好きな本』の作文集

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好きな本』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

6/16/2024, 5:17:26 AM

## 好きな本

佐藤さんは、小さな町の図書館の司書でした。彼は50代半ばの男性で、優しい眼差しと穏やかな笑顔が特徴的でした。佐藤さんの薄くなった髪は白髪混じりで、いつもきちんとした姿勢で本棚の間を歩き回っていました。彼にとって本は宝物であり、訪れる人々にその魅力を伝えることが彼の生きがいでした。

ある日、佐藤さんは図書館の片隅で小さな男の子が泣いているのを見つけました。男の子は8歳くらいで、ぼさぼさの黒い髪と大きな茶色の瞳をしていました。彼の名は健太でした。健太は新しい学校に転校してきたばかりで、友達ができずに寂しい思いをしていました。

佐藤さんは静かに健太に近づき、優しく話しかけました。「こんにちは、どうしたのかな?」

健太は涙を拭きながら答えました。「友達ができなくて、いつも一人なんです。」

佐藤さんは微笑み、本棚から自分の大好きな本を取り出しました。それは『星の王子さま』でした。「この本を読んでみないかい?僕も子供の頃、よく読んでもらったんだ。とても素敵な話なんだよ。」

健太は目を輝かせながら本を受け取りました。表紙には小さな王子様が砂漠に立っている絵が描かれていました。「ありがとう、おじさん。でも、僕、一人で読めるかな?」

佐藤さんはにこりと笑いました。「大丈夫、一緒に読んでいこう。少しずつでいいんだよ。」

その日から、健太は毎日図書館に通い、『星の王子さま』を佐藤さんと一緒に少しずつ読んでいきました。物語の中で王子様がいろんな星を旅する様子を聞くたびに、健太の顔には笑顔が戻っていきました。それから健太は他の本にも興味を持ち、来る日も来る日も図書館に通いました。


その日も健太は図書館に来ていました。『星の王子さま』を読み終えた彼は、新しい本を探して本棚を歩き回っていました。すると、同じくらいの年齢の女の子が近くの本棚で本を探しているのが目に入りました。彼女の名は美咲で、茶色い髪のポニーテールと明るい笑顔が印象的でした。

健太は一瞬迷いましたが、勇気を出して話しかけました。「こんにちは。何を探しているの?」

美咲は振り向き、少し驚いた様子でしたが、すぐににっこりと笑いました。「こんにちは。私は魔法の本が好きなんだけど、どれが面白いのか分からなくて。」

健太は少し緊張しながらも、自分が好きな本のことを思い出しました。「『ハリー・ポッター』シリーズはどう?すごく面白いし、魔法の話だよ。」

美咲の目が輝きました。「本当?それ、聞いたことある!でもまだ読んだことないんだ。」

健太は本棚から『ハリー・ポッターと賢者の石』を取り出し、美咲に手渡しました。「これ、すごくいいよ。最初の巻だから、ここから始めるといいよ。」

美咲は本を受け取り、感謝の意を込めて微笑みました。「ありがとう!一緒に読む?」

健太は一瞬驚きましたが、すぐに喜びがこみ上げてきました。「もちろん!僕ももう一度読みたいな。」

二人は図書館の一角に座り、一緒に本を開きました。ページをめくりながら、健太と美咲は物語の世界に引き込まれていきました。時折、好きなキャラクターや場面について語り合いながら、笑顔を交わしました。

その日から、健太と美咲は毎日のように図書館で一緒に本を読むようになりました。他の子供たちも彼らに加わり、自然と新しい友達の輪が広がっていきました。健太は、自分が勇気を出して話しかけたことで、こんなにも素敵な友達ができるとは思いもよらなかったのです。


数年後、健太は大人になり、自分自身も司書になりました。彼は子供たちに自分が愛する本の世界を紹介することが、最高の喜びだと感じていました。健太はいつも心の中で、あの日佐藤さんが見せてくれた優しさと本の魅力を忘れませんでした。

6/16/2024, 5:10:36 AM

”好きな本“

10代の頃はサスペンスものが好きで
お小遣いを貯めては単行本を買い
まるで自分が探偵にでもなったかの
ように、夢中になって推理していた

20代になり私は次第に恋愛小説に
はまっていった
まるで自分が主人公のヒロインに
なったかのように
非現実的な恋愛に憧れた

30代になり私はエッセイにはまった
いろんな分野の人達の体験や
思いに興味が湧き
笑ったり、泣いたりしながら読んだ

40代には癒し系の本を
手に取るようになっていた
自分がどう生きるべきか
自分がどうしたいのかが
わからなくなってつまずいた時に
誰かに
“大丈夫!あなたはあなたのままで良い”
と言ってほしいかのように
読み続けていた

