『夢が醒める前に』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
目の前に広がる広大な草原
そこには今では見ることの出来ない
絶滅危惧種と言われるような
動物達が何匹もいる
私は図鑑でしか見ることがなかった
その動物達が動いている
こんなに間近で見られるだけで
とても興奮している
だがその景色がだんだんと
暗くなり最後は真っ暗になった
そこで私は目をあけた
それは夢だったのだ
朝、窓を開けて空気を入れ替える。
新しい空気はまだ少し冷たくて、それが心地よい。
鼻腔いっぱいのみずみずしい香り。
庭のムスカリが風になびくしゃらしゃらという音。
遠くの線路沿いに見える鮮やかな菜の花。
そういう、今だけしか味わえないものが好きだ。
まだ先生は夢の中にいるようで、
差し込んだ陽光が
その頬にまだらの模様をつくっている。
その寝顔は私より干支一回り以上も
年上の人のものだと思えないほどに幼い。
なんて幸せそうに眠るのだろう、このいとしい人は。
そう思ったところで、すとんと気づいてしまう。
これはただの願望で、現実ではないことに。
ああでもそうだ、この間やっと美大を卒業して、
先生のいるこのまちに帰ってきて。
ついに昨日、先生と久しぶりにご飯に行ったんだっけ。
こんな幸せな夢、覚めないでよ。
でももし、
こんなふうな未来が待っているとしたら。
全然悪くない。
むしろ楽しみで仕方ない。
気づくとそこは寝室で、
時計は午前7時すぎをさしていた。
おもむろに伸びをし、おおきく深呼吸をする。
窓はまだ開けていないのに
鼻腔に春の香りが満ちて、
ほんのちょっとだけ、若葉の苦い香りがした。
【夢が醒める前に】
【創作】【宵(よい)と暁(あかとき)】
3/21 AM ?:??
(……あ、これ、夢だ)
晴れた空の下。
わたしは川沿いの桜並木の側を
歩いている。
矢羽柄の着物に緋色の袴、
足元は編み上げブーツ。
後頭部には大きなリボン。
(うぅ~ん、大正浪漫! って感じ)
そんな女学生風装いの自分を
もう1人のわたしが俯瞰で見つめていて。
だからきっと、これは夢を見て
いるんだと思う。
(夢って自分でコントロール
出来ないよねぇ……)
せっかくこんな素敵な世界観の夢を
見ているんだから、この世界の
宵ちゃんと真夜(よる)くんに
会いたくてたまらない。
(夢が醒める前に会えるかなぁ。 ――あ)
桜吹雪の中、視界の先に見えた人影に
向かって、わたしが笑顔で駆けて行く。
(……っ! うわぁ、似合い過ぎ!
写真撮りたい! 萌え死にそう!)
宵ちゃんは女学生スタイルだけど、
ショート丈の袴にバンド型徽章を付けて、
パンプスを合わせている。
真夜くんは絣(かすり)の着物に
丸首スタンドカラーのシャツ、
短めの袴に下駄、それに学帽を被った
いかにもな書生さんスタイル。
2人とも、色気がすご過ぎる。
(あぁもう、延々と眺めてたい!
