『夏』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
いつもこの季節になると無性にアイスを食べたくなる。近くのクーラーの効いたコンビニに入り、ショーケースを開けて、手を突っ込む。まるで氷水に手を浸したような感覚を覚え、とても気持ちが良い。バラ売りの棒アイスを2本、片手に持ってレジへと向かう。この時、自然と足取りが早くなる。なぜだろうか。
コンビニを出るとモワッとした熱気が前から風と共に襲ってくる。身体中の汗腺から水が滴り、一瞬にしてワイシャツは水浸しになる。
駐車場の車に戻ると、車の中には、額を腕で拭っていた、こんな暑い中長袖の黒シャツを腕まくりしている恋人の姿があった。
「おう、買ってきたか」
「ええ、ボス。やっぱりこんな暑い日はアイスに限りますよね」
「そうだな。それじゃ、俺に1本くれや」
夏の猛暑の中、2人で過ごす時間は、熱くもありながら、アイスで冷やされる、爽やかなものであった。
暑いなぁ
ジメジメする
ムシムシする
抱きついたときに
暑くてかなわないから
君と私の間に
ひんやり生地のだきまくら
(できればペンギンとかシロクマとかの)を
挟むことで快適なハグができる
そんな夏を
君と過ごしたい
今日は、無性に暑い。そろそろ7月になるな。夏は本当に暑いね。だけどこれがちょうど良いんよね‼️これでも今日は役にたつね!
あぁ、そうだ。
今年はどうします?
最近は半袖ですら暑くなったのか、タンクトップや和服やらで過ごしている傍らの腐れ縁の相手は言葉が足りないときがある。
主語や話の脈絡もなく放たれるそれは腐れ縁の中ではどうやら無意識のものらしく、注意や指摘をされたら一応直そうとしてくれるが未だに改善されてはいない。
今回のそれも無意識のものだったらしく、問いかけに少しだけ眉を顰めれば、キョトンとした後何かを察したのか、あー…という声とともに気まずそうに視線を逸らされた。
気づいたならいい。
「…気をつけます」
「いい。それよりさっきの話は何のことだ?」
「いや、あのですね。そろそろお盆が近いのでどうするのかなぁ、って思いまして。それに夏祭りも…」
あぁ、帰省か。
そういえばここ数年は感染症やら何やら色々あって自粛してたなぁと思い出す。
傍らの腐れ縁も同じような理由でかえっていなかったはずだ。
最近少しだけ緩和されてるようで、確かにかえるにはちょうど良いかもしれない。
「かえろうかと思うが」
「便乗します」
久々に盆踊り踊りたいです、なんていう背中に
「少しだけだが、花火もあがるそうだ」
と告げれば嬉しげな声が上がる。
「楽しみが増えましたねぇ」
「そうだな」
同意をすれば、珍しいと笑われた。
「……夏だからな」
「そうですねぇ、夏は暑いですから」
まだまだ突き抜けるような青さが広がる空に二人分の笑い声が響いた。
【一度書いたのが消えてオチ見失ったので…思い出したら追記】
夏
期末テストが終わり、落ち着いた頃。
体操服での登校が許可され、
プールの授業も始まってくる。
そんな夏が、暑い日差しが好きじゃない。
だけど、体育祭が、夏休みが、青い空が。
キラキラ輝く青春が、確かにそこにあった。
お題《夏》
陽炎《かげろう》の向こう側、夏の唄を聴く。
蝉時雨が流れる。
蒼い木の葉が儚く紡ぐ旋律。
きりりとした果実の海に、氷の花が揺れる。
空白のノートに思い出を綴って。
暑いけど
君の隣で見る花火とか海とか
汗かいちゃうけど
その汗を拭う横顔とか
いつもより何割増しかに感じちゃって青春
いつも以上にドキドキする
君と過ごす季節の中で
わたしは夏が1番すき
#夏
夏
夏の青い空を見ていると、
何だか、無性に悲しくなる。
夏の強い日射しも気に留めず、
麦藁帽子を被り、虫取り網を片手に、
甲虫を探し、蝉を追って、
朝から夕方迄、野山を駆け巡っていた、
あの日の少年は、
何処へ行ってしまったのだろう?
真っ白な入道雲の元、
太陽の激しい光を浴びて、
キラキラと輝く水面を見詰め、
海や川で、只管水浴びに興じていた、
あの日の少年は、
何処へ行ってしまったのだろう?
