『好きじゃないのに』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
好きじゃないのに
気になる不可解で奇妙…
無意識の領域に潜んでる
ものと繋がっているの
かもしれない
それは
過去世で縁があった
のかと過去を覗いて
見たくなる
不思議なもの…
好きじゃないのに
気づかない
目に見えないところ
では好きなの…
そう…
疑いたくなる
好きじゃないのに…
いつも私は休み時間に教室で友達とダンスの練習をする、
いつものようにダンスの練習をしているはずだが、
なぜか、胸が苦しかった、
私は気を失い、床に倒れそうになった、
床に倒れたはずだが、一人の男の子が、私をギリギリで見つけ、
抱いてくれていた、
すぐさま、保健室につれていってくれたが、私は気を失っているまま、
男の子は、私の事をいつもじろじろみていた男の子だ、
喋り掛けたことも、喋りかけられた事もないのにいつもこっちをじろじろ見ている、
その子の名前は、虹愛と書いて、その、名のように、にじあ君と読む、
私は、保健室の先生に救急車を呼ばれ、運ばれていった、
検査をして、入院していると、目を覚ました、
私はすごく戸惑った、
私の隣に、誰かが座っている、
虹愛君だ、
私はビックリして、水を一口飲んだ、
すると、虹愛君が、
「やっと目を覚ました!!良かったぁ、僕、虹愛」
と、言ってきた、私は、
「虹愛?ぁ、虹愛君だ、」
と、戸惑いながらも、ビックリして言った、
それから私と虹愛君は、病院で、仲良くお喋りしていた、
入院して4週間、やっと病院の外に出た、
お母さんに、久しぶりに会って、虹愛君の話をした、
2日後、
久しぶりに学校に行った、
私が教室に入ると、教室が飾り付けしてあって、皆がお出迎えしてくれた、
皆が一声に
「雫星ちゃん大好き、皆で元気になろう」
と言って、私の為に、
「雫星ちゃん大好き会」を、開いてくれた、
会が終わった頃、私は虹愛君のところへ行き、一緒に喋った、
虹愛君を、好きじゃないのに…何か、好き
世の中には(少なくとも私のまわりには)
好きじゃないのにが溢れている
「好きじゃないのに」
『好きじゃないのに』
バレンタインデーに余ったチョコをいつもいつもちょっかい出してくる男子に渡した。
「これあげるから、ウザいことしてくるのやめてよね」
相手の反応を特に気にせずそのまま帰り、次の日には他の子の恋バナで盛り上がったのでいつものちょっかいが無くなっていたことにも気づかなかった。
そしてホワイトデーの朝。友チョコ入りの紙袋を手に下げて学校へと向かう途中にいつもちょっかいを出していた男子が立っているのに気付いた。
「おはよう。早いね」
住んでる地域はこの辺じゃなかったはずだけどな、と思っているとずい、と薄いブルーの紙袋を突き出される。
「これ、お返し」
受け取ると彼は何も言わずに学校の方向へと猛然と走り出していった。道の向こうに後ろ姿が見えなくなってから、家族以外から初めてお返しというものをもらったことに気がつく。
「しかも手作り……?」
かわいい紙袋から覗いているのはどうやら市販のものではない。今までなんとも思っていなかった彼のことが急に気になり始めた。
「『大人には、好きだけど控える食い物と、好きじゃないのにやってる仕事がある』。
……去年書いたネタはコレだったわ」
塩分高いラーメン好きだけどさ。糖分いっぱいのケーキも好きだけどさ。「数値」よな。
某所在住物書きは低糖質チョコの栄養成分表示をじっと見て、ため息を吐いた。
1袋35g入り、糖質7gである。これは低い。
「……やっぱ美味は糖分と塩分よ」
コレの吸収を阻害するのが、糖分は■■■阻害薬、塩分なら市販品のサプリとかな。
物書きの視線はチョコから離れ、キューブタイプの鍋つゆの素、その成分表示へ。
1人前、食塩相当量約3gである。少し高い。
――――――
実は先日、6日くらい前、具体的には3月20日頃、枕とスプリングマットレスがあんまりにも合わなくて頭痛と頭の圧迫感とが酷い域だった。
眠気が酷いのに寝れなくて、ほぼ気絶したように短時間寝て、目が覚めてやっぱり眠い。
解決してくれたのが24時間営業の雑貨屋さんのオーダーメイド枕と、深夜対応可能の某病院の漢方医さんと、その漢方医さんの奥様が私のアパートに届けてくれたリラックスできるハーブティー。
昨日の帰宅時間の数十分は、お礼まわりに使った。
雑貨屋さんにはバチクソ深く感謝してきた。
漢方医さんの奥様がやってる、稲荷神社近くのお茶っ葉屋さんにも顔を出して、お礼と、旦那さんにもヨロシクお伝え下さいって言ってきた。
……そしたら稲荷神社のお茶っ葉屋さんからバチクソおっきいフキをおすそ分けされた(ナンデ?)
