『夏』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
西瓜 花火 キャンプ かき氷 お祭り
夏は楽しいイベントがいっぱい
美味しいものも沢山ある
子どもの頃は夏が待ち遠しかった
少し帰りが遅くなっても大丈夫だったし
何より夏休みが楽しかった
暑さも関係なく走り回っていたっけ
だけど・・・
歳を重ねるにつれ
夏の暑さが恨めしくなる
夏をとばして秋よこーい
「夏」
〚夏〛
夏はもう近い。
本物の夏は自分が気づくとき。
【夏】
夏が好きじゃない。
きらいなわけじゃない。好きじゃないだけ。
四季の中で唯一、思い入れがない季節。
思い出も特にない。だから思い返しても香りがしない。せつなさなのない季節なんて。
芳醇な香りのする季節が好きだ。
つまり、初夏も、晩夏も好きだ。
盛夏は、想像するだけでくたびれてくる。
夏の風という歌を、小学校時代に習った。
夏にふき込んでくる風の爽やかさ、清涼感。
無邪気に空中を走り回って、樹の枝を大きく揺らす。
雲を走らせ雨を呼び寄せ、雷をつれてくる。
ただ夏の風を褒め称え、おもしろがってる歌。
その歌だけが、私の夏だ。
あぁ、でも、
祖母の家の土間の向こうに見えた赤い花は覚えてる。
夏の真っ白な日光の下で、やたら鮮明に咲く赤い花。
ナツキとフユト【25 夏】
「夏生まれだからナツキっていうのか?」
「そう。ひねりのない名前だよね」
「でも、いい名前だと思うぞ。俺だって冬生まれでフユトだし」
「『ナツキとフユト』って、なんか芸人のコンビ名みたい』
それを聞いて笑っていたフユトが、はっとしたように言った
「てことは、もうすぐ誕生日じゃないのか?」
「えへへ、実はそうなんだ」
「じゃ、じゃあ、お祝いしないとな」
「ホント? うれしい…」
(つづく)
【夏】
夏の夜はムシムシする。
暗い部屋で
熱でオレの小麦色の肌に汗がつたっていく。
暑くて耐えられなくなったオレ達は服を脱ぎ
そのままベッドに入る。
真夜中のオレ達はずっと中で熱くなっていた。
どこに触れても肌は火照り続けていた。
でもその熱さもここちよかった。
夏
大正元年8月に生を受けた祖母は、90年の人生を閉じたのも8月だった。
生前、祖母はハイヤーを使って午前中に病院通いをしていたのだけど…
葬儀の翌朝に不思議な事があった。
家の前にハイヤーが来て「お宅から依頼があったので来ました」との事。
えっ!?
親戚が集まっていたので誰かが呼んだのかな?
誰も呼んでなかった。。
もしかして祖母が呼んだ?
ハイヤーはそのまま帰って行った。
私は不思議な出来事に遭遇する事がよくある。
夏の怪談風にしたかったが、全然怖い話しじゃないね。。
夏、私の故郷では大きな花火が上がる。それはそれは大層な花火が、何個も、何個も。
中学生になって初めて貰ったスマホのカメラで水面に反射した花火を撮った。素人が咄嗟に撮ったものだから、酷く滲んだような感じで。画用紙の上で色が滲んでしまったみたいだった。
でも、それは私に目にはとても綺麗なものに見えたのだ。ずっと大切にしているたった1枚だけの写真。
今見れば酷いものだと思うし、お世辞にも良いとは言えない代物だ。ただ、今も私がその写真を持ち続けているのは仕事で撮る花火の写真よりもずっと、ずぅぅぅぅぅっと!!!!思い出の詰まったもので大好きだから!
だからこそ、私は思う。写真は撮った本人がその写真を心の底から「大好きだ!!!」と、そう大声で言えることで写真の価値が決まるんだとね!
