『始まりはいつも』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
何も見えない
わからない
何かを求めて
手さぐりで必死に
掴んだものは
―始まりはいつも
逃げる
王道に疲れて逃避するための迂回
その紆余曲折の道中で出会う新しい道
それは時限爆弾の導火線なのか
それとも可能性なのか
※始まりはいつも
《始まりはいつも》
何もわからない
何一つ持っていない自分に
もどかしさを感じて
やめたくなる
でも昨日わからなかったことが
今日はほんの少し理解できる
成長というのは
上手くいかなかった経験の積み重ね
始まりはいつももどかしくなる
そのもどかしさが
「もっと知りたい」という欲求の根源となる
【始まりはいつも】
始まりはいつも橘の花の香りと共に訪れる。清涼感のある、けれどどこか儚く清らかな誇り高い香りが風に乗って届くたびに、遠い昔に微笑んだあなたの声が私の耳元でよみがえるのだ。
『何度生まれ変わろうとも、心よりあなたを慕っているよ。必ずあなたを迎えに行くと誓おう』
橘の香りを纏った、美しい人だった。刀を持ち戦場に立つことなど決して似合わぬ人だった。それでも帝の治める都の安寧のため武器を手に取り旅立つと強い覚悟で決めたあなたに、行かないでほしいとはどうしても言えなかった。
(嘘つき。もう何度目になると思っているの)
この世に生まれ落ち、橘の香りを感じるたびに、忘れることができていたはずのあなたのことを思い出す。平安の世からいったい何度こんなことを繰り返したか、いいかげん数えるのにも飽きてしまった。いつのまにか街にはガラス張りの背の高いビルが立ち並び、電気自動車が往来するようにまでなったのに、あなたは私の前に姿を現さない。
(寂しいよ、馬鹿)
叶うことのない約束を胸に抱く切ない日々の始まりは、いつだって橘の香りと共に訪れるのだ。
『始まりはいつも』
『ねぇ~~一緒に遊ぼうよ!』
「はいはい。そこまで言うなら……。」
始まりはいつも、君の声。
始まりはいつもぼんやりとしていた。
いつの間にかはじまり、
気付けばいつもそこに巻き込まれていた。
すべては僕の優柔不断のせい。
すべては誰かが決めてくれていた。
だけど、
今回はそうもいかない。
僕が動かなければ彼女は救えない。
これがどういう事かは、またあした。
今はこの状況をどうするか、
まず動いてみることにする。
始まりはいつも突然……。
なんて、使い倒された言葉を使っても、伝わることなんてなんにもない。
けれど、君が来たから僕は今君と居るんだ。
「にゃ~」
「こむぎ〜!!今日も可愛いなー」
こむぎとは僕が拾った猫の名前だ。
拾ったといっても、もともとは地域猫だったこむぎがある日僕の家の前で倒れていた。
こむぎは女の子で、サビ猫だった。
最初はもう手遅れになってしまったか?と思い近づくと、僅かにまだお腹が動いていたため、僕は優しくこむぎを抱いて、急いで動物病院へと向かった。
今もお世話になっている動物病院に辿り着くと優先的にすぐこむぎは獣医さんに診てもらえた。あと少し遅かったから、こむぎは死んでいたと、獣医さんに知らされた。間に合ってよかったと思う。
そんな事もあり、僕はこむぎと暮らすことになった。動物病院に少し入院していたこむぎは初めこそ僕の家に慣れずソワソワしていたが、今では「ここは私の城」と言わんばかりの落ち着きようである。
「元気になって良かったな、こむぎ」
「にゃ〜ん」
こむぎはソファに座っていた僕の膝に乗ってきて撫でて、と言わんばかりに見つめてきた。
望み通りに撫でてあげるとゴロゴロ喉を気持ちよさそうに鳴らす。
「こむぎ、僕はね、僕が人生で猫と暮らすなんて思ってもなかったんだよ。やっぱり生き物と暮らすっていうのは責任が伴うから。僕にはまだ、自信なんてなかったから、いつも見ているだけだったんだけど、こむぎが来てからあれよあれよという間に、僕は君と暮らしてる。
案外出来るみたいだよ。僕は(笑)」
「にゃ~ん?」
こむぎ、君が来てから、何だか前より優しくなれた、気がする。のんびりできるようになった気がする。
始まりは突然だったけれど、僕は、こむぎ、
君と出会えて本当に良かった。
きみの今日の予定を訊くことすら怯えてしまうこの関係は何なんだろうね
【始まりはいつも】
『始まりはいつも』
ビュゥ、と吹く風に髪が攫われる。
今日は高校生活最初の日。
はためくスカートを押さえて、私は目の前の校門を見上げた。
私の父と母は、幼い頃に亡くなった。
それ以降、全く寂しくなかったと言えば嘘になる。
けれど、私は両親がいつも、空から私を見守ってくれていると信じている。
だって、落ち込んだ時、涙を流した時、嬉しいことがあった時。
私の周りでは、いつも風が吹いていた。
両親が、頑張れって励ましてくれているように。
大丈夫だよって、抱き締めてくれているように。
よかったねって、共に喜んでくれているように。
そして、何かを始める時も、背中を押す風が吹いていた。
今日のように。
「お父さん、お母さん。私、頑張るよ」
誰にも聞こえないように、小さく呟いて、私は校門を潜り抜けた。
ビュゥ、とまた風が吹く。
私は笑って顔を上げた。
◤始まりはいつも◢
名前は?
一緒に帰ろう
連絡先教えて
今度遊ぼう
家来る?
