『子供のように』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
『子供のように』
子供のように、泣いてみよう
お腹から声を出して。
わんわん、わんわん、喚き散らそう。
悔しい気持ち、苦しい気持ち、やるせない気持ち、
切ない気持ち、羨ましい気持ち、怒りたい気持ち、
悲しい気持ち、言葉にできない気持ちを、
泣き声にのせて、訴えてみよう。
子供のように、歌ってみよう
口と目を大きく開いて。
息をしっかり吐いて、深く吸って声を出そう。
嬉しい気持ち、楽しい気持ち、感動した気持ち、
ありがとうの気持ち、ごめんなさいの気持ち、
憧れの気持ち、心に焼き付いて離れない気持ち、
大好きの気持ち、言葉では言い尽くせない気持ちを
歌声にのせて、訴えてみよう。
子供のように、自由に描いてみよう
真っ白なページを用意して。
絵を描いたって、文字を書いたって良い。
一文字一文字、力を込めて、
丁寧に、はたまた、勢いよく書こう。
思いついたこと、印象に残ってること、不安なこと、
気になること、不思議なこと、願っていること、
ありのままの思いの丈を
殴りつけるように、思いっきり描いてしまえ!
ほんとうの気持ちを訴えよう、表現しよう。
目に見えるように。
きちんと、受け止められるように。
祈るように。
訴えたいことは、歌うように、歌声にのせて。
歌声は、祈るように、心を込めて。
子供のように、私の心の真ん中を、貫く思いを
お空に向かって叫び歌い、祈ろうよ
そのとき 私の心に 本当の平和が訪れる
そんな気がしているの。
こどものように
怒って
泣いて
笑って
そんなあなた全てを愛したい
子供のようになれる時間
仕事で身も心もクタクタになった私。
そんな自分にも、楽しい時間はある。
家に帰ると家族や仲間がお出迎えしてくれる。
皆今日も元気で、どんな私でも気兼ねなくお出迎えしてくれた。
ふざけ合って楽しんでるやつ、真面目に勉強してるやつ、コーヒー飲んで夜景眺めてるやつ、ゴロゴロしてテレビ見てるやつ、にこにこまったりしてるやつ、変な趣味に没頭してるやつ、
そして、私をあたたかく包んでくれる優しい母。
皆大好きで、私は自然と子供のような気持ちになり今日も一緒に過ごした。
子供のように____
2022/10/13 小説日記
花をさがす少女_
ベトナム戦争真っ只中
ある少女の悲しい物語。
病気でずっと寝込んでばかりだった母は、ブーゲンビレアという花が好きだった。
少女は病気の母のために、いつも1人で遊んでいたブーゲンビレアが咲く草原へ行く。
だが、いつもあるはずのブーゲンビレアがない。
草原をさまよっている時、突然
「ドォォオオオン!!!」
少女がいた草原に原爆が投下。
一瞬にして少女は消え、
少女の黒い影だけが残った。
その時、白い蝶が
残り少ないブーゲンビレア
の近くでひらひらと飛ぶ。
それはさっきまでそこにいた
白いワンピースを着た少女のようだった。
冷たい汗が頬をつたる。歌い終わった私はなぜか息苦しくて静かに呼吸をした。指揮者も手を上げたまま。まるで体育館ごと時間に飲み込まれたようだった。
拍手が起こり客席からざわざわとした声が聞こえてくる。そのことに気がつくと鼻の奥がツンと少しだけ痛くなった。
中学校生活最後の合唱コンクール。全校で私達のクラスが一番最後に歌った。「花を探す少女」という戦争の歌だ。
そして、最優秀賞を取れた。結果発表された瞬間、嬉しくて泣きそうだったがやめておいた。変な目で見られるかもしれない。それに絶対誰かにからかわれる。だから、涙が出そうでもぐっとこられた。だけど、女子の約3分の1の人が涙を流していた。もちろん、それにも驚いたが何よりびっくりしたのはちはるが泣いたことだった。
「別に遅れてもいいよー」
「歌とかマジでめんどくさい」
「みつはなんかうざくない…?」
頭の中でちあきが言ったことを思い出す。
あんなに……
あんなに、歌を嫌っていたのに。
あんなに、愚痴を言っていたのに。
あんなに、めんどくさがっていたのに。
なんで、あんたが泣いてるの……?
