『声が聞こえる』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
【声が聞こえる】
◀◀【大事/おおごとにしたい】からの続きです◀◀
⚠⚠ BL警告、BL警告。誤讀危機囘避ノタメ、各〻自己判斷ニテ下記本文すくろーるヲ願フ。以上、警告終ハリ。 ⚠⚠
クラーラの店のお隣に移動するだけだったので、次なる目的地にはたちまちのうちに到着した。イダ・スティール・プロダクツ ―― エルンストが勤める企業であり、北の本国に拠点を置く、バルマー・テクノロジーと号する産業用シール製品を主として扱う大会社に連なる子会社のひとつの生産会社、製造請負工場である。今までデータでだけその名に関わってきたアランには、今回の現場訪問という滅多にない機会に至ってほのかな感動が湧き、好奇心を大いにくすぐられていた。車で素通りしたときから気になっていたが、その工場はまず見た目がデザイン性のある洒落たカフェのような外観なのである。ダークブラウンのリブウォールにところどころ木材パネルがあしらわれ、大きく大胆に配されたエントランスや窓のガラスは建屋全体の良いアクセントとなっていた。これは内部も相当凝っているのだろうなと期待しつつエルンストに案内されて中へ通されると思ったとおりであった。シックな色調に統一された現代的モダンテイスト・インダストリアル風であり、屋内全体が吹き抜け、ぶち抜きで焼付塗装された鉄材と渋めの木材を多用した内装、インテリア、そこかしこにあるグリーン、そして広い窓による自然光と開放感は快適なリラックス空間を演出していた。ブラボー、僕のオフィスより素晴らしいじゃないか!案内の最中で幾度も足を止め見入ってしまうアランだった。
「僕の仕事場、気に入って下さったみたいですね、アラン」
二階事務所スペースに入ったところでまた立ち止まり、大窓から見える川辺の景色に見惚れているアランの無心な様子にエルンストも案内の歩みを止め、和んだ笑みでそばに寄り話しかけた。ここは大窓向きにデスクが設置されていて、入口に立つアランとエルンストから見ると社員はみな背を向けた格好で、二人には気付かずに仕事に勤しんでいた。が、背後から先ほどのエルンストの声が聞こえると社員たちは驚いて振り向き、声のぬしを見つけるや歓声を上げて席を離れ、二人を取り囲み一斉に話しかけてきた。
「エル、おかえり!大変だったな!」
「よく一人で乗り切った、ご苦労さん!」
「さっき連絡があったよ、チーフの意識が戻ったって!」
「ね、この人?助けてくれた人って?」
「え、やだ素敵!!」
「ホントだ!だれ、ねえ誰、エル?」
やはりここでも女性の観察眼は優秀で、概して女性社員が多く、たちまちアランにむらがる数が増えていっそう賑やかなおしゃべりとなった。少数男性社員陣はぽつねんと囲みの外で呆気にとられて眺めるばかり。アランのそばに居たせいで巻き添えに遭い、一緒に包囲されたエルンストは収拾をつけるために声を上げて注目を引かせた。
「ああ、みんな静かに!我が社の大恩人なんだから行儀良く頼むよ。彼はアラン・ジュノーさん。偶然通り掛かったところを助けてもらって、チーフを病院まで運んで下さったんだ。騎士道精神あふれる彼に、まずは感謝の拍手を!」
エルンストが高らかに手を打ち鳴らすとすぐにわっと大きな拍手喝采が沸き起こった。思いもよらぬ盛大な歓迎ぶり、全員の眩しいほどの陽気で天真爛漫なリスペクトの笑顔を向けられてアランは気恥ずかしさを覚え、片手を首に当て気後れ気味に笑って会釈するだけの控えめなお返しでその場をしのいだ。病院でエルンストに指摘された、エリート然としていない「素の状態」の時に、こういうおおやけでの華々しい席は苦手なんだけどなあ……アランは助けを求めてエルンストに視線を合わせ、困ったように肩をすくめてみせた。すると彼は意外な表情を浮かべたものの、仕草で告げられたアランの意を重んじて拍手を止め、ふたたび声を上げてみなの注意を引いてくれた。
