声が聞こえる』の作文集

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声が聞こえる』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど

9/22/2023, 3:40:20 PM

声が聞こえる

風の音。雨の音。虫の声。草の音。

いろんなところに、声が、音が、
溢れている。

9/22/2023, 3:31:51 PM

庭にひとつふたつぶら下がった、あまいあまい実にかじりつくひなたの下のきみは、息をのむようないとおしさとしあわせをまとっていて、ふときみの遠い未来に当りまえのように存在している自分を想像してみて、あまりのまぶしさに泣いてしまう、胸のノートに、しわをつけたような痛み

9/22/2023, 3:17:17 PM

『秋月の夜道に配慮下さい(しゅうげつのよみちにはいりょください)』

秋分の日が色味を帯びる今日この頃。
家路に刺さった風車が夏の残り香に吹かれ、カラカラと鳴っている。
今日も学校は平和だった。なんら変わりない日常。
まだ青みを残したイチョウが「それでいいんだよ」と僕を諭す。
ふと赤の信号で足を止めると思い出すことが一つある。
丁度二年前の今日のことだ。

_二年前

僕は人と話すのが苦手だ。もう数ヶ月とたった教室の笑い声を後に、そそくさと校舎から家という名のシェルターを目指し出発した。
右手には、かの有名な文豪の本を。
左手には、今日雨が降ると勘違いして持ってきた傘を。
雨が降るならば本は読まないが、嬉しいことに雨はもう止んでいた。
太陽に照らされる水染みたアスファルトが、紅葉の落ち葉と混ざり合ってこれぞ風流というような美しい風景になっている。

意図せず、心が浮き立つ。

本を鞄に仕舞い、その上を歩いてみた。
まるで、暁に宿る月の表面をふわふわとなぞり歩く感覚だった。
歩く度に水分を含む紅葉の音が僕の心をざわざわと吹き抜ける。
頭上から降り注ぐ暖かな光はその様子を見守っているようで。
僕はついつい、お気に入りの歌を口ずさんでしまった。

「この大空に翼を広げ飛んで行きたい~...」
「「なー」」
「なー…?今僕じゃない声が聞こえたような気がする…」

僕では出すことのできないソプラノが聞こえたような気がして、僕はたまらず辺りを見回した。
だが、周りには、はらはらと色とりどりの葉が舞うだけで他には何も見当たらない。

「やっぱり気のせいかな…」

そう思い、もう一度歌うために息を吸う。

「「悲しみのないー自由な空へー翼はためかせー行きたいー」」

やはり気のせいではない。何処からか声が聞こえる。
右か左かはたまた下か。美しい声の主を近くから遠くまで見て探す。

「「こっちだよ」」

シャラン

と鈴の音が聞こえたかと思えば、それに混ざって誰かの声もする。
そして、上を探していないと上を見ると、
一人の少女が浮いていた。
ゆらゆらと黒のセーラー服をはためかせ、何もない空間にちょこんと座ってこっちを見ていた。
黒く長い髪、対して白く長いまつ毛、さらには黄金ととれる目の光が僕の胸を鋭く通り去った。

「ねぇ、君、どこの子?」

名前を聞くことすら苦手なこの僕が、口をついて出た言葉だった。

「どこの子…ねぇ。まぁ、黄昏の幽霊ってとこかな」

いつの間にか夕暮れ時に染まっていた家路は彼女を安心させるかの如く、とても眩しく輝いていた。

それから僕は、彼女と色んなことを話した。

好きなこと、嫌いなこと、好きな本のこと、嫌いな教科のこと、
好きな季節、嫌いな季節、楽しかったこと、悲しかったこと、

好きな人のこと。

毎日のコミュニケーションの中で、こんなことを彼女は教えてくれた。

「私の死因はね、交通事故なの。飲酒運転のトラックに跳ねられて即死亡。死んで幽霊になってもしばらく自分が死んでるって気づかなかったね」

そう彼女は言って、じゃあまたねと静かな闇に消えていった。

彼女の死因なんて僕は気にも止めないでぐっすりと眠りについた。

翌日、僕はいつも通り寝坊し少し遅い時間に家を出た。
走って走って、やっと休める開けた大通りの赤信号。
ふぅと息を吐き、無さすぎる呼吸を無理やり整えようとする。

その瞬間だった。

トラックが、僕を目掛けて走ってきた。
正確に言えばそう見えただけで実際は違ったのかもしれない。
あまりに衝撃のことすぎて、声も出ず、たった一言

「あ」

_現在

今思うと、本当になんだったんだろうか。
意識を失ってから僕は病院に運ばれた。
しかし、それはトラックに引かれたからではない。

「''急に叫びだして、引かれる、引かれるって言いながら周りの子供を捕まえて道路に飛び出したんだって''」

嘘だ。そんなことするはずがない。
しかし、その時僕の脳内にある声が走ったんだ。

「''私のこと好きなら、なんで死んでくれなかったの?''」

あまりにも狂気的で冷たい声で、冷や汗が止まらなかった。
その日はそのこともあり、一旦学校を休んだ。

はてさて、これは彼女が幽霊と触れあえる僕をあちらの世界に連れ去ろうとしたのか。
それとも、ただ単純に''好き''が止まらなかったから?


