『宝物』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
宝物ってすぐ変わるよね。
小さい頃は、その辺で拾った小さい石ころを綺麗にして大事に大事に保管してたけど、
少し大人になったらゴミ扱い。
彼氏が宝物だなんて言う人もいるけど、
そういう人に限ってすぐ別れる。
だから宝物って、本当に大切なものじゃないと宝物って言わないんだなって最近分かってきた。
たくさん
宝物ってあるね。
ワタシはこれとって
選べないなぁ
どれもこれも
ワタシには宝物かな?
#宝物
毎晩毎晩、おまじないをかけるように母は言った。
「あなたは私の宝物」と。
幼い頃にはくすぐったいような、思春期の頃にはうざったいような気持ちで聞き流したその言葉は、歳を重ねるごとにただの習慣となっていった。
そんな宝物はいつの間にか大人になり、そんな習慣も忘れていった。
ある時宝物はふと気付いた。
毎晩毎晩、やわらかな髪を撫でながらおまじないをかけるように呟く自分に。
「おやすみ、ママの宝物ちゃん」
#宝物
キミは
心に空いた穴を埋めてくれる
最後の1ピース
やっと巡り逢えた
かけがえのない
私の宝物…
🌈黒猫のつぶやき🌈
本物の宝を探すのは大変!
海賊王になっても見つからないかも🏴☠www
今、寝床で携帯の光に包まれながら眠れない自分とお題に向き合う自分。
この2人の意見がどうやら合致した。
宝物。これはいつからか何を指すのかわからない。
きっとキラキラしたもので、大事に箱に隠されていて、人目にあまりつかないような物なのだろうか。
それなら昔あった。子供の頃に買って貰ったおもちゃが自分の中で宝物であった。だが今の自分に宝物は何かと聞かれるともうそれは宝物では無い事が明白で、宝物は無くそれを包む宝箱すらも無い。宝物があってもそれを大事に包める程の入れ物が無い。
では考え方をかえてみる。今1番の幸せとはなんだろうか、、?
困ったことにわからない。これは明らかに宝箱が存在してない。宝物を入れる箱が無いから宝物を毎回置いて帰る。そしたら宝物を大事だと感じさせる瞬間が減り。宝物=幸せ が感じられない。
結論には至らない。これは毎日考えて来ている。課題なのだ。ポンと出てくるものであってはならない。
深夜12時11分。あと数時間で仕事なのだ。1度寝る
またこの話に繋がるお題がでたらまた深く考えてみてもいいだろう。まずは初日おやすみ。
掃除をしていたら懐かしいものが出てきた。
「ぼくのたからもの」
小学生の時に書いた作文だ。昔のことすぎて、あまり覚えていない。
「ぼくのたからものは、野きゅうのバットです。お父さんに買ってもらいました。一生つかいつづけます!」
小学生らしい、普通の内容だ。そういえばこの頃のものってどうしたんだっけ。あぁ、中学に上がるタイミングで捨てたんだ。少ししんみりした気持ちになった。
でも逆に考えてみる。今もバットが変わらずあったらどう思うだろう。......邪魔だ。今はもう野球どころかスポーツすらやっていないのだ。また、今小学生の頃に使っていたものがあったらどう思うか。......これも邪魔。着れない服なんてあっても使うことなんかないし、積み木なんかでは絶対に遊ばない。
宝物って何なんだろう。
いつかは要らなくなってしまうし、捨ててしまう。作文があったおかげでバットのことを思い出せたが、作文がなかったら忘れたままだった。これは言い切れる。なんだか悲しくなった。小学生の頃の宝物はもう捨てた。何が宝物だったかなんて覚えてもいない。
いや、違う。そうじゃないんだ。
「たからもの」は、そのモノ自体のことじゃなくて、それと一緒に作った大きな思い出のことなんだ。そのモノを大切にしていた頃の思い出は暖かくて、その頃に戻りたくなるような儚さがある。
現に、作文を読んで、バットの手入れをたくさんしたことよりも、父に買ってもらったときのこと、友達と野球以外でもたくさん遊んだこととか、当時の楽しかった記憶が溢れ出てきた。バットはもう捨てた。し、その他の「たからもの」もきっと捨ててしまった。「たからもの」だったことすら忘れてしまったモノがほとんどだと思う。
でも何かをきっかけに思い出すかもしれない。
その過去の思い出が、今の「宝物」、昔の「たからもの」が今の「宝物」(思い出)なんだ。
_宝物_
宝物
簡単に手放せる。でも宝物の大切さに気づいてから取り戻すのは難しい。
空港で「また会いましょうね」と
手渡したイヤリングの片割れ
宝物は物ではなく
その物にまつわる思い出
宝物は宝石ではなく
宝石を得るときの二人の時間
宝物はお金ではなく
お金を得る過程の経験
だから宝物は
目に見えない
唯一見える宝物は人
人が宝物
でも、
その宝もいずれ消えて、
見えなくなる
だから宝物なんだ
題「宝物」
じゃら、カコン、ころん。そんな音にガッカリしながら景品取り出し口に手を入れた。カラフルなアクリルアイスにゲームセンターの照明が反射する。
