『喪失感』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
私は家族は何よりも大切な存在だと思っている。
何を言われても、何をされても。どんなに無茶な要求でも理不尽な言い分にも我儘にも、そのすべてが家族にとって必要なものだと信じて疑わなかった。
でも、私が成人して実家を少し離れて生活し始めたあと、久しぶりに帰省した。そこでみたのは「家族」の皮を被った得体のしれない何かだった。
そこではお互いを罵り合い、責任を押しつけ合っている。まるで化け物のように大きな足音を立てて廊下を歩き、聞き取れないほど早口で喚いていた。
私のために用意したという食事を前にしても化け物どもはとまらない。ギャンギャンと騒ぎ立て、何も言わない私をみてため息を零した。そして一言。
「稼ぎがあるのなら仕送りくらいしろ」
お気に入りの財布を取り上げられ中身をみて、渋い顔をしながら中身を抜き取っていく。あまりにも自然な流れで行われていく行為に何も言えなかった。
―これが、家族…?
プチッと何かが切れて、火花を散らしたように目の前で赤い光が弾ける。
食器ごと机から叩き落として食事を踏みつける。奪われていたカバンと財布を取り上げて、抜き取られた紙束を化け物の目の前で破り捨てた。
喚き散らす化け物をカバンで殴りつけ大人しくさせてから家を出ていった。いや、もう家ではない。化け物の巣窟だ。
私は家族を失った。化け物に食い尽くされてしまったのだ。この喪失感を埋めてくれるものなどない。
だってもう私の時間は食い潰されてしまったのだから。
―絶対に許さない
【題:喪失感】
喪失感
オ〇ャ〇子クラブを始めて見たとき、渡辺〇里奈ちゃんが一番ぐらい大好きになった。何年もずっと一番ぐらい大好きだった。新聞のTV欄で出ている番組を探した。
彼女も適齢期を過ぎ、もうそろそろかな!という頃、今の旦那のお笑いグループの写真が掲載されたチラシと、〇里奈ちゃんの掲載されたチラシを、もうそろそろしかたないかと、くっけて保管しておいた(何のこっちゃ!以前なら男と付く物は一切、彼女の写真とかに近づけもしなかったのに)。
暫くして、〇里奈ちゃんと今の旦那との結婚が、雑誌やTVなんかで発表されてた(摩訶不思議!)。
所詮は芸能会の遠い存在と割り切っていても、幾年もの思い出(一方的な)は微かな😮虚無感😮に代わり、❤心にぽっかりと穴💟が空いた感じとはこのことかと想わされた。
人の縁とは不思議なもので、彼女の親戚だと言う(同姓同名の赤ちゃんだったりして?)渡辺姓の小学生の女の子を塾で教えている。
🔴逆喪失感🔴とでも表現しようか?
今は〇里奈ちゃんより大切な一人になっている。
ちなみに私の母の旧姓は渡辺党の苗字です。大阪の中之島の近くの渡辺橋発祥の姓名です。渡辺橋は鬼👹退治で有名な渡辺の綱の屋敷が有った場所です。皆、その末裔とされている。母方のおばあちゃんはそのちょっと近くに住んでいた。
また〇里奈ちゃんの旦那の苗字は私が住む場所より西の方に多く見られる名前です。
25作目
今は喪失感を極力少なくするため
日向坂乃木坂SKEとかが一番ぐらい
大好きな 徳博
身体に纏わりついている残酷な記憶が蘇る度に悲しみと愛情を感じていた。忘れたいと願いながら深いところでは忘れることを恐れていたのだろう。だけどそれを手放した時、喪失感は徐々に薄れていった。やっと光が見えた気がした。
「喪失感」
いつも何かが足りない
どこか欠けてる君
わたしと一緒に居ても
満足感は味わえないよ?
喪失感
これほどの喪失感を
与えてくれた君
あんなに仲が良かったのに
急に話もできなくなった
あのときの僕の喪失感を
そろそろ君は理解できただろうか
分からないままなら仕方ない
理解できたなら
君の現状に光がさすだろう
スポイトで
胸の空気を
少しだけ
抜かれるような
喪失感は…
枡野浩一✨
毎日喪失感に追われてる。
何を失ったかは分からない、
ただ胸にぽっかりと穴が空きヒューヒューと
音を立てている
【喪失感】
✂ーーーーーー⚠ーーーーーーー✂
1本の電話がかかってきた
男性恐怖症だからできないと言ったのに...
