『宝物』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
色褪せたセピア色の写真
若い頃の
もう会えないあなたが笑っている
人にどう思われようと
それが私の宝物
勉強机の、小さな引き出しのうちの、左側。
幼い頃にシールを貼ったそこには、
友達から貰ったものがたくさん入っている。
修学旅行で買った、お揃いのキーホルダー。
少し角の削れたキャラクターの消しゴム。
どこかの旅行のお土産でもらったスプーン。
宛名の書かれた、ひらがなのお手紙。
小さい頃のたからもの。引き出しのタイムカプセル。
たまに覗いて、また閉める。
私の宝箱は、机の引き出しに。
「宝物」 白米おこめ
私の宝物という。
宝物を持つ、そこには物、が出来る。
ぬいぐるみ、人形、いろいろある。
私は父だ。
なにがなんでも、寝る時は電源オフ!!
これが鉄則。
私は宝箱の中にいたらしい
拾ってくれた人は海賊
まだ小さい私は
あたたかな温もりを感じながら育った
純粋な気持ちのまま
大きくなるにつれ海賊というものを知った
けれど私の事を育ててくれている海賊の人達は
いい人達だ
けれど
いつかこの人達とお別れをするだろう
その時まではどうか幸せな時間を
私の『宝物』
チョコレートについてきたネックレス。
好きな男の子からもらった髪飾り。
祖父母がプレゼントしてくれた財布。
両親が買ってくれたダイヤのピアス。
あの人がくれた指輪。
大切な大切な娘と孫。
なぜか大切だったものが浮かんではどこかに消えてしまう。慌てて追いかけようとするけど身体がだるくて動かない。
「おばあちゃん!」孫の声が聞こえた。
泣いてるの?この前あげた時計をなくしちゃったのかしら。大丈夫だから。
抱きしめてあげたいけど腕が上がらない。
大丈夫だから。おばあちゃんが探してきてあげる。
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夏の暑い朝。花束を持った青年がやって来た。
「1年ぶりだなー、にいちゃん。今年も墓参りに来て偉いねえ」
タバコの臭いをさせながら守衛が話しかけた。
「どうも。」
青年は無愛想に返事をし、足早に守衛の前を通り過ぎた。
一つの墓石の前で足を止めると花束を置き手を合わせた。青年の袖からは少し時代遅れの時計がちらりと見えていた。
トレジャーハンターの俺からしたら
宝物ってのは金銀財宝のことだ
長い探索の末に宝物を見つけた時は
最高に嬉しい
鑑定した宝物の価値が高いと
テンションが上がる
ん?宝物がそんなもので悲しくないのかって?
人によって価値観は違うんだから
そんなこと言うなって
お前の言いたいことはわかるよ
家族とか友達とか思い出とか
そういうものが宝物って話だろ?
でもなぁ
トレジャーハンターの俺からしたら
金銀財宝こそが宝物なんだよなぁ
俺にとって家族や友達とかってのは
宝物なんて言葉じゃ
言い表せられないくらいの大事なもんだね
まあひとつ言えることは
家族や友達と比べたら
宝物の輝きなんてくすんで見えるってことだな
こんなこと言ったら仲間に怒られそうだが
でも金銀財宝も好きだし
トレジャーハンターだから宝物を追うけどな
わたしの
宝物は
何だろう?
