『子供のように』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
心がスポンジのように
水を染み込んだ
あれ、
何で
あれ、
涙が
私
何か辛いことあったっけ
何かあったっけ
わかんない
わかんない
あれかな
いやでもそれは
常に考えてる事だし
最初にわからないなんて事ないか
じゃあ何だろ
わかんない
わかんない
わかんないけど
あれ、
ほんとに、どうしよう
涙が止まんないよ…
「あ、そーや!海行こ!」
秋の後半
寒くなってきた頃に
私の元に1件のLINEが入った
どうやら親友からのLINEのようだ
なんでまたこんな時期に、
と思いつつも
私は彼女の誘いに乗ってしまう
約束の日
待ち合わせの場所に着くと
やけにそわそわしている彼女がいた
声をかけると彼女は私の方に駆け寄ってきた
2人で喋りながら海へ歩く
今日は風が強く、
とてもじゃないが
海日和とは言えない天気だった
海に着くと
彼女は靴を脱ぎ捨て
ぴちゃぴちゃと音を立てながら
海に入っていった。
彼女に呼ばれて海辺に行くと
海の水はとても冷たくて
慣れるのに時間がかかりそうだった
冷たいねと彼女の方を向くと
イタズラな笑みを浮かべた彼女が
私に水をかけた
「冷た!?」
不意に出た言葉に
彼女はくすくす笑いながらも
次から次へと水をかけてくる
やり返すと彼女はびっくりした顔をして
また水をかけてきた
赤とんぼが宙を舞う頃
彼女と私は砂浜で空を眺めていた
「久しぶりに子供みたいに遊んだかも」
そんな彼女の言葉に私は頷いた
海に空が反射して紅く染っている
「そろそろ帰る?」
私がそう言うと彼女は
私の家に泊まると言い出した
えーどうしよっかなーと言いながらも
私は母親に連絡を入れた
彼女のいる時間はとても心地よい
2人でいる時間だけは
子供のままでいいから。
#子供のように
いつまでも無邪気でいられたらよかったのに。
子供のままではいられない。
皆、時が経てば大人に成り下がる。
両親に守ってもらうことも
祖父母からお年玉を貰うことも
放課後に友達と遊ぶこともなくなる。
弱みを隠し、強さを纏って
そこら辺にいる蟻のように
いつ潰されてもおかしくない世界で
僕らは生きなければならない。
ただ日が昇るまでは
夜が終わるまでは
僕はまた子供に戻ろう。
好きなゲームをしたり
お気に入りの漫画を読んだり
社会から外れた場所にある
僕の唯一の居場所にいる時だけは
子供のように無邪気でいたいのだ。
子供のように
子供のようにはしゃぐ貴方の横顔を見るのが好きだった
お題「子供のように」
はじめは怖かった。
どうせ何も変わらないと思ってた。
でも、正反対だった時間。
一人がいいってずっと思ってた私に
寂しいを思い出させてくれたあの時間に戻りたい。
「あの部屋のメンバーはいつも楽しそうだよね」
と言ってもらえたくらい楽しくて仕方がなかった
あの時間に戻りたいよ。
あんなに毎日笑ったのはいつぶりだろう
お帰り、おやすみって言い合えたはいつぶりだろう
傷ついたことだってあったし、時に戸惑いながらも、みんながそれぞれが頑張れていた、がむしゃらな
あの時間に戻って、また笑いたい。
無理に大人になってきたんだね
なんて言われた私には「子供らしさ」というのは
よくわからないものだけど
もしかしたらあの時間が、私にとっての
「子供」としていられる時間だったのかもしれない。
私は自分が大人だと思ったことはない。
二十歳をとうに過ぎていて、経済的にも精神的にも自立した生活を送っているのだから、おそらく100人中99人は私を大人だというだろう。(1人くらいは言わないかも。)でも、やはり自信を持って大人であると言うのは躊躇われるのだ。
では、子供なのかと自問すると、即座に、子供ではあり得ないという返答がある。こんな歳にもなって子供だと言われるのは、なけなしのプライドが受け入れを拒否している。
ならば何故、私は子供ではないと思うとき、一抹の淋しさを覚えるのだろうか?すぐに思い浮かんだことがある。
『赤毛のアン』を知っている人は多い。しかし、よく知られているのは1巻だけだ。赤毛とそばかすがトレードマークの想像力の塊のような女の子は、2巻以降母になって、戦争が起こる時代を生きていく。そのどこだったかで、大人になったアンが浜辺で一人ではしゃいでいるところを近所の人にみられてしどろもどろに弁解する場面があった…と記憶している。いい大人の女性がはしたないというわけだ。
大人になるということは、子供のころの衝動的な感情を外聞やら常識やらコスパやらやら目的意識やらで制御できるようになるということなのかもしれない。それが悪いわけではない。しかし、一度はめてしまった枠は容易には外れない。外せない。
それが淋しさの正体かもしれないと、思い至った。
お題:こどものように
子供のように
