『好き嫌い』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
『好き嫌い』
「すき、きらい、すき、きらい」
学校の帰り際、コンクリートの間から育ち伸びている花を見て花占いを思い出した。小学校にやったきり、それ以来一度もやっていないなと思って。
「すき、きらい」
残り一枚になった花弁が、私の心に塩をまく。
「そんな訳ないじゃん」
先日、五年間もずっと好きだった相手に振られた。好きになったのがつい最近だとか、三ヶ月前だとか、それならまだ吹っ切れたかもしれない。
でも、五年。
その数字が私の中でどれだけ大きいのか、理解なんてきっと出来ないだろう。
「返事、待って」
貴方のその言葉が、どれだけ私の心の中にある期待を高揚させただろうか。
ごめんね。
それを言うのに何日もかかるのだろうか。
「、嫌い」
茎を引きちぎり、無惨な姿になったのを見たあと、地面にポトリと落とした。人に見られていたら、なんて考えてると何故か笑いが込み上げてきた。
「は…はは、なんかばかみたい」
花粉に鼻腔をくすぐられ、大きなくしゃみをした。
「好き嫌い」
私は偏食でだ。
だから食べられるものが少ない。
私だって好き嫌いなく食べたい…
でも、食べられない。
食わず嫌いじゃない…
食べて嫌いなんだ。
#15
_好き嫌い_
「…もう貴方なんか大嫌いだよっ…!」
言ってしまった。もう駄目だ。
「…あぁ、そうですか……俺も貴方のことが嫌いです。」
彼は私に絞り出すような声で、でもそれは凄く静かに慎重にいっているようでもあった。
部屋の中は沈黙でただただ気まずい雰囲気が流れる。
私は居ても立っても居られなくなり、自分の部屋へ強引に入っていき、ドアを力強く閉めた。
彼と喧嘩なんていつぶりだろう。これまでは喧嘩をする理由がなかったから当然とっても仲が良かった。でも今日はとっても些細なことで、喧嘩になってしまった。今までそんな事一度も無かったのに…。
私は色んな感情が込み上げていき静かに泣いていた。本当は嫌いじゃない。本当は大好きな彼。なのに言ってしまった。大嫌いって。後悔と怒りと哀しみでまた泣き喚いた。
30分ぐらい部屋で自分の感情を落ち着つかせていると、彼のことが心配で堪らなくなってきた。けど、今行ったってまだ彼が怒っているかもしれない。いらない考えが次々と出てきてまた立ち止まる。早く彼に謝りたい。もう一度お話ししたい。私は決心し、そっとドアを開けてリビングに出た。
そこには、一人黙って下を向いて泣いている彼の姿があった。居てもたっても居られなくなり、私はそっとリビングの方へ行き、彼が座っていたソファーに腰掛けた。
彼は私の行動に凄く戸惑っていて、すぐにまた下を向いた。
「……」
「……」
本当は今すぐ謝りたい。けど、やっぱり何処か言葉が詰まり声が出なくなってしまう。この空気が耐えられなくて、私は静かに彼に抱きついた。
「…ごめんなさい。大嫌いって言ってごめんね。」
彼の顔が見れなくて抱きついたまま下を向いていると、頭の方でなにか優しいものが触れた。
「…俺もごめんなさい。貴方に嫌いって言われた瞬間、心に黒い穴が空いたように感じて、俺も咄嗟に貴方を嫌いと言ってしまいました。本当に情けないですよね…。」
「そんなことない…っ。悪いのは私。元を言えば喧嘩の理由も私だし…。」
「…貴方だけのせいじゃありません。俺の責任でもあります。…ふふ、お互い様ですかね。」
そういう彼に、いつもの優しい表情が戻ってきた。
