『喪失感』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
どんなに嫌なことがあっても。
どんなに心折れても。
どんなに苦しくても。
どんなに悲しくても。
私の気持ちは置いてけぼりのまま、みんなは進む。
みんなは前を見て進むのに、私はついていけない。
どんなに嫌なことがあっても。
どんなに心折れても。
どんなに苦しくても。
どんなに悲しくても。
私は前を見なきゃ行けない。
私を待つ、世界はいない。
私を待つ、時間さえ無い。
いいね、君が持っていたものは確かに存在していたということだよ。
♯喪失感
真っ白な雪の中に
サラサラと沈んでいく
冷たくて
芯まで冷えた身体では
何にもできない
心まで縮こまる
喪失感
会うは別れの始まり、上手いこと言ったことわざがあるもんだ。
自分に覆い被さる男の背にそっと手を回す。
これで覚悟を決めた。今までの自分に別れを告げることにした。
きっとこの先にまた、新たな出逢いがあるに違いない。
目の奥がバチバチッと弾けるような衝撃 内臓が全て押し潰されるような感覚 襲いかかる今まで感じたことの無い激しい痛み
今、確かに何かを失ったのだ。お返しと言ってはなんだがその背中に強く深く爪を立てる。
さようなら今までの自分
はじめまして新しい自分
気付くと一筋の涙が頬を伝い落ちる。
悲しいのか嬉しいのか、まだ男にはそれが分からないでいる。
この人がいなくなってしまったら、どうしよう?
これが失くなってしまったら、どうしよう?
と、どれだけ心の準備をしたところで、喪失感というものは感じずにいられることはない
失ってからしか感じられないものだから、予行演習は無意味なのだ
喪失感に襲われない為に、愛する人を持たず、大切なものを持たず、すべてのことへの執着を捨てて生きれば良いのだろうか…
例え喪失感からは免れたとしても、そんな味気ない人生、私はご免だ
喪失感は彩り深い人生の代償のようなもの
喪失感が深いということは、その人への、その物への愛が深かったことの何よりの証
喪失感とは限りあるものの宿命なのだ
『喪失感』
毎日の日課で、ピアノを弾いているけど、中々満足のいくようなものにならない。
才能はない。けれど、食事や睡眠、仕事みたいに自分にとって必要な時間だと思いたいから毎日欠かすことはない。
弾くことが大事なんだって思い込んでいる。
でも、上手い人の演奏を聴いたり、誰かに聴かせたいなって思ったとき、とても聴かせられるものではないなとしんどくなるときがある。
連弾する友だちをもつなんてもってのほか。
今弾いている楽譜を大切にしたいなと思いつつ、最近は新しい楽譜に思いを馳せながら弾いてしまっている始末。
昨日、練習しようと予定していた時間に思わず、ネットで動画検索すると、自己を省みて新しい曲を弾く余裕がないことに気づかされた。
今ある楽譜を大切にしようと思ったけど、今日の朝起きてみるとやっぱりモヤモヤする。
ついにあの子を殺した。
今まで何度も殺せなかったあの子を。ようやく。
なんの抵抗もしなかった。ただ、微笑んでいた。
それでも私は、自分が死なないために、殺されないために、そうするしかなかったのだ。
――――本当に?
