微熱』の作文集

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微熱』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

11/26/2024, 12:11:51 PM

微熱


通常で考えればかなりだるい
正直、熱が中途半端なら病院にいくのも憚れる
ましてやこのご時世だ。

今は絶対来るな令。
しかし病院も来ないでくれ令
かと言って
昔は良かったとも言えない

学校も会社も
そんな中途半端な熱では休めない
だからといって高熱がいい訳では無いが。
歌詞なんかでは、恋の微熱という単語やタイトルが出ることも
昔はあっただろう
うまくいくものだと思ってる
ただ
今では作詞の言葉は化学方程式か芸術か
どちらにせよ、
もっとありえない言葉がそこでは使われる
瞼や目の奥の痛みは
とか
血管を巡るのが血液ではなく…
書いてて恥ずかしくなったので、やめておこう
ラブソングを書きたいわけではない

ようは
微熱はぼんやりとして定まらない
フラフラする

薬を飲むほどではない
できることがほとんどない
休みが来るのを待つ他ないが
休みが来なかったりするから
参る

さぁこれから手術だ

11/26/2024, 12:08:45 PM

小説
迅嵐



「迅、お前熱あるだろ」

「え?」

出会い頭にそう言われ、おれはとぼけた声を出す。嵐山が見ているのはトリオン体のおれ。どこからどう見ても健康体そのもののはずだった。

「えっと…どっからどう見ても普通だと思うんだけど?」

「トリガー解除しろ」

「いやー、今トリガーのバグで解除できなくてさー」

「…迅」

嵐山は眉間に皺を寄せ、いつもより少しだけ低い声を出す。じりじりとこちらへにじり寄ってくる彼を止める術を、今のおれには持ち合わせていなかった。

「……」

美人の無言は怖い。

「……分かったよ、……トリガー解除」

トリガーを解除すると、頭と身体が少しだけ重くなる。今だけは重力を恨めしく思った。

「何度だ?」

「…三十七度ちょっと超えた感じ。微熱かな」

おれの平熱は平均よりも低いから、微熱と言えど結構辛い数字となっている。

「…ちょっと来い」

嵐山はおれの手を引くと、無言で廊下を進む。突き当たりにあった部屋のロックにトリガーをかざすとドアが横に開いた。中には簡易ベッドがあり、ここが休憩室だと今更ながら気がつく。嵐山が先にベッドに上り、自らの太ももをぺちぺち叩く。

「今日は三時から会議だから、一時間だけここで寝ていけ。あとは玉狛の誰かに連絡して迎えに来てもらおう」

魅惑的な太ももから逃げられるはずもなく、おれは崩れるように横になる。
トリオン体でいるとあんなに楽だったのに。生身の体はやっぱり少し不便だ。
熱で動きの鈍くなった頭はおれの願望を素直な言葉に変換する。

「あらしやまー…あたまなでてー……」

「ふふ、甘えんぼさんだな」

髪と髪の間を嵐山の綺麗な指がすり抜けていく。いつもは温かな嵐山の指が、トリオン体のせいか少しだけひんやりしていた。髪を梳きながら鼻歌を歌う彼は、おれを安心させるように笑う。

「……あらしやまもさー…なまみにもどってよー…」

「はいはい」

微睡みながら言うおれのわがままは、嵐山を温かな生身へと戻す。生身の体は不便だけど、近くで嵐山の匂いを感じられるのは良い。

温かくて柔らかくていい匂いな嵐山。…あぁ眠い。久しぶりに生身に戻ったせいかな。すぐに眠れそうだ。

「…おやすみ、迅」

おれは微熱特有の気だるさと嵐山の体温を感じながら、ゆっくりと意識を手放した。

11/26/2024, 12:06:37 PM

お前の存在を好いてしまってから、
俺はずっと、微熱続き。




【微熱】

11/26/2024, 12:05:11 PM

吐く息が白くなり、着込む服の枚数が増える
人肌が恋しい
"寂しい"と彼に送ったら
彼は会いに行くよと答えてくれた
いつも彼は私のわがままを聞いてくれる
頼ってばっかじゃいけないと分かっているけど
ついつい頼ってしまう
いつか面倒くさがれて、捨てられちゃうかもなぁなんて考えがたまによぎって自立しようとするけれど、なかなか自立できないものである
色々考えていると着いたよと連絡が来た
ドアを開けて彼を迎える
彼の顔を見ただけで部屋の温度が上がった気がする
熱い抱擁を交し軽い接吻をする
私の頬に添えられた彼の手から伝う微熱は
カイロやコタツよりも暖かく感じ、私を満たした
この熱に溺れていたい

