『待ってて』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
勢いつけてぇ〜
そーれ、一歩ぉ〜
右足で蹴り出してホーーップ!
上がった上がった〜
つぎも思いっきり体をバネにしてぇ〜
左足でステッーープ!!
いい調子、いい調子〜
さらに勇気を出して
渾身のジャーーンプ!!!
わあ、できた、
跳べたよ跳べた
もう足もとに地面はないよ
この勢いでさらに上空へ
雲をかき分け、大気圏を抜け
どんどん進め
いま行くからね
#待ってて
大好きだった先輩が若くして癌で亡くなった。
心の傷になっている。
思い出す度、涙が溢れてくる。
あれから10年。
あなたに追いつく!
これを目標にがむしゃらに仕事をしてきた。
まだまだ、もう一息。
もうすぐかなあ。
さく
題)待ってて
今この人と付き合いたいと思える人が前の人とは違って、
新しい恋が始まった。
好きな相手と私の間には沢山の障害物がある。
遠距離だったり、
人間関係だったり、
仕事だったり、
沢山の障害物がある。
でもただ、彼に会えるのが4月。
会ってみよっかってなって。
彼が今の地元から離れて
新しい一人暮らしの生活が始まろうとしてる。
そこに逢いに行くことになった。
今日はバレンタイン。
その人に初めてチョコを。
と言いたいところだけど、
固形物のチョコのお菓子ではなく、
チョコレートのお酒をプレゼント。
喜んでくれますように。
そして、絶対会いに行くから待ってて…
私が戻るまで居場所無くさないでね
私には,あなたしかいないから
私が帰ったら
「おかえり」って言って
手を広げて待っていてね
君を見つけたら絶対に飛び込むから
受け止めてね
その時まで待っててくれると嬉しいな
─────『待ってて』
待ってて!っていっても時間は待ってくれない……
でも、きっと言えば!待ってくれる人は居るはずだ……
そう信じたい……信じたいけれど、信じていいのか不安になる……
だってそれは信じきれてないからだ。知ってる。
でも、時間とかタイミングとか考えるとさらに複雑化になるよね……待ってて!って思ってても…
なんか書いてて思ったけどこれひらめきで書いてる時あるんよね!書いてて時折寂しくはなったりするぐらいのテーマだったりあるから久しぶりに書いたらひらめきに頼っちゃったやw
まじで書ける時はとことんかけるんだけどなw
『待ってて』
その言葉が私はいつも嫌いだった。
無責任で、相手に一方的に負担を押し付ける言葉。
待つ身がつらいかね、待たせる身がつらいかねとは太宰先生の言葉だが、待つ身がつらいに決まっている。
だから口にしないと決めていた。
診察室の扉を閉め、壁に背を預けて呟く。
「余命1ヶ月……か」
浮かぶのは彼女の顔。愛らしく、幸せに笑う顔。それでも
「もう、会えないな」
考えるのは彼女のこと。どうすれば、悲しませずにすむだろうか。どうすれば、彼女の中の私を死なせずにすむだろうか。
私以外が彼女を幸せにするなんて許せない。それでも、私はいなくなる。それでも、彼女には幸せでいて欲しい。だから
私は彼女にメッセージを送ることにした。震える指、涙でまともに反応しなくなる画面。それでもなんとか時間をかけて、ゆっくりと書き込み、送信した。
『待ってて』
あぁ、これは、待たせる身もつらいものだな。
待ってて。
わたしは確かに待たせた。けどその分気持ちに答えた。
そしたらわたしが待つ番になっていた。
どれだけ待てばいいかな?
わかんないよ。もう一年はたったよ。
ねぇ、いつになったら待たなくて済むかな?
待てば待つほど辛い。
待ってて…
待ってたんだけどなぁ…
ううん、
待っててなんて失礼だよ!!
待ってなんかなかった
だってわかってたもん…
#待ってて…
いつまで待てばいいの?
どれほど待てばいいの?
何もわからないままの
待ちぼうけほど
残酷なものはない…、
そう思いませんか?