そして50歳になって
私はどんな本を手に取るのだろう?
今まで私に寄り添ってきてくれた
大切な私の大好きな本の
背表紙を思い出しながら
また新しい本に出会う為に
今日も本屋さんに立ち寄ってみよう

6/16/2024, 5:03:57 AM

🍀 好きな本(1)

『哲学者190人の死にかた』

哲学という一見難しくみえる世界を面白く書いた本。
今では死という題材について重く考えることはなくどちらかと言うと論理的に深く考えさせられるようになった。
つまり、ネガティブなものだと思わなくなった。
無論、生死についての考え方は哲学者によって違う。哲学者達の考えへの理解や経験・自分自身との対話も同時に出来る本。

6/16/2024, 4:53:50 AM

好きな本
漫画なんだけれど『こどものおもちゃ』が1番好きかなあ
見ていた時はちょうど紗南ちゃんと同い年でその時の私の心を投影しているかのような気がした
私を強くしてくれた漫画だ
実紗子の言葉に「逆境こそ楽しみなさい」というのがあってとても強く残っていて今もしんどいかもなという時に頭に浮かぶ言葉だ
何度読んでも強くなれる大好きな本だ

その他に『タッチ』も大好きだ
ほぼ毎年小学四年生から見続けているが何度見ても好きすぎる
私の青春はタッチと共にあって成長毎に感じることや見える視点も変わってきてバイブル?みたいな感じ
タッチが好きな人と結婚したいですね

6/16/2024, 4:53:19 AM

テーマ「好きな本」

私は本を買うことはほとんどない。
その代わり、図書館で本を借りて読む。
どんなジャンルかとかどんなあらすじかとかは全く見
ずに表紙に心を惹かれた本を手に取りそのまま借り
る。

そうやって借りた本で好きにならなかった本はない。
そう、私はホラー以外はいける日である。
だから、どれが好きだなんてひとつに決めることなんてできない。
定義するとしたら...ホラー以外の紙の本??
電子図書は少し苦手である。

…というのでよく図書館には行くのだが、身の回りにそのような人はいない。
たまに買って読む人もいるのだが、読まない人がほとんどである。
文字を読むのがしんどいとか、分からなくはないがひとつでもいいから、表紙が綺麗など適当にでもいいから読んでみて欲しいと思う。

きっとその本が物語の世界にのめり込ませてくれると思う。

6/16/2024, 4:52:15 AM

朝読書が特別な時間になるような

そんな本に出会えた。

もちろん小説はだいすきだけど、

漫画の方が好きだった。

でもあれは、

漫画より絶対に

小説がいいなと思った。

題名「この恋は世界で一番美しい雨」

題名「人間失格」

このふたつ。
ぜひみて欲しい。

(題・好きな本)

6/16/2024, 4:45:58 AM

子供の頃は

手に取る全ての本が面白いと思えたな

ここじゃないどこか刺激的な場所へ行けて

そこには仲間や恋人がいて

いろんな感情を味わったな

今、昔ほど簡単に心が動かないのは

大人になることの弊害かも

もし記憶を消して

子供の頃に戻ることができたなら

異世界転生も悪役令嬢も

心の底から楽しむことができたのかな

仲間や恋人になれたのかな

◼️好きな本

6/16/2024, 4:45:16 AM

本を読むのが好きだ。
 本を読むメリットについていろいろ言われていたりするけれど、私が本を読むのは楽しいからだ。
 小説でも実用書でも図鑑でも絵本でも、読んでみたいと思った気持ちを大事にしてほしいと思う。
 そして誰かが好きな本に出会う手伝いをできたら、とても嬉しい。

6/16/2024, 4:38:56 AM

5匹の子豚/アガサ・クリスティ
こころ/夏目漱石
人間失格/太宰治
鬼平犯科帳/池波正太郎
ハリーポッターシリーズ/J・K・ローリング
封印再度 Who Inside/森博嗣
リアルの私はどこにいる?/森博嗣
有頂天家族/森見登美彦
ブレイブ・ストーリー/宮部みゆき
小暮写眞館/宮部みゆき
図書館の魔女/高田大介