11/26/2024, 12:04:45 PM

暖房のせいなのか、ふわふわする。頭がぼうっとして身体中の液体がふつふつし始める。
部長がシャツの袖を捲る。やっぱり暑いよね?
しかし驚くことに暖房は入っていない。
会議室の空調は建物全体で管理されていて、温度はいじれない。会議の時は暑がりの部長のために暖房は入れない暗黙のルールなのだ。
いつもは震えながら会議に参加して部長を呪っているのだが、今日はやたらと体温が高い。
理由はなんとなく分かっている。目の前の男だ。
爽やかな笑顔で話す営業部のエース、の隣に座っている冴えない眼鏡の男。去年一緒に入社した同期だ。
目が合った。何もなかったかのように手元の資料に目を落とす。
『新規ターゲット獲得のための商品開発・・・』
『若い顧客層を見据えた・・・和菓子のイメージを一新する・・・甘さにこだわった・・・』
甘い。甘い。甘い。のどが渇くほど甘かった。夜空がぐるぐる回って星が降ってくるんじゃないかと思ったあの夜。

「普段お酒飲まないならそう言ってくれればよかったのに。」
自販機にお金を入れながら言った。研修終わりの飲み会で彼はハイボールを7杯飲んだ。
「いやみんな飲むの早すぎ…」
キャップを開けて水を差し出す。なんで私があんたの面倒見ないといけないの、と思いながらこのまま見捨てるのも嫌なので隣に座った。
あーあ、本当なら家に帰って推しのライブを見てたのにな。
そんなことを思いながらスマホを取り出す。21:17。終電まであと3時間もある。あーあ本当ならあの気になってたバーに寄って帰ったのになあ。
「ねえ、」焦点の定まらない目でこちらを見た。
「饅頭食べない?」
「は?」
酔っ払いすぎだろ。何言ってるの。こんな時間にやってる和菓子屋なんてないでしょ。
早く帰らせよう。
立ちあがろうとした私の腕を掴む。
「行こう!」
足早にかけ出す。こっちヒールなんですけど。

彼が連れて来たのは和菓子バー。メニュー表には饅頭や練り切りなど、お酒とは不釣り合いな名前が載っている。
「ねえ、大丈夫なの?日本酒だよ?やめといた方がいいんじゃないの」
店内は日本歌謡が流れていてなんだか居心地が悪い。酔っ払いを連れていたら尚更だ。
「覚めた覚めた。大丈夫。」そう言うと慣れたように日本酒の名前を注文する。
まあいっか、潰れたら今度こそ置いて帰ろう。ちょうど飲みたかったし。
日本酒と食べる和菓子は意外な相性で美味しかった。餡子のむせかえるような甘味と冷たい日本酒の切れ味で舌が風邪を引きそうだ。下戸だと思っていた彼は、浴びるように注文している。それに負けじと和菓子を頬張る。甘い甘い。指が絡む。回る回る。薄暗闇で彼の顔が浮かんで消える。

「おい、大丈夫か?」
部長が顔を覗き込む。
「顔が赤いぞ。熱があるんじゃないのか。医務室に行って来なさい。」
部長命令なら仕方ない。すみません、と呟いて逃げるように会議室から出た。
甘いのは餡子だったのか、彼だったのか。

11/26/2024, 12:03:50 PM

微熱


なんてタイムリー

風邪ひいててよかった?

微熱くらいなら仕事休めない

高熱は動けないし

中間くるいで動けるくらいの熱で寝てたい

漫画読みながら

サブスク観ながら

好きなもの食べて飲んで

寝て

たまに風邪ひいたら

太るけど

いいや

家にいても楽しめる

なんて幸せだろう

ありが鯛

end

11/26/2024, 11:58:22 AM

微熱

初めての出会いは残念だけど忘れたの。仕事に夢中だったから。でもずっと私の話を真剣に聞いてくれてた雰囲気は感じていた。ある時少しはなれた場所から私を見つめる熱くて強い真剣な眼差しにドキッとしたの。言葉よりも真っすぐ心の奥に突き刺さったのを忘れられない。この世界に貴方と私、二人だけのように感じた。全身に電気が走って息苦しくて熱くて…私はあれからずっと微熱状態。貴方に触れたくて近づきたくて、ただ側に居たいだけそれだけで良かった。見つめ合えば金縛りみたいに動けなくなった。お互い眼と眼を合わせ少し恥ずかしいハニカミ笑い、それでもお互い眼が離せなくていつまでも見つめ合った。言葉はジャマなだけ。他に何もいらない。貴方がいるだけで2人でいられるだけで他に何もいらない。貴方の手も頬も少し微熱があったね。

