『夢と現実』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
ここ1年以上愛猫の夢を見ていない。夢に出てきた時はいつも頭を撫でてもらいに側に来てくれていた。やっぱり愛猫がいない現実は寂しいな。
夢と現実
私の知り合いに、臨死体験をした人が2人居る。2人とも、お花畑と川がある場所まで行ったという。
1人はパステルカラーのお花畑でキレイだなぁとぼぉっと眺めていたら、対岸から亡くなった叔母さんがあっちへ行けという手振りをしたので戻ってきたそうだ。
もう1人は、原色の派手な花が咲き誇るお花畑を通り抜け、対岸から亡くなった母親と従兄弟が手招きしていて、そっちに行きたくて川を渡ろうとしたら、ものすごい濁流渦巻き、渡るに渡れなくて戻ってきたという。
この2人の話からも、お花畑は本人のイメージから成っているのが分かる。おそらく、死ぬほど出血したり、ひどい病気だったりして、「もう死ぬのか」と思ったところから、脳内でその構図を作り上げるのではないか。要するにある意味ひとつの夢だと推察する。
本人の現世への心残りで、戻ってこようとするとき、そのストーリーも自分で作るのだろう。呼ばれたり、あっちへ行けと言われたこともだ。
さて、本当のところ「あの世」があるのかどうかも分からないので、これ以上は言えない。でも、現実に生きながらえた2人はいま、充実した生活を送っている。
夢でも現実でもいいが、戻ってきて良かったのだと思う。
『夢と現実』
現実でいい思いをしたことがないので見る夢はだいたい悪夢だ。だいたいはろくでもない思い出の再放送で、切羽詰まったときのことが再現されて飛び起きたりするとあとあと眠れなくなってしまう。脳の悪夢を見る部分だけ切り取って捨ててしまいたい。
「それ、本当にいただいてもいいんですか?」
どこからか声がして見回すも誰もいない。裾を引っ張られる感覚に下を向くと足元に獣がいた。鼻がやや長くてつるりとしたフォルムはバクに似ていたが体色がパステルカラーをしていた。
「わたし実は夢を食べて生きているものなんですけど、悪夢は特に好物でして」
もじもじと照れながら語る様子はかわいいと形容してもいいはずだったが、現実離れした色のしゃべる獣にはあまり関わりたくないと思わされた。
「気が変わらないうちに早く持ってって」
ことを早く済ませようとして言ったものの、どうやってそこだけを持っていくのだろう、とふと思った。
「では失礼して」
すると膝丈ぐらいの獣は形を無くして頭へと飛びかかってきた。脳を直接触られるような感触と聞いたことのない音が耳に直接響くそれはこれまで経験してきた中でもトップクラスに嫌な体験だった。
げっそりした俺に、ホクホク顔のバクらしき獣はしつこいぐらいに礼を言ってどこかへ去っていった。
という夢から覚めてむくりと起きた。どんな夢を見ていたのだったか、思い出そうとすると何もかもがぼんやりして掴めなくなってしまうが、パステルカラーのバクという、現実にはおよそ存在しなさそうなやつのことと、そいつに頭をどうにかされた感触はなんとなく憶えている。そういえば悪夢を見ずに目覚めたのは久しぶりのことだった。
「愛と平和、天国と地獄、あなたとわたし、安心と不安、夢と現実。……前々回は『光と闇』だった」
書く習慣アプリ、記憶してるだけでも「◯◯と△△」のお題が6個ある件。
某所在住物書きは過去投稿分のお題をたどりながら、いち、に、さん。お題とお題を数えている。
比較的、「これが出題されやすい」が決まっているように見えるのだ――すなわち空ネタ、雨、恋愛にエモ、そして年中行事と「◯◯と△△」である。
他にも1〜2ジャンル、あるかもしれない。
「夢と現実ねぇ」
物書きは呟いた。
「そもそも、去年何かいたっけな」
たしか夢オチ、起きたらベッドの上の物語である。
――――――
走ってるソシャゲで、バチクソな神引きに歓喜して、スキル枠を見たら存在しない属性持ち。
現実に戻ってきたら普通に夢オチでしたの慟哭を、丁度先日経験した物書きです。
「夢と現実」と題しまして、今回は新着ガチャ実装なおはなしをご用意しました。
最近最近のおはなしです。都内某所のおはなしです。お題回収役の名前を、後輩、もとい高葉井といいまして、いわゆる推し課金者。
彼女が走っているソシャゲは、たまに、事前に来週実装予定のガチャが告知されるタイプ。
その日、高葉井はスマホをガン見して、
ぱっくり、口を開けておりました。
戦隊ヒーロー・ヒロインコスの新規絵ガチャです。
高葉井が走っているゲームは元々、警察モノや博物館モノ、異世界モノと好相性だったものの、
そこに公式が、ガッツリSNSで事前PVを打って、戦隊モノを噛ませてきたのです。
名付けて「管理局戦隊 アドミンジャー」!
