『喪失感』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
苦しい 痛い 辛い。
何かを失った 喪失感は 計り知れない。
きっと その人にしか分からない。
例えば、大切な家族を失ったとき。
それは決して 永遠の別れとは限らない。
ある日 まるで別人の様になってしまった時も
喪失感は生まれてしまうだろう。
時間が解決してくれる
きっと 大丈夫
前に進めるよ
なんて 人は言うけれど
いつまでも、悲しみに
飲まれ続けてしまうことだってある。
この世の全ての苦しみは
いつか 報われるのだろうか。
大切なものを失った。
心に大きな穴が空いて、代わりに大きな喪失感がある。
どうしてなくなってしまったのか。誰の手にも触れられないように、大事にしまっておくべきだった。
そうすれば、こんなことにはならなかった。
きっとそれは火に包まれて、天へと消えてしまった。
私が生み出し、捨てられてしまった、人生で一番の最高傑作の絵。
あれ以来、命を削る程のものを生み出せてはいない。もっと天に向けて精進しなければいけないのに。
『喪失感』
君を失った喪失感で何も出来そうにないよ
君と一緒にご飯食べて
君と一緒に買い物に行って
君と一緒に寝ていたのに
いつも隣には君がいて
優しく僕を包んでくれていたのに
いつか立ち直れる日まで
もう居ない君を求めてしまうよ
─────『喪失感』
引退や解散
ふとした瞬間にもう活動していないんだと思い出してはさびしくなる
『大切なものほど失ってから気づく』とはよく言ったものだ
日常に当たり前にあった存在がひとつ失くなるだけでこんなにもつまらなくなるとは
『喪失感』2023,09,11
『喪失感』
死んだらそこでお終いだ。
死のうと思えば何時でも死ねる。
けれど一度死んでしまえば、二度と生きることはない。
何時か誰にでも訪れるそれには、恐怖というより虚しさを覚える。
宇宙が誕生してから137億年。
その中の一瞬にも満たない時間、まるでバグのように産まれてしまった私に、一体なんの意味があるというのか。
死んだらそこでお終いならば、如何して私は産まれてきたのか。
生きていることの方が不自然だと、そう考えるのは自然じゃないのか。
一寸にも満たない虫《バグ》がいて、それが生死について考える。
誰がそんな与太話を、信じて聴いてくれるというのか。
産まれてしまったが故に、死ななければならないならば。
産まれなければ死なずにすんだと、空虚なことを言うのであれば。
この世で命を獲得《喪失》した時、既に私は死んでいたのか。
既に私は死んでいて、終わった世界を生きているのか。
ならば私が感じるこの喪失感も、"夢中に夢を説く"ような、取り留めもないことなのだろう。
喪失感
今日の休み、スマホいじってるかゴロゴロしてるか
なにもせず過ごしてしまった。
喪失感がすごいよね。
なんでなんもしなかったのだろうと。
【喪失感】
目の前の写真をじっと眺める。焼香の煙臭さが、まだ鼻の奥に残っているような気がした。照れたように無邪気に笑う写真は、兄の友人が提供してくれたものだ。私の前ではあの人は、絶対にこんな表情を浮かべなかった。
厳格、真面目、口うるさい。それが私の中のあの人の印象だ。事故で亡くなった両親の代わりに私を育てるのが、自身の義務だと思い込んでいた馬鹿な人。
はっきり言って、あの人のことは苦手だった。もともと疎遠ぎみだった、半分しか血の繋がらない年の離れた兄にいきなり世話を焼かれたって、どう接して良いのかもわからない。だから病院から電話が来たときも、自分でも驚くくらいに冷静さを保てていたのに。
悲しいわけじゃない。涙も出てこない。だけどあの人の小言を聞くことはもうないのだと思うと、空洞が身体の中心に開いたかのような奇妙な空虚さを覚えた。
(……ああ、そうか。これで私は本当に、ひとりなんだ)
どうしようもない喪失感を抱えながら、私は兄の遺影の前でぼんやりと立ち尽くしていた。
それは14歳の春休みでした
もう戻れない
元上司の始の母ちゃんが遺してくれた言葉が宝物で…
あなたは生きて自分を叶えなさいと言ってくれましたね
大昔に横須賀辺で炊き出しをしていた
たまたま見掛けた…
あなたの後ろ姿を思い出します
あのさ…
ほんとはもっと良い御布団とかプレゼントしたかったけど…