「…うん。…大好きだよ、ずっとずっと。これからも変わらない.嫌いっていうのは嘘だよ。」
「俺も、嫌いだなんて事一切思ってません。大好きです。一生好きです、…愛してます。」
お互いに仲直りができて、本当の気持ちを伝えることがまたでき、そのあとは二人で一緒に仲良くベットで寝たとさ。
私、野菜が好き。いろんなアレンジができて美味しいから。私、本が好き。いろんな夢に出会えてワクワクするから。私、友達が好き。いろんな話をしてくれて一緒にいてくれるから。私、あの子が好き。なんだか遠い存在だけどいつか話せたらいいな。
ー私、僕が好き。何者でもない僕が好き。
でも、僕を大切にできてない私が嫌い。
お題『好き嫌い』
お題:好き嫌い
好き嫌い、という言葉がある。
好き、という言葉に関してはまぁ、特に思うことはない。
一方で、嫌いという言い方は、その対象を突き放すような冷たさをはらんでいるように思う。決して理解し合うことはないような、受け入れることはないような、近寄ることはないような、そんな壁のようなものが間にある言葉ではないかと思う。
だから自分は、何かの好みについてなど話す時には、好きなもの、という言い方はするが、その対義語代わりには基本的に、「苦手なもの」という言い方を好んで使っている。
ただ、例外はある。
虫などのどうしても好きになれない生き物に対してだ。「ご」から始まって「り」でおわる名前を呼ぶだけでゾゾーッとするアイツとか、何度も何度もしぶとく家の周りに巣を作って群れをなす憎たらしい蜂とか、夏にセミファイナルでこちらを驚かせてきたり、大声で鳴きわめいてきて耳に五月蝿い蝉とか、足がたくさんあって殺虫剤をかけるとその足がばらばらにもげて苦しんで死んでいく姿もちょっと不気味に感じるゲジゲジとか、洗濯物についてくるとどう取り外したものか思い悩むカメムシとか、部屋の中にしれっと入ってきてカサカサ動き回ったり巣を作ったりする蜘蛛とか……他にもハクビシンとかネズミとかコウモリとか蛇とか……もうとにかく色々……色々……。
彼らもただこちらと同じようにこの世に生を受け、ただ普通に生きているだけなのは重々承知しているけれど、もう生理的に無理なのだ。
自分の暮らす地域はどちらかといえば田舎にあたり、こういう生理的に無理な生き物たちがあちらこちらを闊歩(?)しているので、本当にしんどい。もし自分がお金持ちなら、虫やこういう生き物を撃退するのが得意な人を雇いたいくらいには嫌いである……。
***
執筆時間…20分くらい
お、見ない顔だな。
新入りか?
ようこそ、この街へ。
この街には何でもある。
存分に堪能するといい!
え?
ここはどこかって?
自分はトラックにはねられたはず?
そうだな。
あんたの思っている通り、ここはあの世だ……
おいおい、まるでこの世の終わりみたいなツラしてんな。
ま、無理もないか。
俺たち死んでいるんだもんな。
でも落ち込むことはないぜ。
ここはいい場所だ。
さっきも言ったが、この街には何でもある。
食べ物、娯楽、住居……
暇つぶしには事欠かない。
何もせず怠惰にいてもいい。
天国ってやつだ。
ここで遊んでいれば、お前の知っている奴らもここに来るさ。
ああ、そういえば……
あんた、怪談話は好きか?
そっちも、よりどりみどりだぜ
もっとも、実在が不明な都市伝説だがな。
でも本当である必要はない。
怪談って言うのはな、恐ければそれでいいんだ。
そうだろ?
けれどな、一つだけ本物の都市伝説があるんだ。
それはいわゆる『開かずの扉』と呼ばれるもの。
聞きたいか?
