『子供のように』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
題【子供のように】
(登場人物→莉緒、隼人、太陽)
「では、えーと?体育祭がもうすぐあるのは、みんな分かってるよね!」
「今日は、体育祭の役員とか、出る種目を決めるよ!」
ー体育祭の主な種目、内容ー
・リレー 4人
・表現、ダンス 6人
・チアリーダー 3人
・荷物運び 2人
・審判 2人
「どれにしようかな?」
「決めていくから、手を上げて。一部の人限定!」
「荷物運び、やりたい人?」
「はい。」
「1人?隼人、ね。」
隼人、荷物運びか。じゃあ、私も!
「あと1人は…。」
「はい!やりたいです!」
「わぁ!?びっくりしたよ。莉緒ちゃん(笑)」
「っ!」
莉緒と一緒の役員。
「///。」
隼人と一緒!
「他も決めていくよ?」
「やっと決まった~!」
「お疲れ太陽。」
「本当にお疲れ様!」
「なかなか決まらなかった~(笑)」
「そうだね。」
「あの!!莉緒ちゃん!」
「っ!○○ちゃん…。どうしたの?」
また、悪口、かな。
「その、い、今まで、ごめんなさい!」
「えっ!?」
「ごめんね。辛かったよね。本当にごめんね。2人と仲良い莉緒ちゃんが羨ましくて。」
「うん。良いよ。反省してくれて、すっごく嬉しいから!」
「ありがとう。これから、友達になってくれる?」
「うん。良いよ、よろしくね。」
「良かったね。莉緒ちゃん!女の子の友達、できた。」
「良かったよ~!」
「良い子だね。あの子。」
「うん。」
莉緒に友達ができた!
少し安心しちゃった(笑)
体育祭はもう間近!? ドキドキの展開!?
どうなっちゃうの~!(笑)
では、また次!
子供のように
ー子供のように泣き喚けるなら泣き喚きたい。ー
最近、そう思うことが増えた。
私は戦闘員を務めるようになって早四年。
少佐にまで上り詰めた。
…だが、そのような成果と逆行して私の心はどんどん暗くなっていった。
私は戦闘員になることに特別嫌悪感があったわけではなかった。
でも、だからと言って戦闘員になりたいとも強く望んだわけでもなかった。
…家業を継ぐようなものだ。
なんと古臭いのだろうか。
だが、先程の通り私は戦闘員になること自体は嫌ではなかった。
…四年前まで付き合っていた恋人の側を離れることが嫌だったのだ。
別に離れなくてもよかったと思う人もいることだろう。
しかし、私は「どうしても離れなければならない」と思ったのだ。
…私が血に塗れた姿をあの人に見せたくなかった、その醜い姿であの人の横に並んでいられる自信がなかったから。後、単純に彼に危害が及んで惜しくなかった。
…だから、離れた。
あの人に何一つ言葉を残さずに。…いや?置き手紙ぐらいは残したな。
こんな自分勝手な事しておいて感じることがあった。
…「離れたくない」と。「追いかけて来てほしい」と。
そんな思いを四年間抱えながら仕事に務めてきた。
もちろん業務に支障は出さないように。
…そんな日々を続けて、しんどくなって。
でも、義務を果たさなければ生きてはいけないから頑張って。
こんなことを繰り返していたら、恋人の顔や仕草などが頭をよぎって恋しくなった。
…会いたくなった。
「彼に会いたい。」と思いながら今日も仕事をこなすと…見慣れた姿が私の視界に捉えた。
…彼だ。
「なんで? どうしてここにいるんだろう?」と考えていると彼は私を見つけるや否や私を抱きしめた。
…「やっと見つけた。ここまで来るのに四年もかかっちゃった。」なんて言わないでよ。
『どうして会いに来たの?』
「俺に置き手紙だけ残して去っていた理由を聞いて、もしうまくいけばまた、恋人関係に戻りたい…いや、結婚したいって思ったんだ。」
…なんて能天気な人なんだろう。私を見つけ出せなかったら、見つけ出しても話さなかったらどうするんだ。
「…軍人をやるから離れていくことを決めたんだね。