使い慣れた御布団は御布団屋さんで打ち直すから良いのよ
そう言ってましたね
あなたは俺の財布の中まで気にして…🍀
楽な姿勢で寛ぐあなたの記憶がありません
保健師としてもボランティアスタッフとしても
いつも懸命な姿でしたね
あなたはどんな困難に有る人の真実を痛みを
真っ正面から受け入れて
優しく包む様に抱き締めてくれる人でしたね
あなたが骨になった時
言い知れようのない喪失感が…
今も困難な時に喪失感が見え隠れするけど…
今日も笑って笑い飛ばして闘ってる~から……
大丈夫だよ🍀
買ってあげたかった…
羽毛布団の代わりに柔な花びらの柔な色の花を
今日もあなたにそえて…ありがとう✨🍀
……
ミーチャン…
そば殻の枕も良いよね✨
低反発枕も…
ミーチャン…
実はキミのひざまくらが好きです🐱🍀(笑)
【喪失感】
早朝。
「こんなもん食えるか!」
がちゃーん。
ちゃぶ台に乗った美味しそうな料理はすべて台無しになった。
特に料理に不満があるわけではない。
料理を作るために他人が費やした時間を無駄にする感覚がたまらないのだ。
「やば、漏れそう」
私はしばらくのあいだ歓喜に打ち震えていたが部屋は静かなままだ。
それも当然。
この部屋には私しかいない。
自分で作った料理を自分でひっくり返しただけだ。
一段落すると私は無言で散らばった料理を片付け始めた。
そろそろ仕事の時間だ。
続きは会社でやろう。
ドーナツの輪みたいに、ぽっかりと空いた胸。
私は先日、愛する人を失った。
信じられなかった。
あんなに明るくて、天真爛漫な彼女が。
もう何も考えられなかった。
大きな存在を失ったせいで、自分の中にも大きな穴ができてしまった。
この穴を埋めることができる人は、誰もいない。
あの彼女しかいないんだ。
〜喪失感〜
弾ける宝石を口にを含むと
十分な幸福感が溢れ出そうになるが
私はいつもそれを飲み込む。
梅雨時の紫陽花よりも深い色合いで
それは少しの間儚く舞い続ける。
その舞いが終盤に近づく程
私は喪失感を感じるのだ。
【喪失感】#42
居なくなった悲しみより、居てくれた幸せを想って生きたいと嘯いて、胸の真ん中にぽっかりと空いた穴を見ないふりをした。
//喪失感
最初から、何にも持っていなければ
失うこともないから
喪失感なんて 味わうことも無い。
逆を言えば、誰かがいてくれた 何かを持っていた
そこには有難いことばかり
だけど、その時私たちは その有難さに気付かない
結局、いつの時代になっても変わらない。
日頃の自分の感謝の無さに
気付かせてくれる
喪失感
靴
底
の
剥
が
れ
た
音
を
踏
み
し
め
て
花野
を
目
ざ
す
者
共
の
駅
ついさっき友人が数人家に来て、うちの掃除をする事になった。
粗大ゴミがすごく多くて、処理には凄く難儀しそうだ。友人の方でゴミは処理してくれるらしい。
こちらで出したゴミを処理してくれるなんて、有難いな。
ある程度ものを集めたところで、俺に手錠をかけられた。
友人である警官は、もうお前に手錠をかけたくないと悲しそうな顔をしている。
粗大ゴミは1人ずつ運ばれて行った。
死体と離れられてスッキリしたはずなのに、なんだか呆気ない。
割と死体が好きだったかもしれないな。
……と、少し喪失感を感じながら、白黒の車に乗り込んだ。
#喪失感
恋がしたい
好きな人が欲しい
あなたと別れて人を好きになれなくなった
未練じゃない
あなたに付けられた傷が今も残っているから
人を信用出来なくなった
私の心を返して
これが喪失感…なんだねぇ。
人間関係が壊れてしまったよ…何だか何もしたくない気持ちでいっぱいだ。
私はそう言葉を溢した。
虚無感と言っていいのだろうか、そんな感じがずっと続く。
突然の出来事、私の元に一つの希望が湧いてきた
その時はがむしゃらに走ってやる事を出来たのだ
けれど途中で転けた
9月11日心の闇
誰にでも闇があるんだとわたしは知った
この世の中で完璧な毎日はないんだと
悩みがない世の中なんて生きてるって言えない
むしろ悩みがないのが悩みなんて羨ましいくらい
わたしは悩みだらけで生きてる価値がないし
消えたいって思うのに。
「もうお母さん!なんで起こしてくれなかったの!」
「なんでって…何回も起こしたわよー!」
「もー!行ってきます!!」
「はーい行ってらっしゃいー」
私は奈々!
