『夢と現実』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
出来ることなら一生現実は見たくないし、夢の中で漂っていたいし、課題なんてやりたくないし、何もかも手付かずな自分自身に目を向けたくない。
布団の中で緩い熱を享受し続けていたい。
けれどそんな訳にもいかないのが現実で。
毎朝起きて学校に行く理由も、勉強する理由も、友達の輪が存在する理由も、苦手な人に気を使う理由もわかっていないのに。
朝ごはんを食べるのも億劫。靴紐を結ぶのも億劫。友達の愚痴を聞くのも億劫。なにもかも、なにもかも
でも明日から学校行かなくて良いって言われても私は多分行くんだろうなと思う。学校にさえ行かなくなったら私はもうダメになる気がする。学校に行かない勇気もない、私は一体何ができるんだろう。
#夢と現実
夢って何が見れるのか自分じゃ決められない、
嫌なゆめと幸せなゆめどちらかがランダムで見れる。
現実は自分で作り出すもので幸せか不幸せかは自分次第で決めるものだ
でも現実は夢のように自由ではなくて
じゃあ死んで自由になったらどんな夢が見れるんだろうって
死への憧れが大きくなっていく
あなたと一緒にご飯を食べに行きたい。
あなたと一緒にお花畑に行きたい。
あなたと一緒に楽しくお喋りをしたい。
あなたの隣に居たい。
そんな未来があると思ってた?
今、あなたの隣には、美人で素敵な女性がいて、私の隣には、小汚いおっさんがいる。
きっと、あいつは早くして結婚でもするんだろう。
じゃあ、私は?
ネットで自分を売りに出して、おっさんと体を重ねて、金を稼いで。
毎日毎日、偽りの私を提供している。
嗚呼、あなたみたいな美しくて楽しい人生は私にはやってこないのだろうか。
そんなこと願ったって無駄なのは分かっている。
「…あ、そろそろ行かないと」
私は今日も、夜のネオン街へと消えていく。
『夢と現実』
つい夢見がちになってしまう
夢は優しいから
現実は厳しい
甘くもない
直視なんてしたくない
でも見るしかないから
薄目を開けて
指の間から恐々と、見る
たまーに、本当にたまーにだけど
優しくしてくれる時があるの知ってるから
だから、まぁ、見られるかな
夢と現実の区別がつかなくなっていた。
先月の休みの日、好きな漫画の新刊を買いに行った。別の本も買おうと思ったが、入荷されていなかった。何週間か前、駅で切符を買い間違えた。それについて、最寄り駅の駅員さんと話をしていた。
気がつけば、そんな些細なことが夢の中の記憶であったか、はたまた現実で起きていたことであったか、あやふやになって思い出せないでいた。
5年前、「夢日記」についての記事を読んだ気がする。
夢で見た内容を日記に書き記すことによって、いつか夢と現実の区別がつかなくなる、そんな内容だった。
当時は「何をそんな馬鹿なことを」と思っていたが、今の自分はまるでその兆しを感じているように思える。
いつか、大切なことさえわからなくなってしまったらどうしよう。誰かとした約束、家族と出かけた記憶、友人とのくだらない時間。すべて、夢だと思ってしまうかもしれない。もしそうなってしまえば、自分の存在すら掴めなくなるのだろうか。
漠然とした不安が、自分の胸を締めつけていた。
夢と現実.
《夢と現実》
君から連絡が来る夢
君から連絡が来ない現実
君と会える夢
君と会えない現実
君の歌を聴ける夢
君の歌を聴けない現実
君と手を繋ぐ夢
君と手を繋げない現実
君とハグする夢
君に触れることすら許されない現実
君と同じ夜を過ごす夢
君と同じ夜を過ごせない現実
君が彼氏になる夢
君が別な子の彼氏になる現実
夢と現実
夢がなかった中学生時代。就きたい職業なんて考えられなかった。
今だに忘れられない。中学3年生秋、総合的な学習の授業中にパソコンで適正職業診断なるものをクラス全員受けさせられた。画面上の質問に直感答えていくと自分の適正職業が出てくる。
私の適職は「なし」。そんなことあり得る?あの時のショックをたまに思い出す。
そんな中学生時代に私は「25歳で結婚、30歳までに2人子どもを産む」と家のパソコンのWord文章に夢を書き込んだのを今思い出した。その頃からただ漠然と子どもを育ててみたかった。
現実では、年齢こそずれたが、2人の母親となり、出産後も子どもを育てる職業で給料をいただいている。
これが適正職業なのかはまだ分からない。
108【夢と現実】2022.12.04