「夏」
「みんなこににちはー!◯◯だよ!夏まじでやだすぎる、今日も家のエアコン壊れてるし暑すぎるまじでやだ過ぎるもうやだ…」
僕は彼女の大ファンだ、最近彼女の家を見つけて彼女が汗だくになるのを見ているのが好きだ。実際の彼女は外に出るのも怖がっている、そんなところを知っているのは僕だけだと思うと嬉しくて仕方なくなる。僕がエアコンを壊しても彼女は外に出ることも、修理を依頼することも出来ない。そんな暑い部屋のなか彼女は暑くて顔が赤くなり、汗だくで、息が荒くなるそんなところを見るのが最高すぎる。
だから僕は夏が好きだ
見てくれてありがとうございました!
君とすごした、あの日の話。
通り雨に遭遇してバス停で雨宿りしたり。
どちらかが傘を忘れればふたりで共有して。
ふたりとも忘れた日は、君が雨合羽を持ってて、救世主だと思ったな。
田んぼだらけの田舎で、君と畑道を走って遊んで泥だらけになって。
山に入って遭難して親心配させたり。
唯一ある駄菓子屋でラムネ買って乾杯して。
都会行ったらお土産絶対!ルールも作って。
勉強で分からない所があれば、先生だけじゃなくて村の人たち色んな人に聞きに回って。
青い空が広がる山の頂上に登って、日向ぼっこしたり。
虫何びき捕まえられるか勝負したり。
捕った分だけ持って帰ったら、返してきなさいって怒られた時もあったっけな。
近くの町のひまわり畑に潜り込んでかくれんぼしたり。
ひまわりの種が好物の近所のハムスターにおすそ分けしたり。
緑が橙に染まる頃、君の誕生日も迎えて。
誕生日プレゼント、何あげたっけな。
確か…似顔絵だった気がする。
親がせっかく掃除したもみじの山にダイブして散らかして。
ちゃんと親の手伝いもふたりでこなして。
山が橙に染まったときは、ふたりで山が燃えてる〜って大騒ぎしたこともあったなぁ。
雪が降った日は、ふたりだけで雪合戦して。
小さいかまくらも作って、その中で寝ちゃって行方不明になった時もあったな。
積もった雪にダイブして形残したり、雪食べてるのバレて、親がかき氷作ってくれて。
雪解けが始まった時は、冬が待ち遠しくてたまらなかった。
学校にある桜が咲いたら、そんなことなんてすっかり忘れて。
道端にたんぽぽも見つけて。
学年が上がって、お兄さんお姉さんになって。
入ってきた1年生が可愛くてたまらなくて好きだったなぁ…。
中学生に上がったら、ふたりとも少し疎遠になっちゃって。
クラスも違うし、男女でそんなに仲良くできない雰囲気になって。
少し気まずくなっても、前の通りの関わりに戻って。
勉強して、部活して、一緒に帰って、勉強会して。
高校はもう、違う学校だったしなぁ。
それぞれ彼氏彼女作って、経験して、別れて作っての繰り返し。
相手が自分のことを好きじゃないって思い切ってたからこそそうなったんだろうな。
大学生からは同じ大学で同じ学部で、行きも帰りも一緒で、もう付き合ってたと思う。
どっちからか告白して、実って、喧嘩して、ぶつかって、戻って。
愛を育むってこういうことを言うと思う。
あれから歳を重ねすぎた私たち。
あの青春と呼ぶ日常を、心に終い取っておきたい。
あの日々は一生の宝物になるだろう。
178テーマ【夏】
超絶長くてごめんなさい。
これだけ長くなるとか想像してませんでした。
だれが想像できたんだろうね。
一応四季の移り変わりを表せられる言葉表しました。
気に入っていただけたら嬉しいです。
【夏】
海に行った
君と波打ち際ではしゃいで
水着に着替えて泳いだ
海の家でかき氷を買って
ビーチパラソルの下で食べた
そのあとは手を繋いで歩いて帰った
本当に楽しい一日だった
夏が終わろうとしている
二ヶ月前の楽しかった日を思い出しながら
独りで海に来てみた
