『夢が醒める前に』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
#28【夢が醒める前に】
ふと、思った
夢は現実では無いと
理解してしまった時から
人は、夢から醒めてしまうのだろうか
この高鳴る鼓動も
興奮も
ロマンに溢れた眼差しも
無くなってしまうのだろうか
それならば
夢が醒める前に
保温袋に入れてやろう
あぁ、レンジでチンが出来たらいいのに
夢というのは
頑固で、扱いが難しくて
醒めやすくて、厄介である
それでも
持っていたいと思ってしまう
だから
私は、未だ醒めていない
だって
醒めてしまうには
とても、勿体ないものだから
夢が醒める前に
貴方が消えてしまう前に
私は貴方に伝えたい
行かないで行かないで
最後に好きって言わせて
夢が覚める前に、
夢を見たい夢を思い描く。
空を飛ぶ夢を見たい。
遠い星星の間を渡り遥か彼方に行きたい。
あるいは、引きこもりになって、
世間を観察したい。
そういう夢を見たい。
夢が醒める前に
わたしは夢を見る
整合性とか理屈とか
そんなの気にしない
不思議で
おもしろくて
時々悲しくて
ても胸の熱いやつ
わかってる
目が覚めると
ほとんど忘れてしまうって
夢のストーリーをなぞっても
目覚めたわたしは
理性の制御がかかって
夢の無秩序を
受け入れられないのだ
起きたらすぐ
スマホにメモするつもり
だけどできるなら
夢が醒める前に
今ここで
メモ取りた〜い
居酒屋で大学のサークルの人たちと飲み合う。ガヤガヤとしたひとだかりの中、まだサークル仲間とは呼べない。ただ乾杯の合図とともに私を固める氷が解ける兆しを見せてくれる。夜に煙り、人を飲み込むこの仄暗い明るさが私たちを溶かしてくれる。ビールが脳を溶かしていく。笑い、怒り、そして弱まり。私の中にいる臆病者の私がようやくみんなを仲間と呼ぶ。ときに愚痴を嘔吐する。みっともないことであるが、夢の中であればみっともなくていい気がする。月冴え冴えと、ただ笑う。
あぁ、夢が醒めることなきように。
「これが夢であればいいのに。」
何度そう思ったことだろう。
「誰か」がやってきて、それは"楽しい"が"強い"になるためのきっかけになって。
でも一番夢ならよかったのは、
自分が諦めていたこと。
早く、早く覚めろ。
この夢から醒めろ。
早く。
「…しんどいな」
_2024.3.20.「夢が醒める前に」
夢が早く醒めればいいのに。
pkmnのsgrにも、HQの縁の下にも共通するなと、書いてて思いました。ので一人称は「自分」で進めてます。
夢が醒める前に
今日もまた、あなたの夢を見てしまった
“愛してるよ”
偽りの愛を呟いて、私を抱きしめる
本当は振り払いたいのに
馴れ馴れしくしないでって言いたいのに
あなたに身をまかせてしまう
激流に呑まれた小魚のように
どうしても逆らえない
そして突然彼は消える
それが夢の終わり
寂しいと思ってしまうのは
あなたと出会ってしまったから
【夢が醒める前に】
最近、嬉しい夢を見た。
推しと個室で1対1で話せる夢。
最初は夢だと気づいていなくて、推しと同じ空間にいる、話せてるという事実だけで、尊すぎて死にそうになる。推しと話していて、話が噛み合わないな、と思ったら、夢だと感じた。『あ、これ、、夢だ。』嬉しい感情と、夢かあ、、という少し切ない感情がある。でも、、
夢だと思ったら、もう好き放題できる。次にいつこの夢を見るかわからないのだ。もしかして、夢なら推しとハグできたり、、?!
【夢が醒める前に】、推しとハグとか、、したい!!正夢にならないかなぁ、、そんな事を思っていたら、夢から醒めて起きてしまった。時刻は午前6:20。はあ、起きてしまった、、もうちょっと推しを目の前で眺めていたかったなあ。今日も仕事かあ、、推しは私の仕事終わりの癒し。今日仕事が終われば、また推しを目の前ではないが、見れる。そう思うと、今日も頑張ろう。と思えるのだった。
亡くなったあの子に夢で会い、夢が醒める前に謝りたい。あの時遊びを断っていなければ。会っていれば。親友も私も後悔することにならなかった。ほんとにごめんね。現実には戻りたくない。
「夢が醒める前に」
ああ。これは夢だ。夢だと分かってしまった。
だって、私の隣にはもういない君が私の隣にいる。
君は、ニコニコと笑って私の話を聞いている。
ああ。夢が醒める前に君に、伝えないと。
「あのさ、私、君の事が大好きだよ。この間はごめんなさい」
「僕も大好きだよ。いいよ。僕も悪かったから」
彼の言葉を聞いた私は涙を流していた。
夢の中で彼に伝えた事は現実で彼に言わなかった言葉だった。私は言わなかった事を後悔していた。
目覚ましの音がする。嫌だな。もう少し夢の中にいたい。そして私は起床した。
毎日暗澹とした気持ちで同じような日々を繰り返して、私の心は壊れかかっていた。世の中の悪を見たくなくて、周りの善の部分だけを無理やり見ようとしていた。自虐することで周りを善に仕立てようとした。上っ面を繕って、毎日悪を善に正そうとした。ある意味廃人だった。しかしある時ある人に言われた。
「あんたって性格がひん曲がってるよね。」
私はそこで気づいたのだ。自分がやっていることは唯の自己満足であり、誰かから見れば悪なんだと。自分は善の人間だと驕り高ぶっていたのだ。そして悪が全て悪いとは限らないとも自覚した。そこで、今まで積もりに積もった私の悪の一面が溢れ出した。壊れかけだった心も完全に崩壊した。
前を向こうとしても今までの罪悪感は消えない。無自覚に傷つけていたかもしれないという事実から目を背けたいのか、体も悲鳴を上げている。
まだ、夢が醒める前。
『夢が醒める前に』 3月20日
君が夢の中にいる間に、君が目覚める準備をしておきたい。
色のない無機質な部屋に花を咲かそう。毎日同じ格好の君に新しい服をあげよう。ここは静かすぎるから、君の好きな音楽を流そうか。たくさん繋がっている管は少し邪魔くさいだろうけど、それは我慢してね。
そして君の夢が醒めたとき、真っ先にマスクの下の唇にキスをしたい。
夢が醒める前に
いい夢と言うのを、何十年と見ていない気がします
忘れているだけかもしれないけど
悪い夢の方がよく覚えてたりしませんか?