空に向かって冷めた頬を冷たい風に当てている。身体は芯から冷えてしまった。遠い貴方に、言葉は何も思いつかない。死ぬまで貴方への微熱は続くでしょうと心で呟く。

11/26/2024, 11:58:17 AM

微熱の定義は人それぞれ違う。
36.9度以上なのか、37.2度くらいまでなのか、もしくは37.5度くらいまでなのか‥などなど。

この議論と並行して浮上してくるのが『自分の平熱問題』。
「私、平熱が35度台だから、36度でも微熱なの〜」
「私は平熱が34度台だから、36度でもほんとは発熱〜」
‥こうなると、突如『私、ほんとは病弱だけどがんばってるんだゾ⭐︎』論争に発展する。
 
はっきり言って、マジめんどくせー。
誰か、微熱の定義バチッと決めてくださーい。

11/26/2024, 11:57:09 AM

・微熱・

 苦悶が増える。また一分、熱が上がる。そうして、いつの間にか、私の熱は、七度五分が常となってしまった。気怠さが続く日々。また、一分上がる。
 小さな幸せを見つけた。一分だけ、熱が下がった。もしかしたら、時期に並の熱に戻る日が来るかもしれない。
 世も、捨てたものではないかもしれない。そう思って、今日も微熱の一日を耐え抜く。

11/26/2024, 11:53:49 AM

#4 【微熱】

微熱は人それぞれ違うが、元の体温が高い人の微熱はどれぐらいなんだろうか。

因みに私の微熱は36.9である。

…あ、聞いてない?
ちょっと書くこと思い浮かばなかったもので、つい。

小枝の解像度が少し上がるお題でした。

11/26/2024, 11:53:31 AM

微熱



風邪ひいた これは絶対に風邪ひいた

全身が寒い

体の節々が痛い

肌に触れるものすべてが痛い

頭が重い


しんどいしんどい めちゃくちゃしんどい

これは風邪だ しかも重症

絶対に高熱だ 死んでしまう

体温計の出番だ いざ検温

あれ 37℃だ

思ったよりも熱出てないな

そう言われてみればあまりしんどくないかも

なーんだ 意外と大丈夫じゃん

薬飲んで寝とこ

11/26/2024, 11:50:42 AM

熱?ないない!
だーいじょぶだって!
だって俺、平熱が高いもん。
いつもどーりだって!
だからまだ遊べるって!ねぇ!

11/26/2024, 11:49:21 AM

仄かに残る温もりの残渣を騙って


無数の記憶が散らばる電脳世界
都合の良い貴方だけを集めたら

脳髄で組み立てる 私だけの貴方


記憶をも溶かす甘い微熱が

その笑顔も 言葉も
貴方の全てを真実にしてゆくから

11/26/2024, 11:48:20 AM

気のせいよ この熱は風邪のせいなのよ


/お題「微熱」より

11/26/2024, 11:47:40 AM

頭がボーッとしてる。手も顔も火照ってる。風邪は引いてない。でも私の身体が微かな熱を帯びている。君が触れたあの時から。

君の隣の席。それは有料でもおかしくないほど供給が多い。君が答えをまんま写してる教科ごとのワーク。私は取り上げることが出来る。君が授業中に寝た時。私が起こしてあげられる。私が隣じゃなかった時は答えを取り上げられることも無かったし起こしてあげるのも私じゃなかった。気のせい?私に答え取られた時にニヤつきが隠せてない表情も起こされた時の幸せそうな表情も。君の気持ちって意外に素直なんだね。
移動教室をしてもなお私の隣に座る君。今日の理科の実験は変化した色が青か緑か。たったそれだけの事で言い合ったね。君が青だって言いながら私の顔に近づいてきたのはびっくりした私をからかうため?私にもたれかかってくるのは私をわざと困らせるため?
移動教室から教室へ戻るとき。君は私にかまって欲しくていつも内履きのかかとを踏んでくるよね。私を追いかけてきた君がそうすることなんて分かりきってるから君の後ろを歩いてた。前を歩いてって言われたけど抵抗し続けたら手を掴んで引き寄せて隣で手を繋いで歩いちゃったね。私の反応楽しんでるの?それとも君も私に触れたいって思ってくれてるの?

