『喪失感』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
「喪失感」
昨日はジブリパークのチケットを取らなくてはと張り切っていました。
そのためワクワクしてとても楽しかったです。
ですが、昨日無事取れて行けるのは3ヶ月後。
張り切っていた思いも途切れどこか上の空になってしまっています。
バイトでもミスを繰り返し怒られてしまいました。
また何か熱中できるものを探さなくては。
ぽっかりと空いてしまった目標を埋める何かを探さなくては。
こんなに大好きな彼には、それは深い深い、“喪失感”を感じて欲しい。負の気持ちの底まで沈んで、俺の人生はもう終わりだと感じて欲しい。
そんなときにふと、再び私が現れる。汚れきった彼を痛いほど愛して、全肯定して、窮地に追い込まれた彼を救うことで「わたししか居ない」という確立した現実を体感してもらう。そんな彼にはもう私しか求められないね。ずっとそれで良いんだよ、14歳も下の私に、彼は溺れる運命なんだ。私の重たい愛情も“喪失感”には勝ってしまうからね
「え、なんて?」
電話越しに聞いたその知らせに、我が耳を疑った。
『だから、ーーちゃんが交通事故で亡くなった、とのことよ。あんた、仲良かったでしょ?お式の日程を今から言うからメモの準備なさい』
母に言われるがまま、急いでメモの準備をする。
電話が切れたあとも信じきれなくて、ただ、書いたメモの内容を見ていた。
ー私、アイドルになるのよー
瞳の奥に輝きを宿して夢を語っていた彼女の訃報。
信じられないまま、通夜の式に参列している。
仲が良かったやつは泣いていた。
棺の窓越しに彼女を見つめる。
「俺、アイドルのお前を応援したかったよ」
胸中を支配する喪失感とともに吐き出した言葉は線香の煙と共に少し漂って消えていった。
喪失感
薄情なのか知らないが人が亡くなって泣いた事がない。
(祖父母、親戚、恩師、上司、同級生)形あるものはいつか壊れ無くなると思っているからかな。
はじまりがあれば終わりもあるし。
終わりは何かのはじりを予感させる。
そのサイクルの中で私たちは生きている。
今、ツラい人もずっと同じ状況が続く訳ではないから!
スィーツコーナーのケーキ
アイスコーナーにて2秒で目視したパルム
ティラミスとみせかけてコーヒープリン
とみせかけてやっぱりティラミスを取り
レジに並んでお会計を待つけど
ホットスナックのコーナーに見つけてしまう、この夏ハマりまくったフランクフルト
引き続き、秋の季節にもお連れいたします。
深夜のファミマは有難いけど
お好みではない 蛍光のみどり。
夜中に1人で行くコンビニは、決まってファミマなのが
今夜はやけに無意味に気になったりして。
意味はないんだし、今日はこのままハシゴとゆことで
好きなコンビニへと歩いてゆく。
というか、無意味な考え事って
実は意図的にしてみようとすると割と難しいという事に気がつく。
言ってるまにまに
1本目の現場ファミマから約300メートル先に位置する
2024年 好きなコンビニランキング2年連続
堂々の1位に輝き中の
私の大本命セブンイレブンイイキブン。
さっきファミマで上げ過ぎてしまったテンションのお陰さまで、購買意欲も程よくニュートラルまで戻り冷静な様子でスィーツコーナーを横目にまっすぐレジへ。
普通にタバコを買う。
あ、2箱お願いします。
あ、あとカリカリ梅は買うよねー。
2本目の現場では、カロリーお化けを難なく既読スルーしたところで
あまり意味のなかったハシゴセブンではあったものの
サーっと軽やかに退店する感じでサーっと。
潜在顕在姉妹のご希望にお応えいたしまして
さすがに直帰で自宅着になります。
割と難しい技術を要するという事実が判明したばかりのほやほやとれたてタイトル
セブン発→わたしんち 行「無意味な考え事#2」
こちらをしっかりと無理なくこなしまして
ファミマ発→セブン行「無意味な考え事#1」に次ぐ
名付けて
"わたしなりの瞑想法"の出来上がりでございます。
丹田鍛錬オールフリー。
入居3年目を迎える我が家に帰宅してとりあえずパルムの存在を思い出して、あっ…れ?溶けて…い?…あとけて
全体の確認は一旦避けて冷凍庫にとりあえず逃しておきましょう。
喪失感を癒す私の深夜のサーカス隊がお送りいたしました。
ソウシーっつん。
#喪失感
喪失感かかえている
君を失なってからずっと
もう会えないの?
