子供のままで』の作文集

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子供のままで』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

5/13/2024, 7:50:55 AM

かつての主の忘れ形見。変わることのないその姿は、母君の優しい目とよく似ている。あの子が大人になれば、また変わるかもしれない。
……そんな日が来るのだろうか?正しい時の流れから切り離され、止まる世界の中に置き去りにされても?
いいや、考えても仕方がない。あの子を守れるのは私だけだ。
あぁ、そうだ。最近の彼女は、ほろ苦い味を好むようになった。少しずつだが、表情や声も戻ってきてる。

あの子は確かに大人に近付いている。

Title「日速1ミリの経過」
Theme「子供のままで」

5/13/2024, 7:39:12 AM

毎月3日が待ち遠しかった

ポケモンの御三家さながら

三つの雑誌から選んだわたしの相棒

付録で分厚く膨らんだ

雑誌の紐を切る時の胸の高鳴りを

忘れることなんてできない

全ての物語が未知の世界への探索旅行で

わたしはそこで愛や夢や恋や友情

色とりどりの感情を夢中で拾い集めた

現実よりも大切だったわたしのともだち

うさぎちゃん、わぴこちゃん、ひかるちゃん、ともみちゃん、みかげちゃん、めいみちゃん、よいこちゃん…

ずっと一緒に遊んでいられると思ってた

わたし、大人になんてなりたくなかった

◼️子供のままで

5/13/2024, 7:20:55 AM

友達に彼氏ができるの本当に嫌
彼氏ばっか優先して私のこと蔑ろにされてる感じする
別に良いけどさ、そのポジション
前は私だったじゃん
綺麗なカフェ見つけて一緒に行くのも
ディズニー行くのもプリ撮るのも
前まで全部私だったじゃん
それは私といるのが楽だったからでしょ
楽しかったからでしょ
彼氏ってだけで何でそいつと行くのよ
大体その男がアンタの何を知ってるの?
アンタが鬱になった時に電話かけて朝まで話してたのは私
好み合わん〜笑とか言いながらコスメ買いに行ったのも私
アンタと私は幼稚園の頃から親友で家だって近くてずっと仲良かったのに
何でぽっと出の男にその立場譲らないといけないわけ?
アンタもさ、そんな簡単に変えないでよ
私がバカみたいじゃん
付き合いたいってわけじゃないけどさ、付き合えるくらいには好きだったよ
バイバイ、親友


お題『子供のままで』

5/13/2024, 7:07:18 AM

子供が眩しく見えるのは何故かって?