夢なのが勿体ないなぁ~)
……まさかここから、この夢が
ゲームのような活劇モノになっていくとは、
この時は思いもよらなかった。
お題「夢が醒める前に」
想像した事もない景色
感じたことの無い香り
「人間は僕だけ?」
街の真ん中で少年が1人立ち尽くしている
周りには人がいっぱいいる。
否。正確には人ではない生き物達がいっぱいいる
全身半透明なドロドロな人、前が光ってる人、全身トゲトゲの人。
「ここは、地球?」
コスプレしてる人の集まりかと思ったがどうやら違うようだ。
ここは色んなお店が並んででおり、見たこともない商品がたくさんある。
レストランのようなお店もあり、中からは少し嗅いだだけでも口の中が唾液でいっぱいになる。今まで嗅いだ事のない美味しそうな匂いがしてくる。
「ここは商店街かな?」
少年は香りに食欲をそそられたが
それよりもこの状況について疑問を持った
「ここってどこなんだろ、もしかして、夢?」
夢ならばとてもリアルな夢だと感心した
「にしても言葉が全く分からない、日本語ではないよなあ、英語でもない気がする」
周りにいる人達は何やら少年には理解できない言葉を発してるようだ
学校で英語の授業を習ってる記憶を辿ってみて、記憶と比べてみても周りの人の言語は英語とも全く違うものだと感じた
「でもみんな凄く楽しそう。これってお祭りかなんかかな?」
周りは知らない言葉が飛び交ってる中。
雑音は何やら音楽のような音も聞こえてくる。
何とも心が弾む曲なのだろうかと感心した。
やはり音楽は世界共通なようだ
「ねえ。こっちきて」
ふと聞き慣れた言葉が聞こえた。これは日本語?
目の前の人だかりの奥から手を振る少女の姿が見えた
少女は少年に駆け寄り、少年の手を握った
驚いた少年だったが
そんな事お構いなしに少女は少年を引っ張って人混みの中を走った
「えっと君は?」
少年の問いに少女の顔は一瞬曇ったが
少女は少年の手にぐっと力を込めて
「会いにきてくれてありがとう」
少年は意味が分からないと思ったが
少女の震える手を感じて、疑問を抱く事をやめた。
「あのトンネルから通ってここにきたんだよね?多分もうすぐ夢から醒めちゃう」
夢とは何のことだろう?
少年はここに来た時の記憶が無い
「夢って?ここって夢の中?」
「ううん。夢だけど夢じゃない。少なくとも私にとっては。」
意味深な事を言われたが少年には理解できない。
そして走っていると目の前に大きな壁が見えた。
「これは、木?」
少年は見上げながら呟いた
目の前の幅10メートルくらいの、大きすぎる木はまるで壁のようだ。
「ここに一緒に来たかった。願いが叶ってよかった。」
少女は1人呟いた
心なしか瞳も少し潤んでるように見えた
少年は黙ったまま少女を見つめる
瞬きをした瞬間
脳が覚醒した
少年は咳込みながら目を開ける
草木の生える地面の上で、座ってる少年は全てを理解した。
「僕も会えてよかった。」
完
最近合うたびに、君はあいつの話ばかりする。
この前は遊園地に連れて行ってもらった、今度おしゃれなカフェテリアにいく、服が似合うと言ってくれた、一生懸命選んだかいがあった、って。
本当に、嬉しそうに笑う。
それを見ながら僕が平静を装っていると思っているんだろう、のろけてごめん、でも君にもすぐに良い人できるよ、私の自慢の幼馴染だもん、なんて笑う。
馬鹿だなぁ、と思う。
女子連中には話が流れてこないのか知らないけど、あいつは二股なんてお手の物、泣かせた女は数しれずで通ってるんだよなぁ……。
僕が言っても、きっと夢から醒めたりはしないんだろう。
だからまぁ、無難な対応をしてる。
何かあったときでも、変わらずそばにいられるように。
いいんだ、最初に選んでくれなくても。
今はこのままでいいからさ、何かあったら僕のところに来ておくれ。
やっぱ、この幼馴染は食いついてこないなぁ。
気はあると思うのに、全然私に言い寄ってこないんだ、草食系ってやつなのかな? 二人っきりのときに迫ってくりゃそれなりに相手してやんだけどな、嫌いじゃないし。
今の彼氏が浮気に二股の常習犯なんて私も知ってるけど、知ってれば知っているなりの付き合い方ってもんがある。
お互い都合よく距離をとってるだけなんだけど、多分こいつは私がそういうやつじゃないって信じ込んで疑いすらしないんだろう。
ごめんね、あんたみたいに純真じゃないんだよあたし。
でも、大事な幼馴染ってのは本当だから、あんたが夢から醒めるまでは、そういう幼馴染を演じておくよ。
……悪い女に騙されんなよ?