「拍手をありがとう。実はさ、社長にもこの大恩人へ感謝とご挨拶をして貰うために、彼、ジュノーさんに無理言ってわざわざここまで寄って頂いたんだ。いま社長室へ向かっている途中だから、あまり他では長居できなくて。だから悪いけれど僕たちこれで失礼させてもらうよ。それじゃあね、みんな。仕事の邪魔してごめんよ」
半分でまかせのアドリブを上手く織り交ぜて、穏便にいとまごいをするエルンストにアランはまたもや感心する。シャイで誠実で純朴で、冗談や駆け引きが苦手そうな印象が初めにあったが、ときに見せる当意即妙に堂々と振る舞う如才ない彼にずいぶんと一目を置くようになってきた。 ―― 一緒に仕事できたら面白いかも ―― そんなことをふと考えたりして。
「あ、ちょっと待った、エル」
事務所員一同の落胆がさざめき広がる中、それ退散!と笑って手を振り踵を返しかけたエルンストとアランに社員の一人が声を掛けた。
「たしか社長はいま部屋には居ないぞ。多分現場で作業してるはずだ」
▶▶またどこかのお題へ続く予定です▶▶
声が聞こえる
聞こえても
聞かなければいい
声が語る
そのモノが何なのかを
割と間違い易い
言葉だけが意味ではないし
声色にも意図がある
語られた意味と
聞き返した意図で
問われてるモノも変わっていく
やがて慣れたら思い込む
だから固定しないように
いくつかを用意しときましょう
その遊び方次第で
新たな一面を垣間見るかもよ
1つだけが正解でもないんだしね
声が聞こえる
「もう、無理」
親友は、そういって消えた。
「…わ、私…どうしたら…」
泣いて、泣いて、叫んだ。
『私ちゃんは、生きなきゃだめだよ。辛いと思うし、苦しいと思うけど…ごめんね。わたしは、この世界から逃げちゃった。いじめに、もう耐えられないからさ…。でも、私ちゃんは人気者だから。おばあちゃんになったら、会おうね。楽しかったよ。わたしと友達になってくれてありがとう。』
「…ぁ……わ、私…」
親友からの、最期の声が聴こえた。
私を呼ぶ声が聞こえた。
懐かしい声。
振り向いたけれど
誰もいない。
風に揺れる
木々の梢?!
あなたの声に
とても似ていたの。
声が聞こえる
帰り道、後ろから声が聞こえた。
そこには、最近引っ越してきた、同じ中学に通う先輩がいた。
先輩と言ってもタメ口で話していて、もう友達って感じ。
その先輩は、来月にまた引っ越すらしい。
密かに思いを寄せていた私は、すごく寂しく感じて、残りの日をせいいっぱい楽しむことにした。
そして彼は引っ越していった。
その日の帰り道、また、後ろから声が聞こえた気がした。
声が聞こえる
部屋の外から声が聞こえてくる。
うちは田舎で大分古い造りだから、防音はない。
耳の悪くなった父が大音量でTVを見ていると、その声が聞こえてくる。
だけど何を話しているかまでは分からない。
声が聞こえる。
田んぼから鈴虫の鳴き声が聞こえてくる。
元気に気持ちよさそうに鳴いている。
だけどやはりなんと鳴いているのかまでは分からない。
秋の夜は平和だ。
今度は、自分の心の声にでも耳を傾けてみようか。
私の心は今なんと言っている?
脳内の思いを言語化する習慣がなかったわたしには、心の声なんて聞こえてこない。
でもきっと今も小声で、いろんな悩みや不安を呟いていると思う。
その声をちゃんと聞いて自分と向き合う努力をしたい。
私の心、今なんて言ってる?
