『安らかな瞳』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
君が気持ちよさそうに眠ってる姿を
見ると安心する。
あれだけつらい思いをしてたなんて
あのときには気づいてなかったから……
「ねぇ。君は今安心してる?」
眠っている君には聞こえないけど
独り言でつぶやいた。
すると君はこっちを見る。
「安心してるよ」
そう言う君の瞳は安らかだった。
君の安心できる場所になれるならよかった……
「もう寝よう。」
そう言って君を抱きしめた。
光の色を思い出すとき、いつも日だまりだけが
『安らかな瞳』
創作 「安らかな瞳」
谷折ジュゴン
「ちゅうちゅうたこかいな……ちゅうちゅうたこかいな……」
「何を数えてるんにゃ?」
「ん?安らかな瞳で過ごしてる、にんげんさん数えてるにゃぁ」
「へぇ、どんくらいおるんにゃ?」
「わからん。でも 、うんといるはずよぉ」
「もっと増えてほしいねぇ」
「そうさねぇ」
山の上の古びた社で、小さな猫のあやかしたちがニコニコしながら話しておりました。
「やさしいにんげんさん増えて、にゃぁたちを大切に扱ってほしいねぇ」
「にゃっ、誰か来たにゃぁ」
二匹は急いで社の中に隠れます。獣道を抜けて現れたのは背の高い青年でした。
「ああ、こんな場所があったんだ、あれ?」
社の扉の隙間から、ひょろりと長い二匹の尻尾が見えています。
「これか、噂の猫のあやかしたちというのは」
「にゃ、見つかっちゃったにゃぁ」
「こんにちは、にんげんさん。この山に何をしに来たのにゃ?」
「君たちに会いに来たんだ」
これが二匹と青年の出会いでした。
(終)
少しだけ、疲れてしまった日。
白い溜息を吐きながら、ドアノブに手を掛ける。
扉を開けると、大好きな君の姿。
「おかえり」と言う君の目は、穏やかな海色をしていて
私は酷く、安心できるんだ。
---二作目---
隣から感じる、突き刺さる様な視線。
それに少し耐えきれなくて、思わずそちらを向く。
「ッ!?///」
「?どうしたのですか?」
向けられていたのは、細められた酷く優しい瞳。
外にいる時とは全然違う、穏やかな眼差し。
「ッ///!なんでもない!///」
表情ひとつ変わるだけで、こんなにも鼓動が早くなる自分が、何だか恥ずかしくて。
俺は勢いよく目を逸らした。
逸らしても、まだ感じる視線。
でも、一度見てしまったからには、意識せずにはいられなくて。
...顔の熱は、まだ取れそうに無い。
#安らかな瞳
240作目
8.安らかな瞳
テーマパークを楽しんだ私たちは、祖父母にお土産を買うところだった。母のカバンから軽快な音がなり、母は「先に見ておいで」とだけ言って携帯を手に取った。私たちはそんなことも気にも止めないで、心を踊らせてお土産を見ていた。しばらくして、母は青ざめた顔をしてやって来た。
「じいちゃんの命が危ないって。」
私は母に同情するように顔を青くして、その事実に反応した。正直、祖父は以前から身体がか弱く、いつ死んでもおかしくはなかった。そう思っていても、不安な気持ちがこみ上げてくる。幸いなことに、テーマパークから祖父の病院までは数kmほどだったので、心を落ち着かせようとする。私は買い物中の妹の手を取って車へ走った。妹は何が起きたかわからないまま、買い物を中断されて不満なのが伺える。そんな感情はいったん放っておいて、私たちは車に乗って病院へ向かうことにした。妹は慌てふためいていたが、私があんな事実を伝えた途端、悲しみをあらわにして沈黙していた。