それはまだ本能を隠さないて、感情が表れるから。

そして、まだ自分が何にでもなれて何でも出来るように思ってるから。

いやいや、それは大人になってからも
忘れちゃいけないよね。

迷った時、子供の頃の自分を思い出す。

お金が無くても、一人っきりでも、健康じゃなくても、きっと納得できる人生はある。

考えることは大事だよね。

5/13/2024, 6:57:08 AM

子供のままでいたいとか
子供の頃に戻りたいとか
そう思ったことはあるけど
無いものねだりなのか
子供の頃は

早く大人になりたい
と思っていた

どうしてそう思っていたのか
理由はいろいろあった気がするけど

自分だけでは
自分たちだけでは
遠くへ行けないことが
とても不自由だった気がする

遠くへ行くには
大人の許可が必要で
大人が一緒じゃないと
行っちゃいけないと言われた

大人になった今は
1人で電車に乗るし
1人で車を運転するし
1人で飛行機にだって乗る

自分だけで
自分たちだけで
遠くに行くことができる

そう思うと
大人でいるのも
案外悪くないのかも

5/13/2024, 6:33:42 AM

コロコロと落ちた。ドシャドシャと降り注いだ。僕の心臓はバクバクと脈を打っている。

7歳 僕は君と同い年だ。家から下って公園に行こう、昨日とおんなじ鬼ごっこをしよう、今日は君が鬼の役。

8歳 僕は君と同い年だ。学校の宿題は嫌だけど、怒られるから君とやる、答えを写しあうんだ。

9歳 僕は君と同い年だ。小川を眺めていたら、魚が泳いでいた。僕と君は冷たい水にはしゃいで飛び込んだ。

10歳 僕は君と同い年だ。いつもより雨が強かった。

11歳 僕は君より一つ年上。前より学校が退屈だ。

15歳 僕は君より五つ年上。蒸し暑い中歩いていたら、君に会った。ちっとも変わらないね と言ったら、君は そりゃそうさと笑った。

20歳 僕は君より十歳年上。夢の中で君と話した、君は相変わらず子供のままで、僕だけお兄さんだ。幼い君に愚痴をこぼすと、君はカラカラと子供らしく笑った。

コロコロと落ちた。ドシャドシャと降り注いだ。僕の心臓はバクバクと脈を打っていた。
それから君は子供のままだ。

5/13/2024, 6:24:04 AM

俺は暇72、俺には多重人格という精神障害を持っている。シクフォニに
入ってからは苦労しながらこの障害を隠しているが、もうそろそろ  メンバーに言おうかな……………                            ──────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────“多重人格の俺は………”スタート↓↓↓                              暇72                               多重人格、うつ病、もうメンバーに言おうか迷っている。                                ─────────────────────────────────                                                                海兎(うさぎ)17歳  男                             暇72の人格の1人、おとなしく、他の人格6人の世話人。ゲームが好き。   ─────────────────────────────────冬蘭(ふゆら)12歳  男                        常にリスカをしている。暇72の人格の1人、飴とコーラが好き。     ─────────────────────────────────留色(るい)22歳  男                         関西弁お兄さん。(らしい)暇72の人格の1人、茉闇とは不仲。      ─────────────────────────────────茉闇(まや)23歳  男                        俺は天才だと思っているナルシスト。暇72の人格の1人、留色とは不仲。 ─────────────────────────────────南奈(なな)29歳  女                        お姉さん的な存在。暇72の人格の1人、冬蘭がかわいいらしい!?     ─────────────────────────────────羽孤(わこ)12歳  男                         明るい人。よく、爆発する。暇72の人格の1人、爆発が好き★     ─────────────────────────────────空雨(そらあ)15歳  男                       雨が好き。暇72の人格の1人、羽孤とは爆発仲間。          ───────────────────────────────────────────────────────────────────ran                               シクフォニのリーダー。暇72のことは心配している。                  ───────────────────────────────── いるま                              シクフォニのメンバー。最近の暇72は、おかしいと思っている。     ─────────────────────────────────こさめ                               シクフォニのメンバー。暇72のことは気にしていない。         ─────────────────────────────────みこと                                シクフォニのメンバー。↑上と同じ                   ─────────────────────────────────すち                                  シクフォニのメンバー。最近暗いしどうしたんだろうと悩んでいる。   ───────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────────                                 皆さんどうもこんばんは。主です!★いやー、、、ね。うちは、      なつくんが推しなんですよ!!!!!!せっかくだから障害パロにしたんです!!
あ、これはプロローグです。今後この作品をよろしくお願いします🙇⤵️    ご本人様には、関係ありません。voisingの他のメンバーも出てくるかも です!
─────────────────────────────────

5/13/2024, 6:12:00 AM

貴方はその純粋な子供のままでいてねなんて残酷な。
私はお前らのかわいいだけのお人形じゃない。

昔からそう思っていたのに、大人になってできあがったのは大きな子供で。

私も皆も求めたものではなかったけれど、
案外なんとかなるんじゃないかという言葉を本物にする為に、今日も私は、子供らしく大人
らしく無邪気に素直で、時として希望を忘れない、そんな人物になる事を決意した。緩い決意。

だけどそこに本物があると信じて、私は食玩コーナーの玩具を、惣菜と共に買って家に帰る。

皆それぞれ、完璧な大人ではないけれど、時折こうして、貴方だけの子供心を忘れないで。

5/13/2024, 6:10:34 AM

気づかないで、お願い。

わたしは、あなたの母では無いことを。

わたしは、あなたを恨んでいることを。

わたしは、あなたが成長するたびに複雑な感情を懐くことを。


あなたとわたしの関係に、このまま疑問を懐かないで。

わたしは、あなたを心から大切に思い、

愛していながらも、恨んでいることを赦して。



お願い、このまま気が付かないで。

どうか、このまま、ずっと……子どものままでいて。

5/13/2024, 6:09:31 AM

お題:子供のままで
タイトル:脱・子供

先日、偶然にも某少年漫画雑誌が一部ネット配信されていることを知った。
もう随分昔のことだが、私もいち読者であった雑誌である(お目当ては付録の限定トレカであったが)。
当時連載されていた作品もいくつかあり、懐かしくてその夜はずっと読んでしまった。