昔からよく見る夢がある。知らない街で、知らない人に手を引かれて、綺麗なお屋敷に行く夢。とても綺麗な家で、行ったことなんてもちろん無いのに何故か懐かしくて泣いてしまう夢。時代はその屋敷で、聞いてみたら明治だと言う。教えてくれたのはその屋敷のご主人で、私はどうやらそこの養子となるらしい。それから少し楽しく明るい場面が続くのだが、少しすると一気に変わる。
場面が変わった。綺麗なお屋敷はあちこち血で汚れている。そして、そこら中に使用人が死んでいる。その後ご主人が殺され、奥様が殺され、義姉が殺され、最後に私が殺される。皆私を庇って死ぬ。
目が覚める。目元と枕が涙で濡れている。いつもそう。何度同じ夢を見ても何度同じ言葉を交わしても、何度守ろうとしても、逃げようとしても、逃がそうとしても、事件を防ごうと街に出て人脈を作っても、失敗失敗失敗。でも、今日は少し違った。犯人を見た。覚えていなくちゃ。次こそみんなを守るために。でも、恐らく次は無い。警邏隊が来て犯人を捕まえてた。死ぬ直前に見たんだ。これで終わり。寂しいな。そう思ったら、どこからか声が聞こえた。お屋敷の人たちの声。「ありがとう。」とか「気にしないで。」とか「元気でね」とか色々。ここは現代令和の日本。あの人たちはここには居ない。それでもきっと私の心に居続けてくれる。きっと私を見守ってくれる。そんな気がした。
昔っから行ったことない商店街の夢を見る。狭くて一本道で、その先を行くとやたら開けた川に出る。勿論行ったことがない。
なのによく見るし、店の配置とかも決まってるらしい。その中を当たり前に通って、本屋行って石ばっかりのアクセサリーショップを見て、ロータリーにめちゃくちゃ人のいる駅に入って起きる。勿論行ったことがない駅。
どこなんだこの街。前世か。
これはただの夢だ。
ただの夢だと分かっていながら君に手を伸ばす。
もう過去は取り戻せないけど、少しなら、と君の髪を撫でる。
君のいつものシャンプーの香りと、君との思い出が微かに匂った。
…ああ、もう少しで幸せから醒めてしまう。
まだこの匂いに包まれていたいのにな。
#夢が醒める前に
桜の花の下
いつかはあの人の隣で
そんな儚い夢を
夢が覚める前に
自分からかき消した
貴女に恋をした、全てを愛した貴女は何を望む。貴女の見てる夢が明るくなるように。私も御力添えを許してもらおう。
嫌なことがあった時こう考えてみて。
これは夢の中で
いつでも目覚めることが出来る。
だけど目覚める前に言われたこと、されたことを
自分の力で飲み込むの。
目覚めた時それはもう見えなくなるから。
夢が醒める前に戻りたくて二度寝をした事がある。
明晰夢に近いのか、見たい夢を自由に見られた。
その時に見た夢は、嫌な夢だった。
嫌な夢の続きを見たい理由が自分でも分からなかった。
ただ、二度寝をしてまで嫌な夢を見ていた。
嫌な夢の中の自分は道徳を守っていた。
だから、嫌な夢の続きは悪夢だった。
これは夢?現実?きっとこれは胡蝶の夢。夢か現か、そんなのどうだっていい。でも、もしこれが夢だったなら、せめて夢が醒める前に君と過ごしたい。
全然気にしてない人が出てきたり、なんでこんな夢を??っていうのはみんなよくあること
それ故に続きが気になる夢なんかも…
だから、目が覚める前に
「この夢をセーブしますか?はい/いいえ」
って頭の中に選択が出てきて
→はいを選ぶと、次寝たときその夢の続きから始まる…
楽しそう…でもそんなことできたら、夢依存症になるかもしれないね
(夢が醒める前に)
「」夢が醒める前に「」
君は僕に言った。
「置いていかないでよ」
君は特に独りになることを嫌がっていたね。
君は"独りになりたくなかったから"というけれど、
僕に話しかけてくれたのは独りぼっちの僕を見かねてでしょう?
