声が聞こえる』の作文集

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声が聞こえる』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

9/22/2024, 9:23:55 PM

喜ぶ声。怒る声。哀しむ声。楽しそうに笑う声。
 君の声が、頭の中にこびりついて消えない。人は最初に声から忘れてゆくというけれど。今でも、こんなに。こんなにも鮮明に思い出せるのだから。忘れさせてはくれないのだから。
 きっと君という存在は永遠に僕の中に在るのだろう。
 本当は知っている。君はもういない。僕の前に姿を現しはしないのに、声は今でも鮮やかなままで。実は傍にいるのかもだなんて、虚しい想いが僕の全身を震わすのだ。
 いっそのこと、耳を切り落としてしまえたら。
 莫迦なことを考えてみる。

 無意味な思考だ。分かっている。たとえ聴力を失ったって。
 この声だけは、忘れない。
 今日も、君の声が聞こえる。



テーマ「声が聞こえる」

9/22/2024, 9:17:36 PM

「どこにいるの」
 あるマンションでのことだ。ロビーにいると謎の女性の声が聞こえるらしい。
「どこにいるの」
 その女性は誰かを探しているようだ。しかし、見つからないらしい。
「どこにいるの」
 その女性は鏡越しに見えるらしい。まるで亡霊のように。
「どこにいるの」
 彼女は何度も繰り返し声を響かせる。
「どこにいるの」
 返事を求める声を、繰り返し繰り返し響かせる。
「どこにいるの」
 されど、彼女が求める返事は来ない。
「どこにいるの」
 彼女がいる世界は鏡の世界。それは死者だけが入り込む世界。
「どこにいるの」
 彼女が求めているのは、生きている我が子。だが、彼女がいるマンションにはいない。
「どこにいるの」
 別の場所で生きているから。彼女の呼び掛けに応えることはできない。
「どこにいるの」
 彼女は今日もマンションの中を、鏡越しに彷徨い続ける。
「どこにいるの」
 叶わぬ望みを抱き続けながらーー。

9/22/2024, 9:15:56 PM

【声が聞こえる】


 名を呼ばれた気がして、振り向いた。
 その声には、確かに聞き覚えがあった。懐かしく響く、甘く柔らかな声。
 もう一度でいいから聴きたい、と思い出そうとするが、記憶は霧の中のように曖昧にぼやけて声を再生してくれない。
 ああやっぱり居ないのだと、永遠の不在を思った。

9/22/2024, 9:02:45 PM

「どうせ上手くいかない」

「お前はなんてダメなやつなんだ」

頭の中を延々こだまし続ける。自分の一部のくせに、四六時中自分を打ち負かそうとして、やめてくれることはない。無視すればいいってわかってても、アイツは的確に聞きたくない言葉を刺してくる。

もういいよ。わかったから。

本当の悪魔は、人の頭の中にいるのかもしれない。

9/22/2024, 8:31:55 PM

→短編・やまびこ山の独り言

 今日も声が聞こえる。
「ヤッホー!」
 はいはい。
―ヤッホー、ヤッホー、ヤッホー……
 私のモノマネに皆さんは大満足。
「おーい!」
―おーい、おーい、おーい……
 あっ、もしかして皆さん? やまびこって声の反響だと思ってます?
 いやいやいやいや! アレ、私たち山のオウム返し技術の賜物なんですよ。
 だからね、稀に、ごくごく稀に、こんなイタズラもするんです。
「山登りサイコー!」
―また来てねー

「な、何か違う声が聞こえなかった??」
 やまびこポイントと言われる山間の山に登頂した女性は、友人と顔を見合わせた。
 二人はどちらともなくスマートフォンを取り出した。阿吽の呼吸で一人が動画撮影を始め、もう一人が山に向かって叫ぶ。
「ヤッホー!?」
―ヤッホー、ヤッホー、ヤッホー……
「山登りサイコー!」
―山登りサイコー、山登りサイコー、山登りサイコー……
 しかし何度も試しても、やまびこは彼女らの言葉を山々に反復させるだけだった。
 