『お得意様のご実家から、どっさり頂きまして』
漢方医さんの奥さん、つまりお茶っ葉屋さんの店主さんが、紙で巻き包装したフキを持って私に言った。
『季節の初物には、福が宿ると申します。稲荷神社で招福のご祈祷も済ませてありますので、どうぞ、召し上がってください』
肉詰めが美味でしたよ。とのことだった。
それが、昨晩。
私はフキは、嫌いも好きも、どっちでもなかった。
厳密には、限りなく好き寄りの普通だった。
「――で、嫌いじゃない、好きじゃないのに、
『ザ・ビッグラブ!!』みたいなデカさのフキを、数本貰って来ちゃったワケ」
「それで今日の後輩ちゃんのお弁当、フキ三昧になったワケだ。おけ把握」
で、今日。昼休憩。
3月からお世話になってるバチクソにチルい支店。妙なお客さんも、怖いお客さんも来ないし、1日に10人も来れば「今日は忙しかったね」のそこ。
私と同じく3月にここに来た「自称旧姓附子山」の「謎の男」、付烏月さん、ツウキさんが、
私のフキの肉詰めと油炒めとおひたしと、ともかくフキ三昧なお弁当を見て、すんごく目をキラキラさせて自家製焼き豚とのトレードを申し出てきた。
「本物の旧姓附子山」、藤森先輩の故郷で肉詰めを食べて以来、大好きらしい。
嫌いじゃない、かつ好きじゃないのに食べるより、
付烏月さんがメッチャ幸せに食べる方が、きっとフキも山菜冥利だと思った。
で、「実はね」って経緯を説明したのだ。
「付け焼き刃附子山の〜、付け焼き〜Tipsぅー」
「フキの調理法ですか付烏月さん」
「附子山だよ後輩ちゃん。俺、ブシヤマ」
「で、なに、ツウキさん」
「『好きじゃないのに→好きになってた』ってパターンは、例外を除いて、回数をこなすことが重要だよ。
恋愛に関して言えば、その例外は『吊り橋効果』とか、『犯人相手に恋しちゃったんだ』とかだよ」
「それとフキと、どう関係が?」
「意外と後輩ちゃんも、別にフキが嫌いってワケじゃないなら、好きな人とお気に入りの場所で、回数こなしてフキ料理食べたら、『好きじゃないのに→好きになってた』するかも」
「はぁ」
「たとえば藤森と一緒に土曜のホテルビュッフェ」
「先輩とは恋仲じゃないし。ただの先輩後輩だし」
「なお、嗅覚はすごく記憶と直結しやすいよ。多分後輩ちゃんは、藤森の部屋の茶香炉の香りを覚」
「だから。ただの先輩後輩だし」
あーだこーだ、云々。
付烏月さんのイジリを聞きながら、付烏月さんのお弁当にフキの肉詰めを渡して、付烏月さんのお弁当から自家製焼き豚を貰って。
大好きなフキを、付烏月さんは幸せそうに食べた。
好きじゃないのに、好きになってた。
付烏月さんのトリビアなTipsが、別にフキとも何とも関係無いけど、心の片隅に引っかかる。
藤森先輩の「元恋人」、加元さんっていうんだけど、
先輩の心をズッタズタにしておきながら今更その先輩追っかけてウチに就職してきた加元さんも、
つまり、要するに、「好きじゃないのに→」のタイプだったんだろうか。
好きじゃないのに
目で追う私は何だろう
気にならないが
気になる私はなんだろう
なんだか好きのような
なんだか憎いような
なんだか気になるような
なんだか嫌いなような
好きじゃないのに
緊張する私は何なんだろう
気にならないが
胸が高鳴る私は何だろう
私は野菜全般が好きじゃない。
中でもネギはかなり上位にランクインする。
ただネギに関しては嫌いだから食わないってやってると
日本食がかなり食べれなくなるので仕方なく食べる。
好きじゃないのに。