ここに居るのは、
本格的な夏の訪れを前に、
既に暑さに参った身体を引き摺り、
鬱々と仕事を熟す冴えない男が、
ただ、一人。
夏は嫌い
幼い頃から人より少し暑さに弱く外を歩けば気持ち悪くなったり、頭が痛くなったり悪いことばかり、
でも唯一好きなところと言えば
秋、冬、春には無い
キラキラとした目を開けているのが疲れてしまうほど眩しい夏が
1年の季節のひとつとしてとてもいいと思う。
夏。暑さに弱い私はクーラーを入れるか耐えるかを毎年悩む。近年は自分1人でもクーラーを入れることを選択しているが、10年程前は節約の為に水風呂に浸かり暑さを凌いでいた
普段より早い、6時前に起こされて
寝ぼけたままで服を着替える
バシャバシャと周りを濡らしながら顔を洗って
ボサボサの髪に櫛を通して1本に結ぶ
玄関に吊るしてある出席カードを首にぶら下げて
急いで靴を履いて手には小さな如雨露を持つ
カラカラと音の鳴る玄関の引き戸を勢いよく開け
大きな声で叫んで家を出る
2軒隣の玄関先でいつもの名前を呼ぶと
待ってましたと友達が顔を出す
並んで川沿いの道路を
宿題の進み具合を確認し合いながら進む
目的地までは歩いて10分
途中、もう1人の友達も合流し
まだ涼しい、澄んだ空気の中を姦しく歩く
黄色の大輪の花が周囲をぐるっと囲んだ公園
集まった子供達は思い思いの遊具で遊んでいる
数人の大人が公園の中央でラジオを準備し
子供たちに集まるよう声をかける
聞きなれた曲がラジオから流れ
小さい子達は真剣に
大きい子達はダラダラと
アナウンサーの掛け声に合わせて体を動かす
朝で涼しいとは言え、体を動かせば
じんわりと汗が浮いてくる
出席カードに判子を貰い
持ってきた如雨露に水を入れ
植えられている向日葵に水をあげ
朝イチのイベントは終了となる
帰り道、友達とプールに行くかどうか確認をして
頭の中で今日のスケジュールを組み立てていく
家に帰って、朝食を食べ
後片付けをしたら、宿題に手をつける
午前中の涼しい時間にやってしまうのが
1番効率が良いことを、今までの夏で学んでいた
まずは得意な算数のドリル
決めたページ数以上を進めて大満足
次は漢字の書き取り
集中力が切れて、予定の半分程で終了
できなかった分は夕方にやろう、なんて考えているけど
結局、プールで遊んで体力切れて
昼寝ならぬ夕寝をしてしまい
後日後悔する羽目になる
休みの終わりが見えてくるあたりで
友達と集まって宿題の写しっこをしたり
読書感想文に悩まされたり
充実した時間を過ごしていたのだと
今なら胸を張って言える
「懐かしいな…」
手にはコーヒーの入ったカップ
向かう先は大き目のモニターが2枚並んだ机
背もたれの高い
所謂、ゲーミングチェアに腰を下ろし
友人が送ってきた画像を見る
男の子の満面の笑みと首からぶら下げたカード……?
「ん?スマホ?」
よく見ればそれはカードではなく、スマートフォンで
その画面にはスタンプの押された日付の枠が並んでいる
「出席カードも電子化の時代かぁ」
何だか寂しさを覚えるのは
古い人間だからだろうか
少子化の波は避けられず
地区で行っていたラジオ体操は
もう、随分と前に廃止となったらしい
送られてきた画像のカードは
ラジオ体操ではなく
お手伝いスタンプだそうだ
因みに、学校のプール開放も
監視を行う親が確保できないこと
利用する子供が少ないこと
日中の日差しが強すぎることなど
諸々の理由で廃止になっているのだとか
仕方の無いことなのだろう
時代が変われば色々なものが変わる
かつて筆と墨で書かれた物語は
万年筆や鉛筆でかかれるようになり
ワープロからパソコンへと変化し
タブレットやスマホでも紡がれるようになった
「時代の流れ…かぁ…」
30年前、私が子供の頃の夏は
エアコンなど無くても過ごせた
扇風機と団扇で乗り切れる暑さだった
今では東北の海辺のあの街でも
エアコン無しでは夏を乗り切るのは厳しい
今から30年後の夏には
何が消えて、何が生まれているだろう
願わくば、あの公園には
向日葵の花が咲いていますように……
#1『私は夏が嫌い』
夏は暑くて汗はかくし虫は沢山いるし。
しかも夏休みは部活と宿題ばっか。
おまけに友達がいない私はいつもひとりぼっち。
でも今年の少し夏は違った。
いつもひとりでいる私に声をかけてくれた子がいた。
仲良くなるまでは見えなかった貴方のいいところがだんだん見えてきて貴方のことが気になってきた。
そんな貴方から「花火大会一緒に行かない?」と言われた。