私と違ってごつごつとした男らしい手に握られた感覚を身体が覚えてる。冷えた手が一瞬で燃えるような熱を帯びるあの感覚。君は罪な人だね、私はもう君じゃないとときめかないらしい。夜になった今でも帯びた熱が残ってる。頭の働きが低下して身体中が火照るような熱さ。熱にもなれぬ中途半端な微熱。

題材「微熱」

11/26/2024, 11:47:24 AM

※微熱

ちょっと悩むと
みんなは何を書いたのかなって覗きたくなるよ
王道なネタを書いてみたい、が、王道?

「微熱が続いていて…」
彼女は額に右手を当てて、囁くように言った。
「病院に行ってないの?常備薬は飲んだ?」
僕が聞くと彼女は辛そうな顔をしつつ首を横に振る。
「親の都合で戸籍がない私にはどれも手が届かないわ」
そうだった。
憲法が実父ではなく離婚した男を父親にするせいで、
彼女の母親は、彼女に国籍をプレゼントしなかった。
学校にも通えず、就職出来る年齢になった今ですら。
「家から風邪薬持ってくる。待ってて」

彼女の母親は、自分の男を優先して
自分の子供をないがしろにしている事実に
気がついているのだろうか?
きっと気づいていないだろう。
彼女の将来は学歴なしという地獄から始まっている。

※なるほど、私に足りないのは恋愛要素らしい??

11/26/2024, 11:47:19 AM

微熱
それでも学校に行くのは当たり前だろう
世の中的には"うつす危険"を考えて
行かないほうが正解なのかもしれないけど
無事に過ごせて過ごせればラッキー
悪化したらまぁ仕方ない…

そんなことを友達に言われたことがあった
私的には
微熱だと気づく時点で
体調が悪いということだろうから
休んでしまうなと思った
微熱が悪化するかもしれないという
そんな賭けに私はでられない

11/26/2024, 11:46:43 AM

わたしにとって 微熱は高熱よりもしんどいがもしれない。

高熱はいつもと違いすぎて対応が明確 というか 
身体を休ませる行動に絞られ、振り切っているのに対して、
微熱というのは、頑張れる氣がして 振り切るに振り切れない 諦めが悪くなるのが影響してるのかな…

振り切った方が挽回はもしかしたら近いのか?
と思いつつ、
地味な葛藤は エネルギーを消費する
が、継続率は高そうという氣づき♡

11/26/2024, 11:45:45 AM

微熱

色っぽい話じゃありません

去年くらいから
お腹がたまに張っていた
グーっと苦しくなって、
少し経つとふっと楽になる

近所のクリニックに行くと
胃酸過多って言われて信じてた

先々週も胃のあたりが張って苦しくて
それが4、5時間続いたあとの微熱
翌日には下がったけど、
風邪も引いてないのに変な熱って思ってた。

先週の木曜日の夜、
またグーっと苦しくなって
それは朝まで続いて、
朝ふっと楽になった。
胃酸過多と言われた病院には
何となくいかない方がいいと思って
金曜の朝、違う病院へ

病院を変えて良かった
念の為の血液検査で先生も慌てるくらいの
衝撃の数値
少し前の会社の健康診断では
何の問題もなかったのに

そのまま救急で受け入れてくれる病院を探してくれて、即入院

原因は胆石でした
グーっとくる苦しさは、胆石のせいだった

とりあえず明日退院出来る

もう好きな物を食べれない
頑張って自分のために食事制限しなきゃね

先々週、微熱が出た時に病院に行っておけば
ここまでにはならなかったのかな?
ってちょっと思った、『微熱』オチでした。

11/26/2024, 11:44:57 AM

微熱

中途半端に苦しいのは
意外に辛い

普通を装える
平常に見える

頭は痛くて
ここから逃げたいのに

吐き気がして
世界が回るのに

まだ
苦しいのラインじゃないから

三十七点五の体温は
高いようで低く感じた

痛みと吐き気からくる
頭を刺す何かは

貴方の優しさを
猛毒にした

また
迷惑をかけたなぁ

申し訳なさと
不甲斐なさと

あの地獄に少しでも遠のいた
微かな喜び



明日には治るように
早く寝よう

いつもは眠りたくないのに
今日は、
眠たくてしょうがなかった

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