一か八かでかけてきたのだと思った。
「私の言ったこと覚えてます?」と聞いたら
彼は「本当なのかぁ笑」
と返してきた。
彼は私にしたことすらも忘れ
縁を切るか考えてることも
「そんなことか笑」
で済ませる。
あの人にとって私はそれくらい
居なくてもいい存在
他の人はそうでもないかもしれない。
だけど、私は傷つき関わってる私が
馬鹿馬鹿しくなった。
【存在意義】
喪失感。もうそんなものを感じる情熱すら失った気がする。なにをしても冷めててすべての感情が惰性で行われている感覚さえある。
というのは言い過ぎか。今日はジャンプの発売日だから感想書きましょか。
先週で鵺が山場を越えたのもあって先に連載していた呪術を読む。最近の呪術は面白いんだけど期待を越えるような面白さはないかな。でもどう決着してどんな最終回になるのか読めないしまだ期待も楽しみも失われていない漫画だ。
次は鵺。今週は次の敵、次の問題までのつなぎみたいな回かな。ヒロインを助けて次まで一休み。そんな話だった。ヒロインと一緒に寝たのが見所か。もちろん健全だ。
ほかにも色々読んだけど新連載以外は特に感想はない。今週は新連載の魔々勇々が強い。一話目というのも大きいが今週一番面白かったのはこの魔々勇々だったな。
ジャンプの表紙を飾って絵と表情が好き。最初の印象はそんなもの。表紙からもなんとなく感じていたが話を読んでると更に感じるチェンソーマン味。なんとなくだけどタツキの作品の匂いがする作品だ。
でもそんなことはどうでもよくて絵も話もクオリティが高くて読み終わっていい読み切りだった。心からそう思った。で最後のページをよく見てみると新連載の漫画だと気付いた。最初は読み切りだと思って読んだけど新連載の漫画だったんだよね。
正直二話でなにするのか一話じゃわからなかったし作品とか主人公の目的がよくわからないからフックの弱い新連載だと思う。でもそんなことどうでもいいくらい俺はこの作品が好きになった。面白い。
ワンピースなどが終わりに向かって後をつぐ作品がないと思っていたけどこうして次をつぐ作品が現れるあたりやっぱりジャンプはすごいね。
この新連載はうまくいってもマッシュルとかその辺のスマッシュヒットかなと思うけど個人的にはヒロアカや呪術の後をつぐくらいの作品に育って欲しい。この作品はすごい好みで期待してる。俺の中で鵺を越えたかもしれない作品だ。
生きる希望もなく惰性で生きている。そんな人生だと思っていたがこうして新しい楽しみも生まれてくる。思ったよりも世界は希望に満ちているのかもしれない。そんなことを思えた新連載だった。
喪失感
祖父母は元気です。
私が生まれた家はまだあって両親と犬と猫とハムスターとインコが暮らしています。
私は若くて健康で毎朝の目覚めもスッキリです。
希望の職に就けたし順調にキャリアを積んでいます。
恋人とは来月結婚する予定です。
Theme:喪失感
すぐには信じられなかった。
俺たちの上司が敵側の人間だなんて。
倒れている仲間たち。無表情で銃口を向ける彼。
悪い夢だと思いたかった。
でも、これが現実だと理解してしまったとき、
俺の心に最初に浮かんだのは、騙されていた悲しみでも、仲間を撃たれた怒りでもなかった。
彼と同じ道を歩むことができないという喪失感。
こんな感情を抱くのが、自分でも酷く意外だった。
多少は秘密主義めいたところはあったけれど、いつでも冷静で頼りになる彼。
決して付き合いはよい方ではなかったけれど、仲間として過ごした日々は彼にとってはすべて偽りの姿に過ぎなかったのだろうか。
彼のことを少なからず信頼し、一緒に任務に臨んだ日々が酷く遠い過去のことに思える。
動揺を隠しきれない俺に対し、彼は銃を向ける。
その表情からは何も読み取れない。
やがて彼は銃を下ろすと、俺に背を向けて去っていった。
罵ることも、問い詰めることも、追い縋ることもできず、
俺はその背中を見送りながら、もう戻らない日々が頭のなかを巡るに任せていた。
誰かが死んだ喪失感。
自分の心が死んだ喪失感。
どちらの方が重いだろうか?
貴方の決意に、何と言えばいいのか分からなくて。
ただ二つ、言うことがあるとすれば。
貴方に、生きてほしかった。
大好きです。
「秋雨前線」
晴れの日は、ちょっとだけ苦手だ
燦々と降り注ぐ陽光に
外に出ろ出ろと急かされているようだから
曇りの日は、なんだか気が緩む
建物や街中の樹影がうすくなり
道ゆく人まで、柔らかい印象に変わるから
雨の日は、一番好きだ
動き出せない口実を雨に押し付けて
再び夢の世界へ
シトシトシトシト
しばらく雨が続くのだろうか
ウトウトウトウト
雨音に包まれて
今日も窓辺でまるくなる
いっその事、本当に非道になれたなら、悪人になれたなら、こんな喪失感、味合わないで済んだのだろう。
目の前で死んでいくみんなを見て、笑い飛ばせたら、悦ぶことが、できたなら、こんなにも苦しい気持ちにならなかったのだろう。
何度繰り返したのか分からない。
何度ゲームを始めたのかも、数えるのを辞めてしまった。
俺が忘れても、きっと勝手にカウントさら、れているのだろう。
何度人狼になって船員を殺し、追放されただろう。
何度仲間を信じ、裏切られ、殺されただろう。
何度執行官になって、人狼を葬っただろう。
何度狂人となって、悪に手を染めただろう。
喪失感
喪失感を、得た。
ああこんな感じか
これが噂の…
それがここに有る、と実感する時
それが無かったのはどんな感じか、
知ることになる
生まれた!