そんなことをしているうちに病院へ到着した。祖父の病室の番号を確認して急いで駆けつけた。祖父はくたびれたような様子で天井を見つめている。私達たちが来ても驚きも嬉しさも表現せず、ただ死を待っているだけだった。もうどうしようもできなかった。私たちに人の命を扱うことなど到底できない。目の前で力尽きていく祖父に私は何もできない事を悔やみ、手を握った。ほんのり温かい手で平常心を保ち、祖父の生きている姿を目に焼き付ける。
しばらくして、点滴の機械が鳴りだした。ピ、ピ、ピーーィ。その機械には楕円が表示されており、その楕円が私たちにぽかりと空いた穴を表しているようだった。そして、祖父は目を閉じ、永眠した。
私たちは静かに涙を流し、生前の祖父の瞳を思い出す。とても苦しそうな瞳だった。いつ襲ってくるかわからない敵とひたすら戦っていた。私たちには想像もできないような戦いが祖父の身体で繰り広げられていたのだ。それでも祖父は強靭な敵に勝つことができず、苦しい顔をして瞳を閉じた。でも、私には瞳を閉じる数秒間、安らかな顔をしていたように思えた。その顔は生涯対の満足感と私たちの幸福を願うような表情に思えた。私はその表情を見て安堵しつつも、祖父の命を途絶えさせた敵を今でも恨んでいる。
⌜安らかな瞳⌟
安らかな気持ちになる時
それは
空を見てる時
月を見てる時
木を見てる時
あたたかい風に当たる時
そんな時
懐かしく
切ない気持ちになる
「よしよし。よくがんばったね。」
鈴蘭のように白く可憐な指先が慈しむ器には
たしかに命があった。
自分が眠っている間に空へ飛び立ったようだ。
長く厳しい旅を終えたその瞳は見えないが、
あたたかでやさしい大樹の様なこの人の手に包まれ
きっと安らかなのだろう。
いつか俺が死ぬ時は
鳥になってこの人のぬくもりに包まれていきたい。
死に場所も選ばせてくれないであろうこの魂にも
安らかな最期を用意してくれ。
なあ神様。お願いだから。
安らかな瞳
安らかな瞳
他人の視線が怖い、そう感じる時期があった
辛い時期が続くなか、ふっと鏡の中の自分と目があった
その目は恐怖感や不満から鋭く怖い目をしていた
そんな時、私の話しをしっかりと聞いてくれる人がいた
話していると自然と安心感や落ち着きを取り戻すことができた
ふっとその人の目を見ると穏やか視線を私に向けてくれていた
私も同じように相手に安心感を与えることができるようになりたいと感じた
それは自己信頼と他者への思いやりから始まることなのかもしれない
そう思った時、少し気持ちが和らいだ
安らかという言葉には死のイメージがあるから、安らかな瞳となると、死を目の前にした人の、達観と諦念を滲ませたやさしい色の瞳を思う。
『おやすみ、ボクの愛おしいい人』
「...ぁ゙...ぅぃ゙ぁ」
『フフ、どうしたの?』
「ナん...で...ぅ゙!」
『早くないとだめだよ』
「...ぁ.....」
『安らかな瞳だね』
硝子は性状としては液体なのだと言う。
細かな理屈は忘れてしまったが、
昔確かに教室で聞いたのだ。
身近なモノが必ずしも、
一般的な様相を示す訳ではないと。
そう言えば水もそうだった。
氷になると体積が増える、なんて
一番身近なくせして他と真反対を起こすのだ。
であるならばその透明も、
白膜を切り開き溢れる水晶体も
きっと同じことを起こすのだ。
閉じられた目蓋の奥
二度と開かない目蓋の奥
きっと其処には普通も常識もない、
天上だけが写っている筈なのだ。
<安らかな瞳>
「好きだねえ」
「好きだよお」
右腕にぴったりくっついて、筋をなぞって遊ぶ。
見慣れすぎた角度では、彼女はいつも楽しそう。
でも風に身を震わせたから、駄目元で手を握った。
「体冷えてるよ、せめて逆に来ない?」
「やだ、こっちが好きなの」
「……じゃあせめて、コートか毛布被ってて」
「……はあい」