夫
両親
きょうだい
友人
わたしの
周りにいる
大切な人たち。
あとは―――
夫からもらったもの。
思い出のもの。
いただいた
お手紙
とかかなぁ。
それから
わたしそのもの。
世界に
独りしかいない
わたし自身が
やっぱり
1番大事。
これからも
どうぞよろしくね。
#宝物
宝物
小学校に上がりたての頃、歳の離れた姉が持っていたバニラの香りのリップクリームがどうしても欲しくて、気づかれないように自分のポケットに入れてしまった。
小さくて平たいスライド式の蓋のケースに入っていて、全体的に50年代のアメリカのデザインでソフトクリームのイラストと英語で“Lip cream”と書かれてあったのを未だに覚えている。
姉には幼少期からいつもいじめられて、私の軽度の人間恐怖症を植え付けたそれはそれは恐ろしい人なのだ。いつバレるのやら毎日ハラハラしていた。
しかし、盗んでしまったという罪悪感となんてどこかに行ってしまうくらい強いバニラの香り。
こっそり唇につけては、うっとりしていたのを思い出す。
当の姉はそれがなくなった事に気がついてなかったのか、私は怒られることもなかった。だけどそれを堂々と出すことも出来ずに秘密の宝物として引き出しに潜ませていた。
だけど、何年か経ち気がつくといつしか無くなっていたそのリップ。時々思い出しては失くしたことを後悔した。今でも何処かで出会えば必ず買うだろう。
ただ一つ疑問に思うことがある。姉は本当に気づかなかったのだろうか?それとも見て見ぬふりをしてくれていたのだろうか?
いや、よもやあの姉に限ってそんなことはない、はず、、。
姉がこれを読んでいたら言いたい。
「勝手にとってごめんなさい。それと、あのリップ何処で買いました?」
、、言えない。考えただけで恐ろしい。
全部私の心の宝箱に封印しておこう。
end
途中書きです。すみません。
「宝物」
Ladies and gentlemen.
世界一の宝物とは何なのか?
今ここに世界一の宝物を決める大会を開催します!
司会は私、Rが担当させていただきます。
審査員は視聴者である皆様。
皆様もたくさん宝物をお持ちですよね?
その中でも唯一無二の他に代えがたい特別な宝物を思い浮かべてください。
その宝物を超えるものが現れたら、それが世界一の宝物になり得るかもしれません。
その時はぜひ投票をお願いします!
さあ、早速参りましょう。
エントリナンバー1番
題 宝物
「君は僕の宝物だよ、自慢の彼女だよ」
彼氏は私に何度もそんなこと言ってくれる。
「そんなことないもん」
私は彼の目を見ながら卑屈に言う。
「なんで?」
彼は柔らかく笑って私の髪をクシャッとなでた。
「僕が宝物って言ったら君は僕の宝物だよ」
「んんん・・・」
そんな笑顔で言われると私は言葉が何も出なくなってしまう。
でも、あなたは輝いてて、とてもステキで、私を大事にしてくれて、いつもいつも大好きだ。
そんなあなたに私は宝物なんて言われる価値なんてない。
私はね、私はもちろん宝物だって思ってるよ、あなたのこと。
だって、もったいないくらい素晴らしい人なんだから。
私があなたの本当の宝物になれるのは一体いつなんだろう。
そう思ってしまう。
今、あなたはとても優しくしてくれるけど、私の本当の姿を知ったら私のことなんてもう飽きちゃうんじゃないかって思う。
「ねえ、何かまたマイナスなこと考えてるでしょ?」
私のことなんてお見通しな彼が私を見てにこやかに言う。
「・・・考えちゃうよ。だって私にとってタケルは本当にパーフェクトな彼氏なんだからね」
「僕にとってもクルミはそうなんだけど」
「私、全然何も出来ないもん、タケルの役に立ててないし」
「僕が役に立つかどうかで彼女を選んでると思ってるの?」
心外そうな彼氏の顔。
「だって、じゃないとカンペキになれないし」