幽☆遊☆白書/冨樫義博
PLUTO/浦沢直樹
宝石の国/市川春子
篠崎くんのメンテ事情/鰤尾みちる
よふかしのうた/コトヤマ
カラオケ行こ!/和山やま
ファミレス行こ。/和山やま

本棚の奥、読書管理アプリ見直してきた!
森博嗣さんに関してはS&Mシリーズ系統は全て読んでるけど、作品としてあげるならこの2つ。
ハリーポッターはシリーズ通して好き。

好きな本

6/16/2024, 4:37:08 AM

半袖の続き

好きな本

今日は、彼女と図書館に出掛けた時の話を
しようと思う。

初めは、彼女の好きなシリーズのミステリー小説の話をした。
彼女と仲良くなりたくて僕が読み進めて
いたシリーズだ。

彼女と僕が特に大好きな巻を図書館の本棚から出して来てそれぞれお気に入りの場面を話した。

主人公とヒロインの掛け合いや犯人が
事件を起こすまでの心情、動機
最後の最後のどんでん返しや
感動話など 僕達は共感し笑い合った。

彼女は、小説も好きだけど
童話や児童書など絵本も大好きなんだと
僕に話してくれた。

子供っぽいかなあと顔を少し赤くして、
僕を覗き込んで来た時は可愛くて
僕は、思わず笑ってしまった。
彼女は、ますます恥ずかしがって下を向いて俯いてしまった。

しまったと思った時には、彼女は僕から
目線を外してしまい硬くなってしまった。
僕は話題を取りなす様に今度は自分が好きな本のジャンルを話し始めた。






今日は、彼と図書館に出掛けた時の話を
します。

初めは、私の好きなシリーズのミステリー小説の話をしました。
彼も読んでいて二人で好きな巻の好きな
場面の話合いっこをしました。

私は主人公とヒロインの相棒的な掛け合いや想い合っているのが好きと彼に話しました。

彼は、犯人の心情や事件を起こした
環境や出生の話しの場面を話し犯人には共感出来ない部分もあるが犯人の生い立ちには、同情し涙ぐんでしまったと話しました。


その内自分達の好きな本のジャンルの話に
なり私は小説も好きだけど絵本も好きと
話しました。
でもその内に子供っぽいかなあと気付き
恥ずかしくなってしまいました。

横を見ると彼がくすくすと笑っていました
やっぱり子供ぽかったんだなと思い私は
彼の顔が見れなくなってしまいました。

彼が今度は自分の好きな本のジャンルを
話し始めました。
彼は、歴史物や時代小説が好きと話してくれました。
自分の事を話す彼の横顔は、格好良くて
私は、思わず見惚れてしまいました。

楽しい時間は、あっという間に過ぎていきました。


歴史物や時代小説は私には、難しくて
手を伸ばして無かったけど 今度読んで
みようかなあと思いました。


楽しい時間は、あっという間に過ぎていく
今度 児童書のコーナーを覗いてみようかなあと思った。

もっと話して居たい
まだ話して居たい
ラインを交換したのに....
連絡先を交換したのに....

次の約束を取り付ける勇気が無い....
はぁ~と僕は はぁ~と私は....
ため息を吐いた。
ため息を吐きました。

6/16/2024, 4:27:39 AM

好きな本を擬人化して
美女ハーレム学園モノを妄想してみた。

哲子
「読者さんの嘘つきっ!
哲学書が一番好きって言ってたじゃない!
もう知らないっ!」
読者
「いや…、違うんだ。趣味として一番好きってことであって…」
ピン子
「なんだなんだ?痴話喧嘩か?
お、読者じゃん。昨日はおつかれ、
私のピンク本でスッキリしたか?」
哲子
「なんですって!?読者さん、こんな汚らわしい人を読んだの?信じられない!」
ピン子
「おいおい、汚らわしいとは失礼だな〜。
こちとら人類始まってから永遠のベストセラーだぜ」
漫子
「おっはよ〜。読者くん。眠れないからって朝まで私を読んじゃ身体に悪いぞっ」
哲子
「なんですって!昨日はもう眠いからこのへんでって私を読了したくせに。漫子を読んでたのね」

カオスである。

6/16/2024, 4:17:12 AM

私は、ハッピーエンドがだいっすき。
俺は、バッドエンドが好きだな。
僕は、自分達が幸せならいい話が好き。

ーあたし、どんな物語も好き!