テーマ; 声が聞こえる

9/22/2024, 8:23:34 PM

詩(お題)
『声が聞こえる』


誰かが「声が聞こえる!」
そう言ったなら
耳鼻科の病院を紹介する

それでも「声が聞こえる!」
そう言ったなら
精神科か心療内科に行けと言う

私が「声が聞こえる?」
そう言ったなら
悪霊退散、お祓いをするだろう

けっして
病院には行かない。笑

9/22/2024, 8:07:19 PM

「声が聞こえる」(一行詩)

我が名を呼ばれて振り向いても誰も居ない水の底からひゅるり……
       ◆
何かから声が聞こえる…だぁれの声…?
       ◆
壁の中から聞こえる声は 流れ流れていく 水の悲鳴

9/22/2024, 7:55:36 PM

声が聞こえる

この古道具屋を始める少し前から、物の声が聞こえるようになった。物の気持ちが分かるとか、会話ができるとかそんな大層なことではない。時々、本当に時々、言葉が流れてくるように物の声が聞こえる。それを怖いと思ったことはない。ただ聞こえるだけで、良いことや悪いことがあるけではない。

長く使ってくれてありがとう。
手放さないで。
幸せだったよ。
また会おう。
置いていかないで。

感謝の声や別れを惜しむ声、泣き声に笑い声、再会を望む声、時には恨みの声もあるが、どれも物と使っていた人たちの思い出が奏でる声た。そして、物と人の歴史が終わる時に物がたどり着く、ここはそんな古道具屋。

今日も古めの万年筆がやってきた。

『僕はまだ使える。使える。使える。』

すっと声が聞こえる。小さな声で泣きながら呪文を唱えているようだ。長く使われ、存在し続ける物は付喪神になるらしいが、これでは妖怪になりかねない。周りに置かれた物たちも少し気にしているようだ。

こんな時こそ、店主である私の出番だ。
まずはお手入れをしよう。外見が綺麗になれば、気持ちが少しでも穏やかになれる。人も物も同じだ。それに、この古道具屋にたどり着いたのだから捨てられたのではない。捨てるとはゴミ箱にポイすることだ。万年筆を持って来たお婆さんも手放すのが寂しそうだった。

さあ、お手入れ開始だ。

まずは、万年筆のペン先を水に一晩浸す。
ペン先からインクが抜けたら、きちんと水分を乾いた布で拭き取りる。ペン先を本体に戻し、万年筆全体も乾拭きして出来上がりだ。お手入れしながら、『大丈夫。大丈夫。まだ使えるよ。次の人にも長く使ってもらいたいねぇ』なんて思いながら作業を進める。
そして、店の日当たりがよいショーケースに万年筆を置く。長く置くと日焼けしてしまうが、始めはポカポカして気持ちがいいはずだ。

カランカラン。

「いらっしゃいませ!」

「万年筆ありますか?」

さあ、君の出番だよ。

9/22/2024, 7:40:30 PM

声が聞こえる

自分を呼んでいる声がする、振り返っても周りを見ても誰もいない、自分の心の葛藤からか、あの声に思えた

もう呼ばれるはずがないのに

一緒に過ごした時が一瞬で蘇ってくる

もう何年も前なのに

自分が聞きたい一心なのか、もう一度会って抱きしめたい
そんなことはできないことはわかっているのに

決して後悔はないわけではないけれどこれからは後悔しないように自分が生きている間は、言いたいことを言い合いたいと思う

また声を聞かせてくれてありがとう

9/22/2024, 7:20:28 PM

あなたがいたから
今、生きていられてるんだよ。

だから、あなたを忘れることが出来なくて
この気持ちも忘れられなくて
胸が締め付けられる。

あなたからしたら
私が勝手に好きになっただけだけど
それでもあなたに出会って好きになって救われた。

もう一度だけあなたに会えたら
「ありがとう」と伝えたい。

9/22/2024, 7:17:45 PM

大学生になると同時に化け物の元から逃げ出そうと一人暮らしを始めた。
しかし、ほんの数ヶ月で化け物は己の立場を利用して大学の教師連中を味方にし、こちらの居所を突き止めた。
その頃から声が止まない。
外から物音がする度、化け物共の足音が、唸り声が聞こえてくる。
来る。向かって来る。
こちらが消えるか、あちらを消すかしなければ一生逃れられない。
そんな思考が落ち着く頃にはいつも部屋中が荒れ果てていた。
学歴も友人も皆捨てて半ば蒸発するかたちで姿を眩ました。
今の家ではもう声は聞こえない。
静か過ぎるくらい何も聞こえなくなった。
またあの声が聞こえたらと考える度、心臓の音がバクバクと煩く鳴っていた。

