『夜景』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
友達ととりあえず夜景
彼女とドライブで夜景
未来のことは想像することしか
できないけど、
過去を振り返ってみると、
全ての瞬間が愛おしいと思える
だから見えないことに不安にならず、
目の前にある今この瞬間を大切に大事に生きていきたい
【夜景】
忘れられない夜景がある
遠くからみるとどうしようもなく心が惹かれる
あなたと見た夜景は心にずっと残る
この景色が夜の間しかあなたと見れないなんて
あなたはどう思っているの
夜景を見ながらふと思った
「夜景」
ここは山の展望台。
昔は恋人たちがここに集まり、夜景を背景にデートをしたり、あるいは告白・プロポーズなんかもしていたらしい。
きっと彼らにとっては甘い、もしくはほろ苦い思い出の場所だったのだろう。
でも、今は誰もいない。
もっと美しい夜景の見られる場所がたくさんできて、わざわざここに足を運ぶ人がいなくなってしまったのだ。
強いて言うなら、変な噂をきっかけに心霊スポットとして時々肝試しにくる学生が来るくらいで、ただ純粋にこの景色を楽しむためにここにいるのは私くらいのものだ。
私はあの夜景に、夜景の一部になりたかった。
暖かい家の灯りも、勤勉な会社員や学生のいるオフィスや学校も、カラフルな繁華街も、どこも私の居場所ではなかった。
私はどこにも行けなかった。
暗いところに閉じこもり、人を避け、人に避けられ、誰にも、街にも愛されなかった。
綺麗な夜景だ。とても、綺麗な。
でも、あそこは私の居場所じゃない。
もっと、もっと高くへ行こう。
山に登る。静寂が耳を貫く。光はない。
だんだん心も静かに、しかしどこかで高揚している。
疲れているはずなのに、体は軽くなっていく。
今なら、どこかに飛んでいけそうだ。
夜の街よりもずっと明るく、高いところへ。
一歩踏み出せばきっと行ける。
天国か、それとも地獄か。
私はずっと下に見える夜景に、一歩踏み出した。
最後に見た星空と夜の街並みは、とてもとても輝いて、なぜだか涙で滲んでいました。
これで私も光になれるのかな。
「それじゃ、次はお盆に帰ってくるから」
じゃあね、と軽く手を振って兄は去っていく。
それこそ生まれた時からずっと一緒だった兄は、就職を機に家を出てもう一年以上過ぎた。兄のいない家にはすっかり慣れきったがそれでも寂しく思う。故に兄が帰る時はいつもこうやって駅まで見送るのだ。
兄が乗る電車が出るまで、待ってよう…そう考えながら駅のホームを見下ろす。
暗い街並みにぽっかり浮かぶように駅は煌々とした光を放っている。窓に張り付いたカメムシに少し目をとられながらぼぅっと外を眺める。
わたしは、夜の駅というものが好きだった。
暗闇の中光る線路。普段明るい時間にしかいかない場所の変わった一面。青白い蛍光灯の光に照らされた無機質な通路。それら全てがわたしの中の何かを刺激するようで、胸のざわつきと高揚感にどこか落ち着かなくなる。
ふっと、窓の外の線路の先に光が灯った。兄の乗る電車が来たのだ。電車の明かりはどんどん大きくなりそれが電車であることを主張する。
あぁ、兄が行ってしまう。
止めることは叶わないし、仮に止められても…と考えても寂しいものは寂しい。
じっと電車を眺める。いつも乗っているものと同じ車両。家族で出かけるときにいつも乗った電車。
プシュウという小気味良い音が聞こえ、電車は音を立てて走り出した。真っ暗闇を裂いた光も、次第に見えなくなっていく。
帰る前に駅をぐるりと見回す。なぜこうも物悲しく感じるのか考えたかった。
でも考えは直ぐにまとまってしまった。
単純な話、ここは普段の来ない非日常の塊だからなのと、どこかに遠出した際はこれくらいの時間に返ってくることが多くて、その時の見知った場所に帰ってきた安堵と、楽しい時間が終わってしまった楽しみが同居していた。
わかったら、わたしはさっさと駅を出た。
女一人で夜道を歩くのは危ないと親からも兄からも口酸っぱく言われていたのを思い出しながら駅を出て、しばらく歩いて振り返る。
田舎の方のわが町に似つかわしくない近未来的な姿。眩しく輝くその姿に目を細めながらわたしは前に向き直り家へと歩き続ける。
この夜の駅にもう一度くるのは、盆休みに帰ってきた兄が帰るときくらいなものだろう。
軽く後ろ髪をひかれるような思いを抱きながらわたしもあの電車と同じように暗くなり始めた町に消えていった。
きょうのおだい『夜景』
詩(お題)
『夜景』
やけに夜景でヤケになる
キミに振られたせいだよね
山の此処から観る夜景
永遠(とわ)を誓った秘密基地
人の生活のその灯り
「それが愛だ」と言ったよね
無けりゃ暗黒のその世界
僕は蛍になりたいな
愛を探して飛び回り
キミに踏まれて死ぬ日まで
愛の残り香、燃やしたら
僕も夜景になるのかな?