6/16/2024, 4:17:12 AM

本はあまり読まないが、同人イベントで、
二次創作小説を一冊買ったことがある。

なんとなく買った本だ。
だがおもいもよらず、
この本はわたしの人生で、一番の文字作品になった。

作品名も筆者名も、二次創作元の作品名すら、わたしは書かないが、少しのあらすじくらいはいいと思う。

先述は、わたしの生き方を見つめ直すきっかけをくれた、小説のあらすじである。

高校生、落ちこぼれの学生主人公は、旧校舎へ入る。
旧校舎西棟は、
人目につかないどころか、今は使われてさえいない。
誰にもすれ違うことなく、物理準備室へ入り込み、学生服のポケットから、タバコと100円ライターを取り出すのだ。

口にくわえ、ライターで火をつけようと試みるが、なぜか先が焦げるのみで、肝心の煙がでない。

なんどもライターをこする主人公、
の隣に、突如、物理教師が出現したのである。

物理準備室は、たしかに棚だらけ、本だらけだったが、机と安楽椅子の他、目立つ置物はない場所だった。
入口から、死角となり身をひそめられる場所もないハズだった、その物理教師は、やはり突如、現れたのだ。

……ここから先の展開も、ある程度は書いたのだが、本文を読んだ方が面白かった。
だいすきな作品をわたしがあらすじなんぞにすることで、冒涜しているようなかんじがしたので、
ここでやめる。