好きだ
手繋ごう
キスしていい?
――別れよう
すべての声を、覚えている。
始まりは、いつも君からだった。
始まりはいつも君からだった。
保育園で、初めて出会った時、「よろしく!」と手を差し伸べてきたのは君からだった。
それから、同じ小学校、中学校と進み、いつも君は声をかけてきてくれていた。
高校も「同じところへ行こうよ!」と君が言ってくれたから、また一緒に進学したんだ。
恋仲になったのも、君が顔を真っ赤にしながら想いを告げてきてくれたから。同じ気持ちだったから、また君から言われてしまって、少し情けなくなったけど、嬉しかった。
「一緒に暮らさない?」そう言ったのも君からだった。そうして、二人きりの新しい生活が始まったんだ。
始まりはいつも君からだった。
だから、今度ばかりは、僕から始めさせてもらう。
そう決意して、君の為に用意した小さな箱をポケットに忍ばせた。
『始まりはいつも』
え!!!!!!????!!あの!!あきさんから流れてきたこの、、この可愛くてかっこよくて優美さも兼ね備えてる素敵な方は何処のどなたですか????!!!!??!どうすれば会えますか!!!!?!誰でもいいので教えて下さい!!!!!!!お願いします!!!!!!持病の発狂がっっっ!!!!!
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始まりはいつも@Aki?????
笑
始まりはいつものめり込むけど、飽き性である。
この書く投稿も、最初は毎日頑張ってたけど
間が空いてしまった。
絶対続けるって思っても最初だけの事も色々あるけど、
人間真面目に何もかも続けてたらパンクしちゃうから
飽き性も場合によっちゃいいのさって思ってみる
「始まりはいつも」
毎朝4時に起き、まず顔を洗ってうがいをしている。
その次に、前の晩にまとめておいた衣類を洗濯機に入れ、洗濯スタート。
リビングに行ったら、水を一杯飲んで水分補給をする。
PCを立ち上げ、タイピングの練習し、本アプリへ投稿する文章を作成。
30分ほどで集中力が落ちてくるので、水を飲んで5分休憩し、先ほどの続きまたは読書に切り替え。
しばらくしたら、最初の洗濯が終わっているので、洗濯機の中を入れ換えてもう一度回す。
読書をしたり動画を見たりして、勉強を再開し、決まった時間になったら朝食をとる。
朝活から始まる1日はとても充実感を味わえるので、今後も継続していきたい。
~始まりはいつも~
恋の始まりはいつも不安からだった。誰かのものになってしまうのでは?というなんとも自分勝手なもの。
付き合えなくてもいい、誰かのものになったっていい、ただ想っていたい、なんて思える人に出逢えるだろうか。
君とのケンカの始まりは
いつも
笑っちゃうくらいに
些細な
他愛のないことばかり
それはまるで
仲直りをする
楽しさのためのケンカで
拗ねて
甘えて
我儘言って
君は
僕の優しさを
独り占め
# 始まりはいつも (309)
始まりはいつも不安でいっぱいだ。
忙しくしていればどこかへ行ってしまう。
安心して一息つくと、どこかへ行った訳ではなく、沈殿していただけだった事に気づかされる。
あいつは素知らぬ顔でスゥーッと浮かび上がって来ては、またお腹の中をぐるぐると徘徊しだす。
そんな時は南瓜の種を剥きましょう。
無心のバリアで遠ざけると良いでしょう。
他にも多くを知る。人を笑わせる。等も効果的です。
始まりはいつも
そのひとはいつも、近所の神社の境内の中にいた。
「やあ、坊」
坊と呼ばれる歳でもなくなったのに、そのひとは相変わらず私のことをそう呼んでくる。十代後半頃から気恥ずかしさと不満とにふてくされたものだが、今や二十代すら名乗れない歳だ、突っ込む気さえ起きなくなるというものである。
幼い頃の私がこのひとに尋ね、それに律儀に答えてもらったところによれば、どうやらこのひとはこの神社の関係者らしい。なるほど確かにいつも白の上衣に水色の袴を履いている、と当時の私は素直に納得した。
「結婚するんだ」
とわたしは告げた。
「相手のご両親の家の近くに住むことになった。今日、引っ越す」
最後の日なのだ、とわたしは思う。
高校の入学式の前も、部活の大会の前も、大学入試の前も、定期試験の前も、企業面接の前も、入社式の前も、初デートの前も、私はこの神社へと足を運んだ。何かというとここに来るのが私の定番だった。それが終わる。
「終わるんじゃない、始まるのさ。坊がここに来る時はいつもそうだったろう?」
まるで私の胸の内を読んだかのように言うので、そうか、と私は素直に納得した。
なら、今回もきっと「始まり」なのだろう。
「……行ってきます」
言えば、そのひとは数十年来変わらない顔で「行ってらっしゃい」と歯を見せて笑った。
望んでいたものと、
そうでないものが並んでる
いつだって手に入るのは、
そうでないもの。
これじゃないの、こっちじゃないの
望んでいたものを手にできなかった
悲しさで涙が溢れていく
そうして今手にあるものの価値が
見えなくなる
仕方ない、と手にしたものを
離さずに抱きしめていたら
あっという間に輝きはじめる
始まりはいつも
始まりはいつも対抗心
私だってできる
私の方が上手くやれる
私が私が私が私が私が
そんなことばかりやっているから
すぐ世の中に疲れる
息抜きしよう?
君は唯一無二
君しかいないんだから
他の子と競っても君の魅力は見えてこない
他の子と違うことをしよう?
君の魅力を表現できる
君はできるから
信じて