夏、私の故郷では大きな花火が上がる。それはそれは大層な花火が、何個も、何個も。
中学生になって初めて貰ったスマホのカメラで水面に反射した花火を撮った。素人が咄嗟に撮ったものだから、酷く滲んだような感じで。画用紙の上で色が滲んでしまったみたいだった。
でも、それは私に目にはとても綺麗なものに見えたのだ。ずっと大切にしているたった1枚だけの写真。
今見れば酷いものだと思うし、お世辞にも良いとは言えない代物だ。ただ、今も私がその写真を持ち続けているのは仕事で撮る花火の写真よりもずっと、ずぅぅぅぅぅっと!!!!思い出の詰まったもので大好きだから!
だからこそ、私は思う。写真は撮った本人がその写真を心の底から「大好きだ!!!」と、そう大声で言えることで写真の価値が決まるんだとね!
6/28/2024, 11:38:00 AM