『好き嫌い』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
#好き嫌い(2024/06/12/Wed)
すこし? ホントに?
きもちだけ? どのくらいの?
きめられないの? ズルいな
らくしようとするなんて 許さないよ
いいかげんにはっきりさせなさい
それでは花占いでもしようか
【好き嫌い】
美味しいと感じるものの方が少なく
食べるものにはいつも苦労してきた
野菜全般が苦手なため
レストランなどでメニューを見ると
このスパゲティにはグラタンには
どのくらい野菜が入っているのか、などと考えてしまう
「タマネギが入っているからこれは避けよう」
「この写真じゃ野菜が入ってるのかどうか分からないな」
と思うし
実際に注文した料理に野菜が入っていると絶望する
野菜以外にも嫌いな食べ物が多いので
たまに「何を食べて生きているのか」
と言われることがあるくらいだ
もちろん、好き嫌いをしたくてしているわけではない
美味しいと感じれば喜んで食べているし
自分でも面倒くさいことだと思っている
人それぞれ苦手な食べ物があるのは仕方がないと思う
逆に私が美味しいと思うものを
不味い、嫌いだという人もいるわけだ
好き嫌いがあるというのも
ある意味多様性なのかも知れない
健康のことや
さまざまな場面でのことを考えれば
何でも食べられた方がいいのは事実だが
そうすることが出来ないのなら
好き嫌いともうまく付き合わなければと思う
今苦手なものをいつか
食べたい、美味しいと思うその時まで
面倒くさい人で居ようと思う
「私、それは嫌いだわ」
彼女は淡い鳶色の目を伏せながら、口を開いた。
「付き合いきれないわ」
風が雨戸をガタピシ言わせる。
吊り下げられたままの風鈴が、体を捩って、ちりりりと鳴いた。
僕は文机にあげた鮨を一つ取り上げて、口に放る。
左手元に置いたラムネ瓶を握り、傾ける。
噛み砕いた鮨をラムネでひと通り呑みこむと、ゆっくりと応える。
「鮨にラムネは嫌?」
「当たり前でしょ」
彼女はこちらに目線を投げつけて、言葉尻に掴み掛からんばかりに答える。
「ご飯には、味を邪魔しない、濃くない飲み物を合わせるのが相場というものよ。甘ったるい…ましてやラムネなんてもってのほか。せっかくのお鮨がもったいないわ」
雨が降っているというのに、やけに暑い。
蒸し風呂のような湿った空気が、じっとりとまとわりつく。
彼女は、汗ばんだ麦茶のグラスを持ち上げて、立ち上がる。
喉を鳴らして麦茶を飲み干しながら、居間の扇風機のスイッチを押す。
「クーラーはつけないのかい?」
「クーラーの風は冷たすぎて嫌い。今日はまだ扇風機で十分でしょう」
彼女は私の向かいに戻ってきて、鮨を一つ摘んだ。
雨音が遠く聞こえる。
雨音も風音もあるのに、快晴よりも沈黙が強い存在感を放つのは何故だろう。
「ねえ」僕はラムネから口を離して、言葉を放る。
ラムネの中のビー玉が、からり、と音を立てる。
「君は随分、好き嫌いが多いね」
「好き嫌いが多い人は嫌?」
彼女は、微笑みながら、でも瞳の奥に一抹の不安を過らせながら、こちらを見つめる。
僕は目を伏せて、軽く笑う。
「いや。好き嫌いが多い人間の方が僕は好きだよ」
「どういう理屈?」僕を見返した彼女の瞳の奥がそう聞いた。
「好き嫌いがあるってことは、嫌いなものの存在も認めてるってことだ。嫌いなものだから視界に入れない、嫌いだから知らない、そんなことをせずにきちんと、嫌いなものがあるって事実を認めてるってことだ。」
現に、君は僕の食い合わせに文句は言っても、無理にやめさせようとはしないだろ?