人間じゃない僕に"友達"だと言ってくれた君にね、お願いがあるんだ。
優しい君だから、答えてくれると願ってるよ。
「置いていかないでよ」
本当は君が言うべき言葉じゃなくて、僕が言うべき言葉だったんだ。
僕の目の前にいる君は、
「置いていくわけないでしょ」
なんて笑ってるんだ。
僕が人間じゃないことも
君がもう笑いかけてくれないことも
これが夢だってことも
わかっているけれど、聞いて。
この夢が醒めてしまう前に
君と離れてしまう前に
どうか
都合のいい夢で、
僕にまた話しかけてくれないか。
夢が醒める前に、
好きって言ってれば良かった。
今更後悔しても遅いんだけどね。
もう完全冷めてるけど、
また頑張ってみようかな。
もう一度夢の中に。
#夢が醒める前に
# 夢が醒める前に
深く空気を吸った。雨上がりの匂いがする。百日紅の花と、湿った土と、雨独特の香り。そこに混じる微かな、貴方の匂い。
夏の匂いだ、と思う。あの夏の匂い。もう実現することのない夏の。
瞼を開ける。途端に強い光が眼球を刺す。その痛みさえ勿体無くて、我慢するという意識もないまま太陽を望んだ。遠い遠い青天井。真白の入道雲。
僕は錆びたベンチに座っていた。澄んだ空に青々とした百日紅が侵食して、影を落としていた。視界の端に掠った紅色に釣られて顔を動かす。傍らには貴方がいた。
惹かれるように見つめる。貴方の頬がきらきら光っていて、綺麗だ、とただ思った。
頭上の葉から雫が落ちる。ぽた、ぽた、と落ちる。妙にスローモーションに見えた。
貴方の手の甲をひとつ、小さな雫が打った。衝動的に、僕はそれを拭う。貴方の手がやけに白くて、古びたベンチによく合っていた。
貴方はようやく僕を見る。水滴の乗った睫毛が震えている。貴方は口を開く。僕はそれを見て思う。
夢が醒める前に、僕はこれを聞かなきゃ駄目だ。
そこで、目が覚めた。
ショーウィンドウに飾られてた
ウェディングドレス
いつも夢見てた憧れのドレス
今!私が着てる・・・
鏡に写る幸せいっぱいの私
プリンセスのようにキラキラ輝いてる
時よ止まって
0時になって欲しくないって
心が駄々を捏ねてる
1日だけのシンデレラ
この一瞬のときめき
いつまでも
醒めないで欲しい
デジタル表示の数字が歪んで見えた。
型が大切なのではないことを、
ミルクを泡立てながらふと思う。
目に見えないものこそ大切だ。
なぜそう思ったのかは忘れてしまった。
なんか、目が覚めた…!
現実逃避のしすぎで、ルーズになってしまった人間の末路…。
時間がありすぎると、ろくなことがない…。
というか、行動しなさすぎるとろくなことがない…。
だからかな、物書きの人って変な想像というか、ええ!?という想像ふくらむの…。もう、びっくりしたよ…。
寝てないからだな!?
食ってないからだな!?
運動していないからだな!?
もうね、とにかくおかしい。
あと、運動していないとそうなるのでは!?
ダンスやろう!
でも、自分がこう…変になると今まで周りの人が
そんな人だったの?みたく、警告をくださったのはものすごく運が強くて恵まれていると思う!
なんか、自分の中にある汚いものに気がついたというか…でもそれは自分がいだきたい感情なのかといわれるとちがう!とってもきもちがわるくて、グアムの自分に戻りたくなる!人間臭い自分を、グアムのわたしがじっとみて、否定する。
というか、もう何してるんだろう。
乙女ゲームをして、治すか✨←え…。
どうしたんだろう、自分。