ちる

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汗ばむ僕が 寝転んだ縁側
視界の端で 風鈴を揺らす君

【夏】

スイカの種を 飛ばしながら
サンダルの足が ぶらぶら遊ぶ

【夏】

浴衣のうなじ越しに 咲いた花火
溶けかけたかき氷と 同じ味のキス

【夏】

記憶の中の夏は
毎年 君の可愛いを更新して

ミニ丈の白いドレスに
ひまわりのブーケで笑う僕と
隣でキレイって涙ぐむ君は

たぶん来年も再来年も
並んで砂浜を歩くんだろう

熱い砂に足をとられて
不意な波に濡れながら

暑いねって 笑い合いながら

7/14/2025, 2:59:33 PM