宝物』の作文集

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宝物』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

11/20/2023, 12:30:59 PM

ずっとしまっておきたいもの。時間をおいて少し出してはニョニョしてしまうような。ニョニョしてしまうけれど、決して周りには知らせたくない稀有な、はかないもの。形があるような、ないような。どこにでも隠せてしまうような、そんなすきまに潜むもの。

11/20/2023, 12:29:07 PM

あまりにも近くに
当たり前のようにあるから
大切だと忘れそうになる

そんなものが溢れてる私は誰よりも幸せ




“宝物”

11/20/2023, 12:29:00 PM

腰にぶら下がる金色の円盤をぽん、と軽く叩いて少年は笑った。
「ぼくのみっしょんは、ずっとずっと、どこまでもとおくへいくこと。うちゅうのはての、そのまたむこうまで、みんなのこえをとどけるのがしごとなんだ」
得意気な顔をして少年はえへへ、と笑う。隣に佇む黒衣の青年は、彼の言葉に不思議そうに首を傾げるだけだった。
「あのあおいほしのしゃしんは、ぼくのたからものだけど」
遠い果てを見据えるように、少年は爪先立ちで背伸びをすると窓辺に腰掛けたままの青年に肩を並べた。
「このごーるでんれこーどにきざまれたじょうほうが、とおいとおいうちゅうのはてで、はじめてであうだれかのたからものになったらいいな、っておもうんだ」
地球の音。風。光。言葉。命。そのどれかが、何かが、かけがえのないものとして誰かの宝物になる。青年にとっての音楽のように。歌姫のように。少年にとっての“遥かな青き星“のように。それはなんだか、とても素敵な事に思えて――。
「……ふふ」
「……えへへ」
再現された作り物の星空の下。二人は視線を合わせてそっと微笑んだ。

END

11/20/2023, 12:28:59 PM

ふと思い立って昔埋めた宝箱を見つけに行くことにした。
なんでも物凄い財産があるとか無いとか。多分ない。
夢を抱くのはいつでも大切だろうと思って早速出発。
実家から車で10分くらいの所に埋めたと思う。
車をおりて記憶と地図を頼りに宝物を探す。
地図は俺が昔書いたものでぐっちゃぐちゃで頼りにならないのでほとんど記憶だけが頼りだ。
木の根っこ辺りにうめたかなーなんて思いながら木々の根っこをきょろきょろ。
流石にきょろきょろだけじゃ分からない。
あ、なんかこの木見覚えあるかも。
と思って掘り起こしてみる。
好きなクッキーのカンにが出てきて掘った甲斐があったなと思う。
早速開けてみた。
そこには仮面ライダーのフィギュアや自分への手紙、スーパーボールなど子供らしい物が沢山入っていた。
手紙を開いてみると古代文字かと思うほど読めない文字がずらりとならんでいた。
こりゃ解読が難航しそうだ。

『宝物』

11/20/2023, 12:25:34 PM

私だけが抱きしめていても
鼓動で耳を塞げたならばそれでよい

(宝物)