其処にいてね、と言われたから
当然だよ、と頷き返す。
小さな背が扉の向こうに消えたから、
左手で右腕に触れた。
硬く、無骨で、人の形をなしていない、
冷たい冷たい義手に触れた。
まだ肉の有る左半身の方が温かいのに、
寒空の下では彼女の温もりすら秒で消える。
「オーバーヒート機能、いくらだったかな」
小さい溜息も風に飛ばされ、
ただ少しだけ目を閉じた。
<ずっと隣で>
つかの間の休憩
いつも寝不足気味な君は
少しとろけたようなその瞳で
こちらをみつめてくる
そうして少しずつ
閉じていくまぶた
君の寝顔に
僕の瞳も安らかになる
『―――ケ峠』
13回の乗り換えを経て、疲れ果てているのだろうか。
あと1回、乗り換えは必要になる。
常に曇天なビルの映すにごりきった空気。
此の国の脳たるそこに、私達はいた。
優に20時間は超えていよう。
あと、もう少しだ。
そこから、私達は逃げてきた。
その重苦しい人々の足取り、更に重い責任。
「君は逃げたくないのか」
君のその安らかな瞳には、雨天のこの地が見えた。
あんパン食べてる女の瞳
違うわ~ってかあε=(ノ・∀・)ツ
お題は安らかな瞳じゃあ~ってかあε=(ノ・∀・)ツ
あなたは朝、いつも私に起こされる
「まだ寝る…もうちょっと」なんて言葉は聞かず
布団を剥ぐ
寝ぼけ眼を擦るあなたは私の目を見てまた寝てしまった
更に起こそうとしてもこの子はもう起きる気はない
じゃあ添い寝でもされてやるか、と
あの穏やかな目を見て私も眠くなってしまった
そんな日があっても良いのかもしれない
おやすみ。
彼女が死んだ。死因は、『自殺』だった。
僕は自殺をすることを知っていた。
止めたかった。だけど止めなかった。
止めたら余計苦しめてしまうと思ったから。
止めたところで、
彼女を幸せにできる自信がなかったから。
でも今考えると、
止めたい止めたくないだけ考えて、
幸せにする方法なんてひとつも考えていなかった。
僕は後悔に苦しめられた。
そんな時不意に彼女の瞳を見た。
安らかな瞳だった。
苦しみから解放されたように幸せそうな瞳だった。
僕はしばらく彼女瞳を見つめていたが、
彼女の母と父から彼女の遺書をもらった。
そこには、
『自殺止めてくれなかったんだね。
でも私のそばにいてくれてありがとう。
君がいなかったらもっと早く死んでたかも笑
ばいばい』
と書かれていた。
やっぱり止めて欲しかったのか、、、?
でも手紙では止めなくても良かったように見える。
彼女の気持ちは僕には分からない……。
だけど、僕は自分勝手だ。
そのことは確実にわかった。
#『安らかな瞳』
No.68
あなたの目は美しく、
吸い込まれそうだ。
見ているだけで癒されてしまうほど、、。
『安らかな瞳』
私の両親は早くに亡くなってしまったけど
安らかなと聞くとその時の顔を思い出す
だけど安らかな瞳はまた違う
だから私はこう思う
きっと安らかな瞳とは
苦しみや楽しさ悲しみや喜び
全てを知った者が
全ての物事を受け止め全ての物事が幸せだと
そう感じられるようになった時
安らかな瞳になれるのではないかと
私は思う
Mii
ホワイトデー
気にしない、
例えお返しがなくてもいいの。
君が笑うときに見せるその瞳が僕は好きだ
翡翠色のどこか神秘的なその瞳
涙を浮かべてまで笑っている君
僕と話すときには決して見せないその緩い表情
いつか、きっと、僕も君に安心してもらえたらな
僕はそう願う
だから、僕は……
「おはようございます」以外にも話してみたい
こんな時友達がいたら相談できただろうか
虚しいな……
僕は独り願う
久しぶりに早く投稿できました(≧∇≦)b
ですがスワンプは未だ健在ですorz……
何でや