耳を澄まそう。
そのために瞑想するのも良いかもね。
「声が聞こえる」
当時は不思議だと思わなかった。
今思い返すと物心つく前には
聞こえていた。
【声が聞こえる】〜Mrs.GREEN APPLE様〚Lion〛〜
広々とした地を駆けていく
いつだってそうで在りたい
誰かの声が聞こえてくる
気付ける人間で在りたい
「素直に心を開きたい」
きっと相手もそう思っている
世界は貴方が思うより
悪くないかもよ
声が聞こえる、なんだろうか、訴え掛けている?
"お願いだから!!此方へ来ては駄目よ!!"
泣き叫んで、僕の方に言い続けている。
何が起きたか分からず動揺していると、
そこには、黒い空間が続く穴があった、
もしや、この事を言っていたのか、気になって、
入りたいと思ったが、あの言葉が心に残って、
中々入れやしなかった、自分の身に何か起こる
予言をして、だから、来て欲しくなかった、と、
思うしかなかったので、その場から急いで走った
そうしたら、また、声が聞こえた。
"ありがとう。さようなら、良い人生歩んでね。"
この声、やっぱり……まさか、
不思議だと思っている理由が今分かった。
君は天に召されても、僕を守ってくれるんだね。
ありがとう、君の分まで生きてから、
そっちへと向かうから長いかもしれないけど
ゆっくり、天で待っていておくれ。
声が聞こえる
声が聞こえるのだと憔悴した顔で彼は言った。意味がありそうな命令が聞こえるのであれば精神科を受診したほうがよさそうだが、そういうのとは違うようだ。どんな声が?と尋ねると、悲鳴が聞こえる、それも一人ではなく何人もの悲鳴が重なって、遠い耳鳴りのようにも思えるけれど、夜も昼も聞こえて睡眠不足でまいっているのだ、と答えた。そうか、それは不運な話だ。単に病気であれば放置したんだが。地獄の声を聞く能力者は放置できないんだよねえ。人類はまだあの声を知るべきではないんだ。私は手を挙げて天使たちに合図する。この男を眠らせなさい。世界に審判の角笛が鳴り響くその日まで。
声が聞こえる
本を開くと声がする。
静かな部屋で私一人。
私も、もちろん声を出していない。
でも、文字から声がする。
だんだん、声だけだったものが
人も物も形がはっきりして、
自分の解釈でできた自分だけのその本の世界が見える。
文字は話さない。
でも、話せるのだ。
この本からは女の人の声がした。
この本は、男の人。
これは、子供の声?
あ、おじいさん、おばあさんの声もする。
本でなくても良い。
取扱説明書や、食べ物の表示、スプレー缶の注意書き。
どんな文字からも声がする。
私が今うっている文字からは、前うった文字からは、
どんな声がする?
きっと、人によって変わるのだろう。
さあ、今日も文字を読もう。
声を聞こう。
自分だけの世界に入って、
自分だけの世界を感じよう。
〜声が聞こえる〜
虫が奏でる音色 動物たちが歌う声
風の囁き 雑踏を歩く音
いろんな音で溢れる世界
無音なんてない
静かな場所なら
自分の息遣い 心臓の音
「何か」はいつも聞こえてる
そんな世界でも 君の声だけは
聞き逃しはしない
私の世界の始まりの声が聞こえる
今日もまたはじまるようだ
また今日も頑張ろう
#声が聞こえる
届けたい言葉
受け取りたい言葉
言えなかった言葉
言わなかった言葉
声にならない
声にできない
弱いわたしの哀しい言葉
欲しかった優しい言葉
今夜はひとり月を見上げ
思いを巡らせる
聞こえるくるの
聞こえてくるの
私の中の私の声が
私が探す愛する言葉
いつか声に出したい愛ある言葉が…
君の葬儀が終わった後。
重くて血塗られたみたいな心が沈む。
世界がいつもより青くて暗かった。
鉛を付けたような脚を運び、喧騒を歩く。
するとふと一つの声が鼓膜を揺らす。
「元気で。」
聞き慣れた声。
好きな声。
愛しい声。
ねぇ。
君の。
声が聞こえる。
声が聞こえる。
僕の名前を呼んでいる。
あの光の方へ行かないと。
「ねえ、きっとそっちに行かない方がいいと思うわよ。」
「なぜ?」
「ふふ、そっちに行ってはダメよ。」
「だから何故?」
「だって、あなたが望んだことでしょう?覚えてないのかしら?私は覚えてるわよ。」
「?、僕は何を望んだんですか?」
「本当の自由を望んだのよ。」
「本当の自由ですか」
なんだ?本当の自由って…僕は何を望んだんだ?