君といた日々を思うと
楽しかったことばかり
また遊ぼうね
大好きな人の別れに、強い喪失感を感じた。
敵だと思う人との別れも、喪失感を感じた。
なぜだろう
大好きな人は、自分の考えに賛同してくれる人、価値観が同じ人、一緒にいて心地よい人。
敵だと思う人は、自分の考えを違うと言ってくる人、価値観が異なる人、あまり一緒にいたくない人。
種類は違うけど、どちらの別れにも喪失感を感じた。
敵だと思ってた人の数は多くないけど、振り返ってみると、自分にとっては大事な存在だったかもー
喪失感
お姉ちゃんが意地悪して、僕のイチゴを取って食べた。最後に食べようとしてたショートケーキのイチゴを。僕の誕生日なのに……。
だって食べないから、嫌いなのかなって。
お姉ちゃんはからかうように言ったけど、どうでも良かった。
僕は目の前で起きた惨劇を、できるだけ落ち着いて整理しようとしていた。けど、なかなか上手くいかない。
だって、ショートケーキからイチゴを奪い取るなんて……。そんな事がこの世にあっていいのだろうか。許されるのだろうか。
それに、イチゴが無いショートケーキをショートケーキとは呼べないのではないだろうか。じゃあ僕はそれまで、何を食べていたと言うべきなのか……。
ダメでしょ、お姉ちゃんなんだから。はい。 そう言ってお母さんが自分のイチゴを僕の皿に載せた。が、
ダメだ、まだ現実を受け入れられず、言葉が出なかった。
結局、しばらくはお姉ちゃんとは口をきかなくなった。
1年経って。
僕の皿のショートケーキの上に、イチゴがひとつ転がってきた。お姉ちゃんが自分のをフォークで移したのだ。
なに、これ?
別に。誕生日だから。
じゃあ、と食べようとして去年のことを思い出した。
僕の方はすっかり忘れていたけど、お姉ちゃんは1年前の悪行をずっと覚えていたみたい。
ずっと気にしてたのかな。
可愛い弟の1部を、何処かへ無くしてしまったみたいに感じていたんだろうか。
1年間ずっと……。
なんと言っていいかわからないまま、もらったイチゴを食べた。
美味しい? お姉ちゃんが訊いてきた。
うん。
お姉ちゃんも食べればいいのに。そう思って自分のイチゴを返そうかと思ったけど、なんだか照れくさくてやめた。理由もなんて言って返すか思いつかなかったし。
だから、次のお姉ちゃんの誕生日に僕のイチゴをあげよう。お姉ちゃんとおんなじように、誕生日だからと言って。これなら自然な理由なはず。
来ない。
気まぐれにどこからともなくわいてきてワタシに魔法の稽古をつけていくあいつが、30日経っても来ない。
来なかった最長記録は20日くらい、最近は毎日のように来てたからさすがに心配になる。
「〇✕、街に冷納機を買ってきてくれる?どうやら壊れたみたいで」
里親の女はワタシが学校へ行かないことをいいことに、面倒な仕事を頼んでくる。もう3年一緒にいるが、こいつは嫌いだ。
「分かった」
街へ出た。人が多い。人混みも嫌いだ。人間っていうものがまず嫌い。
ワタシには嫌いなものが多かった。
「ねえ、今日目元をさ-=-$¥*@’♪♡>;」
「⊿⊂●ゞんでさ、そいつがまたゝ●厂厂乁⊂乁灬$+=……」
「´/##"¥彡★〃『」
うるさい、ろくなこと言ってないんだから黙れば良いのに。
「灬$)¥\□ヽ▼□∥_」
「行方不明らしいよ、」
雑音の中に飛び込んできたその黄色い単語に足が止まった。
「そうなん?相当強い奴だろうから暗殺なんてないと思うけど」
「いやそれが、『白い道の先でまた会おう』って言葉を残して急に消えたらしくて」
「何それ白い道…?んでそれから音沙汰ないってこと?」
「そうそう、でも死んでたら結構ショックだよなー警察相手に無双しててかっこよかったから」
「「怪盗ボルタミシェル」」
息が止まった。
…行方不明?
…あいつが?