朝、目を覚ます。
いつもより少し遅めの起床。
顔を洗って服を着替えて朝食の準備をする。
そういえばあの子は食事にうるさかったから適当に作ったらまた不味いと文句を言うだろうか。
くすりと笑って彼の好きそうな味付けにする。
テーブルに乗せられた二人分の朝食。
やってしまったな、と呟く。つい、いつもの癖で。
依頼人が来る。依頼を受ける。謎を解く。
いつもの仕事。いつものこと。
ただ、時折後ろを振り返ってしまい、今日は一人なのだったと思い出す。
そういえば探偵というものを始めてからずっと二人で行動していた。
あの日助手になって欲しいと手を差し出した日から今日までを思い返す。
とても優秀な助手だった。
事務所に戻り、ソファに体を沈める。
ぼんやりと時計の針が動くのを眺める。
…………ひとりはこんなにも静かだっただろうか。
あの子と一緒に暮らす前は一人なんて当たり前だったのに。
いつから誰かが居る生活に慣れてしまったのだろうか。
目を閉じればあの子が笑って「先生」と呼ぶ声が聞こえるような気がした。
「……僕は、どこで何を間違えたんだろうな」
ぼそりと呟いたその言葉に応えてくれる人は誰もいなかった。
今日話せますかって
急な連絡入れて
特に話す内容もないのに
連絡しちゃって
急に始まった通話
楽しかった、好きだけど
切るのが寂しくて通話は嫌い
とは言えチャットも返事気になって
ちょっと辛いから好きじゃない
とにかく貴方に会いたいだけで。
『こころのすき』
失ってから気づくこの気持ちは喪失感なのだろうか。
もう元には戻らないのに
もっと大切にしておけば
今も綺麗なままだったのに。
─────『喪失感』
チャレンジ52(喪失感)
先日、いとこから電話があった。
もう3回忌だから、おふくろの法事、やろうと思って。あんまり人は呼ばないけど。
いとこの母、つまり私の伯母は、96歳で亡くなった。いとこは長男にあたる。伯母は90歳頃までは自活していたが、最後は体が弱り、老衰で亡くなった。いとこは仕事のかたわら、母親の世話をした。それでも喪失感は強く、葬儀の3ヶ月後に体を壊した。
やれるだけのことをしたから悔いはない、と語っていたが、彼の悲しみは、やはり強かったのだ。親を亡くすことはつらい。いまも喪失感を感じるかもしれない。法事をすることで、悲しみが鎮まることを願う。
喪失感
5年間一緒に働いていた同僚から
会社の退職を考えていると告知された
私は驚きよりも喪失感の方が大きかった
私にとって大切な人たちが去っていくのは
辛くて…
応援する気持ちより悲しみの方が強かった
今はみんな元気でいてくれてることを願っている
〜喪失感〜
失って気づく大切なもの
それに私は気づいてしまった
本当に失ってからでは遅いのだ
人は愚かなものだなぁと思う
ないものばかりに目を向けて
あるものには感謝もせず
よく分からない世間の求めるものばかりを追求し
気づいた時には大事なものを失っている
実はもう全て揃っているのでは無いだろうか
全て与えられているのではないだろうか
求めるのではなく目を向けて
反発するのではなく認めて
無くすのではなく受け入れて
きっと失う前に気づけ幸せになれるだろう
喪失感
動く気になれない
ひたすら重くのしかかる苦痛に打ちのめされる
ただただ沈む己に価値を見出せない
そうして時が過ぎていく
大切なんだ、世界に一つだけのオリジナルの君が。もう何処を捜してもいない、貴重な私のサンプル。囲ってしまおう。この執着心が、重ければ重い程、失くなった時の、喪失感は酷いだろうけど、私は構わないよ。今が幸せなんだもの。
喪失感
自分で埋めるしかないと言われると
もっと気持ちの行き場がなくなる
『喪失感』
洗濯物を溜め込みすぎて、ついに着るものがなくなった時。
できていたことが、ちょっと離れていた間にできなくなっていた時。
覚えていたことを忘れてしまった時。
腕時計を忘れたことに、左腕の軽さで気づいた時。
『喪失感』
君を失った喪失感。
なんて、勝手に思ってるけど
一度も手に入ったことはないのにね、
何偉そうなこと言ってんだろ
喪 失 感
御化粧室にて
とてもだいじな
用をたしました
とても爽やかな
喪失感に
よし!
今日も1日
がんばるぞ !
・・・・って。
草々
No.117『喪失感』
毎日毎日、喪失感だけが私を襲う。
でも何を失ったのか、それすらも分からない。
私は何を得て何を失ってるの…?
この訳の分からない喪失感が私に恐怖を与え続ける。
誰か助けて。
ここ最近の喪失感
・ずっと行きたいと言い続けていた、しまなみ海道に行くことができ、次の心から行きたいところを見つけられていない
・生徒と共に作り上げた文化祭が終わり、次はどうしようか・・・
・転職により、故郷を離れたこと。じわじわ故郷の良さを感じる今日この頃
心から湧き上がる次の目標を見つけないとな