高葉井の推しカプは双方、最高レアでの実装です。
『諸君に最新情報を共有しよう』
ソシャゲのログボ更新とともに公開されたPVを、後輩もとい高葉井、もう何回も視聴しました。
『管理局収蔵品「変身ジェム」の暴走により、
適性を秘めた世界線管理局員が、緊急着装!
ゆけ。アドミンジャー!世界の調和を守るのだ!』
戦隊アニメの大御所にコスチューム作成を依頼したおかげで、その手の方々は大歓喜。
『次回、管理局戦隊アドミンジャー「夢と現実」
来週も統合合体承認! 物語の鍵はコレだ』
なお「物語の鍵」として表示されていたのは、普通にログボキャンペーンとガチャ内容の紹介、
そして、対象キャラ獲得による限定ボイス開放のお知らせと、サンプル視聴用のリンクでした。
神引き完凸全種コンプの夢と、
先月の神ガチャ&課金による金欠の現実。
おお、高葉井よ。汝、推しと推しの幸福をただただ見つめていたい観測者よ。
あるいは推しカプの関連グッズは実用と実用のスペア用と保存用を最低でも確保したい収集者よ。
汝の夢は遠く、汝の現実は非情なのです。
ということで、高葉井に協力者を召喚しましょう。
後輩の先輩です。藤森といいます。
「着装! アドミニスターレッド、現着!」
ビシッ! 先輩・藤森のアパートで、コタツに足を埋めながら、高葉井、藤森にプレゼンです。
「統合合体承認。ゴー!キングマンダリン!!」
高葉井はバチクソにノリノリですが、
藤森としては、完全にチベットスナギツネ。
はぁ、左様ですかの心境です。
「カッコイイでしょ、このボイスと、ジョブ衣装、期間限定なの。逃がしたら、復刻まで来ないの」
夢を追いたい後輩なのです。金欠を変えたい後輩なのです。完凸が無理でも、無凸コンプあるいは、最低限推しタッグだけは、確保したいのです。
「おねがい、先輩、おねがい。協力申請……」
コタツのテーブルに、おでこペッタリ。
後輩の高葉井、先輩に頭をバチクソ下げました。
何度も見た光景だ。 藤森、胸中で呟きます。
まぁ、こちらに特に、これといって、デメリットは無いし。 藤森、小さなため息など吐きます。
通常どおり。平常運転。藤森、お人好しなのです。
「いつもどおりの協力内容で、良いのか。
つまり、食費と光熱費節約を目的とした、シェアランチとシェアディナーと?」
「おべんとーも、おねがいします」
「期間は」
「今週から、来週の、ひとまずガチャ実装まで」
「今週は、私のほうが少したて込む」
「そこを何とか、神様、藤森様、スフィンクス様」
「……す?」
「アドミニスターオレンジなの。日向夏内蔵基地Ko-Ta2の操縦士で、水晶文旦の守護者で、不知火24+1が統合合体、キングマンダリンなの」
「きんぐまんだりん??」
「お願いします。後輩の夢を、後輩の現実を」
「はぁ……」
最終的に、協力申請は双方が、光熱費なり調理費なり、あるいは食材そのものなんかを、
5:5想定で持ち寄って、2人分を一気に藤森が調理し、生活費を圧縮するということで、
スポン。承認されましたとさ。
夢と現実
それは儚くて
怖くて
甘くて
温かい
どこか似ている
現実と夢
だから、
似ているからこそ
可能性を信じたい
夢が実現することを
上手くいかなかった。
上手くできると思ってたのに。
でも今日の分は明日取り返せるね、きっと。
今日は、憧れの先輩と買い物に行く日だ。
新宿駅で、私は時計を何度も見返す。
ーーうん、大丈夫。集合20分前!
先輩みたいな人を見つけるたびに心臓が弾けそうになりながら、私は駅をぶらついていた。
集合時間になる。
と、LINEの通知が来た。
恐る恐るLINEを開いてみると、先輩からだった!
「今日、どうして部活来なかったの?大丈夫?」
え…?
慌ててカレンダーを確認する。
12月5日………… お買い物、明日じゃん。
ーーーーーーーーー
…!!