何話か読み終えて、ふと作品を読むときの視点が昔と変わっていることに気がついた。
あの頃の私は、ただ面白おかしい登場人物たちの言動に笑いを誘われていただけだった。
しかし今はその言動の裏にある登場人物や作者の思い、そして作者が暗に伝えようとしている、いわば作品のテーマを読み取れるようになっていた。
もちろん、作品の最大の目的は主な読者である子供たちを笑わせることであるから、昔の読み方が間違っていたとは言えない。
ただ知識も精神も成長した今、私は半ば無意識に作品を執筆する作者の頭の中を想像できるようになっていたのだ。

思わぬところで自身の成長を感じられて、私にとってはいい経験になったので、機会があれば昔読んでいた漫画や絵本を読み返してみるのもいいと思う。
私も次は久々に紙の雑誌を買ってみようかな。

5/13/2024, 6:05:45 AM

子供のままでいたいとはあまり思わない。
ただ、時が止まればいいのにと思ったことは2回ある。

1回目は小学校の卒業式。
受験が終わった開放感もありつつ、最後の1年はすごく楽しくて、かけがえのない時間を過ごしている自覚があった。大好きな3人と一緒にずっと笑ってたかった。

2回目は大学の卒業式。
全然実感がわかない中の卒業式だったけど、帰りやその次の日からじわじわと切なさが込み上げてきた。
好きなことだけができていた日々と大好きな友達という日常が終わることを想像して憂鬱。
春の曲や卒業ソングを聴いて切なさを最大限味わい、少しでも爽やかな気持ちになれるようにした。

今社会人になって3年目を迎えているけど、子供のままでいたいとはいまだに思わない。
大人になると自由度は広がるし、自分は思ったより成長している感覚がないので大して変わらない。

今年25歳になるのは驚きだけど、一緒に成長してきた人たちと今でも同じ空間で語らうことができるというのも感慨深い。

時が経っても変わらずにいてくれる、懐かしくて暖かい気持ちにさせてくれるみんなが大好き。

大人でいることが好きだけど、たまには子供のままで。

5/13/2024, 5:52:25 AM

私達はいつまでも子どものままではいられない。
夢や希望、理想をひたすらに追い求める無邪気な子どものままでは・・・
けれど、だからといって大人になれたのかと問われれば、そうではない。
私達は皆、おとなになったフリを続けているに過ぎない。
現実を見据えたつもりで、世界をわかった気になって、なんとなく生活を送る。
昔の熱量も、不器用さも、輝く瞳も、純粋で明るい感情はいつの間にかどこかで捨ててきてしまった。
それは幼稚園の頃から始まり、社会に揉まれるたびに自身を曲げ、無機物になり、自信を放って、
期待しないように、信じないように、他人に興味を持つことなく、自分のすべきことをやっているフリ。
本当にしなければいけないことなんて、この世に何一つ無いというのに。
世間の言う幸せ、価値、自身の異様な愛。
貧困、環境汚染、暴力、戦争。
そんな大言壮語を吐いたところで自分自身何も変わらない。
すべて偽善の賜物。
小さな頃、本当に戦争のない平和を願った。
震災に苦しむ人を見て心から涙した。
人の役に立ちたいと、救い助けたいと心底思った。
みんなの憧れるヒーローになりたいと、志高く、プライド高く立ち振る舞った。
その頃の私が今の私を見るとどう思うのだろう。
これが将来の私かと落胆するだろうか、絶望するだろうか。
タバコを吸い、酒に溺れ、酷く凡庸な人生を歩んでいる何者でもない私に嫌悪するだろうか。
そうして現実を見て、味わって、感じて、小さな私もまた大人でも子供でもない存在になるのだろうか。
なら、私は子どものままでいいと、大人になりきれなくとも、現実を知り、突きつけられ、地面に転がるような思いをしようと、
胸を晴れる人でありたい。
子供に笑顔を向けられる人でありたい。
小さく凡庸な夢でも、恥じることない人で有りたい。
朝に飲むコーヒー、人とおしゃべりする時間、30分のランニング、真夜中にアニメや漫画を読む。
そんな幸せを夢だと、人生を彩り私を私たる者にしてくれるのだと、心から言える人間で有りたい。
それは子供ではない私だからこそ言える言葉だ。