「違うって・・・」
歩きながら話してたら、いつの間にか公園のベンチの前にいた。
何となく2人で座ると、タケルが真剣な顔で私を見た。
「クルミは、そのままでいいの。欠点も長所もあるし、出来ないとこも出来る所もあるけど、そのすべて、ありのままが僕にはカンペキに見えるんだよ。だから、僕がカンペキって言ったら、クルミはありがとうって笑顔で言ってくれればいいんだ」
言い終わるとイタズラっぽい顔で私の顔を覗きこむ。
もう・・・
もう・・・・そんなこと言えちゃう所がもうカンペキなんだから。
私の視界がゆらゆら歪む。
嬉しい言葉に、涙が、ポタリと自然とたれていた。
「クックルミっ?!」
タケルが、焦ったようにポケットからハンカチを出して、私の目をそっと拭ってくれる。
「大丈夫?何か気に触った?」
こんな時まで優しすぎる彼氏に胸の高鳴りが激しくなる。
胸に愛情が満ちて仕方ない。
「やっぱり、私よりタケルの方がずっとずっとカンペキだよ。・・・でもね、そんなカンペキなあなたに言われた言葉、私は受け取りたいから、自分のこと否定しないようにするね。タケルが、好きでいてくれる自分を好きになりたいから」
そう半泣きで言うと、タケルの顔は本当に嬉しそうな笑顔になった。
「ありがとう、その言葉、とっても嬉しいよ」
ああ、もうっ。
私は思わずタケルに抱きつく。
ここが外とかどうでもよかった。
「ありがとう。大好き。私の彼氏でいてくれて私、世界一幸せだよ」
「僕のセリフ取らないで」
タケルがそんなこと言うものだから、顔を見合わせて笑ってしまう。
私の唯一無二の宝物。
目の前の世界一大事な宝物をずっと大切にしていきたいと思ったんだ。
#宝物
探そうと思ったり
作ろうとしたりするんじゃなくて
気付いたらここにあった
気付いたら大事だった
そんなものなんじゃないでしょうか
「宝物」
思い出、アクセサリー、宝物って言ったって人それぞれ。
宝物に1番も2番もない。
だって、宝物ってその人のいちばん大切なものだから。
自分にとって宝物は親友との出会い。
親友とは小一で出会って早12年。
ずっとそばにいる存在。
親友が居なきゃ今の自分はいないって言い切れる。
それほどにも大切な人。
ずっと、一緒にいるからこそなんでも言える。
でも、もうすぐでそれも最後。
卒業しても仲良くできる自信はあるけど、お互い忙しくなることも分かってる。
でも、何かあったら支えたい。
自分が支えてもらった分を。
皆さんにとって宝物とは何ですか?
「宝物」
それはもちろん経験だ。
良い時も悪い時も
全て含めて経験した事。
それらの事があって
今の私が出来ている。
この世を卒業する時は
例外なく皆1人。
きっと
記憶しか持っていけないから。
全てが私の財産と
笑えるように。
(宝物、)🦜
あのね
僕の・・・・
雑食性のお話は
以前にも
お話したよね。🦜
・白米 ・パン屑
・昆虫。・稲穂。
(いろいろ、好き嫌い無く食べる。)
でもね。
「一番好きな、食べ物は
もちろん稲穂
なんだけど・・。」
✢それ以上に、好きな宝物の
様な 食べ物が
有るんだよ。🦜
✢宝物、だから《絶対秘密。》に
なんだけど。 🦜
【其れは、[天かす。]なんだね。】
✢なかなか、食べれないけど、
此の食べ物は
最高に美味いんだよ。🦜
✢でも油分が多いから、
人間、しゃん。と同じく
ダイエット。が必要なんだね。🦜
❝キツネ、しゃん。に油揚げ、
同じ様な事を言って
嘆いて居たけどね。❞
何年も前にもらった一枚のメモ用紙。
手描きの猫のイラストと「(たぶん)元気が出るおまもり」の文字。
人生のどん底にいたあの時にあなたがくれたもの。
いつも持ち歩いてるからもうボロボロだけど。
これを持ってればなんとなく大丈夫になる気がするの。
誰にも見せたことのない私の宝物。
#宝物
好きなもののひとつ。