僕はそう継ぎ足してから、ラムネで口を湿らせる。
「だから、好き嫌いがある人って、強くて素敵な人間だと思うし、僕は好きだよ」
彼女が目を細める。
「変わった人」
「変わってるさ、自分で死にかけた人間なんだから」
僕は先日、自死をしかけた。
理由は、明確には言えない。ただ、あの時は無性に死にたくて、切なくて、堪らなかったのだ。
「…そうだった。私もあなたも、変わってる人間だったわね」
彼女はしみじみと、遠くを眺めた。
彼女は透明人間だった。
無視され、見えないような扱いを受けて、ずっと生き抜いてきた。
雨は静かに降り続いている。
僕はラムネを一口含む。
君は鮨をゆっくりと頬張る。
彼女の手元に置かれたグラスは、じっとりと汗ばんでいる。
扇風機の唸り声が聞こえる。
雨は、いつまでも静寂を抱きながら、ジトジトと降り続いていた。
【好き嫌い】
好きなものは何かと聞かれた
答えられないでいると今度は
嫌いなものは何かと聞かれた
また黙っていると今度は不審な目を向けられた
他の人はここで答えられるのだ
ここで答えが出ないのは”おかしい”ことなんだ
疑われるわけにはいかないから
咄嗟に目についたもので取り繕った
大人は嫌いなものに当たることで
精神の均衡を保っていたんだと後で理解した
嫌いなものに手を出すのが正常なら
今この痛みがあるのも正しいことなんだろう
だって「嫌われる」ことには慣れていた
好きなことは何か、嫌いなものは何かと
ことあるごとに尋ねられた
本当に何一つ思い浮かべられなかった
他の人が当たり前に答える事をただ羨ましくみていた
欲しいものが何かだったら
きっとすぐに答えられる気がしたけど
やっぱり叶うはずはないから直ぐに考えを打ち消した
どんどんと人間のふりが上手くなって
それでも好きも嫌いもわからなくて
ぼんやりと世界を眺めていた
そんな視界に影がちらつく
世界の輪郭すらぼやけて見えていたのに
やけに鮮明に見える影
少し彷徨った後
ずっと空いていた僕の隣にすっと並んだ
ただそれだけのことなのに
何故だか涙が溢れ出して止まらない
人間のふりをする時にしか流せなかった涙が
意識もせずにただ流れていく
この涙がなんなのかすらわからないけど
寄り添ってくれた影の手を
強く強く握りしめた
初めて感じる暖かさが冷えた手に心地よい
これが「好き」ということならいいなと思った
2024-06-12
好き、嫌い、好き、嫌い
何度やっても嫌いが出る。
花占いは心底信用ならないがときにはその通りな時がある。
私のことは苗字さん呼びのくせして、ほかの委員会の子は周りから呼ばれてるニックネームでよんで、そういう所はモヤッとするのに、
廊下ですれ違った時に見るくしゃっとした笑顔はどうしても惚れさせられる。
そういうところ、やっぱり嫌い。
『好き嫌い』
『ピーマン』
チューインガム ヴェルヴェットアンダーグラウンド
ピーマンの苦味のよさに気づく頃 私は西の大地を歩いてた アレも好き コレも好き でもソレだけは大嫌い 選り好みが服着て帰る 生まれた場所でピーマンに挽肉を詰めている
嫌いな場所で好きな音楽を聴く。
そうすれば気が少しでも紛れる気がして。
好きな人の嫌いなところを探す。
そうすれば少しでも嫌いになれる気がして。
『好き』と『嫌い』は正反対のような気がしてよく似てる。
好き嫌い。
ってさ、人間なら誰しもあることだと思うんだ。
感受性があればね。
でさ、学生だったら誰しも―――ってことはないと思うけど、でもさ、嫌いな人多いと思うよね。
なにがって、教師。
私もね、凄くムカムカしている。いつも。
難しくって、うーんって悩んでいる問題を、いつも的確に当ててくるんだよね。それでさ、私は答えられなくって、みんなの前で恥をかく。
私、体育が一番苦手なんだけどさ、・・・あの人たちってなんなんだろうね。「やれば出来る」って主張してくるんだよ。「辛いのはお前だけじゃない」って。
あは。あはは。あ、ごめんごめん。
イライラしちゃってさ、一周回って面白くなっちゃった。おかしくなったわけじゃないから、変に思わないでね。
それでさ、本題なんだけど、きみも私と同じ気持ちでいてくれたら、私としてはこの上なく嬉しいんだ。。
つまりね、私は今から、彼ら―――教師に対する復讐計画を仕掛けようと思って、実際に今夜それをとりおこなう手筈が整っているんだけど、きみもその計画に参加しない? ってお誘いをしているんだよ。
どうかな?