今年の夏は何だか少しだけ楽しみ。
五感を癒す、夏の風物詩。
聴覚を癒す、風鈴の音。
視覚を癒す、入道雲。
触覚を癒す、水流。
嗅覚を癒す、雨上がりのアスファルト。
味覚を癒す、夏野菜。
昔の先人が残した、風物詩は耐えに絶えない。
そして、私が何時ぞ、五感を震わしたあの夏さえも。
夏は全体的に彩度が上がる気がする。
晴れている日が、ではあるが。
青い空、白い雲、青々しい木々。
全てがパリッと色鮮やかに見える。
晴れた日が、ではあるが。
日差しはサンサンと、近頃はギラギラという方が正しいか。猛暑の中でみる青空は体感気温はどうであれ、
気持ちの良いものだ。
スカッと、気持ちも晴れやかになる気がする。
だが残念なことに、視覚的にはパリッと爽やかなのに、湿気がまとわりつくジメッとなんの。
汗をかくと更に際立つベタベタ感。
視覚的な情報と感覚が両極端である。
ふと思う、冬も極端だなと。
冬の風景はなんだがぼんやりというか、どこか掠れて見える、気持ち的に。でも気温は低く、乾燥しており感覚的には鋭い。
色んな面で極端だなぁ。
夏
暑さに弱く
食欲落ちる
夏
それでも、気持ちが
明るくなるから
好きな季節
夏
祭り
花火
スイカ割りetc
私にはモフモフな娘が2人います。2人というか2匹、あるいは2羽って言うべきかな。
耳が長くてぴょこぴょこ飛び跳ねる娘たちは、フワフワな毛で覆われていて。寒かろうが暑かろうが、毎日せっせと毛づくろいにいそしんでいます。
話しが飛ぶけれど、40歳の私にとってクーラーって贅沢品でして。寝る時に我慢できないってくらいの暑さになったらつけるもの。日中はどんなに暑くても窓を開け扇風機でしのぐ。そんなのが当たり前の時代を生きてきました。
令和になった今でも、特に今年は電気代が高騰してるし、開いた窓から風が入ってくるなら、極力クーラーはつけたくないんだけれど。
一昨年の夏ぐらいからかな。朝でもクーラーをつけないと我慢できないほど暑くなってる気がします。それでも、自分だけならマックスにした扇風機の風で耐えしのぐんですけど。
モフモフな娘たちのためには、躊躇なくクーラーのスイッチを入れる母。窓から入ってくる風よりも何十倍も涼しいクーラーの風。この風に一番癒やされてるのは、モフモフなウサギたちよりも、40歳のオバサンだったりする。
僕はつらいと海に逃げ込む
深夜の海は特に、気持ちが落ち着くんだ
海、風、星、月、それらすべてが僕を励ましてくれる
でも、夏が来てしまった
昼になると、人間がここに来る
僕は逃げる
夜ならまだしも、昼間はダメだ
人間が多すぎる
夏は嫌いだ、僕の逃げ場がなくなってしまうから
うるせぇんだ、人間共は
花火やら祭りやらで夜もうるさくて、眩しくて
ほんと、落ち着けやしない
はぁ、しばらく僕の逃げ場はなしか
【夏】
夏休みと期末テストとの僅かな、放課後の部活動。
僕は外のデッサンとしてグラウンドの隅にいた。
元々体が弱いのもあって、何度も入院を繰り返した。そのときに心の支えになったのは、自由帳とクレヨンだった。
母と父は僕の前ではいい顔をして、心配したり笑かしたりと気を遣ってくれた。でも僕は知ってた。医療費が高くなりつつあって、それについて色々と喧嘩しているのを。だからその居場所が無くなる感覚を忘れるために、真っ白な自由帳を開いてはクレヨンで描きなぐっていた。
いつしか体調も良くなった頃には喧嘩していた父と母は安堵していて、申し訳なくて潰れそうだった夏を今でも忘れていない。
夏の香りはどの季節よりも濃い。
僕はそんな夏が嫌いだ。
木陰の中で野球部のバッターがよく見える位置に座る。この学校のエースが素振りをしているのが見える。エースの名前は、きょうへい。
実は幼き頃に病院で出会ったことがある。
『おれ、つよいバッターになるんだ!』
と今と変わらない笑顔で宣言していた。
その後、僕が先に退院してしまったこともあってどうなっていたかは分からなかった。しかし入学式のときに、同じ教室であの変わらぬ笑顔でいる彼を見つけたとき心底驚いたものだ。
「本当に、変わらないね…」
模擬練習だろうか、こちらに背を向けて立ったきょうへいの姿をしっかりと目に焼き付ける。そして膝元にある真っ白なページに、焼き付けた姿を描いていく。
逆三角の背中、太く筋肉質な太もも、柔らかに動く両腕……カキーン!響いたとき、構えた姿のきょうへいが紙の中に現れた。自分の中々の出来に、口元が緩む。
きょうへいは僕を覚えているのだろうか?