遠くに見えていた白い光が消えた。
この世界が真っ黒に暗転して、周りには嫌いなものたちが蠢くばかりだと気づいてしまった。
《喪失感》
ポッカリと穴が空いた心 マトリョーシカの最後の子がみつからない 手に致命傷を負ったピアニスト 二度と履くことはないトゥシューズ 首里城焼失 桐壷の更衣の訃報 壊れかけのラジオがついに壊れた日 セミ爆弾の季節の終焉
喪失感
私の胸の中に、ぽっかりと穴が空いたかのような
何かが、私の普通から欠如しているような
そんな感覚
今まで感じたことのない、初めての感覚
これを、喪失感と言うのだろうか
あなたがいなくなって、私は何もできなくなった
あなたのために頑張った家事も、仕事も、美容も、
全部無駄に思えちゃって
あなたがいなくなったせいで、私は、
「喪失感」(一行詩)
以外な形で アナタの壊れてしまった姿に
◆
ずっと其処に居るものだと思っていたのにね
◆
気が付いたら 無くなっていた もう無理なんだ
側にあったものが忽然と失せ、
身近な誰かが、ふと風となり、
やってくる感情に郷愁が混じった寂寥を覚える。
明け暮れ、やがては日常に引き戻されていき、
慣れという、時間への麻痺に再び縛られる。
いつでもいいや——
風船のように膨らんだその心は、
爆ぜた瞬間から、永遠に遠のくものに思いを募らせるのだ。
【喪失感】
***
久々に綴りました。
みんな元気にしてたかな?
喪失感
いきなり気に入ってたものが、なくなった。
喪失感が凄い。
はやく出てこないかな。
どこにいったんだろう
✦喪失感✦
なんだろうこの喪失感。
誰も消えてないみんないる。
逆に喪失感しか感じない。
ん?子供が遊んでいる。
あれは海賊ごっこ?
多分船長だな一番遊具の上のあいつ。
で、下のが子分役。
ふふっ船長人気者じゃん。
僕もあんなのやってたな。
確かいつも船長役で僕も人気者で、
そうだ人気者になりたい。そう願ってた。
そうか分かった。やってやるよ。喪失感。
喪失感
私では駄目だったんだ
つまり
そういうこと
眠りにつくまでに
僕にください
あなたの優しい声で
おやすみなさいの一言を
あなたを想う長い夜
逢いたくて
逢いたくて
溢れる涙
せめて夢の中だけでも
聴かせてください
僕の名を呼ぶ
あまい声
時の流れの中で
色褪せることもなく
心に棲み続けるあなたに
二度と逢えない哀しみは
今夜も僕を
押し潰す
# 喪失感
喪失感
あらゆる言葉や世の変化についていけなくて、
茫然とするばかり。
真っ黒な喪失感は波紋じみコダマのように何度も響き
「喪失感」
︰喪失感
やられたらやり返すってのもちゃんと定義があるんだよ。全く関係のない人は巻き込まず、やってきた人にだけやり返すってのがさ。関係のない人を傷つけるのはお門違いだ。筋が通ってないのは嫌いだからな。
やり返すってのも正当だよ。「それされたら嫌だ」って言って聞いてくれないやつにはちゃんと伝えるしかない。分かるまで。例え相手が傷ついたとしてもちゃんと怒らないとならない。黙って泣き寝入りすることが一番良くない。より相手を凶暴にさせるだけ、被害者を増やすだけだ。
極端な話だが、人に刺されたとしよう。刺した側、加害者は殺人未遂で逮捕されるだろう?加害者は牢屋に入れられ傷つき怒るかもしれないが、ちゃんと牢屋に入れないと駄目なんだよ。お前がやったことは間違ってるって、ちゃんと伝えなきゃ駄目なんだよ。駄目なことには駄目、間違ってることは間違ってると言わないといけない。
それと同じだ。暴言を吐く人、暴力を振るう人には、ちゃんとそれがいけないことなんだと伝えないと。自分が傷ついたならちゃんと怒っていいんだよ。
やり返す、なんて言い方が極端すぎたのかもしれないな。怒っていいんだよ。それは間違ってるって、それは酷いことだって。
ただ、自分が相手になんかやらかしてて相手がそれを返しただけだと言うなら素直に受け入れないといけないかもな。
自業自得、因果応報、こういうやつだ。
なんて、きれいなこと言うのはここまでだ。
十中八九原因はあれだろうな。なんで「やり返しちゃだめ」って怒られたのかって、暴言吐かれて嫌だったことを伝えても相手が理解できずやめてくれなかったから、言い返して痛めつけ返して「傷つくか?嫌か?やめてほしいか?自分もやめてほしかったよ。でもお前は聞いてくれなかったよな?これで痛みを分かってくれるか?」って、そういう風にしたから「やりすぎ」なんて言われたのかもな。
今でも間違ってなかったって思ってるけど。
言われたら言われた分だけ言い返した。でなければ伝わらないと思ったからだ。何度も「やめて」と言ったさ。伝わらないなら強硬手段に出るしかないと思った。
やりようはあったはずと言いたいんだろうか。じゃあ、なんで押さえ込んだんだ?この怒りは正当なものなのに、それを無視したのはお前だろ?