6/16/2024, 4:14:56 AM

お題:好きな本
 こんなお題が出されると、読書好きとしては非常に困る。
 何故なら、語りだしたら止まらなくなってしまうからだ。
 好きな本、それは自分には無数に存在する。一番、とか二番、などと順位をつけるのも難しいくらいに、好きな本だらけだ。
 うーん、何の本の話をしようかな……と、頭を捻ってみるが、いろいろ話したくて仕方がないので、困る。それはもう、非常に困る。しかも、厳密に言うと自分の場合、本、というより作家推しなことが多くて、本を語るというよりは寧ろ、作家ごと本について語る、みたいな感じになってしまう。
 例えば、瀬尾まいこさんの本はどれも心にじんわりと柔らかくて温かなものが沁みてくる作品ばかりで大好きだ。
 高校の頃、書店で『幸福な食卓』がワゴンに山積みになって売られているのを見かけて、直感的に手に取ったのが最初の出会いだった。
 当時はハードカバーの本でも見かければ躊躇なく買っていた頃で、ネットなどで調べたりせず、自分の感覚で本の表紙を書店で見て、これはと思うものを買って読んでいた。今思うと、なかなかチャレンジャーで勇気があるなと思う。お小遣いで本を買っていた子どもの頃は、そういう無軌道な偶然に身を任せるのが好きだった。
 あと、気になるけどどんな作品だろう、というものは、書店で何ページか試し読みをして、これはいけるぞ、と確信をもてたら購入していた。
 『幸福な食卓』は、父親のトリッキーな発言に端を発する作品で、ここからどうなるのだろうとわくわくさせられながら読み続けた。実のところ今となっては作中の展開も結末もおぼろだったりする。
 でも、瀬尾さん作品からは一貫して、読後に「明日からも頑張って生きていこう」と思えるような、柔らかな慈しみや励ましの力を感じているので、多分あの作品も、そういうポジティブなパワーを貰えるお話だったのではないかと思う。
(これを書いていて、久々に読み返したくなってきた(笑))
 最近読んだ瀬尾さん作品で好きなものは『私たちの世代は』『掬えば手には』『その扉をたたく音』『そして、バトンは渡された』などなど。まだ本は読めていないけれど、『夜明けのすべて』は映画を観てきて非常に面白かったので、原作は果たしてどうなっていたのか確かめたいと思っている(けど、そういえばまだ読んでいなかったことに今気付かされた(笑)近い内に読もうと思う)。
 別の作品、作家の話に移ろう。
 社会情勢的に、ロシアとウクライナの戦争など大勢の人が辛く苦しい目に遭い続けていることを思うと色々心が揺れてしまう日々である。そんな中では、自然とスヴェトラーナ・アレクシエーヴィチさんのノンフィクション小説『戦争は女の顔をしていない』や、逢坂冬馬さんの『同志少女よ、敵を撃て』、『歌われなかった海賊へ』などが胸に深く突き刺さった。これを好き、と言うのは少し違うのかもしれないけれど、作家の方々の丹念な取材や調査、凄まじい筆力によって、戦争を実体験していない自分に文学という形で戦争の様相の凄惨さを切実なまでに伝えてくるもので、大切に何度でも読み直したい珠玉の名作たちだと思う。
 幸いなことにこれまでの人生で戦争は経験していないけれど、新型コロナウイルス感染症による未曾有のパンデミックを経験する中で、生活を制限させられ我慢を強いられること、物資の高騰や不足など、戦時中の方々も経験していたようなことの一部分を体感することができた。その結果、こうした作品への解像度が上がったことも、戦争文学の読書に没頭した一要因であることはまず間違いないだろう。
 他の作品、作家の話に移ろう。
 島本理生さんの恋愛作品がとても好きだ。小手鞠るいさんのものも大学の頃は好んで読んだが、最近はあまり読めていない。ずっと続けて読み続けているのは島本理生さんの作品である。好きな作家はたくさんいるけれど、何度でも繰り返し定期的に読み直す作品は、島本理生さんばかりだ。
 映画にもなった『ファーストラヴ』や『Red』も好きだけれど、何度も何度も読み返すのは『波打ち際の蛍』『わたしたちは銀のフォークと薬を手にして』である。いずれも年に一回、夏頃になると読みたくなって手にしている。どうしてこんなに好きなのか、自分でもうまく言葉にはできないけれど、何度もここに立ち返ってきたくなる作品なのだ。まるてわ心をここにつなぎとめる、錨のような作品たち。多分人それぞれそういう作品は違うのだろう。たまたま自分の場合は島本理生さんのこれらの作品なのだ。
 他の作品、作家の話に移ろう。
(この流れが、本当に永遠に続きそうな気がしてくる……!)
 子どもの頃に何度も何度も繰り返して読んでいて、今となってはもう、ほとんど読み返すことはないけれど、心の中にずっと友達のようにあり続けている作品がある。今年の春に亡くなられた、宗田理さんの作品『ぼくら』シリーズだ。もう、好きという言葉では足りないくらいに大好きで、ぼくらの仲間は自分にとってかけがえのない友だちとして今もずっと側にあり続けている。