俺が被害に遭わないようにって…危険なことから遠ざけようと、守ろうとしてくれたんだよね。」
…なんで分かってくれるの。
『…それだけじゃないよ。血に塗れた姿…見せたくなかったの。…血に塗れた姿で貴方の隣を歩くことに罪悪感があったの。』
…本当は一緒に居たかったの。
「…だから、離れたんだね。」
『…っ、うん。』
…涙が出て来そうだ。
「…ねぇ。俺さ頼りないかもしれない。君の心遣いを無視するような選択を取りたいと思ってるようなことを言うんだけど…聞いてくれる?」
…私は無言で頷いた。
「…国の平和を守る誇り高い貴方のそばに居させてください。俺は貴方よりも弱くきっと頼りない。けれども、貴方をそばで護りたい。…どうか結婚してくれませんか?」
…なんで私の欲しい言葉を言ってくれるのか。
『…もしかしたら、っ…貴方とずっとそばに居られないかもしれないよ?…っすぐ死んじゃうかもしれないんだよ?…っ、いいの?」
『…居られなくなる状況をまずつくらないようにするよ。…後、君がすぐ死ぬことになっても、俺はずっと自分が死ぬまで君のことを想い続けるよ。」
…私はその言葉を聞いて涙が溢れた。
『っ……、ぅ…ふ…不束…っ、不束者ですが……っ……よ…っ、よろ…、しく……っ……ぅ、…お…おねが…っ、ぃ…します…っ。』
…彼の言葉に返事をした後、私は子供のように泣き喚いた。
冬の星空
腕の中で眠る
君の寝顔
あどけなくて
子犬の様
お互い
子供見たいに
はしゃいで
笑い合って
今日は楽しい
一日だった
あんなに笑う
のも久しぶり
だった
また
しばらくは
会えなくなる
このまま
君と続きます
様に
僕は
星空に願いを
掛けた
「子供のように」
いつまで子供のままでいられるんだろう。
思い返せば、小学生のときは「幼稚園の頃に戻りたい」
中学生のときは「小学生の頃に戻りたい」
気づいていないだけで、結局今が幸せなのかもしれない。
大人になって「子供の頃に戻りたい」と思う日が来るかもしれない。
それでも私は、子供のように好奇心や楽しむ気持ちを忘れずにこの世界を生きていきたい。
子供の目に映る景色と大人の目に映る景色は、子供の方が輝いて見えているかもしれない。
きっとそれは全てが初めてで溢れているからだ。
だから別にカッコつけなくてもいいと思う。
子供のようにこの世界を見れる大人になりたい。
気づけば成人をとうに超え、世間では「大人」と呼ばれる立場になってしまった。しかし仕事も探し中、自立もしていない自分を果たして大人と呼べる人はいくら居るだろうか。かと言って無邪気に走り回れる子供でもなくなってしまった。大人でも子供でもない、宙ぶらりんな存在。一番タチの悪い。こうなればいっその事全てを投げ出して何も知らない無垢な子供のようにはしゃぎ回ってみたいものだが、世間の目は厳しいようでそれを容認する人は少ないのだ。当たり前だ。高校を卒業したら大学もしくは直ぐに就職、大人の社会を否が応でも叩き込まれ、あっという間に大人の求める大人になってしまう。何も親のスネを齧って生きていきたい訳では無い。自立したいと努力もしている。ただ昨日まで子供と呼ばれていたあの子たちを、成人した途端に社会の求める都合のいい存在として扱うのはどうかと思っている。
『子供のように』
大きくなるのよ
追い抜け、追い越せ。
強くなるのよ
引き寄せ、引き離せ。
気をつけなさい。
枝はね、
切るんじゃなくて、生かすの。
きっかけは些細なことだった、と思う。
父親に似て整った顔立ちと背丈、私に似て肉付きのいい身体は我が娘ながら世界一美しい。多少わがままが過ぎるのが難点ではあるが、それも許されてしまうほどの器量と才覚を持ち合わせている。
嫉妬とはちがう、羨望ともちがう。とても恐ろしい子。
「お母さんってこんなドレス持ってたんだ」
若い頃に買ってしまい込んでいたパーティードレスを娘が着ていた。大切な思い出の品だ、はやく脱いで返しなさいと強い口調で言った。
あれほど人のものを勝手に漁るなと注意したのにまただ。
