本はあまり読まないが、同人イベントで、
二次創作小説を一冊買ったことがある。
なんとなく買った本だ。
だがおもいもよらず、
この本はわたしの人生で、一番の文字作品になった。
作品名も筆者名も、二次創作元の作品名すら、わたしは書かないが、少しのあらすじくらいはいいと思う。
先述は、わたしの生き方を見つめ直すきっかけをくれた、小説のあらすじである。
高校生、落ちこぼれの学生主人公は、旧校舎へ入る。
旧校舎西棟は、
人目につかないどころか、今は使われてさえいない。
誰にもすれ違うことなく、物理準備室へ入り込み、学生服のポケットから、タバコと100円ライターを取り出すのだ。
口にくわえ、ライターで火をつけようと試みるが、なぜか先が焦げるのみで、肝心の煙がでない。
なんどもライターをこする主人公、
の隣に、突如、物理教師が出現したのである。
物理準備室は、たしかに棚だらけ、本だらけだったが、机と安楽椅子の他、目立つ置物はない場所だった。
入口から、死角となり身をひそめられる場所もないハズだった、その物理教師は、やはり突如、現れたのだ。
……ここから先の展開も、ある程度は書いたのだが、本文を読んだ方が面白かった。
だいすきな作品をわたしがあらすじなんぞにすることで、冒涜しているようなかんじがしたので、
ここでやめる。
6/16/2024, 4:17:12 AM