夜景
子供の頃の感動を今でも覚えている。
私の住んでいた街の自慢は満点の星空。澄んだ空気と灯りのない地域。空の高さも、星の輝きも、はっきりと分かった。何度星空を見上げたか、何度手を伸ばしたか。
ある日、両親に連れられて花火大会へ行った。家から車で30分。会場も田舎だけれど、全国から訪れた人々でごった返していた。人ごみに酔いながら見上げた夜空の大輪は私の脳裏に焼きついた。
小学六年生の終わり、友達の家族と卒業旅行をすることになった。行き先は函館。函館山から100万ドルの夜景を見下ろして息を呑んだ。写真じゃとても味わえない感動。なんて綺麗なんだと子供ながらに思った。
大学に入学し、一人暮らしを始めた。夜に都会の夜景を見渡せる郊外に部屋を借りて。たまに夜に散歩をすると、その美しさをいつでも見下ろせた。宝石のようなそれは私を惹きつけてやまない。
私は現在、都心に住んでいる。必死に働き、お金を手に入れ、夜景の中に住んでいる。高層ビルも、展望施設も間近にあって、夜景を見下ろすのにはもってこいだ。
私は何度も夜景を見下ろし、その正体を知った。いつしか夜空を見上げなくなったことを思い出した。だけど光に近づけて、私はどこか満足している。
時折、子供の頃の感動を思い出しては寂しくなるのは何故だろう?
夜景
皆さんはどんな夜景が好きですか?
都会の車、街灯、ビル、橋などが綺麗に光った夜景?
それとも、月、星が綺麗に見えるような田舎の夜景?
私は、どちらも好きだが、田舎の方が好きだ。
都会の夜景はまるで星の海のように綺麗に光っている。目を瞑って耳をすませば、電車の音、車の音、色んな音も楽しめる。
田舎の夜景は綺麗な月、都会では見られない綺麗な星。耳を澄ませると、きれいな虫の鳴き声。
静かな安らぐ場所だと思う。
比較的に私は内向的で自然など緑を好み、静かな場所が好きだ。
この時代では、普通に暮らしていると夜になっても星はあまり見られない。
建物とか、人工物ばかりで便利ではあるが安らげない。
だから、私は自然の多い田舎が好きなのだ。
特に、秋や冬といった涼しい寒い季節は特に良い。
この季節になると、秋ならば金木犀の香りと肌寒さと大好きなカーディガン、綺麗な紅葉、澄んだ空気を感じられる。
冬ならば、大好きなニット服に大好きなミルクココアを飲んで「寒い寒い」といいながら澄んだ空気を楽しみながらお家に帰って温かいお風呂に浸かって暖かい部屋でお布団をぬくぬくするのが本当に幸せだ。私はこの感じが大好きなのだ。
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本日もお疲れ様でした!
今日はどんないい事がありましたか?
私は、今日はハーヴェストムーンという9月の月で本当の満月の日らしくまたまた満月のお写真を撮って綺麗に撮れた〜!!と1人ではしゃいでおりましたw
早く秋の肌寒さが来ないかな〜とうずうずして待っておりますw
ですが、9月はずっと暑いみたいですね…🥲
日本の四季の楽しみが段々少なくなってきて悲しいです…。
話がめちゃくちゃ変わりますが、私はかなりの気まぐれな飽き性人間なので、ここ最近女子力を磨くことを放棄しています…
というより、一日頑張ってみたのですがもう1日で心のすり減り具合が悪く辞めました…。
楽しかったんですが、慣れないことは無理にするものじゃないな〜と思いとりあえず、自分の心の声を聞くことに専念しておりますw
例えば、これが気になる!となると一旦やることおいといてそれを調べてみたり、あれが食べたい!って思ったら買ってきて食べるみたいなw
「心の声に従うと人生上手くいく」と言う言葉もありますし、やりたい事をとにかく"楽しく"することにしました!