何年経っても誰かに話したくなるような
ここらでひとつ、私の見た怖い夢を、
なんて持っていきたいところですが、ないんです、と言うより覚えてない
話はそれますが、
寝落ち寸前に体がビクッとなるやつ、あれなんでしょうね、確か名前があったはず
それも忘れてる
ダメだ
夢が醒める前にとか言う問題じゃない、とりあえず記憶力の低下を解決せねば
お察しの通り、全然お話にならないので、この辺で失礼します
end
『夢が醒める前に』君の言いたいことも欲望も全部知りたいのに。夢なんか、醒めてほしくない。
夢が醒める前にその夢を最後まで見たことはない。
全部途中で目が醒めてしまうから。
だからいつか、最後までその夢を見てみたい。
いつでもいいから、終わりなんてなくていいから。
現実から少しでも遠ざかりたいの。
だからお願い。誰でも、なんでもいいの。
助けて。
#『夢が醒める前に』
No.73
#夢が醒める前に
壊れた心の亡き骸を数えて
また夜を超える
誰も知らない
誰にも言えない
私の心の光と影
ないものねだりの毎日を
ひとりで遊ぶ
手に入れたものが
大切なほどに怖くて怯えてしまう
だから幸せが怖い
夢なんてみない
この幸せが夢だと云うなら
醒める前に
幸せの記憶を消してしまいたいの
君からのLINEの通知に僕は飛び起きた、
いつも、突然来るLINEに僕の心臓は支配されている
一日に1回
君がスマホを除く時、
僕は精一杯の返事を返す
「今、喋れない?」
しょうがないな、と言っていつもかけてきてくれる君、
今日はどんな話ができるかな?
ニラとニンニク増しマシ餃子
父の好物だった
キャベツなしで豚とニンニク・ニラのみ
今ではニラ餃子ってよくあるけれど
昔は珍しく、父母が散々食べ歩いて
これだ!と辿り着いた我が家の定番
テーブルを挟んで母とわたし
二人でお喋りしながら餃子を包む
とりとめもなく 和やかで楽しい
ニンニクの匂いにお腹を空かせて
父は庭で犬を遊ばせている
なんでもない 日常風景
餃子のひだをたたみながら
急に身体の奥から背中へ胸へ
強烈な悲しみが広がっていく
なぜ?嫌だいやだ
このままいさせて
醒めたらもう会えなくなる
目を開けても胸は苦しいまま
こんなにもあの頃が恋しかったんだ
「夢が醒める前に」
#367
テーマ 夢が覚める前に
「これくらいにしといてやる」
そう吐き捨てて帰っていく不良共。虐め。
こんな世界は理不尽だ。なんで抵抗しなかったらエスカレートするんだ。なんで俺を避けるんだ。虐められる前は仲良かっただろ。
人間関係ってこんなに脆いものだったんだ。
それからというもの人間不信になった。
昨日と同じまた布団に潜る。
「どうした?」
うざい口調で話す三人の不良共。気がついたら殴っていた。
「いってぇ」
何度も何度も殴った。
「ごめんなさいごめんなさい許してください」
命乞いなど反吐が出る。
「消えろ。目障りだ」
俺は強くいった。
「次は二度としません」
急いで去った不良共。自分より上のやつだったら謝るのか。下だったらいじめるのか。みんな同じ立場では無いのか。
「ごめんね助けられなくて」
クラスの奴らが言ってくる。
ピキッときた。
「謝ればすむ問題じゃねぇっつうの」
「え?..あんなに優しかったのに...嘘だよな」
誰かが言う。
「善人ぶるな。気持ち悪くて反吐が出る」
言いたいことが言えてスッキリした。こんなんなら夢から覚めなくても良いや。でも、現実は目を覚まそうとしていた。直感だが。最後に
「俺はお前らが大嫌いだ」
冷たくクラスメイトのみんなに放った。
春が来る前には、暖かな陽射しの中
少し寒い風が吹くから
薄手のコートを引っ張り出して鏡の前で着てみるの
夏が来る前には、じめじめとした空気に包まれて
ほんの少し顔がほてるから
夏祭りの予定を調べてみるの
秋が来る前には、まだ明るい夕方に
虫の音が少しだけ聞こえるから
涼しい風に当たりながら散歩をしてみるの
冬が来る前には、冷たくなった空気に凍えながら
早くなった夕暮れが見られるから
コートのポケットの暖かさを握りしめるの
新しい季節が来る前には、いつだって予感があるのに
どうして夢は突然覚めるのでしょう
夢が覚める前に
風が吹き、頬がてり、虫が鳴き、空の色が変わるなら
伝えられなかったさよならを
あなたにもう一度伝えられるのにと
そう惜しんだことさえも
朝焼けの美しさと起き抜けの涙で流れてしまうから
ただの寝起きのあくびのせいと涙を拭って
私は今日も清々しい朝を迎えるのです