「ソフィーの世界」って本は、「もしかしたら私は誰かの夢想した物語の登場人物にすぎないのではないか」という子どもっぽい不安に、ズバリと命中する本だったな。
ずいぶん年くったいまでも、ふと、そんな不安が頭をもたげたりするときがある。ただ、おばさんになって図太くなったから、「確かめようのないことで心をわずらわせるのはやめよう」と思考が無限に拡大していくのをやめられるようにはなったけどね。
夢と現実の区別は簡単で、見て聞いて触って味わって嗅いで、確認した情報を総合して、得られた結果を行動に移して、さして致命的な支障もなく行動がすすめばその認識や思考は現実と合致していたということだし、なんだかんだで頓挫したら、その認識も思考も現実の反映ではなく思い込み、つまり夢想、夢だったということだ。例えば、新研究の実験が失敗を繰り返す、それは仮説から「夢」の部分をひとつひとつ削り取っていき、「現実」成分の純度を高めていく、という作業にほかならない。
いまのところ、あの物語のソフィーのように、「私は物語の登場人物なのでは?」との疑いを惹起させるような認識を得たことはない。もしかしたら、「マトリックス」の世界のように極めて巧妙に騙されているだけなのかもしれない。だけどまあ、ワンチャン騙されてたとしても、地球温暖化とか、ウクライナの戦争とか、どうにかしないとヤバイものはヤバイんだから。知ってることを手がかりにして、ミリ単位でもいいから、手の届く範囲から行動していくしかないんだよね。
だって、結局、私たちは、確かめられる出来事の範囲でしか生きていけないんだからさ。
夢と現実
夢で怖いものに追いかけられた。
現実でいじめてきたやつが自宅まで追いかけてきた。
夢であれ。
夢と現実
子供のころに見た夢は
ありえへんメルヘンな世界や
恐ろしく恐ろしいワールドで
想像力が豊かなのか
細部まで設定されており
とても疲れる夢だった
目が覚めて現実に戻ったとき
続き見たさにもう一度寝たり
夢で良かったとホッとしたものだ
大人になって見る夢は
現実味を帯びた嫌な夢で
悲しい事件や事故が
自分のまわりで起きる夢
これは現実ではないと
夢の中で言い聞かせて安心を得る
いつからだろう
夢を見ずに寝たいと
思うようになったのは
現実に疲れているんだな
もう寝よう
おやすみなさい
テーマ:夢と現実
ポッ、と辺り一面明るくなるのがわかり、まわりは美しいと思うほど寛大な神社があり、まわりの樹々を見ながら、麗しき神社に近づいていく。
ヒョコンッ、、そんな音が聞こえてきた気がして、あたりを見渡すと、かわいいシルエットのうさぎが自分の足元に引っ付いているのがわかったとたんになぜか私は、母性?とやらを刺激されたのかはわからないが気づけばうさぎを抱き上げていた。
うさぎをだき抱えたまま神社に近づき続けてみるとうさぎ以外にも干支の動物たちが私を待っていた
「…?干支?
どうして、干支の動物がいるの?」
「それはね、えり…。キミが悩んでいることを解決してあげようという神様の情があったからさ!
ぼくはうさぎのラビット。よろしくね」
急にうさぎの…ラビット?が喋りだしておどろくがその暇もなく、動物たちに導かれ、しずかで素敵な森の中に入ってしまった。
他にも、フクロウや、リス…色々な動物がいた
「…ねえねえ、皆は私の悩みを解決してくれるんだよね…?なら、なんで森の中にいるの…?」
不意にそう聞くと、ニコ…と皆は笑う
「なんで森の中にいるか…それは、崖近くにいけばぜ~~~ったいにわかるよ!きっとね!」
しゃべれる動物たちに崖はこっちだよ、崖はこっちだよ…と導かれているうちに、崖についていた。崖には、きらきらと星が光る夜空を見ているのか、空を見ている成人していそうな女性がいた
「っあ、あの…っ!」
そう緊張しながらもいうと、ゆうっくりと夜空から視線を外してこちらを向くその女性。
「…あら、えりじゃない。
喋る動物たちとの冒険は楽しかったかしら?」
なんで名前を__________…?
「ああ、、名前をなんで知ってるか?それはね…?あたしが貴方の未来の…」
未来の、なに?
__________暗転…_________
「…?あれ、カナ……?」
「あら、えり。起きたのね。おはよう…」
目の前にいるのは私の恋人のカナ
むくっ、と起き上がると、走るのは鋭い頭痛。
「い“た“…!?」
「あら大丈夫?夢でも見たのかしらね…」
頭痛は夢を見たらなるの?