待つのは嫌いじゃない。
その間ずっと、あなたのことを考えていられるから。
「ちょっと、待ってて」
そう言うあなたは、私のことを気に留めていてくれるのかな。
お題『待ってて』
心配なんて柄じゃ無いと思った。その目的で彼女の元を訪れるのに、今の自分は全く相応しくないとも知っていた。
それでも、不安に思ったのだから、ここに来たのは間違いじゃ無いだろう。
古いアパートの一室は、鍵もかかっていなかった。ワンルームの家だから、玄関をくぐれば全てが見えた、察せられた。
カーテンは閉まっていなかったけど、この時期には珍しい厚い曇天が外には広がっていて、安い白熱灯はその役割さえ放棄して、部屋のなかを明るく照らすものは何も無かった。
吐く程飲んだのか、部屋中に安いチューハイの缶が散乱し、吐瀉物とアルコールの臭いが立ち込める。窓際のキャンパスには描きかけの作品があっただろうに、赤い絵の具で雑に塗り潰されており、破れた厚紙は部屋のそこかしこに見付かった。
アトリエでもあるから色には困らない筈なのに、闇すら存在しないその部屋は、唯一様に灰色だった。
彼女は、そんな無色の部屋の片隅で、うつ伏せに潰れて嗚咽をあげていた。
『入賞者は──』
机の上だ。この全てを作り上げた残酷な文字が、無機質な明朝体でコピー用紙に羅列されている。その机のすぐ側に、或いは彼女が今まですがってきた筈の古いガラスのトロフィーが、粉々に砕けて鈍く光っていた。
それもその筈。それは彼女が欲しかったトロフィーではないのだから。
それもその筈。彼女が欲しかったトロフィーは、自分の手の中にあるのだから。
「…………って」
しゃがれた声だった。やっとの思いで出したのかもしれない。
──待っててよ、お願いだから。
「────は、」
そんな情けない声を聞かされたから。胸の内に言葉が湧くのも早かったのだろう。
塗り潰されたキャンパスが視界に入る。やっぱり、来て良かったかもしれない。
怒りのままに、声を発したつもりだった。もっと冷めた声色になると思った。
「じゃあ、待っていようか」
それが思いの外優しく響いて、我ながら酷い奴だと笑いたくなった。随分頭に来ていたらしい。
伏せられた顔が勢いよく上げられる。顎はわなわなと震えて、既に青い顔から更に血の気が引いていく。漸く自分を捉えたその眼は、大きく見開かれたその瞳は、今しがた彼女自身が発した言葉への後悔と、自分の答えに対する絶望をありありと映した。
構うものか。一つ微笑んで、踵を返す。
ねえ、待って、違う、そうじゃない。
聞こえる声に返事をする必要がどこにあるだろう。あんなものか。もう二度と期待などするものか……期待?
そう、そうか。自分が感じたのは、彼女の作品が観られなくなる事への、不安だったのか。
ああ、残念だ。好きだったのに。
乱暴に扉を閉めて、鉄さびた階段に足をかけようとした時。
背後から、慟哭が上がった。
咄嗟に口元を覆った。最低だ、本当に。それでも。
それでも、口角が上がるのを抑えられない。
そうだ。そうだよ。泣き叫べ。踠き、苦しめ。血涙を流して、また這い上がってこいよ。
待ってて、なんて。望んでもいない事を口にするんじゃない。そんなの、誰よりもお前が、許さない癖に。
先に行くさ。同じように、足掻いて、踠いて。だから、だから。
お前が走って、追い抜かせよ。
【待ってて】
「待ってて」
あなたは、
"待ってる"とは決して言わないかった。
それが、かえって、待つ決意の強さを伝えていて。
"もうちょっと待ってて"と言葉にした私の方が、
ずっと不確かなものを抱えていた。
待っててくれて、ありがとう。
猫が動き出すまでは、温かい部屋にいよう、その時になったら、月明かりの道を探して、そっと扉を開けておいで
『待ってて』
【待ってて】
【創作】【宵(よい)と暁(あかとき)】
2/14 PM 5:15
『真夜(よる)くん、ごめんね。
もう少し待っててね。
天明(てんめい)くん、まだ
教室に来られないみたい』
まぁ、そうだろうな、と思いつつ
暁からのLINEに返信する。
『図書室から校庭見えるけど、
天明、部活終わるの待ってた
女子に囲まれてるよ』
天明含め、何人かのサッカー部員が
チョコの手渡し攻めにあっている。
あれで気持ちが伝わるものなのかは
かなり疑問だ。
『だから覚悟しておいた方がいいよって
言ったのにねぇ。
天明くんは自分のモテ度とバレンタインに
懸ける女の子の意気込みを軽く見積もり
過ぎだよ』
朝の昇降口、休み時間の教室、
昼休みの廊下、そして放課後の校庭。
今日1日、何度となく天明がチョコを
押し付けられる様を目撃した。
見かける度、暁は「モテモテだ~」と
何故か満足げで。
宵は……どうなんだろう。
心をザワつかせているようには
見えなかったけれど。
宵の心が波立てば、オレにはどうしたって
分かってしまう。
だから、冷静ではあったんだと思う。
告白ラッシュは、宵にとっても想定内でしか
なかったのかもしれない。
『まぁ、とにかく、オレはここで
本を読んでるから、時間は気にしなくて
構わないよ。天明を待っててやりなよ』
『ありがとー』
多少緊張しているだろうか。
でも、宵。大丈夫だよ。
暁がすぐ側にいる。
眠れない夜があった。俺はぼんやりと横になったまま天井を見上げる。よどんだ色のカビがまた増えている。どうせボロアパートだからと怠惰に過ごした痕跡だ。今だって暇を持て余している。探さなくても舞っているホコリを掴まえる遊びをしたが、飽きた。
時間の潰し方が分からないまま、漠然とスマホをいじったが連絡を取れる友人もいなければ、回線速度の遅いここではただのストレスでしかない。
なんだろう、心に隙間風が通ったように虚しい。パチ、パチと蛍光灯が弾けた。等間隔でなる音になぜだか肌がざわつく。気を紛らわす程度に珈琲を淹れようと上体を起こそうとして───そのまま息を止めた。部屋の隅、埃の上で足のない男が横たわって見つめていた。
「うごかないで」
掠れるような低い声のまま、こちらに向かって這ってくる。にげろ、何やってんだ俺は。尻込みをついて、浅い息を吐く。引き攣った喉の奥からは悲鳴さえも出てこない。男が俺の腕を掴んで虚ろな双眸を向けてくる。不自然に影のように揺れる下半身は異形そのもので。細い腕からは想像もできない力で背中は床へと倒れ込む。
はっ、はっ、と動物を思わせる息遣いが男から溢れる。
なにか別の恐怖が頭の中でサイレンを鳴らし始める。なんだよその顔。獲物を捕まえて飢餓を満たそうとしているような恍惚した表情は。男の前髪が瞼の上を掠めて、顔を背ける。
男はにったりと近づくと何か小さな声で囁いた。何言いやがったこいつ、そう睨みを効かせようとしたのに、急激に引き摺り下ろされるような眠気が襲ってくる。けど不自然なほどに恐怖がひいてく。力が抜けて強制時な微睡みに包まれる。
「……まってて。きみを俺のものにするから」
耳朶を食むような柔く鼓膜を揺らす声は熱の中で溶けて、俺の意識はどこまでも深く落ちていった。
/ 待ってて
「待ってて」
待ってて そう言われた
でもいつまで待てば良いのだろう?