たまにカップラーメンでかやくがネギのみというのがある。
もしくはチャーシューとネギがカサカサっと入ってるかやくは
チャーシューだけ投入する。こういうのは助かるな。
でも大抵のカップラーメンは粉スープとネギがまざってるので
なるべく避けて食べようにも口に入ってくる。
はあ。
嫌いだから食べたくないのに仕方なく食べる代表格「ネギ」。
本当好きじゃないのに。
(好きじゃないのに)
好きじゃないのに
あなたと一緒にいることが楽しくなくなって、
何もかもめんどくさくなって、
嫌なところばっかり見ちゃって、
色々なんくせつけて、
別れを告げたのは私からのはずなのに、
1年経ってもどうしても忘れられない
好きじゃないのに、好きじゃないはずなのに
でもっ、、
もういっかい私のわがままで付き合ってくれても
どうせ私は同じことを繰り返す
ごめん
最期にあなたの名前を呼んだのは
あなたが私の救いだったから。
好きじゃないのに、はいって言っちゃった。
……やっぱり好きではないかな。いい人だけど。
【テーマ:好きじゃないのに】
「好きじゃないのに」
「ねぇねぇ!愛ちゃんは好きな人とかいるの~?
そんなに可愛いんだから一人や二人や3人は余裕
で居るでしょ!」
また始まった…
「えぇ~何それ~
可愛いから好きな人がいっぱい居るって思って
るの~?
まぁ確かに好きな人は居るけどさぁ~…」
私は高校2年生の 水野 愛(みずの あい)
そう…私には別に好きじゃないけど付き合ってる
人はいる。
私は好きと言う感情が分からない。
だから、人と体をかさねれば分かると思い、なん
でもない人と何度も体をかさねてきた。
結局、体を何度かさねても好きは分からなかった
んだけど……一つ分かったことがあった。
なんでもない人と体をかさねる度に、自分が汚れ
ていく感じがあった。
今付き合っている人とはまだ一ヶ月目だ。
だけど、今回はちょっと早めにお別れにしようと
思う。
最近、あることないこと私の噂を流してる人が居
るらしく、そろそろ先生に注意をされそうだから
だ。
あっという間に時は過ぎ、もう高校3年生になっ
た。
今日は新入生を迎える日だ。どんな子が入学して
くるかなんて全然気にならない、が、友達に昼休
み中に新入生の教室に一緒に行こうと誘われて見
に行くことになってしまった。
これだから友達関係は面倒くさい。
だけど、私は友達に感謝した。
今日一緒に行こうと、誘ってくれて、ありがとう
と。
私は、ある一人の新入生に心をわしづかみにされ
た。
新入生の男の子を見ると、胸がドキドキとして、
他の子から話しかけられて笑っているところを見
ると、とても胸が痛かった。
やっと分かった。
これが恋なのだと。
私はその男の子の元に行こうと、教室に足を踏み
入れる。
上級生とだけで目立つだろう。だけど、私は人よ
りも容姿が整っているせいで、余計に人目を引き
つけたようだ。
教室の新入生や、廊下に居た上級生達がザワザワ
としている。
だけど私は周りの人達を構わずに、男の子の元に
真っ直ぐに歩く。
男の子は女の子と楽しく会話し終えたところだっ
たようだ。
私はチャンスと思い話しかける。
「こんにちは😊
私は3年の水野 愛って言います😊
良ければ学校案内をしたいんだけど、今お時間
良いですか?」
彼は少し照れているようで固まってしまった。
そんなところもまた可愛い。
男の子が口を開く。
「こ、こんにちは💦
俺は1年の水沢 心(みずさわ しん)って言います
是非案内してくれると嬉しいです!!