そんな一つの怒り…いや、疑問が浮かんだ。
私は不思議でたまらなかった。嬉しいのはわかる。それでも歌を頑張っていた私を笑った彼女がなぜ泣くんだろう。合唱コンクールを楽しみに歌練習を真剣にやっていた私をけなした彼女がなぜ涙を流すんだろう。
泣きそうだった私も、涙は引っ込んでしまった。それよりも彼女が泣いたことが衝撃的だったから。そして、なぜか悔しかった。
子供はいいな。
好きなんて簡単に言える。
子供に戻れたら私も、思いを伝えられるのかな?
ははっ。。馬鹿らし、
お題〈子供のように〉
子供の頃の私は、夢の世界を見ていて
今の私は、現実を見始めてるの。
夢の世界では、頭の中が空想と妄想だらけで、
でも現実を見てみたら真反対なことが沢山あって、
びっくりしちゃった。
子供のように純粋で真っ直ぐでかわいい考え方は
できなくても、今は現実をしっかり受け止められる人になれるといいなって思っています。
子供のように
子供のように無邪気でいれたら。
いや、
私は子供の頃から無邪気じゃないような。
大人の目を見てた。
とにかく大人に気に入られようと良い子になろうとした。
良い子だと大人は好きになってくれるから。
手のかからない子は楽で良いんだろう。
私は私の親が好きだ。
とても良くしてくれている。
私がダメな子なだけ。
人を好きになれない。
人を好きになったら私はメンヘラになる。
だからなりたくない。
でもならないと
『人生の半分損してるよ』
と、薄っぺらいことを言ってくる。
人を好きになったら私も人間味が出るかなあ。
はしゃいでた
子供のように
小さくなった
あなたの影を
探していた
帰り道に
アイス食べながら
夜道歩くみたいに
ただ幸せを
見つけたかった
暗くなった世界を
窓から見ていた夜
夜風が
頬を染めた
大好きな野球について語る時の笑顔
いつもよりやや早口で、
少し興奮気味に話すあなたは
まるで子どものようだった
子供のように
ディズニーランドへ行くと子供のようにはしゃぐ。
「楽しいものは楽しい!」と、子供のように素直な自分で居たいと思う。
笑うとえくぼができる君
普段あんなにかっこいいのに
笑うとちょっと赤ちゃんみたいで
そーゆーとこがずるいんだよ
「どこに行きたい?」
彼の車に乗り込むと、お決まりの彼の問いかけにいつも迷ってしまう。
遊園地や映画館、ショッピングモールなどの施設でなくても
いいのだ。
大切なのはどこに行くかではなく誰といるか。
「貴方と一緒ならどこでもいいよ」
これも私のお決まりのセリフ。
そして彼がうーん、と唸る。
これもお決まり。
「じゃあ、ブラブラして行きたいところがあったら言ってね。」
これも、お決まり。
彼のことは大好きで、彼と一緒ならどこでもいいのは本音だが
正直私はこのデートのいつものルーティンに飽きてきていた。
彼は私よりも15歳も年上で、社会的にも立派な大人だ。
こうやって彼女の行きたい所へエスコートするのが彼の中での普通のデートなのだろう。
「自分の行きたいところとかないの?」
以前、こう聞いたことがある。
しかし彼は
「君が行きたいところに行きたい。」
という返事だった。
『たまには、今日ここに行きたい、って言って欲しいな。』
彼のわがままに付き合いたいのだ。きっと彼も同じような事を思っているのだろうが…。
そうこう思っているうちに車は走り出す。
車内では他愛もない話をして、途中で飲み物を買ったり
それなりに楽しかった。
いつの間にか隣の県まで行き、国道をひたすら走る。
カーブをまがり、ハッと横を見ると彼越しに海が見えた。
「海だ」
ぽつりと呟いたつもりだが、彼はその言葉を聞き逃さなかった。
「ちょっと寄ってみようか?」
国道の途中にあるビュースポットに車を停めて、2人で車を降りる。
ザザン、と岩に当たる波音。すこしベタつく潮風。潮の香り。
その場所は夕日が綺麗に見えるスポットらしいが
まだ日は高く休憩中のトラックを除き他の車はいなかった。
「久しぶりの海だな」
彼が呟きこちらを見る。
その顔は嬉しそうで、そして眼差しはとても優しかった。
それを見るとなんだかこっちも嬉しくなって、微笑み返す。
「海、好きなの?」
私がそう問いかけると、彼は頷き、微笑む。