もしきみが、少しでも計画に積極性を持ってくれるのであれば、今夜十二時きっかりに、××高校の焼却炉の前で待っていると誓おう。
なぁに。校門は乗り越えられるよう、側に踏み台を置いておくよ。
後、一時間四分・・・楽しい夜になりそうだね。
あゆ 「みおなー!一緒に移動教室行こ!今日も大好きやよ!」
みおな 「あはは…笑ありがとう!(好きじゃないんだよなぁ早く行った方がいいのかな?)」
あゆ 「みおなは好きじゃないの!?」
みおな 「好きだよ!好き好き!(あーめんど)」
「好き嫌い」
食べ物、人、匂い
いろんな好き嫌いがあると思う
個人的にはどれも好き嫌いがはっきりしてる方かな
「嫌い」を強調するとマイナスに捉えられるし
「好き嫌いが激しい自分が嫌い」という場合もあるね
だけれど「好き嫌いが激しい」「嫌いと思うものがある」
そんな自分も愛してあげられるようになれたら
少し心が楽になるだろう
例え嫌いな人が居たとするなら
その人の悪い所じゃなくて
良い所をみていきたいよね
好き嫌いはしない方が
良い
好き嫌いは無理矢理なくすべきじゃない
強烈に好きな物に出会った時に
嫌いになるものがあるはずだから
好き嫌いと花びらの代わりに
通学中に電柱でしたことが…
結果…
いい歳して…
未だに終われてないけど…(笑)
そして…
みーちゃんに出会えた…♪
結果オーライですかね…
えっ…
結果…?
う~ん?
オーライかなぁ…♪
まぁ! オーライでしょ…(笑)
電柱は続くよ何処までも
真ん中通るは中央線
新宿西口駅の前
カメラはヨドバシカメラ!
近くにStudioアルタも…
お昼休みはウキウキウォッチ
あっちこっちそっちこっち
いいとも
お昼休みはウキウキウォッチ
あっちこっちそっちこっち
いいとも
ハウドウユ~ドゥ~
ご機嫌いかが?
ご機嫌斜めは真っ直ぐに
昨日迄のガラクタを処分!処分!
スッキリ!ウキウキウォッチ
楽しませすぎたら ごめんなさい
時間通りにカムウイズミー
笑っていいとも ウキウキウォッチ
アルタ、消えるらしい…泣
あらら…♪
何か元気になれた!(笑)
こんな自分の馬鹿さ加減が…
時おり大好きです😅(笑)✨🌴🌺✨🍀
好き嫌い
百合を含む
あの子はすごい、一人で立っていられるから。
まわりに流されないで自分を持つことの出来る人だから、、
私には出来ない、意見を聞かれれば人の多い方に表をいれるし嫌なことでも頼まれれば笑って「いいよ」といってしまう。けど、仕方ないじゃないか、みんなに責められたらどうしよう、ひとりぼっちになったらどうしよう、、そんなことばかり考えて、笑顔を張り付けて、みんなに流される。それが私だ。
私がはじめてあの子を意識したのはクラスの委員長決めの時だった。あの子は頭がいいからとみんなで持ち上げて委員長を押し付けようとしていた。そんなとき、あの子は「いやだ、やりたくない」きっぱりと断ってしまった。私は驚いた。だって、みんなに嫌われてしまうから、みんな噂をしだすから『あの子はわがままで、自己中』だってきっと言われちゃう。それをあの子はものともしなかった。すごいって思った。偉人や偉い人なんかよりずっとかっこいいなって思っちゃった。
それ以来私は、あのこの子とをずっと見てしまってる。無意識のうちに見ちゃってる。見てたらわかった。あの子は、まっすぐに言葉を言っているだけで、わがままなんかじゃなかった。嫌でも納得をしたらきちんとやってくれるし、誰も気づかない教室の花に水を上げているのもあの子だけ。みんな見ようとしないだけであの子はほんとに優しい人なんだって気づいた。