11/20/2023, 12:23:16 PM

🍀宝物

今浮かぶ宝物は2つ。

・高校の頃の想い出
今でも鮮明に想い出しては涙を流し戻りたいと願う。
楽しかった想い出を楽しいままに。
想い出して辛くならないようにするには時間がかかる。

この想い出は私と先生たちを繋ぐ大切な記憶の宝物。


・尊敬する方から頂いたネックレス
この方と会う時は服に似合おうが似合わなかろうが
必ず身につけて会っている。
失くしたくない。壊れたとしても直す。

このネックレスは私に安心感を与える大切な消えない宝物。

11/20/2023, 12:22:37 PM

今年の始め、

長年暮らした人と、
離婚した。

2年の別居生活を経て、

別居の時
とりあえず持ち出せる
最小限の物を使っていたが、

離婚を機に
それらを、
ほとんど処分した。

足りないものは
少しずつ揃えて
行こう。

唯一、
いつも、
あるものがある。

学校。卒業し、
一人で暮らしていく私に

母から

おばあちゃんの知恵袋


言う、冊子を貰った。

生活に必要な
知恵を
いろいろ書いてある。

その冊子だけは、

いつも、
私の側にある。

片親の母に育てられ、

普段の生活の知恵は
教える暇がなかった母の

思いが
それに詰まっている

その思いを、
理解する時間が
かかった。

母が昨年亡くなり、

改めて母の思いを
身に染みて感じる。

おばあちゃんの知恵袋の冊子は

私に取って、

いつも、
側に
ある
大切な

宝物。

11/20/2023, 12:19:39 PM

宝物は、前に「大切なもの」というテーマの時にも書いたけれど、甥二人がくれる誕生日プレゼントだ。
その甥の母親(つまり私の妹)も、誕生日や正月にプレゼントをくれる。お年玉としての贈り物だ。
その時期、職場に持っていく水筒を買わなきゃ、と私が言ったのを覚えていて、誕生日にプレゼントしてくれた。
ありがたく使わせてもらっている。
物の内容ではなく、その人に合った物、ほしがっていた物を贈ってくれることが重要なのだ。
相手のことを考えて、品物を選んでいる時間。それは、嬉しくてありがたいものだ。
ふと、私が今まで贈ってきた品物たちは、相手に宝物だと思ってくれている物があるだろうか?と思った。
今でも大切にしている物。
あったら、嬉しいね。

                   「宝物」

11/20/2023, 12:16:03 PM

宝物は、私が宝と思ったものがそうであって。

ええ、もしかしたら。

ええ、そうね。

コレは、貴方から見たらゴミかも知れないけれど。

11/20/2023, 12:15:25 PM

子供の頃持っていたぬいぐるみや綺麗な石たち

今はもうどこにあるか分からない


でも、今大切にしたいものは分かる

品川駅でずっと待っててくれた時

幸せそうに眠る姿を見た時

狭い布団で抱き合った時


君と一緒にいろんな景色を観ると決めた

俺の大切な人

11/20/2023, 12:12:39 PM

貴方といる時間、貴方の笑顔...

すべてが私の宝物。

11/20/2023, 12:12:23 PM

離婚した時から
絶対などありえない
と思っていました
もうそれからは
今までの真面目な生き方を
否定するかの如く
わざわざめちゃくちゃに
生きていたように思います。
何もかもを諦めて
そんな時にあなたに出会い
そんなことないと言われ
わたしの宝物のように信じました
そんなわたしは結構なバカです
あの時絶対などないという
その言葉で
自分自身を守っていたのに
今は丸腰
はてさて今後の展開は如何に

11/20/2023, 12:07:40 PM

300字小説

宝物の味

 妻が亡くなってひと月。彼女の使っていた棚を整理する。家計簿に息子の保育園のお知らせを綴った綴り、町内会の当番表などと一緒に何冊か手書きのノートがあった。
「……これは……」

「美味しい!!」
 妻がいなくなってから、あまり食の進まなかった息子がガツガツと俺の作った料理を頬張る。
「……本当に美味しいな」
 俺も試しに自分用に作ってみた、おかずを口に運ぶ。妻のあのノートに書かれていたのは、俺と息子の好みに合わせつつ、野菜や肉、魚をバランスよく取れるレシピ集。彼女の愛情に溢れる宝物の味を噛み締める
「おかわり!」
「パパもおかわりだ」
 君のぶんも頑張るから見守ってくれ。
 空になった皿を手に俺は彼女の笑顔の写真に誓った。

お題「宝物」

11/20/2023, 12:02:21 PM

私にとっての宝物は
忘れがたい記憶と体験
そして生きていること

あと、大好きなぬいぐるみたち

11/20/2023, 12:01:49 PM

宝物

どこまで走ってもお月さまが追いかけてくる!

ぼくが見つけた大発見だと思ったのに、とっくに解明されていたことを知ったときはがっかりしたものだ。

あれから、ぼくが考えることはありふれたことで、つまりぼくは特別でもなんでもない平凡な人間だという不安が、消えないシミのように心に居座っている。

だからあの子を見てどきんとしたときも、こんなふうに思うのはぼくだけじゃない。みんな同じだ、と自分に言い聞かせたんだ。
ぼくだけの特別じゃない、誰から見ても愛らしいあの子。
どんなに思ってもこちらを振り向いてくれないだろう。


だけどあの子は一目散にぼくに向かって走ってきた。
「わんわんわん!」
「あらあら。ジュリーはユウくんが気に入ったのね」

ジュリーはぼくのかおをペロペロなめてしっぽをぶんぶん振っている。宝物がぼくに向かって飛び込んできたんだ。

11/20/2023, 11:59:02 AM

人によって大切なものの対象は変わる。
・家族
・恋人
・友達
・推し
・ペット
・お金
・命
などと様々だ。
ボクの大切な宝物は心臓だ。命とはまた違う。心臓という臓器そのものが宝物なのだ。
ボクは小さい頃から心臓が弱く、臓器移植が必要だった。そんなボクに心臓をくれたのは亡くなったお父さんだった。もう声も思い出すことは出来ないけれど、いつまでもボクはお父さんに大切にされていて、ボク自身もお父さんが大切な宝物だ。