泣いたり笑ったり
自分の感情で生きる
いろんなことに
挑戦したり
冒険したり
自分の興味に生きる
それが
本当の自分を生きること
子供のように
自由に生きること
題「子供のように」
大人になっても
子供のように
泣き喚きたい日はザラで
事件か?って
110番は勘弁だから
心の中で慟哭
誰もいなくても
声を出して泣く事は
いつしか出来なくなっていたけど
また
転んじゃったね
しゃがみこんで
顔を覆って泣いている
自分の中の小さな子供に
今日
キラキラ光るジルコンの
おもちゃの指輪を買った
「子供のように」
そうげんをかけまわる
ペットのチャムをつれて
ちょうちょうをおいかける
ようせいとあうために
かわのせせらぎをきく
ことりたちとうたいながら
そらのいろをしって
スケッチブックにえがく
おきにいりのワンピースに
おかあさんのむぎわらぼうし
こんなときもあったなぁ。
#5 白い太陽が眩しい朝。
「おはよー!」
そんな言葉から、もう一人の自分が始まる。
友達と一緒に"沢山の人生がある場所"に行く。
明るい声で話していたけど、空に薄い月があることに気づく。
白くて、密かにある月。
それでも、気づいた人はなんか嬉しくて、自分からアピールをしていなくても自然な状態で、素敵な存在っていうのがいいなと思っていた。
やっぱり、朝の月もすごく綺麗。
朝の月みたいな存在になりたいとも思う。
ありのまんまの状態で、素敵って思われたいなって。
そんなことを思っていると、名前を呼ばれた。
月に見惚れてしまい、あまり話を聞いていなかった。
謝りながらも、友達の顔を見る。
友達は、怒ってはいなくて「なんか、めずらしいね。ボーっとしてるなんて」そう言われた。
また、笑顔をつくりながら、「ごめん、ごめん」そう言った。
友達が言うように、いつも頭を働かせて、明るく話していた。
ありのままの自分なんて知らないから、そう思っていることも誰にも言えないから。
ありのままの自分は子供っぽくはない。
だから、もう一人の演じている自分は子供のように生きよう。
心の底からは、素直になれない。ただ、無邪気に笑えないから。みんなの前では、子供のように無邪気に。
ただ、友達とは明るく、楽しく過ごしていきたい。
人生を幸せに生きていたいから。
今の自分でいいんだ。これで幸せに生きれれば。
そして、今日も同じように一日が始まる。
___子供のように
僕の好きな著者の言葉に
「人生は3歳児レースだ」という言葉がある。
意味は、
3歳児は転んで泣いたりしていても
自分の好奇心、興味にそそるものを見ると
すぐに泣きやみ、ケロッと笑っているんだ。
人生も同じで、
失敗したとしても、次に行こう。
というマインドが大事だということだ。
この言葉は僕に力をくれる。
昔に戻りたいとは思えない。
綺麗な思い出も真実とは限らない。
それなのに過去の私は笑顔のまま。
見知った風景、見知らぬ私。
私は私へ大きく手を振っていた。
まるで「子供のように」
未来も幸せであると疑わないのだ。
子供のように泣いたのはいつが最後だったかな。
最近は泣かなくなった。
心の中は嵐だというのに。
子どものように
子どものときのように素直になれたらいい。大きくなるにつれて素直になるのが難しくなった気がする。無邪気というにはあまりにも乱暴だけど、子どものように素直に言いたいことを言えたらいい。やりたいことをやれたらいい。
いつからか、素直で居続けるのは苦しくて、つかなくてもいい嘘をたくさん覚えたんだよ。
きっと、もう
子供のように無邪気な笑顔で笑ったり
転んで大声で泣いたりとか
そんなこと出来ないよ
「子供のように」 10月13日
子供のように、と言っても子供ってそんなに無垢な存在じゃない。
欲の塊だし、ずる賢い。
そして自分の欲にとてもストレート。
子供のように、なりたいと思うのは、欲に向かってストレートな存在を羨ましく思うから。
小さい頃はたくさん夢を見なさいと言われ、
年齢を重ねるごとに、現実を見なさいと言われるようになる
無邪気に笑って遊んでいられた子供のころに戻りたい
子供のように誰とでもすぐに打ち解けて、
どんな世界でも見に行けるようになりたい
そして、現実を見ないふりして大きな夢を掲げたい
そんな理想を夢見ても
現実を知ってしまった以上その現実を無視することはできない
とても残酷で理不尽な現実を
「あなたもお母様のように、強い女性になっていくわ」
黒い建物に囲まれた路地の、まるで絵本に出てくる格子の窓から、外の世界を覗いてみると、月の光がテセレーションの石のタイルに残った雨粒に反射していた
珍しくお茶をひいて、人影も、風すらないドビュッシーな夜に
もうすぐ70を迎えるママと20を迎えたばかりの私
「母は私から解放されたくて上京させたんです」
なんて言葉を緋緞と飲み込んで
「母は第二の人生を楽しんでいて...