よろしくお願いします。」
これはきっと運命だ、名字が似てるし名前が一文
字なのも一緒だ!
やっとみつけた私の心がときめく人。
絶対に逃がさない。
私が居なきゃ生きていけないようにしてあげる。
―終わり―
久しぶりの投稿です!
結構書いたなって思ってます(笑)
久しぶりに書いたので誤字脱字があったりしたらすみません💦
もし長文で読みづらかったらすみません💦
最後まで読んでくださると嬉しいです!😆
好きじゃないのに
全然好きじゃなかったのに、
あの笑顔が溢れるのを見てたら
ぜんぶだいすきになっちゃった。
毎日のご飯なんて、食べられれば何でも良いつもりだった。
けれども残念なことに、親父に任せていたらお世辞にも美味いものなど出て来やしない。
だから仕方無く俺が台所に立つ事が多くなって、親父の腕はすぐに越した。
今日は何を作ろうか、なんて考えながら帰るのも苦ではなくて、今ではもうすっかり毎日のルーチンに組み込まれている。
必要に駆られてやっているだけで、特技と呼ぶにもきっとおこがましい。
習慣にこそなっているが、きっと俺の料理スキルなんて自慢するほどでもない。そう思っていたし、人様に披露するつもりも毛頭ないものだった。
だから、びっくりしたんだ。
家庭科の授業で、彼女が俺の料理を手放しで褒めてくれたときは。親父以外に喜んでくれる人がいるなんて思いもしなかったから。
「料理好きなの?」と食いつく君に恥ずかしくて、別に、なんて無愛想に答えたのに、「好きじゃないのにここまで出来るなんて凄いよ!」とさらにベタ褒めしてくれたのが嬉しくて。
「ねえ、料理部に入部しない?」
と、端から見ればなかなか強引な勧誘にも、思わず「うん」と頷いてしまったのだ。
だって、しょうがないだろう。
俺の料理を「美味しい」と食べてくれた君の笑顔を、もう一度見たいと思ってしまったのだから。
女ばっかりの部なんて、正気だったら絶対に入らない。
案の定、クラスの仲間は早速茶化してきた。
だけど、後悔はしていない。
部長の君は、俺のことなんて何とも思っていないのだろうけれど、そうやって、純粋に俺を褒めてくれた君だからこそ好きになったのだ。
不純な動機を許してくれ。
部員が欲しかっただけなのも分かっている。
もう料理が好きじゃないなんて言わないから、部活の時間くらいは隣に居させて欲しい。
花より団子の君だから、まずは胃袋から掴ませて。
そしていつかきっと、俺ごと好きって言わせてみせるよ。
(2024/03/25 title:016 好きじゃないのに)
この前はマンガ「推しの子」を読んでみたが、今はアニメの「葬送のフリーレン」をちょっとずつ見ている。
この作品はやたら評判が良いらしい。
主人公のエルフは魔法使いで、既に1000年以上生きているが、見た目は小学生か中学生くらいの少女にしか見えない、
ストーリーは、冒険者4人が10年続けた旅路を終え、
悪の大魔王も既に討ち取って大団円のところから始まる。
仲間の勇者も、僧侶も、戦士も「長い冒険が終わった」と安堵しているが、長生きのエルフだけは10年間も「短い旅だった」くらいにしか感じていないのだ。
国中から英雄と称えられ、銅像も作られ、お祭りになるが、エルフは、あっさりと仲間たちと別れてしまう。
時は何十年も過ぎ去り、元冒険者たちは再会すると、
エルフだけは少女の姿のままで、他の3人はすっかり老人になっていた。
人の寿命は短い。ついに勇者も老衰で死んでしまう。
しかし、
その葬式に立ち会っていたエルフの頬には、なぜか滂沱のごとく涙が溢れているのである。
???
けれどエルフには涙の理由が分からない。この勇者と自分の関係性なんて特に何もない、
べつに、好きじゃないのに、
たった10年一緒に歩いてただけじゃないか?それだけでしょう?