私はここで飛び起きた。
何が起きているのか分からず、自分が今どこにいるのかも分からない。
どこからか、小さい子供が走ってくる。
「おかあさんおはよう!」
そのすぐ後ろに、夢で見た顔があった。
「ようやく起きた!おはよう、お昼に出発だよ」
私は現状を把握し、改めてカレンダーを確認した。
12月6日。
今日は、旦那と娘と買い物に行く日だ。
眠っている間の夢も
現実に影響を与える事がある
結婚式の前日に
相手が少しも好きでない
切羽詰まって
かなりあせって
目が覚めた
まだ10代だったわたしは
好きな人もいなかったが
しんそこ おびえた
夢と現実
すらっと痩せてて毎日小説を書く俺。それが夢であり現実の俺はぶくぶくと太って毎日だらだらして小説はまったく書けない。どうしてこうなった。
なんだか最近ストレスで食べ過ぎちゃうんだよな。定期的にこのストレスがやってくる。もうそのストレスを解消するのは無理そう。
それはそれとして昨日ホームセンターでめっちゃいい感じのゴミ箱を買った。外観、サイズ、機能性そのすべてが今の環境にぴったりのゴミ箱だ。
部屋用に買ったんだけどあまりにも理想的すぎてキッチン用に同じゴミ箱をもう一つ買うことにした。
しかも値段もかなりお手頃だった。コスパ最強ってわけじゃないけどこのゴミ箱がこの値段はめっちゃ安いな、って思えるくらいには俺好みのゴミ箱でほんと理想的だこのゴミ箱は。
前から新しいゴミ箱が欲しくてネットで買おうと思ってたけどサイズ感とかいまいちわからないしいい感じのゴミ箱がなかった。
俺の住んでいる家はボロで狭いからほんのすこし大きいだけですげー邪魔になるからサイズは重要。だからネットじゃ買いにくかった。
だけどホームセンター、リアル店舗ならそのサイズ感が手に取ってわかるから納得して買うことができる。やっぱり商品を実際に手に取れるっていいよな。
【夢と現実】
夢が出てくる話はすでに二回くらい書いた。
今このテーマを出されても正直、書きにくくて困る。
どんなお題でもそれなりに書ければ良いんだけどね。
私はなるべく創作でやっていこうと思っているから、尚更なのかな。
なかなか難しい。理想通りにはいかないね。
#夢と現実
『町田さん、働きはじめて、そろそろ1年になりますね。資料作りも上手くなってきました。』
『あっ、ありがとうございます!!』
『ですが、すみません。ここだけ少し訂正してもらっていいですか?』
『あぁぁぁっ!!すっ、すみません💦すぐ直します!!』
『大丈夫ですよ。失敗があるということは、伸び代がある証拠です!!お互いチェックを入れながら、がんばりましょう。』
『はい!ありがとうございます!!喜』
「町田!!お前、未だに誤字脱字が直らないのか!!すぐ直してこい!!」
「はい、すみません💦」
「チッ、使えねぇな」
「すみません、すみません。」
夢と現実
「ここは何処だろ…」
急に目覚めたら真っ白な空間でひたすら友達が苺を摘んでいた。
まあ、でもそんなもんだよな
今は春だし、ちょうど僕は苺を食べたいところだった。
苺を摘んでいる友達に声をかけた
「ねえ、苺食べたいんだけど…」
友達は言う
「練乳ならあそこにあるよ〜」と。
そして苺を摘んで練乳をかけた
美味しそうな苺。
赤くて、大きくて、美味しそうな苺
白苺も食べてみたかったところだけど、我慢して
「いただきます」
そして食べる前に目覚めた。
そうだ、僕はーーーー……
そこから記憶はない。
幸せに暮らすことができる代わりに実際には手にできるものはない夢の世界
辛いことや悲しいことも起こるけど手にできるものは一生消えることはできない現実と
どちらを選ぶ?