そんな疑問を頭に浮かべ、僕は今日も右手に本を持つ。

題名は

『秋月の夜道に配慮ください』

そう言えば、今日は帰りが遅れて夜の帰り道なんだよね。

秋、生き残った蝉が虚しく、何よりも悲しくないた。



お題『声が聞こえる』

9/22/2023, 3:08:13 PM

声が聞こえる


誰かと遊ぶ笑い声、悔しくて泣いた声、抑えきれなくなった怒りの声、幼い私が自分に問いかけてくる。
ありのままの自分でいられてるのか。
無意識に環境に流されるまま、今の私はいる。
しがらみがなくなって自由になったとき、
今の私は居なくなるだろう。
拙い私を明日に繋いで、儚い今を生きていこう。

9/22/2023, 3:02:14 PM

―――声が聞こえる


十年前に亡くなった祖母は小さな漁港がある田舎に住んでいた。
祖母の家は港が見える丘の上にあり、居間の大窓から海を眺めるのが日課のようだった。

祖母は生前、海から祖母よりずっと前に亡くなった祖父の声が聞こえる、と話していた。

「あの人は腕のいい漁師だったから、海に還ってしまったの」

そう言って笑う祖母は少し寂しそうだった。


祖母が亡くなったあと、親戚一同で話し合い丘の上の家は売却された。

立派な屋敷だったが祖母が亡くなって以降、毎晩声が聞こえるようになったからなのだそう。

その声は若い男女が嬉しそうに囁き合う声だとも、「みんなもおいで」と嗄れた女性の弾むような声だともいう。

9/22/2023, 2:56:16 PM

薄く1枚隔てた向こうで
何が起きていようと俺は知らない

(声が聞こえる)

9/22/2023, 2:48:28 PM

【56,お題:声が聞こえる】

「貴方って人は!また他の女と遊んだでしょ!?いくら使ったと思ってんの!」

「うっぜーなァ!お前こそ、たいして働いてもねーくせに!」

「なんですって!?そんなに言うなら離婚すればいいじゃない!」


パパとママ、きょうもケンカしてるなぁ...

閉じきった扉の向こうで響く、怒声と物音
電気も付いてない薄暗い部屋で、少年は描き上げた絵を片手に暇をもて余していた

『悠、今は向こうに行っちゃダメだよ』

「うん、わかった」

ほんとは、はやくママたちにみせたいけど、おにいちゃんがダメっていってるし...

「はやくケンカおわんないかな~」

『......そうだ悠、なぞなぞ好き?』

「んー、まあまあすき!」

『じゃあ、俺が出すから答えてね-』


少年には、不思議な声が聞こえる
初めて聞こえたのは、3歳くらいのときだろうか?

頭に直接響いてくる若い男性の声、親がケンカしている時の話し相手は決まって彼だった


『パンはパンでも食べられないパンはなーんだ』

「?パンはぜんぶたべられるよ」

『うーんw、そうだけど違うなぁw』


自分にしか聞こえない声、怖がらずに受け入れてるのはその幼さ故か
それとも、小さいながらに押し殺した心細さが見せた幻影か

「たべられないパンは、パンじゃないじゃん!」

『ブフッwww違う、wそうじゃないww』

どちらにせよ、関係ないことなのだろう今の少年にとっては

9/22/2023, 2:40:36 PM

声が聞こえる


どうする?どうする?
いつもの声が聞こえる
そこからどうする?
その後、どうする?

定まらない気持ち
定まらない生き方

何もかもが中途半端な
やりきれなさの裏から
どうしようもなさが
声をかける

いつからだろう
この声が聞こえるように
なったのは?

