『夏』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
『夏』
私は君に春からずっと好意を寄せていた。
花火一緒に行きませんか?
付き合う前に勇気を出して誘った。
ごめん。私は断られた。
諦めきれず何度も誘った。
私は去年の10月、君と付き合った。
来年は花火一緒に行こうね!
今年の6月君は私に、
冷めた。別れてください。
そう言って私の前から居なくなった。
今年こそは一緒に花火行けると思ってたのにな。
君との思い出がひとつも無い夏は嫌いだ。
君と過したことの無い夏をまた私は一人で過ごす。
「夏」
振り向けば 浴衣に髪結う 君がいる
そんな気がして カレンダー眺め
お題:夏
白い煌めきが体温を奪う。そして突然また体温を与える。それが夏。
北の海に行ったときに、綺麗だが底は到底見えない深い青で、太陽を吸った白い光が泳いでいたことに目眩がするほど感激した記憶がある。
金欠だし、もうしばらくそういうのは行かなくなったけど、夏になると煌めきに思いを馳せて少し冷たくなる。
この夏にも考えなければならないのは、
やっぱり地球温暖化の問題だろう…。
この暑さ、太陽だけのせいじゃない。
自然も崩れ始め、
もう地球が生き生きとできなくなる。
ただ人間は、
壊れていく自然にうつろいているだけで。
ごめんね、地球。
夏
蘭たんの昔やってたぼくなつ見てるんだけど、
初っ端から少年時代で泣いてて私も泣きそうになった。
シンクロ率高すぎ。
「夏」
夏。
今年も酷暑だ。
アイスが食べたくなるなぁと扇風機で涼みながら思う僕だった。
『夏』
この言葉を聞いて思い浮かべるのは、何だろうか。
「暑い」気温についてであったり、「お祭り」行事であったり、人それぞれだろう。
一番に思い浮かべ、そしてふたつみっつ。色んな事を思い浮かべるだろう。
特に一番始めに思い浮かべたものは、きっと、あなたにとって良いも悪いも、夏の記憶として、あなたに強く印象付けたものなのだろう。
それはいったい、何なのだろうか。
これはただの興味本位で、ただ知りたいだけなのだ。
それ以上の何かは、ないのだ。
『夏』
ジリジリとした日差しが肌を突き刺す。
それに加えてサウナのように蒸しあがった空気が、僕からやる気と気力を奪っていく。
ああ、夏は嫌いだ。
暑いし、虫は増えるし、電気代も高いし、良いことなんて何もない。
そう思っていた。
「今日も暑いねぇ」
隣を歩く君が微笑む。
真っ白なワンピースが雲ひとつない青空によく映える。麦わら帽子についた小さなヒマワリの飾りも愛らしい。
それだけで、夏もまぁ悪くないかもしれない、なんて思ってしまう。
「ねえ、アイス食べて帰ろう?」
「また?」
「だってこんなに暑いんだもん。ほら、早く行こう!」
少し汗ばんだ小さな手がぎゅうっと僕の手を握った。それだけのことで愛おしさに胸が温かくなる。
僕はしゃがんで小さな娘と視線を合わせる。
「ママには内緒だよ」
「ええー!?それじゃあママかわいそうだから、ママの分はおみやげにしよ」
「なるほど、ママも共犯にしてしまうとは、君も考えたものだ」
「きょーはん?」
「ええっと、皆で一緒に食べた方がおいしいから、僕たちの分も持ち帰りにしよう、ってことだよ」
「うーん……すぐ食べたいけど、ママも一人で食べるの寂しいよね。うん。分かった!そうする」
相変わらず夏は好きにはなれない。
けれど、昔よりは嫌いではなくなった。
汗ばむ僕が 寝転んだ縁側
視界の端で 風鈴を揺らす君
【夏】
スイカの種を 飛ばしながら
サンダルの足が ぶらぶら遊ぶ
【夏】
浴衣のうなじ越しに 咲いた花火
溶けかけたかき氷と 同じ味のキス
【夏】
記憶の中の夏は
毎年 君の可愛いを更新して
ミニ丈の白いドレスに
ひまわりのブーケで笑う僕と
隣でキレイって涙ぐむ君は
たぶん来年も再来年も
並んで砂浜を歩くんだろう
熱い砂に足をとられて
不意な波に濡れながら
暑いねって 笑い合いながら
あぁ、また地元に帰ってきてしまった。
地元に帰ると思い出してしまう人がいる。
太陽みたいな人だった。明るく、あつく、燃えるような人だった。全てを照らす人だった。
私も、それに、照らされた。
中2、8月の始め、蒸し暑さのピーク。クラス数人で行った地元の花火大会。たまたま隣で花火を見たのが彼だった。
花火よりも彼を見ていたことを、覚えている。
中2、9月の終わり、そろそろ次の季節が顔を出す頃。担任から告げられる、突然の引っ越し。親の都合というオブラートで隠し通された理由は、誰も寄せ付けなかった。これも太陽みたいであった。
無論、私も何も聞くことが出来なかった。
けれども彼は最後まで笑顔だった。顔が曇ることなど無かった。
最後の日は晴れていて、クラスみんなでお別れ会をした、ような気がする。
この日を私は覚えていない。夏バテなのか、恋心に酔っていたのか、私には分からない。
彼のいなくなった次の日が雨で、教室の蛍光灯が切れたことは覚えている。