ちなみに気まぐれ飽き性ですが、彼氏が欲しいという気持ちはまだあります!w
長くなってしまいましたね…w
今日も読んでいただきありがとうございます!
ゆっくり休んでください!おやすみなさい!
キラキラと輝く街並みをここから
見るのが好きだった
今も誰かが頑張っていると思えるし
自分も頑張ろうと思えた
あぁ...でも疲れたなぁ
いっその事、この綺麗な街並みの時に
消えてしまおうか
一部の人は〇ぬのは良くないと言うけれど
それは偽善だと思う
その人の辛さを経験した事がないから
そんな無責任な事が言えるんだ
やっぱり消えてしまおう
そう思い、崖の柵に近づく...
「おねーさん♪こんないい夜に何してるの~?」
「最後に僕と遊ぼうよ」
彼のキラキラと輝く瞳に吸い込まれていく
【夜景】
空を押し上げる摩天楼
排気ガスで満ちたネオン街
帰り道を忘れた靴の音
本当の愛をどっかに探す人
空も地面も同じ模様で
自分の場所が解らなくなる
【夜景】(小説)
貴方と見た、この街の夜景。仕事が終わった後に二人で、欠けた月を見ながら色んな事を話した。街での出来事や仕事であった事とか。私ばかり話していた気もするけれど。今は同じ街の同じ場所で、同じ夜景を見ている。以前と違う点と言えば、月が満ちている事と彼女がいない事くらいだ。彼女がいれば月なんてどうでもよかった。一人で見る綺麗な満月は、私にとって痛いくらい皮肉に感じた。
「私はこの街の剣士なので、もちろん街を守らなければなりません。それでも、貴方のことも守ってみせます。」
こんなに自信ありげに言ったにも関わらず、約束を果たすことは出来なかった。この時、彼女は頼もしいですねと笑った。あの笑顔を、私は守れなかったのだ。
彼女が失踪したのはつい最近のことだ。事件に巻き込まれ、ほぼ助かっていないだろうとされている。私は彼女のことをまだ何も知らない。夜空を見上げながら数週間前の事を思い出す。彼女が五体満足で帰ってくることを願って、流れ星の到来を待つ。それまで早口の練習でもしておこうか。
昼間はこんな表情をしていなかったじゃないか
街も空も星も月も
そして君も
忘れられない景色がある。あの日、何もかもに疲れ切っていた私はちょうどホームにやってきていた電車に飛び乗った。闇雲に乗り継いでたどり着いたのは静かな田舎町だった。普通の人にとっては、何もなくて退屈な場所なのかもしれないが、都会の喧騒に疲れ切っていた私にはとても居心地の良い場所であった。ふらっと立ち寄った個人経営のお店で食事をとった後、珍しい観光客だと勘違いした店員さんにおすすめされたスポットに向かって歩き出した。
あまり運動してこなかった私にとってその道はなかなかにしんどいものだった。といっても昨日までの日々と比較したらなんということのものでもない。歩き始めてからどのくらいの時間が経っただろうか。徐々に暗くなっていく中、私は木々に空を覆われた道をスマホの明かりを頼りに歩いていた。さらに5分ほど歩いただろうか。一段高いところにたどり着いたのかいきなり視界が開けた。そして私の目に飛び込んできたのは空一面の星空だった。都会の明かりに邪魔されない夜景はそれはもう見事なものだった。
どのくらい立ち尽くしていただろうか。ふと我に返った私の心は晴れ晴れとしていた。「もう少し頑張ってみよう、そしてまたここに来よう。」そう思うことができた。あれから数年、今でも私はあの日の夜景を胸に日々を生きている。いつの日か私を救ってくれたあの場所で生きるために。
夜景
静かな夜。
街の外れの高台から、
街を眺めます。
普段は、何処も彼処も汚くて、
醜い人間の欲望渦巻く、
私の住む街も、
今だけは美しく見えます。
夜景が綺麗なのは、
人々が灯す灯りが、
あるからだと思うよ。
何度、他人に傷付けられても、
人間という存在を、
信じ続けている貴方は、
夜景にさえ、人間の営みを、
感じるのでしょう。
嫌なものを全て隠す、
宵闇と家々の灯りが、
美しくて哀しくて。
私は、涙を隠して、
そっと貴方に寄り添います。
こんな不完全な私を、
そっと抱き寄せて下さった、
貴方の温もりが、
眼の前の夜景を、
より美しいものに、
変えてくれました。
また、貴方と二人で、
美しい夜景を眺めたいです。
今度は、何処か遠い旅先の、
夜景を眺めるのも、
悪くないですよね。
夜景
遠くの街明かりを
展望台から眺める
見上げたら
星空とつながって
月明かりが優しい
静かで穏やかな夜
柔らかく深く
沈んでいく 僕
君といつか綺麗な夜景が見れるところに行ってみたいな
夜景
月 星 街の灯 花火 灯火…
昼間には見えがたいものを映し出す
夜景は
暗いからこそ美しい
夜景
きれいなところに見に行ったり
見ると心が癒される!