そんなに嫌そうな顔するなよ。
そんな顔されたら教えたくなっちまう。
ほら、お前さんの後ろにあるやつ。
それが『開かずの扉』だよ。
くあっはっは。
お前、バッタみたいに飛びのいたな。
いいもん見させてもらったわ。
怒んなって、いい事教えてやっから。
その扉なんだが――
待て待て、怖い方の話じゃない。
お前にも関係のある話だ。
その扉を通るとな、現実世界に行ける――つまり生まれ変わるんだ。
すげえだろ。
不思議そうな顔してんな。
なんで『開かず』なのかって顔だ。
うん、当然の疑問だ。
だって誰も開けたことないんだよ、ソレ。
ここが楽しすぎるからな。
辛い現実世界に戻りたいとは、誰も思わないんだよ。
開けたことないのに、何で行き先が分かるのかって。
そうだな……
ここにしばらくいると、その扉から現実世界の気配がするんだ。
そしてこう思う。
『ここを通れば生まれ変わるんだな』と……
だから、なんて言うかな、生まれ変わりたいなら開けてもいい。
誰も止めはしないさ。
ああ、今開けても無駄だ。
こっちに来てすぐに開けた奴はいるんだが、そん時は何もなかった。
多分、準備が出来てないんだろう。
それで準備が出来たら、現実世界の気配がする――と、俺は考えている。
本当かは知らないぜ。
そんな気がするってだけだから。
それまでは、ここで大人しく遊ぶんだな。
遊んでりゃあっという間さ。
そのうち現実世界の気配がするよ。
開けるのはそれからだ
……その時に生まれ変わる気があるならな。
俺の知る限り、この扉を開けて向こうに行ったやつはいない。
知り合いにも、見た奴はいない。
これからも誰かが開けるとも思わない。
俺も開けるつもりはないし、お前が開けると思ってない。
つまり、何が言いたいかって言うと……
だから『開かずの扉』なんだ
動物で例えると
可愛い動物が好きちなみに猫、うさぎなど
怖い動物が嫌いちなみにくまなど ...かな
(好き嫌い)
「好き……」
花弁を1枚ちぎる。
「嫌い……」
花弁を1枚ちぎる。
「好き、、」
花弁を1枚ちぎる。
「嫌い、、」
花弁を1枚ちぎる。
「好き、」
花弁を1枚ちぎる。
「嫌い、」
花弁を1枚千切る。
「好き!」
花弁を1枚ちぎる。
「嫌い…………」
「…………………………………………」
青紫の花だったそれを、ぽとりと落とす。
大丈夫。
まだある。
また、新しい花を掴む。
「好きになったら、きっと、きっと……」
「帰ってきてくれるんだ。」
題_1_好き嫌い
私は好き嫌いが多い
例えばあのりんご私はあの赤々とした見た目が嫌いなのだ。そしてこのレタス緑のシャキシャキした感じがこれまた嫌い。
逆にこのピーマン私はこれが好きだ、切り方によっては苦く無くなるあのピーマン。そして人参も好きだ煮てふかふかした人参は甘くて好きだ。
そんな事を考えていたら「ぼーっとするな」とそら豆に怒られた。私はあの独特な感じが苦手なのだ。そしたら隣のいちごが話しかけてきた「大丈夫?」と、私はこのいちごが好きだ。甘酸っぱいあの感じ。…私はまだ寝ぼけていた
さぁ目を覚まし周りを見てみよう。金髪の化粧が濃い女子、ワックスで髪を固めている男子、私に勉強を教えてくれる友達、私達に甘い友達、前で喋っている独特な喋り方の先生、そして私の好きな子。
そしてこの空間ここはまるで冷蔵庫のよう、ここには好き嫌い関係なく野菜が混ざっている。来年になればこの空間の人間も大分変わり嫌いなものが増えていくだろう。私は好き嫌いが多い
好き嫌い
3日目
題【好き嫌い】
私、ピーマン大っ嫌い!
でも、苺は大好き!
だって、ピーマンってすごく苦いもん。
匂いも無理!