この声にいつも焦って
さらに迷い迷って
どうすることもできない
言い訳にすら利用してた

この声が聞こえる時は
もう諦める時

いつしか勝手に
脳ではそう処理し
心の中では
焦る役柄のセリフに
合わせたドキドキを
醸し出せていた

このままじゃダメだ

全てが終わった後に
静かに問いかける声
定まらない定めたい

このループから
抜け出せない涙は
既に涸れ果てて

このままかもと
抵抗することも
忘れ始めている

先延ばしにしてる結論

何かひとつでも
何かひとつでも
自ら認める形を

何かひとつでも
何かひとつでも
自ら許せる心を

そう願いながら
まだ他力本願な
悲しい目をして
弱者ぶっている

9/22/2023, 2:39:16 PM

私を呼ぶ声が聞こえる

今、呼んだ?と思う程度で、もちろんハッキリと言葉としては聞こえないが、なんとな〜く名前だけなら分かる。

きっと生まれた時から、何億回も呼ばれては一番聞き慣れている単語が「名前」だったからだろう。

だから、これを読んだあなたも。
発音しやすく、聞きやすく、呼びやすい名前だと嬉しい。
本名だと言いづらいなら、あだ名でも良い。

わたしが、これが私なんだと認識できるから。

9/22/2023, 2:35:54 PM

声が聞こえる。
その声が聞こえなくなったとき私はどうなっている?
声の主は幸せなのか。
それとも声を上げるのを諦めているのか。

声を聴こう。
聴き逃さないようにしよう。

9/22/2023, 2:34:13 PM

声が聞こえる。

今日は
スキマジカンの 
声が聞こえる。

久しぶりの
本当に
楽しい時間が。

来週も
楽しみがたくさん。

9/22/2023, 2:32:41 PM

【声が聞こえる】

 日が沈むのが早まり、薄手の半袖一枚では肌寒くなってきた九月下旬。私は小学校の同級生六、七人と、山道の途中にある廃屋にいた。小学校の裏山にあるその廃屋には幽霊が出ると噂されており、遊び場の開拓兼肝試しのために足を運んだのだ。
 山道といっても、この町と隣町を繋ぐ国道であるためそれなりの交通量がある。時折背後からブオオンとガスを撒きながら加速する車の音が聞こえた。
 そんな山中に佇んだ廃屋は、その周囲だけが静寂に包まれている。山道から一歩踏み出すと、そこはまるで異世界のようだった。
 廃屋は二階建てであり、近寄ると巨大な家の怪物のようだ。家自体に覆いかぶさるように生えた周囲の木々が闇を落として、その雰囲気をより一層不気味にさせている。

「おい、隠れんぼしようぜ」

 皆が廃屋の中に足を踏み入れると、仲間の一人がそう提案する。
 正直に言うと、私は物凄く嫌だった。この場所は暗くてじめじめしていて、廃屋の中に人間以外の何かが巣食っている気がしたからだ。それでも、ここまで来てしまっては、今更否とは言えるまい。
 弱音を吐きながら文句を垂れる者もいたが、誰かが「最初はグー」と声をかけると、誰も遮ることなくすんなりと鬼が決まった。

「見つかったら玄関で待機な」

 リーダー格の少年はそう言うと廃屋の中に進んでいく。私もその後を追った。
 長くこの家の中に隠れているのが嫌だったため、すぐに見つかるであろう手頃な隠れ場所を探す。私は入って直線に進み一つ部屋を飛ばした先にあるキッチンに隠れることにした。
 もう何年も前に役目を終えたキッチンには、以前の住民が使っていたであろう生活品がまだ残されていた。まな板や鍋がそのまま置きっぱなしにされている。生々しさを感じるためなるべくそれらを目に映さないよう、私はテーブルの下に身を隠した。

「……さーん、にーい、いーち。もーういーいかーい」

 鬼が問い掛けると「もーういーいよー」と家中から幼い声があがった。
 それからは鬼が来るまでじっと身を潜めるだけだった。鬼はすぐに私を見つけた。そのまま玄関まで連れだされ、私より先に見つかった仲間と皆が捕まるまで駄弁っていた。

「お前、この間出たマリオ買った?」

 捕まった仲間の一人が私に問いかける。

「いや、うちファミコンないもん。もしかして買ったの?」
「そう、この後みんなで家来ない?」

 少年が周りの皆にも「この後どう?」と誘っている。
 すると、最後の一人を探していた鬼が戻ってきた。最後の一人は三浦くん、通称みっくんだ。しかし、鬼の隣にみっくんの姿は見当たらない。

「あれ、みっくんは?」
「んや、あいつ隠れんの上手くて見つかんねぇわ。それより、何の話で盛り上がってたんだ?」
「この後家でマリオするんだけど、お前も来ない?」
「まじ? 行く行く!」

 そのうち、私たちはみっくんのことをすっかり忘れて山を下ってしまった。
 みっくんのことを思い出したのは、新作のゲームを堪能して家に帰り布団に就いたときだった。今更みっくんのことを親に言うと絶対に怒られることがわかっていたので、言い出すことができなかった。それに、みっくんだって馬鹿じゃないんだから一人で帰っているだろう、と私は思い込むようにした。
 次の日から、みっくんを学校で見ることはなかった。