「うん。なんだか懐かしくなるんだ。俺の育った街には海が無かったのにな。」
「なんかわかる気がする。私の地元は海はあったけど、私の家は内陸の方だったから、あまり見ることなくて。」
それから私たちはしばらく海を眺めていた。
「あ」
突然彼が前のめりになり海を指さす。
「どうしたの?」
キョトンとしながら聞くと、彼は今まで見た事が無いくらい嬉しそうで無邪気な顔をした。
「今あそこ、トビウオが飛んだよ!」
思わず私も彼が指さす方を見ると、ぴょーんとトビウオが飛んでいた。
「ほんとだ!初めて見た!」
1尾だけかと思ったが、群れなのか、何尾も飛んでいる。
「すごい!すごいよ!」
彼は大興奮だ。
今まで大人の彼しか見てなかったからか、その姿があまりにも可愛くて愛おしくてドキドキした。
私たちはずっとトビウオを目で追いかけた。
しばらくするとトビウオは見えなくなり、先程の静かな波音しか聞こえない海に戻った。
「どっか行っちゃったね。」
と私が言うと、彼が「うん…」と残念そうに返事をする。
「貴方もそんな子供らしいところがあったんだね」
と言うと
「君だって、すごく無邪気だったよ。」と返してくる。
「君の新しい一面が見れて良かった。」
「それは私のセリフ」
2人で顔を見合わせ、ふふふと笑う。
「さて、帰ろうか?」
「やだ」
「もう少し海見る?」
「ううん、水族館行きたい。」
私が真顔で彼に言うと、彼は思いっきりにこっと笑った。
「実は俺もそう思ってた!」
初めて行きたいところが一致した気がする。
私と彼は車に戻ると、水族館へと走り出した。
「トビウオのぬいぐるみあるかな?」
という彼の言葉に
無いんじゃないかな、とは思いつつも子供らしく可愛い彼が見れたので私は満足だ。
【子供のように】~完~
子供のように無邪気に・・・
子供のように純粋に・・・
子供のように自由に・・・
あー、あの頃にかえりたい?
私は絶対イヤだ!!
今の自分の方がよっぽど楽で生きやすい。
#子供のように
子供のように
時には子供のように思いっきり笑いたい
時には子供のように思いっきり泣きたい
大人だってそういうもの。
テーマ“子供のように”
何年ぶりだろうか。
小学生の頃の仲間達と
同窓会をした。
変わらぬ者
変わった者
様々だったが
皆、あの頃の思い出話に花を咲かせていた。
けれど、時間が経つにつれ
結婚をして子供が、とか
仕事は何をしているだとか
現在の事に話が変わっていく。
私には何も無い。
結婚もしてない、子供も居ない
仕事も定職に付いていない。
子供の頃のように
みんな同じでは無いと分かっては居るものの
とても、居心地が悪く
途中で逃げるように帰ってしまった。
同じ教室で、同じ授業を受けていたはずなのに
あの頃と同じ関係では居られないのだと
切なくなった。
-子供のように-
周りはみんな結婚していき、
親戚、上司からも結婚について話される。
分かってる。
結婚したくない訳じゃない。
あの時のように辛い恋をしたくないだけ。
でも、もう一度恋もしてみたいと思った。
スマホ越しで出会った君に。
子供のように
無邪気に
草原を走り回って
…
お花を摘んで…
花飾りをつくって
楽しんだり…
ずっと…
笑い転げて…
見てるだけで
うれしいきもち…
ドキドキワクワク
止まらない…
思い立ったから
時間も忘れて…
無茶苦茶に…
夢中に…
あー
たのしい
こどものように…
子供のように
笑うことも、泣くことも、昔より下手になった。
前は、自分の感情を、素直に外に出せていたように思うのに。
今は、何かがそれの邪魔をする。
君も僕と同じだろうか。
僕の前では、笑って、泣いていいよ。
「子供のように」、僕に、素直に、君の思いを見せてほしい。
何も考えず無邪気な笑顔で笑いたい。
#子供のように
助けて。どうすればいい?
何をどうすれば、良かった?
何が正解だった?何が間違いだった?
生きることに正解も間違いもないって言うけれど
それでも正解が欲しかった。昔も、今も。
だってその方がずっと、幸せになれたはずだろう?
正当防衛しなきゃ生きられないこの世なんて
そんなの全然幸せなんかじゃ、ないよ。
(子供のように)(そう、泣き叫びたかった。)