9/22/2024, 6:51:01 PM

眠れない夜
過去の声が聞こえる
変わる事の無い過去
縛られる自分
ギリギリの日々
新しい自分

9/22/2024, 6:39:43 PM

『細胞交差点』
交差点を薄目でみている 今日死ぬ人 明日を生きる人 交わる 交わる 信号は乱れない 赤から青へ その繰り返し 感情が伴えば 声が聞こえる 私の肩をそっと掠める

9/22/2024, 6:36:02 PM

声が聞こえる





夜、カップ麺とエナドリをコンビニで買った

トイレで済ませて、店を出る前、少女とすれ違った

髪はボサボサ、肌もカピカピで、見るからに普通ではなかった

その少女が気になり少し見ていると、少女は缶ビールを持っていたエコバッグな入れた

運悪くそれが店員にバレ、連れていかれそうなところを、俺は咄嗟に少女の手を引いて、走り出した


しばらく走った公園で、少女と俺は仲良くなった

深くは聞かなかったが、少女は親に虐待されているようだ

その時は性欲を抑えるのに必死で、よく話を聞いていなかった

朝日が昇って、俺と少女は解散した

少女は別れ際に、拙い声で、「ありがとう...」と言った



後日、少女は親に虐待されて死んだ

その日からずっと聞こえるんだ

「ありがとう」が

9/22/2024, 6:34:30 PM

耳を傾けると、懐かしい
声がする
からからと楽しそうに笑う君の声
もう、聞くことは出来ないとわかっている
のに、どうして…
馬鹿げてるってわかってる
それでも、僕はもう一度君の声を
聞きたい

声が聞こえる/夜凪

9/22/2024, 6:19:55 PM

ちかちゃんの声が聞こえる。
幸せな声が良いな。
笑ってると良いな。

ママはちかちゃんを不幸にするために産んだのかな?
幸せを自分の手で掴み取って欲しくて産んだんだと思うんだけどな。

自立する力をつけて欲しい。
だけじゃダメなんだね。
幸せを、チャンスを掴みとる。
幸せの選択を出来る術を身に着けてもらわなきゃいけなかったんだね。

もっともっと考えなきゃ…

そして、それを実行できる力を、どうやったら手に入れられるだろうか。。。

9/22/2024, 6:00:49 PM

声が聞こえる







僕は一般の人が聞こえる音と、もう一つ、違う音が聞こえる。




アソぼウ? _


( 遊ばないよ。 )


こっチおィデョ _

( 行かないよ。 )



こんな風に。


 この世のものでは無い音も聞こえる。物の音も。勿論。聞こえてしまう。



もうそろそろ遅刻してしまうよ? _

( 有難う。急ぐよ。 )


車!気を付けて! _

( おっと、、本当だ、教えてくれて有難う。 )

         ユ ウ レ イ
物たちは優しい。アイツラと違い。




「 すみません。遅れました。 」


案の定遅れた。うん。まぁこれは自分が悪いと思う。
普通に寝坊だ。




ーーーーーーーー

反省文、やだな。


じゃァ、ャメれバ? _

( そうだね、やめ、、((


「 ねぇ。はなちゃん。戻ってきて? 」

「 ッ!み、湊。有難う。って、はなちゃん言うな。 」


危ない、、、呑まれるところだった、

また、湊に助けられたな、、


くソ、もゥすコシだッタのに _


( 僕も湊も、そちらにはイケナイよ。 )

「 そろそろ放課後か、、湊。帰ろう。 」

「 うん。あ。はなちゃん。今日俺泊まる。 」

「 OK。分かった。母さんに言っておく。 」

「 お願いね。 」

「 ん。そのまま来る? 」

「 うん。そのつもり。 」

「 はいはい。 」


たまに湊は僕と帰ってくれる。僕が呑まれ易い体質だからだ。

「 いつも有難う。湊。 」

「 うん。大丈夫だよ 」

「 ははっ、 」

「 湊、今日変だ((華歌!!!!