 私はそこで目を覚ました。ひどく汗をかいている。
 嫌な夢を見ていた。幼い頃の記憶の断片だ。どこまでが本当だったか定かではない。小学校の級友とは久しく会っていないし、会ったとしても彼のことを話そうとはしないだろう。
 彼が学校に来なくなってから、あの日集まった私たちは彼の話をしなくなった。彼は、あの日を境に学校が嫌になったのか、それともあの町から引っ越したのか。そもそも、本当に存在したのか。私は全ての記憶に蓋をしてしまったみたいだ。
 ただ一つ言えることは、未だに彼の幼い声が、私の耳にこびりついているということだ。少なくともあの声は実在している。
 彼はまだ私たちから隠れている。私たちが探しに来るのを待っている。
 ほら、今もふすまの奥から声が聞こえる。

「もーういーいよー」

9/22/2023, 2:32:24 PM

「あなたは本当に、_____。」

最近そんな声が聞こえるようになった。

"勉強ができない"?

"かっこわるい"?

"地味"?

なんの言葉が続くのか。それが気になって仕方がなかった。

声が聞こえる。

その声の正体を見つけに、

「行ってきます。」

_2023.922「声が聞こえる」

9/22/2023, 2:30:40 PM

今更呪術廻戦をアニメで見始めたんですが。
漫画は一切見たことなくアニメのみ、今2期の途中ですよね?アマプラで追っかけてます。はい、まだ最新話観れてません。
何が言いたいのかというと、
みんなは五条悟と夏油傑の関係をどうやって消化してるの?
え、私は全然消化できなくて、飲みこんでも戻ってきて逆流性食道炎みたいになってるんですが。
消化どころか私の食道が爛れてしまってるレベル。胃も絶賛に荒れてる。
いや消化……?これからひどいことが起きるんでしょう?!うっすらTwitterで見ました。
漫画読んでないので分かりませんけど、嫌な予感だけはビシビシしています。
声が聞こえる?
それは未来の私が咽び泣いている声かもしれないなあ!

9/22/2023, 2:30:39 PM

声が聞こえる


ふと、声が聞こえた気がして顔を上げた。
誰もいるはずなんてないのに、聞こえたその声がひどく懐かしい気がして。
なぜだか涙が出そうになった。呼ばれたその名前は自分のものではないのに、思わず反応してしまう。
「愛してる」
考えるよりも先に口走ったその言葉に驚くと同時に、涙が出た。

9/22/2023, 2:23:42 PM

声が聞こえる
解放を志す小さな小さな決意が
我が内なる道徳律の破らんとする衝動が

僕のゲバラも歴史に挟まる被造物だが
理想へタブの木の如く手を伸ばし続ける

止揚を裏腹に据えていない
我が上なる星空の散らかりかたを
可変的可能性の爪先に懸けて真似る!

9/22/2023, 2:14:07 PM

あんなに大好きだった人の声
あんなに大好きだった人の匂い
あんなに大好きだった人の顔
あんなに大好きだった人の笑った顔。
どうしてだろう、全部ハッキリ思い出せない。
ぼんやり靄がかったようには思い出すのだけど。
良い夢を見たんだけど、ハッキリとは思い出せない
感覚と同じ。
でも私の中にはずっと大好きだった
あなたの声て私の名前を沢山呼んでくれた
記憶は今でも鮮明にある。
今はそれだけで十分、私の宝物。

9/22/2023, 2:12:16 PM

声が聞こえる




目を瞑ると今でも思い出す。
楽しかったあの頃。放課後、一緒に帰って寄り道をした。
休日は観たかった映画を二人で観て、感動していた。
夏祭りの時は花火を静かに見て、クリスマスの時はプレゼントをお互いに交換した。
どんな時でも一緒。泣いたり、怒ったり、笑ったり。
――ふと、君の声が聞こえる。ゆっくりと目を開けて、振り返る。
しかし、誰もいない。私が一人だけ。思わず、苦笑がこぼれた。
もう君はいないのに、気がつけば思い出に浸り、探している。
どうしてあの時、握っていた手を離してしまったのか。後になって後悔する。
しっかりと握っていれば、今でも隣には君がいたはずなのに。
もう一度、君に会えたらその手を握り、絶対に離さない。
また君の声が聞こえた。幻聴が聞こえるほど、君を好きだったなんて、愛していたなんて――

9/22/2023, 2:09:42 PM

声が聞こえる
はっとして振り返る…だだっ広い田圃の中の一本道…慥かに今、呼び声がした…筈なのに、人影何てどこにも無い…道の両側には、少し色付いた稲穂が揺れているだけ…日に照らされた道の遠くには、逃げ水がチラチラしている…慥かに君の声、耳に残る、絶対に君の声…慌てて探していると…

9/22/2023, 2:06:24 PM

○○!
私の名前を呼ぶ声が聞こえた。
親友の声だった。
この子はいつも目が合うと私の名前を呼んでくれる。
この子の可愛いらしい笑顔と声に
いつも元気を貰っている。

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