たまには思い出して欲しいんですよね」とお道化た私を
真っ直ぐ見つめると、曲がった背中を叩いた
「ご自分の子育てとあなた自身を心から信じているのね」
お店の中の古時計が2時を告げると、魔法が解けたみたいに
きれいなママに戻っていた
『こどものように』
子供のように
振り返ったら子供の頃なんてずいぶん遠く、
一番近くにいる自分は酷く疲れているのか顔色が悪い。
原因はわかりきっている。
終わらない仕事、
ソリの合わない上司、
ポツリと溢した愚痴を号外かのように人に渡し歩く同僚。
他部署の人らに何て言われてるのかしってるのかな。
しらないのかな。
どうでもいいのかな、なんて考えながら、
さながら動物園の騒がしさの中で今日も仕事をしているわたし。
どうしてこうなったんだろうな。
どうしてこうなったんだろうね。
突然泣きだしたら何もかも壊せるかな。
まるで、あの頃の幼い自分のように。
注:拷問、残酷描写あり 苦手な方はお控えください
「ヒトの指ってどうやってできてるか知ってる?」
出社初日の質問だった。
「いいえ」
「じゃあ来い」
そう言われ、いきなり地下に通される。最初に感じたのは、むせかえるような血の匂い。部屋にはブルーシートとビニールがしかれ、中央に下着姿の男がいた。四肢は椅子に縛り付けられ、顔には青痣。口からは血と涎が垂れている。
「起きろ。お寝坊さん」
先輩はそう言って椅子を蹴った。男はビクッと身を震わせ、何かうわ言を言っている。
「じゃあいくぞ」
先輩は銀色の鉈を手に取り、男の手を台の上に乗せる。
「新人、バケツ持っとけ」
部屋の隅に空っぽのバケツがある。ほんのりと鼻を刺す、嫌な匂いがこびりついている。
「何に使うんです?」
「見てりゃわかる」
先輩はそう言って鉈を振り上げ、まっすぐ下ろした。
「ぎゃああああああああ!」
男の悲鳴が狭い部屋に響き渡る。彼の指は勢いよく弾け飛び、僕の足元に転がってきた。僕は2.3歩後退り、壁にぶつかった。
「どうだ? 見てみろ。凄いだろ」
そう言われ、恐る恐る彼の一部だったものを拾い上げる。断面からは血が垂れ落ち、中にうっすらと白い塊が見える。
「いやー、我ながら綺麗な切り口だな」
先輩は誇らしげにもう片方の切断面を見ながらそう言ってる。
「よし、次はどこがいい? 胃か? 小腸か?」
まるでおもちゃを自慢するかのように内臓の話をする先輩がひどく不気味に見えた。
「いや、まずは筋肉だな。やっぱ拷問官になるからには、肉の切り方から知らねえとな」
再び男の悲鳴が上がり、赤い液体が飛び散る。先輩は子供みたいにはしゃいで男を切り刻んでる。目の前の事象のあまりのグロさに、僕は思わずバケツに吐いていた。
「新人、お前もやってみるか?」
笑顔でそういう先輩の顔は、むりやり遊びに誘ってきたいじめっ子を思い出させた。
『子どものように』