そんな疑問をぶつけると、ぼそり、、、とカナは「あら…間違えちゃったわね…ごめんなさいね?」と、余裕のありそうな表情だった。
窓から見える夜空を見て、あっ、、星をみたいな。と無意識でつぶやくと、見に行きましょうよ??とカナがいってくれたので夜空を見に行く。
そこで、カナに言おうと思う
実は、私が元々はカナのストーカーであって、レズビアンでもなんでも無いということを…
短編·終
夢と現実
現実の中で
見る夢
そこは幸せで
愛があって
誰もが
笑顔で過ごしてる
そして、その夢は
現実となっていく。。。
夢と現実は違うなんてこと、最初からわかってる。
ただ、それを信じたくないだけで
夢と現実
僕は、彼女のことが好きだ。
でも、それは、叶わぬ恋、夢で終わる。
彼女のためなら、僕はなんでもする。
でも、現実は違った、現実は僕を襲うのだ。
彼女といちゃいけないと。
僕は、どうしたらいいのかなって思うようになってしまう。
この恋、夢で終わる。
でも、僕は。
小さい頃、大人ってすんごいかっこ良くて
何でも出来て、何でも知っていると思っていた。
いざ、自分が大人になってみると子どもの時のまま何一つ変わってない。
#夢と現実
テーマ:夢と現実 #22
※この物語は#20からの続編です
ラックは家に帰ってからも彼女のことを考えた。
今日、市場で助けてもらったあの子だ。
「セピア、凄かったな」
僕はベッドに寝転び隣りにいるセピアに話しかける。
「ライト王女。すごく怒っていましたね…」
「違う! そうじゃなくて!!」
僕は母上の話をするセピアに首をふる。
「そうじゃなくて! 市場にあったあの人だよ!」
セピアは何も言わなかった。
「セピア?」
僕は返事がないセピアに問いかける。
「ラック、今日のことは誰にも言っちゃだめだ。僕たち二人の秘密」
セピアがそういった。
「は、? なんで?」
僕は苛立ちを覚えた。
「ラック、怒らないで聞いてほしい。
…この国では、魔法使いは悪魔だと言われているんだ」
僕の眉がピクリと動く。そんなの知らない。
「悪魔である魔法使いは、地下の牢獄に閉じ込められているらしい。そして魔法は、この国の敵に利用されている」
「な、何だそれ」
僕はそう言って、起き上がる。
「これ見て」
そう言われて出されたのは、分厚い本と報道紙の切り抜きだった。
どれも魔法使いを記事にしているのだが、酷い書かれ方をしている。まるで魔法使いは『悪役』のようだ。
「この国は酷く、魔法使いを嫌っている。おんなじ人間なのにな」
セピアは、ため息をついた。
「でも、物語ではよく魔法使いは正義のヒーローの味方側にいるじゃないか!」
僕はそう言って声を荒げる。
「少し前までは魔法使いだって正義の味方だったさ。でも、変わった」
「なんで?」
「わからない」
セピアは頭がいい。僕よりもずっと知識を持っている。
そんなセピアでもわからないなんて……。
「夢と現実は違うんだ。ラック」
「でも、僕はあの人のことかっけーって思う」
セピアは
「はぁ?」
珍しく反抗的な声を上げる。
「僕はこの謎を解いてみせる! 魔法使いとこの国の謎を!」
僕がビシッと人差し指を立て、セピアに宣言する。
「全く、ラックは……」
そう言いながらも口元が緩んでいるセピア。
「ラックは止めても止まらないから、僕も付き合うよ」
そう言うと呆れたように…いや、少し楽しそうに微笑む。
「じゃあ、決まりだな。夢と現実を繋げるために!
魔法使いの未来のために!」
※お気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが、日付をまたいだ自分だけのリレー小説を書くことにしました。
まだ、#20を読んでいない方はそちらから読んでいただきたいと思います。
初めての試みで下手になってしまうかもしれませんが暖かく見てもらえると幸いです。
では。狼星
苦しみ抜いているのは何もしてこなかったからというそれだけ
『夢と現実』
先週から
夢と現実の間に落ちていた
挟まっていた
の方がただしいかもしれない
デパートの屋上にいたら
突然まわりが静かになって
なんだか
違う世界に来たんだとわかった
そこにも
学校や 郵便局や コンビニ
図書館や 公園や 名前のない道路
なんかがあって
たまに人影があるんだけど
追いかけると
いなくなっちゃうんだ
僕はずっと
そこをうろうろしていた
川の畔を歩いていると
いきなり 騒がしくなって
こちらに戻ってきてしまった
あちらでは
先週のことだったんだ
まさか50年も経ってるだなんて
こんなの夢だよね
現実じゃないよ
両親も亡くなって
僕がすっかり
年老いたホームレスだなんて
先週だったんだ
夢と現実の間に落ちたのは
もしかしてあちらが現実で
こちらが夢なのか
夢と現実の間って
いつも曖昧なんだ
夢とか現実がどちらかとかはこの際なんでもよくって
わたしが期待しているのは誰も見たことがない柔らかい季節
堅く焦げたピンクのアスファルトの上を歩く
風はぬるい体感で通過するだけでいい
雪はヨーグルトみたいで甘酸っぱい匂いが地に転がればいい
真夜中は全部ピンクのオーロラで満たされて影は暗くてくっきりは映らないけど愛しい不器用な形をしていてほしい
そんな季節と引き換えに情熱が燃え盛りどうしようもない想い出たちが焦げればいいのにな
夢と現実
夢は
真っ暗な森の中の一本道みたいに
先がよく見えない 将来の自分
現実は
歩いている足元は見えるけど
進む一歩一歩が
どんな未来につながってるのか
わからない 今の自分
でも 間違いなく
現実の先に未来がある
だから 前に進んで行こう
夢に向かって