キラキラな女子高生!なんちゃって!
友達も居て彼氏もいて家庭も裕福!
正直顔もまあまあいいかなーとか思ってる!
SNSでよく見るキラキラJKみたいな生活を送ってる!
「ななおはよー」
「おはよー!」
「あれ、今日は彼氏と一緒じゃないの?」
「んー今日はちょっと一人で来たい気分だった!」
「そっか、」
「あ、てかさこの間のさ〜」
この子が私の一番の友達!あみ!
「奈々居るー?」
「えっ?
あー!なんだ翔かー!」
「わりいわりい笑教科書返そうと思って。
これ、ありがとな」
「あー!そうだった!全然いーよー」
「サンキュ。じゃあまた帰りな」
「うん!またねー!」
見てわかる通り彼氏とも順調!
放課後____
「じゃあまたねー!送ってくれてありがと!」
「おう!また明日な」
「ただいまー」
「おかえり奈々」
「あれ?お母さんメイクしてるじゃん どっか行くの?」
「もう言ったじゃない。今日は前行ったステーキのレストランに行く日よ。」
「え!そうだったっけ!」
「そうよ。早く服着替えちゃいなさい」
「はーい!」
「あ、あの店高級な店だからドレスコード。
前に行ったとき着てた服にしなさい」
「あーそうだったね。了解ー」
私の家はちょびっと裕福なの!だからドレスコードがある店に行くなんて日常茶飯事!
「はあー。」
「私って、友達や親友もいて彼氏もいて、おまけに家庭も裕福とか控えめに言って勝ち組だよねー」
運動もできるし偏差値もまあまあ高い高校に通ってる。 顔も、ミスコン3位に選ばれたことあるくらいには整ってる。
「ぶっちゃけ、もう手に入れたいものとかないわー。」
「友達 恋人 家族 運動 学歴 容姿 お金」
これが全て揃ってる私に必要な"モノ"って…何?____
「……あ、」
「あみ、ストーリー上げてる。」
「『"親友"とカラオケなう』…か、、」
「あ、翔もストーリー。」
「『音楽って最高。"趣味"があるだけで全然違う』」
…趣味、、か。
「奈々!」
「あれお母さん。どうしたの」
「あんた、前の2万円したコスメのお代まだ払われてないけど。」
「えっ、あれ買ってくれたんじゃなかったの?」
「はあっ?違うに決まってるじゃない。
それにお小遣い毎月5,000円渡してるでしょ?早く渡してちょうだい」
「5,000円って…あんなんじゃ足りないよ!ディズニー行ったり、プリ撮ったり、ヘアケアしたりコスメ買ったり服買ったり!女子高生は色々とお金がかかるの!!」
「はあ??何言ってんのよあんた!月5,000円ってめちゃくちゃ高いのよ!?」
「もう!!だから!なんで分かってくれないかな」
「もういい。お母さん知らないわ。自分でなんとかして お小遣いも減らすわね」
「ちょ、ちょっと!何言ってんの!?これ以上減ったら私、遊びに行けないじゃん!」
「…」
バタッ____
「ちょっ…と、。」
ドアが閉まる大きな音を最後に静まり返った部屋。
『ピロンッ!』
「…通知?」
通知音につられて、スマホに目をやる。
『【翔】ごめん、明日部活入って一緒に帰れないわ』
『【あみ】今週の土曜のディズニーキャンセ…』
…
居るはずの恋人と友達が、なぜか存在しないように感じた。
「本当に…"友達"?」
あみには私ではない親友が居て、翔には没頭できる趣味がある。
私は?
お金だってすぐに使い切るし、趣味もない。
勉強だって高校入ってから全くだし見た目も頑張って着飾った結果だ。
本当は何も無い。
虚無を認めるのが怖くて、孤独になるのを恐れてた。
友達も、恋人も、家族も。
本当は周りにいる人皆私に愛想が尽きてる。
でも、私は…ずっと、、
「っ!!…………あれ、、」
「夢…?」
額に垂れる汗で目が覚める。
「…最悪な夢だったな。。」
「…本当、"悪夢"……」
そのときに感じた不思議な喪失感は 私に悪夢だと記憶させなかった。
喪失感
いつか穴は小さくなる
時間が大丈夫にしてくれる
わかってるけど
その大きさが如何程か
想像するだけで泣いてしまう
さようなら!
しょうがなかった。諦めた。