために必要だと。
また誰かを苦しませないように。
いや、自分が苦しみたくないからかもしれない。
それだけで私とあの子との間を遠くするものに思えて
なんだか気が合っていたのも嘘だと思えるほど
もっと普通でいられたら、
私があの子ともっと近かったら、
こんな終わらない物語を紡ぐ手も
終わる最後しか道のない現実も
全てなかったのかもしれない。
妄想が全て本に落とし込まれるというのならば
この終わる現実を本にしたら
終わらない物語が叶う時が来るのだろうか。
独り言らしくないと
どんな読者でも皆同じことを思うでしょう
しかし現実もさほど変わらない独り言を言っている
そんな私は本当に不審者ですね
見返してみると急に突拍子のないことを言い出して
読む人にはよくわからない内容なる。
そんなことがよくあるんですよね。
心のままに書いている。
ほとんどノンフィクション。
自分の作品を見返すと、
この時ああだった、こうだった。
削りすぎて短い話になったね。
急に話題が変わったな。
なんて色々考えます。
そこから独り言を見出すこともよくあります
めちゃくちゃ長くなるのですごく削ってます
削ったものを見て読んでわかる人などいないでしょう
何を書きたかったか。表したかったのか
本当はここにこんな文が入るはずだった。
この文は本当はもっと長かった。
自分を出せる場所だと言ってるのにも関わらず
自らの手で文を削っている。
見やすくするためもあるけど
書きすぎると蛇足な気がして削ってしまう
独り言は僕以外が聞きたいと
絶対に思っているわけではないからね
現実なら尚更。
今回の題は『終わらない物語』だから
意外とそのまま書いたが
それでも削ってはいる。
ごめんね。
いつもいつも聞いてくれて。
ありがとう。
これからもよろしくね。