誰も見向きもしなかったじゃないか。散々痛めつけてくれたのによ。やり返されるのは嫌だなんてそんな虫がいい話あるわけねぇってのに、あいつらは更に力で押さえ込んだ。そら爆発もするだろ。そういうのが復讐心になってくんだ。
ある時「加害者とか被害者ってのにこだわり過ぎじゃない?」って言った奴がいたんだ。生きてる世界が違いすぎんなぁと思った。人に恵まれ加害されたことがないあんたには分かんないよ。
分かってほしかったなぁ。なんて、君は無関係の人間だから、傷つけるようなことは言わなかった。でも更に言われた。「相談してよ!助けてあげる!」って。無知で純粋な好意ほど人を痛めつける。「いらない」って言ってるだろうが。赤の他人じゃこの問題においてはなんの役にも立たないってことをそもそも理解できない、知らない、そんな世界で生きたことがないから、分からないんだろ。なら踏み込むな。ちゃんと「ありがとう」って言っといたさ。傷つけてないからもういいだろ。
やられたからってやり返すなと綺麗事言う奴も、助けてあげるなんていう偽善者も、どっちも人のこと傷つけてる自覚がないんだ。最悪だな。
過去何度か相談をしたことだってあるさ。でもだぁれもまともに取り合わなかった。見たくないもんな?どうせ戯言だと思ったんだろ。誇張してるって思ったんだろ、だから適当に流されたんだろ。
赤の他人だから、関係ないから、そうやって線引きしたんだろ。だからするよ、線引き。
ちゃんと話聞いてくれなかったことに怒ってるんだ。「なんで聞いてくれなかったの!」って。へへ、もうそんなかわいい言い方できないくらいの執着になったけど。当時ならまだ純粋に聞いてほしかっただけで、まだ恨み憎しみ執着なんてなかったのに、きっとまだ扱いやすかったはずなのに、それでも無視したんだ。残念だよ、実に残念だ。大人ってのは子供を押さえつける存在なんだよ。これが認知の歪みだって?でも実際そうだったろ?何が歪みだよ。己の世界では正しい認識なんだ。
手遅れだ。今更だ。この執着は消えないし消すつもりもない。執着だけが心を生かしてくれたんだから。
もう単純なことはしないよ。だぁいじょうぶ、これはやり返してるんじゃない。お前が「やり返されてる」って勝手に感じてるだけって体を保てばいいんだよ。押さえつけられて反発して更に押さえつけられるなら、別の手段を用いればいい。
じわじわ追い詰めればいいんだ。相手が大人になって、成熟して、物事の良し悪しを考えられるようになったころに、キツい一発をお見舞いしてやるのさ。「ああ!あのときされたこと、すごく傷ついてるんだよねえ、大事な人にはそんなことしちゃ駄目だよ?」「あのとき言われたこと、まだ気にしてるんだけどさあ、あれって悪かったのは誰だろう。やっぱり自分が悪かったのかな?それなら謝らないといけないとおもっててさあ」って。いつか加害者が幸せになろうとしたときに、その瞬間地獄へ叩き落とせるカードを持ってるんだ。はは、こんな美味しいもん見逃すわけないよ。
そうだよ、自分も加害者になるんだ。きっと手札を切ったら己も地獄に落ちるだろう。幸せは望めない。いいや、既に生地獄なのだからここも死後も変わらない!死後の世界なんざ信じちゃいないけど。
傷ついても尚輝かしいままいられる人はいいなあ。前向いて歩いてこう、自分はそんなやつにはならないって思えるのは強いな。使えるもんは何でも使って、地獄へ引きずりおろしたいと思わないのか。どこかでいい経験をしたからか?
なあ「それだけ傷ついてるからだよね」って慈しんでくれないのか?できねぇよなあ!救えなかったからこうなってんだよなぁ。見ないふりして蓋をして、全部お前が蒔いた種だ。加害者のお前が。確かにそれをすくすく育てたのはこっちだよ。温めてきたよ。共犯者だな。共に、悪い奴らなんだ。
全然関係のない他人を巻き込んでんなら怒られても当然だと思うよ。じゃあ、元凶に正しく返しただけなら文句も言えねぇだろ?
幸せにはならない、だから捨て身で暴れられる。道連れにできる。お前らを幸せになんてさせるもんか。加害者はちゃあんと罪の意識に苦しみながら後悔してごめんなさいって言わないとなあ?