#宝物

11/20/2023, 11:58:49 AM

【宝物】

みんなが完全に寝静まった深夜1時。
僕は今日も、僕の宝物に会いに行く。

ガタンッ、、ギギギ、、

音に気づいたのか、黒い塊がコチラにかけてくる。

ニャオォン

『しーっ、、バレたらまずからね。』

黒猫。これが僕の宝物。

路上で倒れているところを見つけて、その金色の瞳に魅入られた様に動けなくなってしまった。

そこから惹かれるように家に連れて帰って、もう使われていない蔵の中で飼っている。

普通猫は懐かない印象だが、僕にならすぐに懐いた。
甘え方も上手で可愛い。

僕の大切な、宝物。

僕は大手企業の御曹司らしい。

草木は短く整えられ、専属の庭師もいる。
優しい使用人とお母さんとお父さんに囲まれて暮らしている。

この屋敷とみんなが、僕の大切なタカラモノ。

ーーー

いつから、こんなになってしまったのだろうか。

僕の前には倒れて動かない黒猫。

僕の手にはロープが握ってあり、縄の感触が妙にリアルだ。

あれ?今、、夢なんだっけ?
気がついたら此処にいて。

気がついたら猫は倒れてた。

ーー

ギギギ、、バタンッ

蔵の扉が閉まった瞬間、僕はハッとして周りを見まわした。

草木はボーボーで、何も手入れされてない。

そびえ立つ屋敷は廃墟と化し、肝試しに来たのであろう不届者達の落書き、飲みかけの缶、お菓子のゴミが散乱している。

今までの、綺麗な屋敷がない。
使用人も、お母さんもお父さんも。

『え、、?』

掠れた声を出すのがやっとで。
現実だと認めたくなくて。

でも地面に落ちている血濡れのナイフが全てを物語っていた。

そうだ。思い出した。
僕は、、

『アハッ、、アハハハハハハハハハ』

嗚呼、、タカラモノなんて、持たなきゃ良かった。
どうせ、壊したくなっちゃうから。

みんなみーんな、タカラモノ。

でもそれは、いつかなくなるから、タカラモノっていうんだよ。

そう。いつかなくなるタカラモノ。
なくなって悲しむより、なくして悲しむんだ。

僕は最後のタカラモノを壊しにロープを木の枝にかけた。

"僕"という、最後のタカラモノをね。

11/20/2023, 11:57:12 AM

恋人
家族
親友







わたしが
大事にしたい
人たち。






この中の
誰か
一人でも
欠けたら



今のわたしは





生まれて、
生き続けて、
いなかった。



みんな
大事。


そして、
わたし自身も
大事。


#宝物

11/20/2023, 11:55:16 AM

宝物

いいこともよくないことも
すべてが大切な宝物…

これから出会う新しい宝物に
ワクワクドキドキときめいて…

少しずつ…

11/20/2023, 11:54:45 AM

"宝物"

「…ん?」
 診察室、使ったファイルを仕舞おうと棚の引き戸を開けると、奥の方に何かが挟まっているのが見えた。手を伸ばして《それ》を掴み、棚から出して確認する。
 《それ》はすぐに分かった。一本の黒い万年筆。高級感のある黒いボディが、蛍光灯の光を滑らかに反射する。
 その万年筆は、俺が医大を卒業した時に貰った物だ。『いつか、これが似合う大人になりなさい』って言葉と共に、この万年筆を渡された。
 使った事は一度もない。けど、持っていると不思議と心が落ち着いて冷静になれる。俺の大切な物。
 それが何故こんな所から、答えはすぐに分かった。
 一ヶ月ほど前、資料の整理で沢山のファイルを仕舞った時に何を思ったのか、何故かポケットから出して棚の扉の近くに置いて、それを忘れて棚の奥へとファイルに押し込まれた。整理が終わった後無くなっている事に気付いて、思いつく所を全て探した。次の日も、その次の日も、一週間ほど探したが見つからず、諦めていた。
 まさかこんな所から出てくるとは、誰も想像できないだろう。
「良かった…」
──それと、…ごめん。
 万年筆を両手に抱いて、心の中で謝罪する。
 大切な物をおざなりに扱った事の申し訳なさと、自分への怒りを込めて。
 そして、一度棚から離れてデスクの上のペン立てに入れる。
──もう、離さないから。
 心の中で呟くと、棚に向き直って改めてファイルを棚に仕舞い、扉を閉めた。

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