5/13/2024, 5:46:17 AM

サワサワと梢を揺らす、気持ちの良い風。

 何かに呼ばれた気がして、頭上の枝葉から視線を下ろし、小山の周囲を見渡せば。

 群生したススキの間から、Tシャツ半ズボン姿の少年が現れた。

「見っけ! こんな所まで登ってきたのか。——は、健脚だな」

 呼ばれた名前は、馴染みがないような気がする。
 そもそもこの少年は誰だろうと思うのに、笑みが上る。

「ここなら、絶対見つからないと思ったのに」

 言いながら少年の近くに寄ると。
 どこからともなく、年も近そうな子供たちが駆け寄ってきた。

「やっと全員見つかったの」
「かくれんぼ、もう飽きたよ」
「違うの、しよう」
「鬼ごっこする?」

 最後まで隠れていた——が鬼ね、となぜだか決められ、子供たちは散り散りに駆けていく。

「何で俺が鬼なんだよー! ズルいぞ!」

 文句を言いながら。
 笑いながら走って、追いかける。


 子供たちの笑い声に、一際大きく吹いた風の音が混じって。


 ハッ、と目を覚ます。


 小山の遊歩道を登り切った先の樫の木にもたれ座って。

 いつの間にか、眠っていたらしい。

 彼は目元を拳で擦りながら身を起こす。


 放り出した鞄からはみ出した封筒と校舎の写真が載ったパンフレットをしまいながら、夢の情景を脳裏で再生させる。


 山で遊んだことはないけれど。
 幼稚園の園庭で、同じように遊んでいた。

 毎日毎日、同じことを繰り返して。

 それでも不思議と、同じ日々が楽しかった。


 ……今は。

 毎日同じで、つまらなくて、苦しい。


 もう一度、ここで眠ったら。
 あの夢の中に帰れるだろうか。

 そんなことを思って、目を閉じようとした時。


「——クン? 何してるの?」

 同じクラスの女生徒に声をかけられた。

「……え、いや——何も……」

 バツが悪くなり、彼は鞄を持って立ち上がった。


「ここ、風が気持ちいいよね。
 私、気分が塞ぐとよくここに来るんだ」

 邪魔しちゃったかな、ゴメンねと謝る女生徒に向けて、首を横に振る。

「そういえば、今日の進路説明会でさ——」

 女生徒の声を聞きながら。

 彼は横目でチラと、樫の木を見上げる。


 ……きっと、もう。

 ここに来ても、あの夢は見れないのだろうな、と。

 脈絡もなく、確信した。

5/13/2024, 5:42:36 AM

子供のままで


子供らしい純粋な心でいたい


実は、幼少期からディズニープリンセスが好き。
ディズニープリンセスの、白雪姫、シンデレラ、
オーロラ姫、ラプンツェルを鑑賞してから、
プリンセスラインドレス、Aラインドレスを着ることを夢見ている。

テレビや、映画館の中で芸能人たちがドレスを着ているシーンを見ると、なぜか、私も着たいな。と、
思ってしまう

名古屋の名駅でドレス着ることができるカフェがあるよ。と、聞いたことある

だけど、もうすぐ25歳になる私にとっては、
抵抗がある。

もしも、私が結婚しても、2次会があるだろうか?
私は、友達が少ない


だけど人生の中で、恋愛をしたことある。
だけど…20代で恋愛したことは無い

したことあるけれど、その人は、今、あの世にいて
私がいる世界にはもう居ない。だから
除外しているだけ


純粋な心で[私は絶対に恋愛、結婚できる!子育てもできる!]と、日々、思っている。


昨日も、自分で手作りハンバーグを作って
味も形も良かった



自分に自信を持とう

5/13/2024, 5:41:52 AM

子どものままで

自分のなかの「子ども」を表に出すのは楽しい。大人を自称している人や、成長段階の「脱皮・新構築」時期の人などからは冷ややかなナナメ目線が返ってくるので、「大人」と書いたお面をかぶる。家に居るときは子ども達が居るから、かまってもらえて楽しい。

思えば、人員の多い職場に勤めたときはいつも、隙あらば同僚達ともきゃもきゃ遊び、仕事に取り組むときだけ「大人」と書いたお面をかぶっていた……と書くと、“ダメな大人”と認定されそうだが、実感として、その方が仕事への集中力をスムーズに発揮できる。メリハリのせいか、いきなり仕事スイッチへ切り替えることができた。「子ども」よろしく遊ぶと、「大人」ならどう振る舞うかという「対比」を取りやすい。

生きやすくいるために「大人」と書いたお面を持つのはスキルだが、それも子どもゴコロというベースがあって初めて成立する。きっちりと子どもをやらないで時間を過ごしても、しっかりと大人になるわけが無い。しばしば、世では「子どもなんて」などと、ワケの解らん否定性のモヤのようなものが闊歩していたりするが、その風体と言ったら「子どももやれず、然るべくして、大人にもなれない、つまらぬ都合につながれて、くさくさするから通りがかりの誰かに噛みついてはゴネるもの」…

子どもゴコロは明るく健やかで力強く、周りの人達にも華やかで安定的な活力を発揮させる。
子どもゴコロは生涯消えない。
成長とともに消えるべきものではない。寧ろ「大人であるに必要な力と覚悟」のタネなのだ。…なんか以前にもこんなことを書いたような…まあいい。

本当に自分自身の意図と自発性・自律性で進んでいる皆さん、あなたの子どもゴコロは今このときも、元気でしょ?