アレだろ。復讐しても喪失感に苛まれるだけだって。やっても空っぽになるだけだって。ならそんでいいじゃないか。自分達が復讐されたくないからそんなこと言ってんだろ。ちゃんと責任取ってね、落とし前はつけてもらわないと。
これが行き過ぎると「お前も殺して自分も死ぬ」って心中になるんだろうな。いいよ、それでも。反省しないって言うなら無理くり反省させるまで。いいや、もはや謝ってほしいわけでもない。傷ついてくれたらそれだけで万々歳なんだ。
向き合ってくれるか?傷つけられてもうボロボロなんだ。心配してるふりだけして、己が責められないように必死だなあ。「心配してくれてありがとう」って言えばいいのか?お前が加害した相手を、お前が気にかけてやれば、お前の罪は消えるのか?罪滅ぼしだって?はは、浅はかな。ならねえからな。罪は消えない。絶対にだ。どんなことをしようが覆せない。お前はお前を呪いながら生きていけ。自分のせいだと思って生きていけ。
そしたらそっと手を差し伸べてあげるよ。「自分の罪に耐えられないんだねぇ、もう気にしなくていいんだよ。苦しいねぇ、辛いねぇ。幸せになろうとするのをやめてくれたら、ずっと苦しみながら生きてくれたら、もうそれだけで十分だからね。許してあげるからね」って。ああ!もう我ながら天使みたいだ!なんて慈悲深いんだろう!
もし仮に復讐が成功したとして、復讐した側が喪失感を味わうと言うなら、相手も同じじゃないか?喪失感を得るのは復讐した側だけではないだろう。呪いを受けた側は苦しみを越して空っぽになるんだ。相手も喪失感たっぷりだぜ。更に人生のすべてを捨てることになってくれたりしたらいいんだけどなぁ。
あんまり効果がなかったらつまんねーな。あっさり「ああ、それは悪かった。ごめん」って言われたとしたら痛めつけがいがないな。それはそれで言質とれるからいいんだけど。なんにせよ捨てるものも失うものもないんだ。だってもう既にぜーんぶ持ってないんだから。
正しく復讐することが唯一の望み。受け入れてよ、分かってよ、この苦しみをちゃんと。罪は自覚しようね、無視しないでね。見捨てられて悲しんでるのさ。ちゃあんと向き合ってね。見捨てた幼子が泣いてるぜ?
一人だけ加害者だなんて信じたくないんだろ?ひとりぼっちは寂しいよな。なら一緒に加害者になってあげる。あなたの加害者になってあげる。これであなた一人だけが悪者って状況から抜け出せるよね。
分かってるんだ。お前はもう冷静になってまともに考えられるようになっちまったから、捨て身で来られるのが一番辛いって。だから己すら使ってえぐり取りたいんだ。
「お前のせいで人生を潰された」と言えば「でも幸せな道を歩もうとしてないのはお前の選択だろ?」と言われるし「いつまで過去の出来事に囚われてるんだ」と言われるし「これからどうするかは自分で決められるんだから人のせいにするな」と言われるし。あーもう本当に踏んだり蹴ったりなんだ。
でも楽しみなんだ。そういうこと言うやつを捕まえて毎日毎日鉄バットかなんかで殴って火で体を焼いて爪剥がして指一本一本折って食事も与えず睡眠も与えず風呂にはもちろん入れないしトイレにだって行かせない。その場で汚くなってろ。無様な姿を写真に撮って「ばらまくぞ」って脅して、そしたら痛みで気狂うだろ。誰だってストレスを受け過ぎたらおかしくなる。精神ボロボロになるって感覚が分からず適当ほざくやつにもちゃんと理解してもらわないと。お前の発言は人を傷つけるもので、お前も加害者なんだぜ、だからお前も一旦被害者になってみようなって。
心が折れた経験がない奴ってのは無知でいいねえ。苦しみを知らないってのは強いからなぁ。そういう奴が平気で心折れた人間にあれこれ口出しすんだ。ひでぇなあ、慈悲の心はないのか。じゃあ全然素敵でもない人間だな。劣ってるぜ、傷ついて涙を流してる人に寄り添えない人間なんて。
傷ついて泣いてる人がいてもどうでもいいと思ってる人間だから己だって劣ってるけど。豊かな人間じゃないからなあ、だから相手が泣いて苦しもうが反省したと言おうが痛めつけたいと思うのかもな。お前も俺もクソ野郎だから、一緒に警察署、いこーな。