それと比べて苺は、甘くて、美味しくて、酸っぱくて、とっても癖になる味なんだよ~~✨
まぁ、ピーマンもいつかは好きにならないとな。
好き嫌い
野菜にレバーに
焼き魚
これは絶対
食べられない
勉強と
人の目線が
嫌いです
いつかは慣れて
生きたいな
好きな物
カレーにチーズ
甘いもの
全部絶対
太るよね
焼き魚は最近克服してきましたが白身が嫌いです。
チーズはさけるチーズが1番好き。
好き嫌い
花占いしようとして花をちぎった
そして鬱になった
俺は…いっときの遊び心で一生懸命繁殖しようとしている生き物の未来を踏みにじったのだ…
いつもそうだ…
蟻地獄にアリを落としたり…道路で伸びてるミミズを土に移そうとして死なせてしまったり…
友達の誕生日にねるねるねるねを贈ったり…
浮いている子を仲間に入れようとしてデリカシーのないことを言ってしまったり…
良かれと思って移動させたものが紛失騒ぎになっていたり…
暗い気分になりもう一度千切った
そしてどうでも良くなった
今ちぎった命など、自分程度に散らされる存在にすぎない
人から贈られる贈り物に喜ばない人間性なぞとるにたらない
浮いてる存在は1人で過ごせばいい
簡単に移動できるものなど自分が触れずともいつか消えていただろう
傲慢な気分になりもう一度千切った
そして温かい気分になった
この自然豊かな土地で、緑を守れたらどんなに素晴らしいだろう
食物連鎖を感じることができ、人の住まいに適応している生き物たちがみれる
気に入らないものも受け取ってくれる親友もいる
大勢で過ごすのも1人で過ごすのもいい
セキュリティの甘さが治安の良さを物語っている
花がなくなった
花びらでなく、紙を破るように花占いをしていた
次の花を探すことにした
その人間は、セルフコントロールができない
満たされることはなく次のターゲットを探す
ちぎられた花達は平和を祈っている
いつか、この事に気付いてくれますように
おわり
貴方の事が嫌いなはずなのに、
優しくされるとつい調子にのってしまうことがある。
―そんな自分が一番嫌いなんだよね。
「好き嫌い」
#好き嫌い
好き嫌いがはっきりしてることが
ブレない感じがしてカッコいいと思っていた
だからわりと主張してたいた
これは好き、あれは嫌いと声にだして
でも好き嫌いなんてあっさり変わることもある
主張してた自分だけが宙に浮いて
消えたいくらい恥ずかしい
花占いに木春菊とは悪くない。
(戯れの子ども遊びが気に掛かるとは愚かしい。)
千切った花弁にまみれるお前の姿は好ましい。
(花弁が散るほど募る想いが疎ましい。)
軽やかに朱にほころぶお前の頬が愛おしい。
(その行く先が私でないのは忌々しい。)
残酷なお前のすべてが狂おしい。
『好き嫌い』
好き、嫌い…
皆さんは好きと嫌いと言われて思いつく言葉はなんでしょうか。
人それぞれ違うと思いますが、好きと嫌いその2つが上手く合わせることで人生が楽しくなると思います。
好き嫌い
なんでも好き好き好き好き言ってたら疲れない?
嫌い嫌い嫌い嫌いって言っても思っても嫌な雰囲気にもなるし飽きられちゃわない?
好き嫌いをいい具合にわけられるようにしたいな
好きー嫌い
好きー無関心ー嫌い
大体の事柄は上の「ー」の部分に分布する。
好きなタイプは?嫌いな食べ物は?
そんなの知らない。その事柄を目の前にしたら何か思うことはあると思うがいちいち覚えていられない。
だけど、ひとつの好きに時間を忘れるほど熱中するのも悪くないだろなと思う。
何かに打ち込んでいる人を見ると胸が熱くなる。
自分もそうなりたい。でもなっている時には気づけないのだろう。もどかしい。
好き、嫌い、好き、嫌い。
貧相な花をちぎりながら、そう呟く少女がそこに1人、佇んでいた。
なんだか、どこかで見たことがあるような、そんな感じがしたから、なんとなく話しかけた。
何をしているのと、そう尋ねると、少女はこう言い放った。
すきだったひとをね、さがしてるんだぁ
でもね、みつからないの
だから、おはなさんに、そのこのことを、おしえてもらってるんだよぉ
その瞬間、僕は小さい時に好きだった子のことを思い出した。
その子もよく花占いしてたっけな。
そうぼんやりしていると、少女にどうしたのだと話しかけられた。
僕は、ただ昔のことを思い出したのだと言い、つい詳しく話してしまった。
その時だった。
少女の姿が変わり果て、一瞬のうちに僕を飲み込んだ。
ああ、やっと見つけた。やっと一緒だと、少女は言った。
そういえばあの子は死んだはず。
じゃあこの子は、、、
その真相を、僕は知る由もなく、飲み込まれていった、、、
"好き嫌い"
ほとんどの人が持っているもの。
好きな食べ物や嫌いな食べ物
好きな人や苦手な人
時には苦手な人とも関わらないといけない状況で
自分の仕事ではない事も担当させられる状況で
ずっと頑張っているあなたに
いつもお疲れ様と伝えたい。
届いているかな、今日もお疲れ様。