最高だね!
とある夜の日、気になっていた人から
「連れていきたい所があるんだ」
と、誘われた。
車で下道を1時間
どこに行くのだろうと期待と不安を寄せながら
木がたくさん生える真っ暗な山道を登っていく
「心霊スポットみたいだね…」
と言うと
『とっておきの心霊話があるんだ』
と切り出した
怖がる私を見て、楽しそうに話していた
そんな話をいくつかしてるうちに
いつの間にか目的地に着いていた
" 暗い山にポツンと佇む広い駐車場 "
" ザワザワと音を立てる木々 "
" 熊出没注意の看板 "
人生終了の鐘が頭の中で鳴り響いた
暗い森の中、何をしに行くつもりだ
そう思った
彼の腕を掴みながら
スマホのライトで足元を照らし
ガクガク震える足で歩いた
少し歩くと小さな看板が見えた
[ 展望台→ ]
……ん?!?!
予想外な展開に"嬉しい"という気持ちがよぎった
だが
暗く何も見えないこの状況で
本当に存在するのか心配で堪らなかった
展望台までの道のりは5分
たったの5分だったが、恐怖でとても長く感じた
彼はそんな私を見てクスッと笑い
『俺がいるから、大丈夫だよ』
『足元、気を付けてね』
と二言。
怖いことを一瞬で忘れさせてくれた
展望台につくと
そこは街全体が見回せる絶景スポットだった
オレンジ色に光る街頭
ビル内から漏れる光
クネクネ道を走る車
観光の街並み
1つ1つがキラキラと輝いていて
イルミネーションみたいで
とても美しく
しばらく見入ってしまった
彼はそんな私を見て
「気に入ってくれたみたいでよかった」
「悩み事があるときに1人で来る場所なんだ」
「まだ、誰とも来たことないんだ」
「でも、○○と一緒に来たいと思った」
「だから誘ったんだ」
そう彼は話してくれた
それから2人でベンチに座り
しばらく夜景を眺めた
その日から何度か一緒に行った
寒い日は手を繋ぎ
彼の上着で温もりを感じ
時にはギュッと抱きしめられドキドキしたりもした
……それから月日は流れ…
彼と絶縁してから早1年
彼はいま何をしているのだろうか
働いていた職場を辞め
どこに行ってしまったのだろうか
元気にしているのだろうか
今日もまたあの山に登っているのだろうか
あの綺麗な夜景を1人見ているのだろうか
夜景を見ると
しきりに彼を思い出し
また、あの夜景を彼と一緒に見たい
そう思ってしまう。
【夜景】
#夜景…
目に飛び込むは
まばゆい光の宝石箱…
あなたの隣で見た夜景…
目に映るのは
霞んだ光の粒…
ひとりここで見る夜景
こんなにも違うのだと知った…
星の王子さまだって言っていた。
眼前に広がる光の粒
数えきれないその中で、あなたが生きている。
そう想うだけで目に映る全てが愛おしくなれるのだから
私は、幸福だ。
「夜景」