一人だった 不安しかない
空が暗くなり冷たい風が吹いても
一人だった ただ泣けてきた
せめて話しかけてくれる人がいたならば
せめて音楽でも流れていれば
気が紛れたのかな
いつも傍に居て欲しい人は
傍に居なくて
誰に頼ればいいのか
誰に甘えたらいいのか
誰に相談に乗ってもらえばいいのか
ずっとずっと探しても見つからず
一人だった 不安しかない
待っていたらさ
幸せな事やってくるのかな
幸せな事ってどんな感触で
どんな音を立てて
どんな色を奏でるんだろう?
待っているから
ずっと待っているから
私だけに下さい あなたの全て
2023年 26
寄りかかりたいだけの君は
先の事より大事なのは今
と
綺麗な逃げ口上
自分はノーリスクの
責任逃れな提案だけして
不安に蓋してる
確かにそうだね
未来は今の連続の先
でも
君の予定は苦労の無い理想で
生ぬるく守られたその環境下で
立ち上がる気なんかさらさら無く
「待ってて」
なんて絶対に口にしない
険しそうな道中の景色には
とても自分には無理だと
やる前から目を逸らし
子供みたいに夢だけ見てる
きっと
そこに触れたら
逃げるんでしょう?
そうやって
生きてきたんでしょう?
もう行くよ
残された時間に
未来への確証は無い
ごめんね
待つのは
大嫌いなの
「待ってて」
彼が居なくなってから全ての仕事が狂い始めた。
べつに好きとかそうゆう事ではない。
ただ、その仕事は彼でなくてはならなかったのかもしれない。
見た目は冴えない、平凡で温厚で目立とうとせず、
居ても居なくても変わらなそうな人だった。
むしろ作業はのんびりで、イライラすることもあった。彼は派遣だった。契約が切れていなくなった。
彼の代わりに作業に入ったのは社員のおじさん二人だった。
変わりはじめた。変に変わりはじめた。
自分中心に動くので仕事がやりづらくなった。
おじさん達は、気に入らない社員を指摘して文句を言って周りを乱す。巻き沿いを食らう。お節介が余計だ。やりづらくて作業に集中できず、空気がビリビリしている。そして自分もビリビリを放つようになってしまった。私がいけないのだろうか。もう頼むから居なくなってほしい。それかあの人達が居ない場所へ行きたい。
よく思う。「持ちつ持たれつ…その前に、自分の仕事だけに静かに集中できる人はいないのだろうか」と。
ただただ…つらい。
居なくなった彼はもはや、会社の守り人だったのではないかとすら思っている。
いつも私の側にいてくれる君
お母さんのお腹の中にいる時から
私をずっと見守っている
誰より私を知っている
私より私を知っている
私がそっちに行きかけた時
君は私を押し戻す
まだだ、まだだ
君は笑う
いい事をしたら永久の幸せ
悪い事をしたら永久の苦しみ
大人は私に言い聞かすけど
私は君を知ってるの
私が誰かと笑う時
君は独りで笑ってる
寂しく思わせて悪いけど
今は一つになれないね
私が正しく笑えるまで
私が正しく痛みを知るまで
私が正しく涙するまで
私が正しく疲れるまで
私が正しく眠れるまで
君を抱き締める準備が出来るまで
「−待ってて−」
私には人を羨ましがる癖がある。
別に自分に自信が全く無いわけではない。
周りにはキラキラした人たちがたくさんいる。
そんな人を見て自分には自分にしかない魅力があるのだと思えるほどの自分は私にはいない。
いつかキラキラした人になれたらいいなと思って自分磨きを始めた。
だからちょっとだけ待ってて欲しい。
いつか自信を持って言えるように。