描き終えた背中にそっと触れたとき、
近くからポスッと音がして顔を上げた。
「みずき!」
「、え?」
「そこのボール、投げてくんね?」
きょうへいがこちらを見て、指を指した。
そこには野球ボールが落ちていた。
それよりも、、、
「覚えて……」
「ん?」
「僕のこと、覚えてるの…?」
「あったりまえだろ!」
にっと笑う、その顔に胸が張り裂けそうだった。
ドクドクと波打つ心臓を抑えつつ、落ちたボールを拾って少し高いぐらいのフェンスを超えるように投げた。
「さんきゅ、みずき!」
「どういたしまして…?」
「へへ、みずきがまだ絵を描いていて嬉しいよ」
「それは、きょうへいも」
「そりゃ世界目指してるしな!」
「あの頃と変わらないね」
「みずきの絵もあの時から上手かったけど、今じゃ国内での審査に出てるって聞いたぞ。」
「たまたま、だよ」
「努力の結果だろ?そんなふうに言うなよ。俺は嬉しかったんだぜ?」
「…そうだね」
居場所を求めて描いた絵に価値はあるのだろうか?
ただそう思うしかなかった。
幼き頃の自分を否定されたくないと思う気持ちもどこかにあって、全国に出るとて素直に嬉しいとは思えなかった。
「なぁ、今度うちに来いよ」
「え、!?」
「話せなかった時間に話したいことが増えてさ、もう溢れそうなんだよ。だから今度の部活休みの日に」
「…分かった」
「…お前だけだったから、あの時から応援してくれたのは…」
ビックリして固まっていると、遠くからきょうへいを呼ぶ声がした。よく通る声で返事をしたきょうへいは、「また明日な」と背を向けて走っていった。
夏の風はいつも一瞬だった。
でもその一瞬を忘れることは出来なかった。
あの幼い頃の思い出も、また。
「今年の夏は、ちょっと好きになれるかな」
こめかみを一筋の汗が通った。
夏は好きだ。
明るくて、楽しくて、寂しくて、悲しくて、辛いから。
私の中では1番感情の起伏がある時期。
夏の暑さに鬱屈としては、
ふと吹く風に心撫でられる。
明るい太陽と共に活動しては、
夜が短い寂しさで塞ぎ込む。
じめじめとした雨に落ち込んでは、
カラッと晴れた日に歌を歌う。
沢山のことを思い出しては、
悲しい記憶を忘れて。
新しい思い出を作っては、
持てる分だけ少しずつ捨てていく。
光が強ければ影が濃くなるように、
楽しいことも悲しいことも沢山詰まったこの夏が、
私は1番好きなのだ。
君には言っていなかった事
去年の9月から遠距離恋愛始めて
9ヶ月間病んだり回復したりの繰り返し
酷い時は消えたい。。。いなくなりたい。。。
なんて時ももちろんあった。
私の『良いよ大丈夫』『わかった大丈夫』『大丈夫だよ』なんて口癖で
大丈夫じゃないのに『大丈夫』って言葉が出て
頼りたい助けて欲しいのに私いつも
誰かを助けて元気させて
でも私は。。。と思った時
ふと涙が溢れていた。
もちろん君の事は好き
だけどわたしはいまの遠距離恋愛が凄く自分に
ストレスである事を感じてたのかもしれない
食欲ないからマカ、亜鉛サプリで食欲を出させ
眠れないから眠剤を飲んで
今考えれば食べるのも寝るのも無理矢理感
でもそうでもしないと自分がどんどん
壊れていくのがわかったから
遠距離恋愛のストレスは実家、兄弟姉妹関係
そう私の家族は仮面家族みたいな関係だから
気を使うの。