あれから君と会うことはなくなって
海の家は幻のように消えてしまっていた
夏はいつだって私に夢を見させて
終わると同時に現実を突きつけてくる
"夏"
少しずつ雨の降る時間が少なくなってきて、一日も降らない日が出てきた。それに伴って、最高気温が高くなってきた。いよいよ夏が近付いている。
「シャンプーすんぞ」
「んみぃ」
ハナを抱き上げ、シャワー室に連れていく。二週間前にやったはずのシャンプーを、やると言って抱き上げられて可笑しな声を出した。
やはり猫は賢い生き物だ。シャンプーの頻度を覚えている。
体毛に覆われたハナの身体の熱を少しでも逃がす為に、シャンプーの頻度を月に一回から二週に一回に増やそうと、先日その旨を獣医に相談すると、そうした方がいいと言われたので、頻度を増やすことに決めた。
猫は水に濡れるのを嫌がるのだが、性格によっては平気な子もいる。ハナは生後数ヶ月の時からシャンプーをしているので水に慣れているので、大人しくシャンプーをさせてくれる。
ちなみにブラッシングの頻度も増やそうと提案されたので、週に一回から二日に一回にした。
シャンプーを終え、シャワー室から脱衣所に連れていき、バスタオルに包む。
「綺麗綺麗になりましたねー」
「みぃ」
「涼しくなりましたかー?」
「みゃあ」
声をかけながら手を動かしてバスタオルで身体中の水気を拭き取る。
水でぺったりと張り付いていた体毛が、少しずつふんわりと空気を含んで立ち上がっていく。
このくらいかとバスタオルを畳み横に避けて、ドライヤーを取り出して弱い温風をハナにあて、更にふわふわに仕上げる。
この時が一番気持ちいいらしく、温風をあてると喉を鳴らす。
水気が無くなり、空気を更に含んでいく。
「はいお終い。お疲れさん」
ドライヤーのスイッチを切り、定位置に置く。
シャンプーする前と比べて白さが増した気がする。
ハナを抱き上げて顔を埋め、洗いたてで乾いたばかりのハナの体毛を顔いっぱいに堪能する。柔らかな体毛が顔を撫で、シャンプーのいい匂いが鼻腔をくすぐる。
「はぁ〜……」
顔を上げると、自然に満足げな声が出た。
盛夏を目前にして終わってしまった夏の抜け殻になにを思えばいいのか俺にはわからない。ただ君の瞳に映る夏を見つめていたかった。それも叶わないのなら秋になるまで目をつむり、空気が乾いて冷たくなるのをひっそりと待とうと思う。
夏は、晴れて社会の一員となった俺に、学生の頃とはまるで違う顔をしてやってきた。
今年の暑さは目も眩むほどで、多忙な毎日に疲れ切った体をじりじりと蝕んでいく。その時点で俺の心身は限界なのに、周りの社会人たちはいつも通りの速さで動いている。
今や思い出となった、夏祭りの喧騒、花火の煙の匂い、セミの鳴き声、目が焼かれるような夕焼け――全てを届けてくれた夏は、もう俺の前に現れてくれない。
そのことを思うと、無性に悲しくなった。
「…嫌いだよ」
無意識に口から漏れ出た言葉。
この日々も、この暑さも、それが変わっていくことも、嫌いだ。
失って、大人になる。時間が過ぎ去って、何か一つを気づかぬ内に失くしたまま成長していくのが、珍しくもない世の常のこと。
大変な日々でも、その一日は二度と返ってこない。夏は過ぎ去るのを待ってはくれないみたいだ。
夏
風鈴の音🎐
綺麗な音色に包まれて…
チェリー🍒入りの
そうめんをいただきながら
…
花火🎇
一瞬だけの煌めきに…
感動🥲
そんな夏の風物詩
お祭り、来年も一緒に行こうねって言ったんだけどね。
【夏】
《夏》《今日のタイトル》《雨華晴のタイトル》
夏が来る度に思い出す。幼い頃家族4人で千葉の海沿いに遊びに行ったり山の方に四人でよく行ってた。浜辺できゃきゃしてるのが1番の幸せでお母さんとおとうさんと笑いあっていてすごい楽しかったなぁ