あぁ、あの花火大会でもう一度出会えたらいいのに。
『夏』
お題に関係ない個人的な話になります。
ついさっき、彼氏に振られました。
1ヶ月間LINEしていませんでした。
振られた理由は、このままグダグダ関係を続けるのもめんどくさい、私のことがずっと頭の隅にあってストレスとの事でした。
彼とは1年とあと2日で4ヶ月でした。
話は電話でしたのですが、20分にも満たない少ない時間だけでした。
最後に私から「今までありがとう。幸せになってね」等のLINEを送りましたが、「良い思い出が出来たんなら良かったけど、その思い出に執着しすぎるのもほどほどにね。じゃあね」だけでした。
最後ぐらいこちらこそありがとうの一言が欲しかったのですが、そんな事は彼の頭には無かったようです。
電話も早く終わらせたい感満載の話し方でしたし、振られるまで好きで居た私が馬鹿馬鹿しく思えてきます。
楽しい思い出はもちろん沢山ありましたが、その思い出のせいで彼を無意識に美化し過ぎていたのかも知れません。
遠距離のくせにLINEすらしていなかった為、実感がありません。
涙は出ましたが、思ったより泣けませんでした。
今日は友達と沢山お話ししました。
しばらくは引きずると思うので、彼の思い出を少しずつここに書き残して、良い経験として残せていけたらなと思います。
私が書いた物語で何本かは私の実話です。
★でもつけて分かりやすくしとこうかな。
今年はあんまりいい事ないな。
END
「夏」
九十九の身の毛もよだつ物語
「次で最後」と見知らぬ声が
▶︎夏
好きな人と見上げる大輪の花火
花火の音と心臓の音が、同時に大きく響いていた
……だから
「キスしていい?」
「え!? あ、う、うん」
小さな声ひとつで
手に持ったカキ氷が一瞬で溶けてしまうくらいに
全身が熱った
#夏
「夏」
熱を孕んだ風が吹き抜けるたびに、
眠っていた力が体の奥でざわめき始める。
光は鋭く、影は濃く、
この季節はどこか容赦がない。
でも、逃げずに向き合えば、
その中にしかない真実がある。
ゆらめく空気の中で、
私は試されている。
本当の自分でいられるかーーと。
過去に縛られず、
未来に怯えず、
ただ、今この瞬間を生きる勇気を。
熱い空に、叫びたい。
私はここにいる。
この夏を、自分の色で染めるために。
『夏』
無性にアイスキャンディーが食べたくなった。
コンビニで買ったそれを片手に僕はバスを待っていた。
今日、気温は34℃を記録した。
高く昇った太陽は世界をじりじりと照りつける。
雲ひとつない夏空がぼんやりしている僕を飲み込んでしまうのではないか、そう考えてしまうほど、果てしなく、恐ろしく青かった。
いっそ飲み込まれてしまえば良かったのかもしれない。
あるいは、ソフトクリームのように溶けて零れてしまえば良かったのかもしれない。
けれど僕は僕であるから、そうする事はできない。
変わりゆく季節に置いていかれたまま、この空に漠然とした寂しさを抱え、ひと夏を終えてしまうのだろう。
もし僕が、向日葵だったら。輝く太陽をまっすぐ見つめる、希望に満ちた黄色い花だったら。そう思って空を見上げても、やっぱり僕には燃え盛る太陽があまりにも眩しかった。
線香花火の火の玉があっという間に落ちてしまうように、過ぎていく日々は刹那である。
僕が散らした火花は一体誰が見ているのだろうか。
「あ」
手の甲にアイスキャンディーの雫が落ちた。
考え事をしている内に溶け出してしまったようだ。
僕は慌てて溶け始めたアイスキャンディーを口に含む。
その瞬間爽やかな青が広がった。
僕の恐れる青とは違う、透き通るような青だった。
線香花火のひと夏で、僕は向日葵になることはできない。僕の火花は誰も見ていないのかもしれない。
しかし、今この瞬間アイスキャンディーの雫がきらりと太陽を映して落ちたことは、僕しか知らない僕だけの青だった。
少し遠くで風鈴がちりんと鳴っていた。
るい:⁉︎クソッ
こは:、、、どんまい😉😉😉😉😉、
そら:笑
また明日書きます
“夏”
君の浴衣姿がみたくて
夏祭りに誘ったよ
いつもは下ろしてる髪も
今日は違って 大人びてみえるね
僕も慣れない下駄で
君の隣を歩く
いつもより遅い速度でゆっくりと
時間もゆっくり流れてく
うちわで扇ぐ 髪が揺れて
君の横顔がきれいで
思わず 見惚れる
いつもと違う君 いつもと違う僕
でもいつもと一緒で いつも通り
なんか不思議だね
前世からこうしてたみたいに
でもきっと そういうことなんだろうね
幼い頃は、夏の扉が近づく度に胸が高鳴った。
夕暮れのなか伸びた影
盛り切った真っ白な雲
見るもの全てが新たな季節への合図のようだった。
瞬く間に過ぎたあの日の夏から、全てが変わった。
年々酷くなる暑さは目を逸らしたくなるほど鬱陶しい。
流れるように過ぎる日々をただひたすら待つだけ。
今日この日もまた
あどけない私がいた瞬間に帰りたいと強く願った。
『夏』
「夏らしいこと」といって一番に出てくるのが線香花火なの、ささやかでかわいいね。
【夏】