それと同時に死も生まれた!
同時に真逆のものを得る
そこに感情を添えるかどうか、
どんな感情を使うかは
必ず自分で選んでる
私が決める、決めていい
ただ、それだけ
『喪失感』
君を失って数日、未だに胸にはぽっかりと穴が空いたような喪失感を覚えている。
あの時、オレが躊躇わずに師の胸を貫いていれば、或いは師の攻撃をオレが避けなければ、君が死ぬことはなかったかもしれない。だが何度後悔しようと過去を変えることはできず、君が側にいない事実だけが突きつけられた。
独りでいると、オレの胸に空いた穴にじわじわと、黒い霧のようなものが染み込んでくるのが感じられた。
オレが倒した師が死の間際に遺した真実。それはオレの精神を苛み、暗い影を落とした。このオレの体に流れる血――いや、オレだけでなくあの屋敷にいた同世代の子供たち、実の弟も含むその全てに、忌まわしき悪魔の血が流れているということ。証拠はないが師の言葉には不思議な確信があり、オレはそれを荒唐無稽な出鱈目だと笑い飛ばすことはできなかった。
いつしかオレは、この世から悪魔の血を一掃することが己の使命だと思うようになった。最強の聖衣を手にしたオレにはそれをするだけの力がある。オレの手足となって働く者たちもいる。
やがてオレの胸の穴が黒く染まり切った日、オレは島を発った。この世の全てを憎悪し、この世から忌まわしき悪魔の血を一掃するために。それを成し遂げた時、オレもこの残酷な世界から消えて君に会いに行く。
それまで、少しの間だけ待っていてくれ。
突然にぽかっとあいたその場所は
どこからともなく風が吹いて、灯りもなく、
当然のように温度もないところになった
何となしに手持ちのガスライターで照らそうとこころみる
風がひゅうひゅうとふきつけるので 手で守りながらぱちんと点ける
遮断されたなかで点いたその灯りは、私のてのひらだけを照らし、てのひらだけを暖めた
喪失感
言いようのない喪失感に苛まれ、
がらんどうの心になる。
たびたび訪れるそれを、
何度も乗り越えようと試みたり、
自らが強くなろうと心を鼓舞してきた。
そして、
喪失感は埋めるものでも、
克服するものでもなく、
「受け容れる」ものだと、
今ではそう思うようになった。
消そうとしても消せず、
埋めようとしても埋められず、
克服しようとしても克服できぬなら、
静かに受け容れるしかないのだと。
自らが内に抱える、
喪失感と仲良くなるしかないのだろう。
「来たな、おいで…」と。
人の内に抱える喪失感は、
心の「印」のようなものなのかもしれない。
他の誰でもない、私が私であることの命の証。
時にそれは、
堪え難い痛みや苦しみで心が行き場を失くしてしまうけれど、
言いようのない喪失感すら、
ギュッと抱きしめられる、
そんな自分で在りたいんだ。
心の内に、
そっと降りていき、入ることのできる、
そんな心の扉、心の部屋と共に。
ソンへ
失ったものが大きすぎると、何をしたらいいのか分からなくなるものだ。
そう気づいたのは、ベスを看取った時だった。
ベスは、私が8歳の頃に飼い始めたゴールデンレトリバーだ。
家に来たときはまだ子犬だった。
イタズラ好きでかまって欲しいときは決まって洗濯物を漁って、母に怒られていた。
最初は、家族の関心を独り占めにしてしまうベスの存在は嫌だった。
関心を取り戻すために、物を隠したり、宿題をやらなかったりした。
ある日、私はイタズラで母にこっぴどく叱られて、布団の中で泣いていた。
そんな私の背中によりそってくれたぬくもりが、ベスだった。
私が顔を上げると、ベスは涙を舐めてくれた。
それでようやく、私にもベスを受け入れる気持ちができた。
子どもの私は単純なもので、自分に優しくしてくれるものは何でも好きになった。
そうしてベスと私は、まるで仲の良い姉弟のように常に一緒にいるようになった。
進学先を実家から通える距離の学校にしたのも、ベスと離れることが考えられなかったからだ。
そんなベスは、今私の前で静かに眠っている。
15年。長く生きたほうだ。
いや、短い。
もっともっと、私が生きている間はずっとそばにいてくれると、どこかで思っていた。
学校ではある日急に虐められる様になって
家では父が屑に成り始めた
兄妹は、父に好かれる為に僕を見捨てた
此の時気付いたんだ
此れが喪失感という物か...
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