「もうこんなの着ないでしょ、わたしがもらってあげる」
ふざけるな、大切なものだと言ったでしょう。はやく返して。つい怒鳴りつけてしまえば、娘は頬を膨らませて不満そうにした。でも急にいやらしく笑ってドレスの裾を掴んで、思いきり割いてしまった。
「お母さんが悪いんだよ」
その言葉で、何かがプツリと切れた。
娘の髪を鷲掴みにして引き倒し、力いっぱい頬を叩いた。痛いと泣き叫ぶ娘の声に夫と親戚たちが駆けつけてきた。夫はすぐに私を抱きとめて落ち着けと言い、親戚どもは娘をかばう。たった一発殴られただけのくせにシクシクと気味悪く泣き続けて鬱陶しい。
『無理だった、やっぱり無理だったの。私は子供なんて育てられない』
娘の前で言った。言ってはいけないことだとわかっていた。その言葉の重みを私は知っているのに言ってしまった。これではどちらが子供かわからないじゃないか。
夫は私に何度も謝った。いつの間にか娘の泣き声が止んでいる。失望しただろうか、それともショックを受けたか。罪悪感と期待がごちゃまぜになって泣いているのに笑いがこみ上げてくる。
『やっぱり、私は狂ってるよ』
娘の謝罪が聴こえるけれどそんなの知らない。腹を痛めて産んだだけの他人の言葉などどうでもいい。ただ慈愛に満ちた目でそれでも愛していると繰り返すこの人だけいればどうでもいい。
――ねえ、私を、わたしを、愛して
【題:子供のように】
子供のように
笑って
泣いて
怒って
拗ねて
喜んで
そんな無邪気で
純粋な君が
僕は好きだよ
社会に出るまでは「子どもみたい」と言われることが嫌いだった。馬鹿にされたように感じるからだ。
子どもの頃は大人になるのに憧れて一人前になることを目標にする。夢を追いかけて。
でも、夢を追えば追うほど不安になり、本当にこれが正しいのか分からなくなる。そして、人に頼りたくなる。正しい正しくないなんて誰にもわからないのに…。当然、今まで当たり前のように近くにいた家族でさえも大人になれば、子どもの頃のように頼れなくなる。将来が不安で鬱々とする。あぁ、子どもの頃はこんなことなかったのに……。いつの間にか大人への憧れは消え、残っているのは懐古的な考えの私だけ。子どもの頃に戻りたい。戻りたい。
ある日、久々に実家に帰った。精神的に限界が来て逃げた先がそこである。迷惑をかけたくない気持ちと裏腹に頼りたい気持ちがあった。中に入ると、急に押しかけたにも関わらず、昔と変わらない母の温かい「おかえり」が聞こえてきた。母の声に涙が流れたまま止まらない。そんな私を見て何かを察した母はそっと私を抱きしめた。私は泣きながら抱えていた今までの全てを打ち明けた。
少し時間が経って、私は笑顔で「ただいま」と言った。子どものように。
時に他人を傷つけてしまったと後悔することがあった。いくら反省しても仕切れぬくらい後悔する日が続くのであった。
他人と出会うことで自分もまた傷つくことがあった。心ない一言、何気ない仕草、予想外の反応。
愁嘆に身を任せふと振り返れば、自分が傷つけてしまったと後悔した他人は自分のそばから居なくなっていた。
そんなことには気が付かなかったかのように、また無邪気なふりをして他人と関わろうとするのであった。
子供のように
子供のように
子供になりたいと思わない
不便だし不都合だし不合理だと思う
生活さえ出来てるなら
大差はない
制限があるから
子供ほうが大変なんじゃないかと
大人になっても
子供みたいなモノで
むしろ大人だからこそ子供ぽい
大概のらしさなんて
しょせんは他所向けの武装だよね
子供のように出来ないけど
大人だからこそ出来るはずでは
子供の頃から思わなかった
大人になっても思わない
ああは成りたく無いならあるかも
誰かを目標に生きていない
私がただ在るだけで
勿論、目標はあるのだけど
そこに有るのは私だからだと考えてる
子供のように
そのことからは避けられない
大人だからって従えない
多少は慣れたようで
かなり無理をしてませんか?