涙の理由が知りたくて、エルフは再び旅に出る、かつて仲間たちと辿ったコースを、新しい仲間を集いて。
ざっと、このような話なのだが、
エルフ(フリーレン)は可愛い姿をしているが、ズボラでだらしがなく、ちょっとぼんやりしている、細かいことを気にしない。
それで弟子からも叱られるほどである。(つまり威厳がない)
何千年も生きる生涯なら、細かいことを気にしていたらやってられないのかも知れない。2年3年時を無駄にしても、彼女にとっては何の問題もないのだ。
かつての仲間たちと辿った道を、80年くらい後に、新しい仲間たちと行けば、いろいろな場面を思い出してしまう。
80年前はぜんぜん気が付かなかった事を、エルフは今更になって、だんだんと分かって来るのである。
あの時の、友たちの言動は、本当はどんな気持ちで自分に対してなされていたのか、今になってやっと理解出来るようになるのだ、
肝心の仲間は、もう30年くらい前に死んでしまっているのに。
なんという、切ない物語であろうか?
物語は淡々と進んで行く……。
けど、私は思ったのだ。かつての冒険者たちに足りなかったものって、
「銀魂」における「新八」ではないかと。つまり、ツッコミが足りなかった。
フリーレンはボケだ、完璧にボケキャラである。
それに新八みたいにしつこくツッコミ続けたら、いくら鈍いエルフでも旅の終わり頃には、いろいろ気が付いたのではあるまいかと。
やっぱり、ツッコミは必要やね。
好きなんかじゃないのに、意識してしまうこのキモチ。
いやいや、私はあんなヤツのことなんて。
そう言って頭の中で振り払うたび、余計に考えてしまう。
やっぱり恋してるのだろうか。
一回目の初恋の時の話。
途中までは上手く行っていた。なのに、あの子に取られてしまった。
今でも忘れられない。
もう、好きじゃないのに。
ちょっとあんまりにも何も思いつかなさすぎるので治るまで書く習慣休みます
たまーに上げるかもしれません
お題が私にぶっ刺さったらですけど
個人で書いてはいくのでまた戻るときは書きだめ崩す感じでいくのでよろしくです
そうするとせっかく作った文章も誰にも見られなくなるかもしれないってことですかね
少しさみしいですね…
でもおまえらが好きなわけじゃないんだからな別に
好きじゃないのに
誰だって、最初は好きじゃないのに自分の中にある世界を飛び出して色んな場所や物語の世界に行ったり、広げたりする
私も自分の世界を飛び出してたくさんの応援が聞こえる世界にやってきた
とても楽しくて、私に大好きをくれた方もいた
だから私は絶対この場所で、いつかあの人を迎えに行きたい
帰りたいな......と今日何度目か分からないため息を吐きつつ、ぼーっと電車に揺られる。
期待なんて一欠片もなく、不安だけが渦巻く状況でふと動画アプリに手が伸びる。
「それは失ったのではなく我々は元々ゼロ、所謂虚空だったという話でございます。」
アプリを開いた瞬間に動画が再生され、流暢に話しだす声が聞こえる。もちろん電車内であるため音は切っている訳だが、毎日暇な時と再生してきた彼の声は字幕を辿るだけで脳内に奔りだす。
暫くして電車から到着の合図が鳴り、それに続くようホームに足をおろす。
好きではない事など世の中に余るほどに存在している。この苦行も所詮その一種に過ぎない。持っていたと考えるからダメージを受けるという彼の言葉は案外的確なのかもしれないな、などと適当に脳内会議を締めくくり歩を進めることとした。
「好きじゃないのに」
コーヒーは好きじゃないのに
好きなフリをしている
大人数は好きじゃないのに
飲み会を楽しんでいるフリをしている
脂っこいものが好きじゃないのに
焼き肉大好きで、行きつけの店があるフリをしている
両親が好きじゃないのに
家族仲がいいフリをしている
でもね
君には
好きじゃないこと
素直に言えるんだ
君の前では
正直な自分でいたいから
#好きじゃないのに