 最初に読み始めたのは、あまりに邪道だけれど『ぼくらののら犬砦』からだったと思う。兄の部屋にあったそれをたまたま読んで、そこから興味をもったような気がする。もうあまりに子どもの頃すぎて、記憶がねつ造されている気もしなくはない(でも、多分そうだったはず……)。大人になった英治の姿を見てから、子ども時代に移っていった。
 自分の子どもの頃は、角川書店のぼくらシリーズしか書店には無くて、当然ながら今の可愛い英治たちのイラストが多種多様に描かれたぼくらシリーズは無かったし、英治たちの容姿などはどんなものなのか、具体的には知る由もなかった。
 『ぼくらの七日間戦争』『ぼくらの天使ゲーム』『ぼくらの大冒険』『ぼくらの秘島探検隊』などは実写映画のメンバーが表紙を飾っていて、しいて言うならこれらの表紙写真が英治たちの印象に多少影響していただろうか。いや、でも何となくは参考にしていたけれど、自分の中の英治たちの姿はやっぱりぼんやりとあったように思う。相原は何となくだけど顔立ちは整っていそうだろうなぁ(今で言うなら「塩顔」なのかなぁ)とか、英治はぽやーっとしていそうな素朴であどけない感じの子だろうなとか、純子は昭和のアイドルみたいな感じの可愛い子だろうなとか、そういう何となくのイメージ。絵を描くのは苦手だけど、当時、自分なりの彼らのイメージを絵にしてひとり遊んでいたことがある。
 たくさんの登場人物がいるのに、一人ひとりはっきりと個性が際立っていて、それぞれに魅力があって、ぼくらのみんなと本当に友だちになりたいと当時、すごく思ったものだった。
 思春期なこともありいろいろ捻くれていて(捻くれているのは今もまぁ多少は残っているけども…)、でもそういうものを人に対して表すのは苦手な自分にとって、ぼくらの仲間たちが大人に対して正々堂々真っ向から反抗していく姿は非常に清々しく、格好良く見えたものだ。
 子どもを馬鹿にして舐めた態度をとる「ムカつく」大人を、世間的には「無力で、大人の庇護下にある」はずの子どもたちが知恵と勇気をもって全力でぶちのめす。
 とても分かりやすいジャイアントキリングの構図が、うまく言語化できない大人の日々の抑圧に耐えている身としては、たまらなく魅力的だった。
 宗田さんの作品の、子どもたちへの柔らかなまなざしと、子どもを子どもとしての枠に留めず自由に解放してくれる優しさのようなものが本当に大好きだった。いや、作品を読まなくなって久しいのでこうして過去形で表しているけれど、今も変わらず好きだ。
 それに、宗田さんのこともすごく尊敬している。常に社会情勢を取り入れながら作品をブラッシュアップしていく方だった。最新のガジェットなんかも作品に出てくるし、社会で問題になっていることを即座に作品に反映させているし(なんなら『ぼくらの七日間戦争』だって、安保闘争という少し前の社会であった出来事を反映させていた訳だし)、毎回新作が出るたびに、感性が瑞々しくて若々しい方だなと驚かされ続けた。
 ずっと健康に長生きしてほしいと心から思う作家の一人だった。そういう風に祈りのような気持ちを抱く作家の筆頭だったと言えるくらい、自分にとっては神様のような作家だった。
 毎年新作が出るたびに、そういえばもうすぐ100歳も近いよなぁ、それなのにかくしゃくとされていてすごすぎる…と、畏敬の念を抱いてもいた。
 いつお亡くなりになってもおかしくないと思いながらも、新作が次々に出て、驚かされつつもすごく嬉しくて、さすが宗田さん、と感じていた。
 訃報を知った日、茫然としながら仕事に取り組んだ。信じたくなかった。でもご年齢もご年齢だし、宗田さんが本を出している出版社の方々が軒並み追悼の文章をSNSにあげていて、夢ではないことも分かっていた。
 正直、今も時折悲しくなることがある。もう宗田さんの新作が読めないんだなと思うと寂しくもなる。
 でも、昔のシリーズ作品は内容を覚えるほど読み込んでいるけど、その後に出てきたシリーズ追加作品についてはまだそこまで熟読はできていなかった。だから、新作という形で宗田さんの作品と出会うことはもうできないけれど、まだじっくり読み込めていないぼくらの後発作品を大切に読んでいくことをしていきたいなと思っている。それに、2A探偵局シリーズもまだ読めていない作品が結構あるし、宗田さんの他の著作で目を通せていないものもある(いっちょかみスクールシリーズとか…)。そうして考えると、宗田さんの遺してくださったたくさんの作品がこれから先、新たな友だちになってくれるのだろうなという期待がわいてくる。
 いやもう、このお題、書こうと思うと延々と書けてしまうなぁ……。
 他にも好きな本もとい作家は山ほどある(いる)。浅原ナオトさんや青山美智子さん、伊坂幸太郎さんや今村翔吾さんや宇佐見りんさんや乙一さん(山白朝子さん)、窪美澄さん、辻村深月さんや長岡弘樹さん、中山七里さん、凪良ゆうさん、西尾維新さん、町田そのこさん、三浦しおんさん、宮島未奈さん……全部話したいけど、だんだん打つ指が疲れてきたので、この辺りで一旦やめておく。
 もしかしたら、後でこっそりこの先も書き足すかもしれない。