「 え。湊?? 」

「 華歌!早くこっちに来て!ソイツ俺じゃない。 」

どういうことか分からなかった。だけど、身の危険を感じた。

だから僕は本物の湊の所へ向かった。

「 ちッ もゥすコシだッタのに、じャマ、すルナ”! 」

消えた、、、、怖かった。

こんなことは初めてだったから。今までもよくあった、けど、これは初めてだった。

「 はなちゃん。走るよ。 」

「 え、み、湊!? 」

珍しく湊が焦っている、、


それから色々あり、お祓いをおじいちゃんにしてもらった。
母さんとか湊とか、おばさんにまでこれからはヘッドホンをつけろと言われた。学校側にも連絡しておく。って。
そんなに今回のことが危なかったのか、、、
もし、あのまま偽の湊に着いて行ってたら、?
僕、どうなっていた、?
そう考えるとゾッとする。



もう僕は声なんて聞きたくなかった。


声が聞こえる って怖いね。

9/22/2024, 5:50:22 PM

君の声が、聞こえる。
怒鳴るような大声で、声を震わせながら歌う君の声は
私の心臓を掴んで離さなかった。
君に彼女が何人いても、私は構わなかった。
お金として見られていても構わない。
ただ、一緒にいて
その声で優しく囁いてくれるだけでよかった。
人気になんて、なってほしくなかったのに。

9/22/2024, 5:47:40 PM

『秋恋』
私は秋が好きだ。暑すぎず寒すぎずで過ごしやすく、運動をするのにも向いている。加えて秋刀魚やサツマイモ、ブドウなどいわゆる秋の味覚と呼ばれる食べ物たちも旬を迎える。とはいえこれらが好きな私にとっては食べ過ぎて体重が増えてしまうという悩みにつながりもするのだが、まあ些細なことである。
そんな秋の訪れが今年はずいぶんと遅いように感じる。9月も下旬になったというのにいまだに30度を超える日が続いている。そのため、我が家のエアコンなど6月中旬頃からほぼほぼノンストップで稼働させられており、そろそろ悲鳴をあげそうである。
このまま暑い日が長く続くようになれば私の大好きな秋の味覚が存分に味わえなくなってしまう日が来てしまう恐れがある。それどころか、そもそも秋という季節が無くなってしまうのではないかとすら考えることもある。日本が死ぬほど暑いかそこそこ寒いかの二極になってしまう日は来てほしくない。いつまでも秋に恋をしていられるよう、秋を恋しく想うだけの日が来ないよう私にできることを少しでもしていきたい。


『声が聞こえる』
私の出番が回ってきてしまった。できることなら回ってきてほしくなかった出番だ。試合カウント2-2、勝った方が次のステージに進み、負けた方は夏が終わる。まさにすべてを託されたといっても過言ではないだろう。
椅子から立ち上がり、チームメイトを見回す。接戦で負けてしまって泣きそうな顔、勝利をもぎ取ってきてあとは託したぞという顔、声がかれても最後まで声を張り続けるという決意をした顔、いろいろな顔が見えた。相手は強い。ガタイが良いとか闘志がみなぎっているとかの話ではない。純粋に向こうのエース選手だ。対して私の誇れる部分と言えば声だけ。先生は「どんな場面でもあきらめずに声を張り続けることができるお前の根性が~」と熱く私をこの位置に置いた理由を語ってくれたが、単純な実力面だけで見れば私はこのチームのエースには到底及ばない。そう考えるとどうしても足がすくんだ。
震える足を叱咤して前に進む。そんな中、静寂を破って声が聞こえた。足を止めて顔を上げるとそこには一緒にこの部活に入って切磋琢磨し、最後の最後で惜しくもレギュラーを逃してしまった友の顔があった。目が合ったことに気が付いたのか向こうはサムズアップをしてくれた。返すことはできない。それでも覚悟は決まった。うなずき返し、胸を張って再び歩き出す。さあ、試合開始だ。

昨日の分の投稿忘れてしまったので2つまとめました

9/22/2024, 5:45:26 PM

声が聞こえる

なんの声?
私のこと話してる?
幻聴?

今の心は良いことが考えられないわ

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