わからない。覚えてない。今真っ暗な場所にいることも。
何もかもがわからない。頭が痛い。怖い。
また、光の方から声がした。
ああ、そっか。俺は自ら死を選んだのか。
じゃあ、あの世?
「あら、思い出したの?そう、まあいいけど。で、あなたは自らここにくることを望んだのよ。」
「なあ、僕は今ものすごく行きたいと思ってしまったんだ。返してくれないか?」
「はあ、貴方以外と我儘なのね。まあ、いいわ。本来こんな運命になるはずなかったもの。」
そして彼女は「今回は許してあげる」と言った。
「さよなら、私の愛しい子。」
僕は、病院にいた。
彼女が泣いていた。
「よかった。よかったよ………生きていて」
「ごめん」「許さない」「本当ごめん」「ふん!」
「うぅ……よがったよおぉぉ」
ああ、ごめんな。そして見捨てずいてくれてありがとう
愛してるよ。
夏休み 朝早くから子どもたちの声が聞こえてたのになぁ。
最近はほとんど見かけない、声も聞こえない。
暑いから?
両片思いの時、彼の声が聞こえるだけで頑張れるし嬉しかった。でも今は彼の声を聞くたびに辛くなる。
1つだけ願いが叶うなら、あの日に戻りたいな、、
あ、また声が聞こえる。ざわめき。嘲笑。陰口。
一人でいる時、怖い。怖いのは人の声。いや、怖いのは人。被害妄想だなんて、言わせない。
僕は、俗に言う「敏感子」らしい。敏感な子供。右脳が活発に動いて、一人でノリツッコミしたり、一人で会話するような子供。洋服のタグが気になる子供。心当たりはないだろうか(5人に1人はいるとのこと)。
その代わりに僕が得たのは、小説に感動出来る感性。だから、嬉しいとは思わないけど、悲観的にも捉えていない。
小さな刺激で疲れてしまう。そんな子供が居るということを知ってほしい。そして、誰にでも優しい世界(難しいかもしれないけど)を作ってほしい(それか僕が作るのかな)。
声が聞こえる
私の体験談でもしようか。
中学生の頃初めて吹奏楽と言うものを聞いた時、私の頭の中で衝撃が走った。この世の中に美しいものがあるのかと思った。それがやりたくて、親にも言うのも忘れ勝手に入り、自分がやりたい楽器は出来ずに細々と練習していた。
時は流れ、高校になり周りとうまく馴染めずやはり、楽器を細々と練習。この時だけが癒しだった。心の拠り所だと思っていたのに、気分転換にジュニアのオーケストラのオーディションを受けた。ジュニアと言っても甘く見ちゃいけない。本当に皆上手く、音楽科の高校だの親が演奏者だの、私からすれば知らない生き方をしてきた子達が沢山いた。私は特に高校は音楽科と言うわけでも無いので普通に落ちると思い、初オーディションと言う怒られるが、記念感覚で受けたのだが見事に受かったらしく初めてオーケストラの練習に行った。またもや、私は音楽に取りつかれた。いやだな、いやだな、辞めれないじゃない。音楽の声が聞こえて、仕方がない。私をどんだけ音楽の世界を覗かせる気だ。
「声が聞こえる」
私は地獄耳である
自分の事を言われると
すぐにわかる
小さい頃に身につけた
私の変な技だ
コソコソ...声が聞こえる
″あの服はないよねー笑″
好きで着てます、この服!!
それが何か?
最近、気にせず
歩けるようになってきた
どーでもいい人の
どーでもいい批判なんか
どーでもいい...
″てか、お前の服もないわ笑″