「夢と現実」
わたしはわたしを抱きしめる
現(うつつ)の世界で生きるため
だれかがわたしを抱きしめる
夢の世界に誘うため
眠らぬために今日もわたしは
わたしだけを抱きしめる
仕事中はとにかく仕事以外の事だけを考えて生き抜いている♪
夢と現実の狭間で、私は選択を強いられている。
私の志望の大学を、多少無理してでも目指すか。
もう少し手が届きそうな大学にするのか。
お母さんは「自分で選びなさい」としか言ってくれないから、近日中に決めなくてはならない。
私は、自分のしたいことを目指すことにした。
現実なら、何時でも見れる。
夢はきっと、今しか追えない。
きっと後悔しない。
それがどんな結末でも、もう少し夢を見たい。
夢は、キラキラした地図みたいなものだと思う。それをしてみたいなぁとかやってみたいなぁって大切な人や友人と話すのが「夢を語る」「夢を追う」ということは、スタートラインを決めて踏み出す勇気を持つこと。「夢」というキラキラしたものだけで終わらせていいのなら、理想を語り合い楽しい気分になるのもいいと思う。でも、どうしてもそれを叶えたい!って気持ちがあるなら地図を描いてスタートラインを決めたあと現実も見なきゃいけない。今の自分には本当にできることなのか、もちろんやってみなきゃ分かんないけど色んなことを乗り越えてでも達成したいと思う夢や目標なのか。きっと夢を追っていく中で挫折や失敗もたくさんあるだろう。そこにぶつかった時に、もうやめようって気持ちになったなら自分があの時決めた覚悟はその程度だったってこと。でも、本当に大切なのは壁にぶつかった時の悔しさや苦しいつらい気持ちをバネに変えて乗り越えていけるかどうかだと私は思う。自分にしか分からない葛藤やつらさを経験し、乗り越えるからこそ人は踏み出す前より強くなれるし、ちょっとのことでは揺るがない覚悟と軸を持てるのではないだろうか。きっと人それぞれたどり着くまでのルートや考え方が違うからトンネルを抜けた先には自分だけしか味わえない、見られない景色が待っていると思う。今どこかに一歩を踏み出す勇気がない、自分にできるのだろうかと様々な気持ちを抱え自分を見失いそうになっている方がいるなら、一度周りを見渡して大きく深呼吸をしてください。そしてその重たい荷物を一旦となりに置いて好きな場所に行ってください。あなたが今立ち止まっていることはなにも悪いことじゃない。今までたくさんの気持ちをひとりで背負いつらかったでしょ?泣きたいときは泣いていいんです。本当によく頑張ってこられましたね。大丈夫です。なにもしなくても時間は過ぎていきます。今は心と身体の充電期間です。そしていつか満タンになり、一歩を踏み出す勇気と達成した時の嬉しさを存分に感じることができますように、この作品がここまで読んでくださった方々の後押しとなりますように。
夢と現実の狭間で
夢を見る。
楽しい夢も、悲しい夢も、
ただの現実。
現実で嬉しかったことも、悔しかったことも、
だだの夢。
今のこの時間が、夢であり現実である。
✡
『夢と現実』
そこへ届くよう気でいてた。誰にも言わなかったけど。だから、誰も、できるよ、とも言ってくれない。
はじめてその夢を話したとき、「無理じゃない? ふつうに考えて」と言われた。
わたしは、それから長らく、その夢を忘れた。
金属の階段をカンカンと音を鳴らしながら走っていく。アパートの2階の佐竹さんは、扉を開けると「やあ……」と、いささかトーンの低い声で言う。無精髭も生えていて、わたしは、苦笑いして「おはようございます」と挨拶をする。
部屋に入るとたくさんの本があった。
「こんなに。ぜんぶ読んでるんですか?」
よく見ると子供向けの小説が多い。
頭をガリガリとかきながら、佐竹さんははにかむように笑った。
「児童文学を書きたいんだ」
「え、すごっ」
「作家になれたら、すごいよな」
それから、わたしは、リュックからパソコンを取り出した。佐竹さんは従兄弟だ。高校を卒業してずいぶん会っていなかったけれど、こちらから電話をした。パソコンのソフトの使い方がわからなくて、たしか、詳しかったと思い出したのだ。敬語だったり、佐竹さん、とか他人みたいに呼ぶのは、なんだか、大人になった距離だと思う。
佐竹さんは、コーヒーを淹れてきてくれた。独特の鼻腔を楽しませる香りがした。
「これ?」
「あ、気にしないでください」
しかし、佐竹さんは無遠慮に、そのソフトを起動した。ああ、子供のころも強引なところあったなあ、と、ちょっと引く。
「絵か。へー、うまいじゃん」
「ただの趣味ですよ」
わたしは、諦めたふりをしながら、ひたすらに描いていた。誰に見せるつもりもなく。
「へたです」
そう言いながら、わたしは佐竹さんの顔を見た。本当はもっと褒めてほしかった。ただ、だからと言って満足感以外何が得られるのか、虚しい思いもした。
「寝て夢を見てるみたいなものです。何にもならない」
佐竹さんは、何も言わなかった。
わたしは、それから、パソコンを教えてもらった。思い出話などをしながら、終わったのは夕方になっていた。
「ありがとうございました。じゃあ、帰ります」
「うん。あのな」
「え?」
「現実に働きかけるのが夢だよ。俺もそうしてる」
わたしは、階段を降りる。
奇妙な高揚感が胸にあった。
夢を見るのはもうやめたい。
現実との差で僕は落胆してしまうから。
僕は夢を見るが好きだった。
ありえない事も叶えられて
幸せな気持ちになれるそれが
僕には必要だった。
それと同時に現実を考えてしまうと辛くなった。
自分は夢見たあの場面を叶えられないと
現実を突きつけられたみたいで
僕は苦しくなる。
僕は夢見るだけで終わっているからダメなんだと思う。
夢は叶えるために行動しないと行けないんだから。
そう思っても動き出せない僕はきっと
夢を叶えるために行動する僕をまた夢見てる。
─────『夢と現実』