それでも、他のみんなは、あのこの子優しさに気づかずに『わがままな人』って言い続けいる。そして、私はそれを否定できないままひきつった顔で一緒に笑ってる。
そんなあるとき、女子のリーダー格の子の大事にしてたリボンがなくなった。リーダー格の子はいつもあの子に突っかかっていたからあの子がやったんだと決めつけてあの子をいじめだした。
あの子はやっていない、私が断言できる。だって私はあの子をずっと見てたから、言えもしなくてけど、伝えなくて泣きたくなってしまった。リーダー格の子がいじめるたびに、落書きを後で消したりする毎日をおくっていた。
そんなあるとき、あの子に見つかった。机の落書きを懸命に消していたときだった。
あの子「なんでわざわざ消してるの?明日だって絶対に書かれるのに、、それにあんた一緒に書いてたでしょ?」
私「だ、だって、あなたはやってないから、やるはずがないから、だから!だから、いじめるのは違うかなって思って」
「、、、」
あの子「なら、なんであのグループにいるの?」
私 「私は、あなたみたいに一人では生きていけないです。ずっとすごいなって尊敬してて、憧れてます。けど、私にはそんな勇気ないです」
沈黙が流れ最終的に私は気まずくなって教室をさった。
その後、リボンの犯人が見つかった。リーダー格の手下その一の子で、「うざかった、ちょっと痛い目見ればいいと思った」だそうだ。あの子をいじめる理由がなくなって私はほっとした。
またいつも道理の日常が戻ってくる。そう思っていたのだが、私が、落書きを消してたところを見られていたらしい。いじめの標的が私になった。罵詈雑言で埋め尽くされる机、びしょびしょの教科書これじゃ使えない。ノートまでびしょ濡れだった。これじゃ、何のために来てるのかわからないそう思いながら過ごしていた。ただ、前よりも学校に来るのが楽だった。変に笑わなくてもいいし、つかれなかった。あの子を見るのは今でも変わらないしかし、あの落書きを消しているのを見た日からたまに目が合うようになった。少しだけそれが嬉しい。てゆうか、それが嬉しくて学校に来てる。
そんな日が続いていたあるとき、何人にも囲まれて詰められた。慣れてきたのに怖くなっていた。そんなとき、あの子が助けてくれた。「ダサ、よってたかってみっともない、なにもしてない人を責めるのがお前ら好きだねw」
やっぱいあの子はかっこいい、
あれ以来私はいじめられていない。
あの子が標的に戻ってしまったから、、
私はあの子に助けてもらったお礼と心の気持ちを話すことに決めた。あの子の帰宅時間を狙って話しかけた。
私「あの、前は助けてくれてありがとうございました。あの、私あなたの子とが、かっこいいと思ってます。一人でもまっすぐに前を向けるし、思ったことも口に出せる。それに、とっても優しいところもたくさんあって、それで、あの、えっと、、好きになりました!」
あの子「、、、、えーと?お礼は、いらないよ、あんたの言った通り思ったこと言ったまでだし、それで?好きになりましたは、LIKEじゃなくてLOVEなのよね?」
私 コクコク
あの子「あー、、なる、ほど?うーん、あんたが、悪い人じゃないことはいちようわかる、けど、恋愛的に見たことがないのよね。だから、少しだけあなたを知りたいわ。その後からの答えでもいいかしら?」
私は、断られると思ってたんだ。だって、男の子と帰ってるの見たことあったし、ノーマルの人だとわかってたから。それに、あの子ははっきりと言うから嘘なんてついたりしないから、、断られたらきっぱりと諦めるつもりで告白したんだ。なのに、よく知りたいって、まだ可能性があるなんて、思ってなくて、まだ好きでいても、いいっても思えて嬉しくなった。