5/13/2024, 5:38:09 AM

もっとかけっこがはやくなりたい
にじゅうとび10かいとびたい

エリーゼのためにをひきたい

せがたかくなりますように
あしがながくなりますように

アイスもっとたべたいな
ごーやってにがくなかったらいいのに

はやくなつやすみこないかなあ

しゅくだいきらい
さんすうきらい

おんがくはすき
たいいくもすき

でもサッカーやってるこに
えらそうにめいれいされて
はらがたった

えのぐのあかときいろ
まぜたいろがきれい

はやくおとなになりたい


            (子供のままで)

5/13/2024, 5:36:19 AM

『子供のままで』

「姉ちゃん、一緒に食べよ」
春の陽気を通り越して夏かと思うぐらいに暑い日。おつかいから帰ってきた弟がエコバッグからアイスを取り出して笑みを浮かべる。年の離れた弟はおつかいのごほうびを2つに割って食べられるアイスにしたらしく、その半分を私にくれるのだという。
「ありがと。じゃあお礼に先っちょあげる」
「いいの!?やったぁ!」
2つに割ったアイスの取っ手がついたシール部分、すなわち先っちょに詰まったアイスはなんだかおいしい気がするという感覚は今も昔も同じものなのだなともらった分をすすり上げ、もう一つの先っちょに手を付けた弟を微笑ましく思いながら見つめる。
同級生の男子たちは声変わりが始まったり、男子だけでつるんだりと少しずつ変わってきている。弟もいつかはそうなってしまうのだろうか。
手元のアイスを揉みながら尋ねる。
「アイス食べたら姉ちゃんと何して遊ぶ?」
「スマブラ!」
「スマブラでいいの?姉ちゃんまた勝っちゃうよ?」
「今日は勝つもん!」
アイスの冷たさを握り変えつつ吸い上げ、元気いっぱいに声を上げる弟はかわいい。いつかは変わってしまうなら、子供のままの今のうちにこのかわいさを堪能しておかないとという気持ちになる。半分のアイスを平らげた弟はいそいそとゲーム機の準備を始めた。

5/13/2024, 5:28:15 AM

そのまんま

大きくなってね。


と何度も
思ってきた。






色々な家庭
子供
と接する
仕事をしてきて。







一人ひとりに
必ず

可愛いところ
素敵なところ
良いところ

があって



そのまま
大きくなってほしい!
と願っていた。



でも、

成長と共に

一人ひとりが

ちょっとずつ

変わっていく。




そのまんま
大きく

なんて
無理難題だった。





変わらないこと

よりも



ただ

それぞれが

幸せに

生きていってくれたら




それで

いっか。


#子供のままで

5/13/2024, 5:26:36 AM

子供のままで

 子供の頃は、早く大人になりたいと、なぜか大人に憧れていた。それが、二十歳を過ぎて今、どうだろう。大人なんてちっとも楽しくない、とまでは言わないが、大人って大変だ。働いたり、税金を払ったり、上下の人間関係に頭を悩ませたり。税金のことなんてわからなかった私が、一丁前にコンビニで支払っているんだから、おもしろおかしな光景だ。
私たちはもう子供には戻れない。これからの人生を自分が決めた選択で大人になっていくしかない。

5/13/2024, 5:18:40 AM

あなたはいいの子供のままで



そう母上に言われながら今日もかわいい洋服を着る。
ピンクのフリフリ、大きなリボン、カールのかかった金髪。
クローゼットは私の部屋よりでかくて、1日の9割母上と一緒に過ごす。

こんな生活が楽しかったのは12歳までだった。
足が大きくなって靴が入らなくなった。背が伸びてフリフリを着こなせなくなった。

そこからだ母が急変したのは。






「最近靴が入らなくなったわねぇ。おいでなさいマーリー」

バキッ




ツツ

足の指をおられた。



「あら身長が伸びたわねマーリー。後でお母さんの部屋に来なさい」

ジャキンッ


イヤァッ

足の骨の1部が取り除かれた。



母は涙一滴も流さずこう言う

あなたはいいの子供のままで、



私は窮屈な服を身にまとい、子供のまま永遠の眠りにつく。

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