「こんな物取れてもなぁ…」
これに心踊らなくなったのは一体いつからだろうか──小さな頃はガラスや宝石の山を見ているようで、親に怒られつつも泣いてまで欲しがった物だったのに。大人になった今ではお菓子やぬいぐるみを取ろうとすると勝手に手に入ってしまう『無駄なもの』になってしまった。
秘密のたからもの入れに大切に仕舞って、時々取り出してはうっとりと見つめて。少しの傷も許せなくて一番柔らかなハンカチで丁寧に磨いていた頃の自分は、もうどこにもいない。
「みてみて、おかあさん!いっぱいとれた!これもたからものにしてもいい?」
そう言って大切にアクリルアイスを握り締めている隣の子供が、今の私には毒でしかなかった。
テーマ“宝物”
昔の人は、まさかこんな物が
現代の人から“宝物”扱いされているなんて
露ほども思っていないだろう。
「家の庭掘っていたら、出てきたんだよ」
白髪混じりの男が厭らしい笑顔を浮かべながら言う。
「お?何だ?金目のものでも見つけたか?」
もう一人の男…こっちは完全に白髪になっているが、恐らく二人は同じ年齢だろう。
「金目の物かは分からんけど」
「なんだよ。わかんねぇのかよ。」
「でもきっと、名の知れた名手が作った代物に違いない」
一升枡程の大きさの木箱を取り出す
「汚い箱だな」
「まあ、箱はな。問題は中身だよ中身」
白髪混じりの男が、箱を開ける
中からは、茶碗が出てきた。
「黒い…茶碗?」
「焼き物の茶碗だ。俺はこういうの詳しくないから分からないけど、凄そうだろ」
「お、おお。」
白髪の男も、こういう物には疎い。
「然るべき所に見せたら、きっと凄い金額が付くだろうと思うんだよ」
「いや、でも名手が作ったものなら庭には埋めないだろ」
「そういうもんだよな、やっぱり」
「可能性は0では無いなら…」
「テレビのお宝鑑定番組に応募でもしてみるか?」
「何でも無かったら恥晒しだけどな」
なんて笑っていた、数ヶ月後
テレビに映り、自慢気に茶碗を語っている男達の姿があり、彼等は、有名になった。
…自らの親が作った、何物でもない
廃棄された茶碗を、テレビに依頼した残念な人たちと。
ま、値打ちがあるものだけが宝物では無いですし…と鑑定士たちに苦笑いされたとも。
流石に家が建っている所の庭は、家を建てる前に色々調べられているはずなので
年代物の何かが埋められていることは少ないと思われる。
心身を病み、休職した。
周りがみんな敵に見えて
わたしの味方なんて一人もいないと思っていた。
今思うと人間不信に近い状態だった。
人が原因でボロボロになった。
でも、そんなわたしを救ってくれたのもまた、人だった。
お世話になった先輩方。
長い付き合いの友人たち。
しんどい時にあたたかい声をかけてくれた同僚。
そして、その人たちがもたらしてくれた新しい出会い。
縁というものは。
人生においてかけがえのない宝物だと思う。
宝物
誰にも譲れないのが宝物。
最後に残しておくのは少しだけ思い愛の欠片。
お返しをくれるわけでもないのに簡単に配りすぎてしまったのかもしれない。
だから、僕には壊れかけの愛しか残ってない。
それでも君に受け取って欲しかった。
だって君が僕にとっての宝物だったから。
お返しはいらないよ。
君との記憶は消したくてもずっと消えないから。
子どもの頃、宝物 沢山あった。
今 何が あるかしら ふと 考えてみて ひとつも 浮かばない・・・。
寂しくなってしまった。
宝物
宝物は、生きてきた思い出と
たくさんの愛おしい想いです。
あなたと過ごした時間
ありきたりだけど
私の宝物
あなたと出会えたから
あなたとだから
過ごせた時間だから。
ありがとう
母の帰りが遅い日は、
祖母が晩御飯を作ってくれた。
母よりも濃い味付けのおかずに、
適当に野菜を入れた味噌汁。
もう二度と食べられない
祖母の即席献立は、
薄れ逝く記憶の中でも
宝物と呼べるほどの光を保っている。
-あの日の宝物-
宝物それはあなた
宝物それはあなたとの時間
宝物それは今
自分にとっての宝物って何だろう。言えるのは誰から見ても価値のある物は持っていない。
自分にとっての宝物。
生きていく為の物以外で手放したくない物。
大事な人からもらった物?
自分で頑張って手に入れた物?
道徳的に手放せない物があっても、絶対に手放せない物が見つからない。
宝物は欲しいと思う。
でも先ずは自分にとっての本当の宝物に気づきたい。
流れる季節と共に
移ろう心
全ては変わって行く
それでも
あの時の二人の
あの想いは
あの言葉達は
あの愛は
嘘ではなかったと
心から
信じられる
今は二人
違う空を
見上げているけど
誰も知らない
あの二人だけの時間は
決して
忘れる事は無い
それは
貴方が
私の為に描いてくれた
あのチューリップの絵と共に
変わる事の無い
永遠の宝物
「宝物」