私はあの子に心からの笑顔で「はい!」と答えた。
たった一人の人間でも色んな一面を持ってる。
けどその人のことを知ってくると
嫌な一面だったり、逆に優しい一面だったり、
様々な一面が見えてくる。
それが楽しかったり、大変だったり。
人って奥深いんだなぁ。
色んな考え方の人がいるし、環境も生活も違う。
けど自分の考えを受け止めてくれる人が一人でも居ると安心する。私って単純だなぁ。
奥深いし単純だし、よく分からない。
けど、だからこそ、
私は君のことが好きなんだろうなぁ、
(好き嫌い)
「好き嫌い」が今日の作文テーマだ。好きなものと嫌いなものがあるのは人間として自然なことだと思うし、何が好きで何が嫌いかというのは、人格をかたちづくる重要な要素だと思う。しかし「好き嫌い」という言葉は、あまり良い意味では使われない。「好き嫌いせずになんでも食べなさい」やら「好き嫌いせずになんでもやってみろ」やら、とにかく子供は「好き嫌いをするな」と言われて育つ。確かにあまりに栄養が偏るのは良くないが、食べられない野菜がひとつやふたつあったところで、それで健康を害するとは思えないのだが。逆に「君は好き嫌いが多くていいね」とか「あなたは好き嫌いが激しくて素敵ね」なんて言い回しは聞いたことがない。好き嫌いが激しい人物像って、けっこう面白くて魅力的だと思うけど。
【好き嫌い】
私には大嫌いな人がいる
小さい頃からずっと一緒で
所謂腐れ縁と呼ばれるようなもの
要領よく器用に物事をこなせて
運動神経もよく文武両道
おまけに性格も良い
目立ちたがっている訳では無いけれど
彼の周りにはいつも人がいて自然と中心にいる
私とは真反対の人
そんな彼は幼馴染だからか私にさえも優しくしてくれる
私が辛いときなど誰よりも早く異変に気付く
怪我や体調不良を隠しても彼には通用しない
他に人は沢山いるのに何故か彼はいつも私の隣にいる
ずっと私に着いてくる
彼は絶対に私を1人にはさせてくれない
そんな彼が本当に憎い
本当に……彼は...
私の大嫌いで
…………大好きな人
好き嫌い
「好き」
「嫌い」
「好き」
「嫌い」
「好き…」
奇数の花びらを見つけては、相手が自分のことをどう思っているか、占ってみる。
占うというより、ただの自己満足というか、
縋りたいという感じだろうなぁ。
嫌われてはいないと思う。
でもあの人の「好き」は、友情とか博愛とかに近いようなところがある。
どうすれば「好き」って言ってもらえるのだろう。
どうすれば彼の「特別」になれるのだろう。
思わず偶数の花びらを見つけてしまった。
「嫌い」
「好き」
「嫌い」
「好き」
「嫌い」
「好き…」
こんなふうに都合よく「好き」と貴方から聴けたなら…と、風に舞った花びらを眺めていた。
No.27『好き嫌い』
私は好き嫌いが激しい。
それは食べ物にとどまらず、人の好き嫌いもたくさんある。
好き嫌いなんてないほうがいいに決まってる。
好き嫌いなんてなければ食品ロスは減るだろうし、人を好き嫌いしなければ、争いだって起きないと思う。
好き嫌いをなくしたいな…。
「この食べ物は、好き?」
「好き」
「この色は?」
「好き」
「このドラマは?」
「うーん…嫌い」
「この虫は?」
「え、嫌い嫌い、大嫌い」
「この絵は?」
「あんまり好きじゃない」
「この写真は?」
「うーん、ちょっと好き?」
「この空間は?」
「結構好きかな」
「じゃあ、僕のことは?」
「…世界で一番大好きっ!」
【好き嫌い】