影の薄い子だった、遊んでいても何処か淋しげな儚げな子だった。
小学校に上がると、友だちも出来て少しは明るくなるだろうと親は期待したが。
あいも変わらず、儚げな子であった、
心配した祖母が、何処へでも連れて回ったが相変わらずであった。
そんな時転機が訪れた。
祖父が仕事の寄り合いに連れて行った先で、仔犬を貰ってきたのである。
面倒を見るのは、お前の役目だと祖父に言われ。
姉妹の様に、過ごすうちに明るくよく話す子に変わって行った。成長した仔犬は、立派な秋田犬になり。
この子も、美しい娘に成長したのでした。
娘と愛犬は今でも私の宝物。
11/20/2024, 11:02:11 AM