天然石。
中でも水晶。
それも、無色透明じゃなくて、インクルージョンが入っている方が好き。
傷が入っていたら、その場所に虹が見えたりするし、結晶する過程で何か別の成分が入り込んで色が付いたり、別の鉱物をのみこんでしまったり。
地球の不思議が天然石には詰まっていて、ずっと眺めていられる。
全ての天然石は唯一無二。
だから、手元にある天然石たちはみんな宝物、と言っても良いのかもしれない。
好みの問題で、優劣はつけてしまうけれどね(笑)。
【11/20お題:宝物】
私にとっての宝物は友達と家族(勿論、
ペットも!)。
特に親友とペットは特別な宝物です。
もし子供がいれば、間違いなく子供
も入ると思います。
勿論、物質的な宝物もあると思います
が、私にとっての宝物は全てプライス
レスです。
〜お大事『宝物』〜
あなたとの会話も目が合った瞬間も全てがわたしの宝物。
宝物
わたしの宝物、それは時間。
あなたとわたしの間に流れた時間、わたしへあなたへ続いた時間、そしてわたしとあなたから生まれ繋がった時間全てが宝物。
時間を感じることが出来ることは、とても素晴らしい。
時間という概念がなければ、昨日は存在しないし明日も存在しない、過去も未来も存在しない、無論たくさんの悲喜こもごもな想い出も存在しない、想い出を懐かしむ郷愁もなければ、明日を夢見る希望もない。
限りある時間があるからこそ、それを感受できるからこそ、限りある時間の刹那と怖さと優しさがあるからこそ、人は考え思い遣り愛しむことが出来る。
昭和という時代が終わった時、私はこんな言葉を聞いたことを今でも覚えている、「明治の終わりは活字で読み、大正の終はラジオで聞いた、そして今、昭和の終わりをテレビで観る」
「昭和という時代は、背中合わせの時代であった、それを天皇陛下は身を持って示された、神と人間、戦争と平和、貧困と繁栄、弾圧と自由」。
その頃私は社会に出たばかりで、この昭和という時間の終わりをテレビで見ていた、その当時大正生まれくらいの御老人方が皇居の門前で手を合わせ、膝まづき涙していた姿を今も思い出す、それは「封建的社会だ!」という言葉で片付けて良いはずがないと思った、同じ日本人なら。
ある御老人の言葉を私は今も忘れない「戦争を乗り越え、貧しさを乗り越え、そして今があり、その象徴の天皇陛下が亡くなられた、感慨深く寂しいですね」
そして、次の新しい元号が発表された「平成」平和を達成するという意味が込められていたそうです、更にそこから30年時間は流れ、平和な平成最後の日は、お祭り騒ぎだった、、達成されたのか?平和。
新しい元号は「令和」万葉集に由来するそうで美しい調和を意味するのだそうだ、時間は流れ平和を達成し続け、美しい調和が千代に八千代に、さざれ石が大きな岩になる程に続きますように、、宝物は、この流れ続ける時間。わたしの時間はそこに流れる一滴。
時間は逆に流してはいけない、「未来が知りたいなら過去を学びなさい」救われるとか救われたいとかそんな今だけを見た知ったつもりの自分本位な考えではなく、過ぎた時間から自分で学びなさい、大昔の哲学者は言いました。
時は偉大な作家である…。
令和6年11月20日
心幸
影の薄い子だった、遊んでいても何処か淋しげな儚げな子だった。
小学校に上がると、友だちも出来て少しは明るくなるだろうと親は期待したが。
あいも変わらず、儚げな子であった、
心配した祖母が、何処へでも連れて回ったが相変わらずであった。
そんな時転機が訪れた。
祖父が仕事の寄り合いに連れて行った先で、仔犬を貰ってきたのである。
面倒を見るのは、お前の役目だと祖父に言われ。
姉妹の様に、過ごすうちに明るくよく話す子に変わって行った。成長した仔犬は、立派な秋田犬になり。
この子も、美しい娘に成長したのでした。
娘と愛犬は今でも私の宝物。