***
執筆時間…多分一時間以上やってる。
 途中から夢中になっていたから、いつから書いていたかもちゃんと把握していない。
 このテーマは沼すぎる。完全に好きな本などを語りたくてうずうずしている身にとってはある意味毒だ……。
 日常でも小説について語れる友人がたくさんいたらいいのだけれど、生憎そうではないので、もくもくと本を読み、たまにSNSの壁打ちみたいなアカウントで感想を垂れ流している。読書について語れるSNSの友達は二人、執筆について語れる友達は一人いるので、彼や彼女らとたまに語り合うのが密かな自分の楽しみだ(なお、読書と執筆について語れる友達は共通の一人で、つまり、自分がこういうことを語れるSNSの友達は二人だけということになる)。
 当然ながら壁打ちということは反応も取り立ててないので、別に鍵をかけている訳でもないけれど、ただ一人感想を呟いて終わる感じである。孤独だけれど気ままに好きなようにやっている。大勢からフォローされている読書アカウントの方などはやりとりが楽しそうな反面、大勢から常に見られていたり、毎回反応が沢山あって返信が大変そうでもあるので、どちらも一長一短なのかもしれない。

6/16/2024, 4:09:52 AM

心がざわついて

本棚を 整理しようとした。

やがて訪れる静寂 頁をめくる音

___________
 好きな本、好きな漫画、生きたその時によって違うけれど
物覚えが悪い私が、ヒロインの名前を覚えている宮部みゆきさんの「蒲生邸事件」は、やはり好きなんだろうなぁ。

 大人になってから出会った、幼年童話きたやまようこさんの「いぬうえくんとくまざわくん」シリーズも好きだ。

ありがとう。あなた達にまた会いたくなったよ。

 思い出せない君達の本も、それがライトノベルであれ、なろう系小説であれ、漫画であれ、恋愛小説であれ、エッセイであれ、詩集であれ、絵本であれ、雑学本であれ、頁をめくることだけに夢中にさせてくれた全ての本が、私の好きな本。

6/16/2024, 4:07:01 AM

(題目しらず)

私の人生は
 8割運:2割実力

あの条件下で
この人生はあり得ない

ことごとく対峙した
人生の分岐点を振り返って
今もそう思う

でももし
運を実力で引き寄せている
というならば…


私の人生は
 8割実力:2割運

そう言えるのかもしれない

6/16/2024, 4:06:10 AM

移動中など、暇さえあれば本を読む友達がいる。

「何で本読むん?」

一度、気になって聞いてみた。

「えー、なんやろな。特にこれってないけど、ただ辞められへんねん。」
「うん? どう言う事?」
「言葉って不思議やんか、人を傷つけることも元気づけることも悲しませることを何でもできるやんか。
その力を持つ言葉って言うのに魅力感じてるから、自分もそんな魅力に取り憑かれてるんかな。」

そんな事を聞いて自分を本を読んでみようかなと、好きな本を探しに行ってみる今日である。

6/16/2024, 4:03:22 AM

読みたい本…

のび太君が愛読する漫画ヨンデー



日曜日昼ご飯BGMは…
トニー谷 あなたのお名前何てーの?

何中華?本中華!!
葉っぱふみふみ大橋巨泉


昼ご飯は
明星の麺吉ですねー✨!!★(笑)

飲み物は
ファンタピーチとメローイエローと
コカ・コーラのホームサイズです😅(笑)

おやつは
チェルシーです…
あなたにもう一つ…
あなたにチェルシー♪

カルビーポテトチップス
フレンチサラダ味


テレビは
田村正和さんと木村拓哉さんの
TBSドラマ協奏曲が…♪



表通りから古新聞交換のトラックが
拡声器から大音量で…

日曜日の昼時にお騒がせしてます…♪
毎度お馴染みの古新聞交換がやって参りました
高級トイレペーパーと交換します
皆様御誘い合わせの上お越しください…

行っちゃうよ…
早く来ないと行っちゃうよ……♪
ほんとに…
行っちゃうよ…♪(笑)✨🌴🌺✨



今確か総理は…
三木武夫でしたよね…?


昨日土曜日に中学でBCGの集団接種しました…(笑)✨🌴🌺✨

6/16/2024, 4:02:07 AM

『好きな本』

こどもの頃に読んでいた絵本が好きだったけど、いつの間にか無くなっていた。こどもの頃に遊んでいたおもちゃも気に入っていた服も気づけば家からなくなっている。
母にどうして勝手に捨ててしまうの、とは聞いたことがない。一度似たような質問をして、だってもういらないでしょと答えられたことがあるから。もういらないのは母の都合だ。少しずつのこれはおかしいが積み重なってこの家を早く出たいになっていった。
一人暮らしをしたいという私を母は引き止めはしなかったけど、周りには不満を漏らしていたようだ。どうして直接言わないの、と思ったけれどあの母だからこの娘になったのだろう。結局聞かないままに時は過ぎた。
本屋に入ってあの頃の記憶を頼りに絵本を探してみると、私の好きだった本は今もまだ売られていた。手にとって眺めるけれど本の端々はきれいなまま。結局元に戻してその場を去る。私の好きな本がもうこの世にないことを、母が謝る日は来ないように思う。

6/16/2024, 3:54:41 AM

あなたから
この本いいねと云われたら
飛んで跳ねたい
冷静に返す

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