「子供のように」
私は演劇によく関わるのだが、その中でしょっちゅう言われるのは、「子供のような心を持った人が役者には多い」ということだ。
というのも、人前で一丁前に自分じゃない人間を演じる――時には人間以外も――なんてことは“恥”を身に着けた人間には到底できない所業だからだ。
もちろん世の中の役者さん全てに恥がない子供だと言っているわけではないのでそこだけはおさえていただきたい。
しかし、特に舞台では、大きな声と動きを要求される。
なんなら時々歌と踊りも要求される。
街なかでいきなり踊りだしたり歌い出したりなんかしたら「なんだあいつ」と怪訝な目で見られ、狂ったやつ認定されるのがオチだ。
しかしミュージカルなどではそんな違和感を一切感じさせない。
…人によるかもしれないが。
ディズニー映画などを考えてみてほしい。
あんなに独り言が多くてすぐ歌って踊る奴がいたら現実世界じゃやっていけないだろう。
私も役者の端くれであり、将来は演劇で食べていけたらいいなあなんて思っている人間だから、今までいろいろな役を演じさせていただいてきた。
時には外国人、時にはヤギ、時には概念…(概念?と思う方もいらっしゃるだろうが詳しく説明すると個人が特定されかねないため概念とさせていただく)。
なんなら自分の本来の性別の役を演じたことはまともに演劇を始めてから一度もない。
何にでもなれるのが演劇のいいところだ。
子供の頃、叶いっこない夢を誰しもみたことがあるだろうが、それをすべて実現できるのが演劇だ。
お姫さまだって王子さまだって、スーパーヒーローだってなれる。
現実じゃ起こり得ないキラキラした恋愛もできる。
そんな夢を持てる人間だからこそ“子供のよう”と言われるのかもしれない。
これからも“子供のように”全力で人生楽しんでいきたいものだ。
「子供のように」
無邪気になりたい。大人の顔色を伺ったり、事情を察知したり、言葉遣いなんて気にせずに、思ったことをズバズバ言えるあの頃に戻りたい。意外と子供の言うことって大人に効くよね。よく聞く話でいうと態度の悪い大人に対して子供がズバッと言ったり、行動で示したり。
今は、いつの間にか形成された固定概念に囚われている気がする。これが当たり前、これはしてはいけない。気を遣い過ぎてもう疲れた。
子供って法律的には20年しかないのに対して、なんで大人は80年もあるんだろう。と言いつつ、子供が子供であれるのは実際中学生ぐらいまで。周りに気を遣う時間は人生内で多くあれっていうことなのかな。
なんかこの話題ならいつもより多く語れる気がする笑
なんだろう、自分の中の疑問が溢れ出るのかな
お小遣い欲しい
お年玉欲しい
否、あげる側だし…
(子供のように)
君の無邪気に笑う姿と声は
鈴を転がすような笑い声や姿は
まるで子供のように可愛らしい。
いまから白い線だけをふむルール。ほかふんだらアウトな。
子どものように
見えるって??
本当はどうかしらん
あなたもなってみたら?
“子どものように”
子供ではいられなくなるときを知り花が散りきる前に泣いた夜
題-子供のように
【子供のように】
ザッパーーーーン、波に逆らう水飛沫が上がって、その中にはあなたがいる
誰より早くスマホも財布もぶん投げて、インスタ映えやバズりなどなんもかんも知らないようにキャラキャラと波間に笑っている
後から後から続き飛び込む友人の中でも、あなたが一等純粋で艶やかで眩しく透明で鮮やかで
とにかく美しく見えたのだ
荷物守り最後にしときゃよかったなぁなんて呟きながら、パラソルの影を蹴飛ばした
「子供のように」
午前1時
ようやく仕事を終えて帰路に着く。
辺りは夜の闇に閉ざされて、街灯の明かりのみを頼りに進む。
学生時代、あれほど夢見ていたデザイナー。
華やかな世界に憧れて努力した。まあまあな大手に受かって、晴れて広告業界に就職。俺には輝かしい未来が待っている!と信じて、押し付けられる雑用も、身に余る業務にも全力で取り組み、忙殺される日々を今日まで耐えてきた。でもそんな努力が報われる日は、ついに来なかった。
ポツポツと雨が降ってきた。雨足は次第に強くなる。俺は鞄を漁り、折り畳み傘を出そうとした手を止める。雨が、頬ばかりを濡らす。これは雨なのだ。自分に言い聞かせる。だって、そうでなければ、24にもなって大の男が仕事に耐えきれず涙を流すなど、
「みっともねぇなぁ…」掠れた声が口からこぼれる。
同時に心臓がぎゅうっとなって、目元が熱くなる。
辺りを見渡す。ここには、暗闇しかない。今まで押し殺していた感情が、溢れ出るのがわかった。
もうとっくに限界だった。
俺は無意識のうちに笑っていた。その汚い笑い声が、辺りに響き渡る。キーンという耳鳴りがして、自分の声に靄がかかった。
俺はただ、おもしろくっておもしろくって、永遠と思えるほど長い間、笑っていた。狂ったように、壊れたように。何かがすごくバカバカしくて、滑稽で、つらくて、苦しくて、でも逃げ場なんてどこにもなくて。
もう顔を濡らすものが、涙なのか雨なのか、はたまた涎なのか鼻水なのか、もうなんなのかも分からない。両手を広げて、雨を全身に浴びて、意味も無くぐるぐると回った。はしたなく、穢らわしく。もう全てがどうでもよかった。ただ、楽になりたかった。
子供の頃、大人になったら空を飛べると思っていた。当然、そんなことは叶わ無かった。
でも不思議と、今なら叶う気がした。
俺の身体はふわりと飛んで、暗闇の中、重力に従って堕ちていく。硬いものに強くぶつかった瞬間、身体の全ての重みが消えた。
ふわふわと空中を好き勝手に飛び回る。
無邪気に、子供のように。
やっと、自由になれた。