今はそんなことも無い
今年は海に行けるといいな
3人で行きたい
一緒に行きたい
絶対に絶対に。。。
夏といえばただひたすらに受験勉強したことが思い出だ。
たぶん人生の中で一番頑張ったときだった。
第一希望の学校にはいけなかった。
それでも頑張って受験期を乗り越えた。
達成感と自信と大量の経験値を手にした。
だからあの頑張りは無駄じゃなかったと思う。
#夏(2024/06/28/Fri)
なんでこんなに暑いの
つらいよ
暑いの苦手なんだ
寒いのも得意じゃないよ
北海道民あるあるだねえ
***ちょっとひと休みですかね
「きたよおにーちゃん!おそとあつーい!!」
ドアを開けたらカラコロと鳴る心地良い音。
茶色いカウンターの奥には、微笑んでいる青年がいた。
「いらっしゃい。夏パフェだね」
「ん!あのね、ままからお小遣いもらったの」
「見せてみ?……よし、ちょうど1000円ぴったり。みおのお母さん、夏パフェ食べることわかってたみたいだね」
「はやく!おにーちゃん、はやく!いお、待ち切れない!」
おにーちゃんこと、店員の青年は、1000円を何処かに置いてくると、カウンターの奥からパフェの容器を取り出してきた。みおの好きなフルーツやクリームはなく、からっぽだ。
「あぇ…?いおのパフェは……?」
不思議そうに首をかしげるみおを見て、青年は微笑んだ。
そして、とある事を説明する。
それを聞いたみおは顔を輝かせた。
「はぁあ……あっつーい」
勢いよく開けたドアから、カラコロと愉快な音がした。
茶色くて、少し古びたカウンターから、あの頃となぜかちっとも変わらない青年が微笑んでこちらを見ている。
「いらっしゃい、みおちゃん。夏パフェ、かな?」
「ん…えっと、1000円だったよね…はい」
「うん、丁度1000円お預かり致しました」
「はー、マジ暑い。てんちょー、早くぅ」
「はいはい」
青年は、みおの目の前に、どんとパフェの容器を置く。
青年は笑顔で言う。
「何をのせますか?」
みおも笑顔で答える。
「バナナといちご、あと生クリームで」
あっという間にできた超美麗完全無欠パフェを連写した後、みおは大きく一口頬張った。
甘くて、柔らかくて……甘酸っぱい。
「あ゙ぁーっ、これだこれ!うまっ……!」
「そういえば、このシステムを説明する前、みおちゃんほんと面白い反応してたよね」
「それって夏パフェがここにできたばかりの頃のこと!?めっちゃ昔じゃん。懐かしいなー、私、自分のこと『みお』って言えなくて、『いお』って言ってたなー」
「あはは…そんな頃もあったね。…でも、今やみおちゃんは高校生。まだ通ってくれてるなんて、ほんとみおちゃんには感謝だよ。なんでこんなボロっちい所に通ってくれてるの?」
ぐっ…と生クリームが喉に詰まりそうになった。
「ケホ……え、えっと…やっぱ馴染みがあるし…料理が美味しいから、かな」
「わー!そんな事言ってくれるなんて嬉しいよみおちゃん!」
そうやって少年のように目を輝かす―何歳か分かんないけど―そんなとこ。
私は料理が美味しいのも、馴染みがあるっていうのも嘘じゃないけど……。
ニコニコしながら私が夏パフェを完食するのを待っているてんちょ……おにーちゃん。
ほんとの理由は、あなたなんだけど……まだ子供扱いされてるみたいだし、当分気づいてもらえそうにないや。
でもいつか、そう見てもらえるようになるまで、通ってやる。
完食した夏パフェから、爽やかで甘酸っぱい、胸がきゅっとなるような夏の匂いが漂ってきた。
夏
全てを特別にしてしまうような空気が溢れる季節。
深い青に映える白と冷え切った炭酸水が、いつかの記憶を呼び起こす。海を眺める君は太陽に負けないくらい笑っていた。
日々家