『喪失感』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
喪失感
ガランとした犬小屋…
ずっと今でも残ってる
無邪気に喜ぶ姿…
鮮明に映し出す
時々
空っぽの犬小屋を
眺めて…
喪失感
『喪失感』
何時でも、喪失感が心を埋める
若さを少しずつ失っていくという喪失感は大きい
気力が失くなる、体力も不安
これがずっと続くと思うとやりきれない
父を失った喪失感は、じわじわと押し寄せた
生きている時は、口うるさくて
怒ってばかりの父であったが
自分を一番理解してくれていたと
最近強く感じる
もう、失うものはないと開き直りたいが
まだまだ、多くを失うだろう
喪失感を糧に、また一歩踏み出す
自分でいたい
―喪失感―
ほんとになんなんだろう、さっきから感じるこの感じ。
心臓が、小さな手にぎゅっと握られたように痛くて、
胸に穴が開いてしまったような、そんな―。
さっきから、特に何も変わったことは無い筈なのに。
さっきまでは感じていなかったこの虚しさは、
一体どこから来たのだろう。いつ、去ってくれるのだろう。
大きくて深い虚ろな器のような、そんな物足りない感じ。
頑張って手を伸ばしてるのに、その手は風しか切れない…
みたいな感覚―。
嗚呼。
そんな感情に襲われて、その感情を初めて覚えたあの夜から、
胸は痛いままだったし、
物足りない感じも、
空を切ったような感覚も、
全部何も変わらないまんまだった。
喪失感という名の悪魔は、あれ以来私の心に住み着いて、
絶対に、一時も離れようとはしなかった。
しかもその悪魔は、ただ執拗いだけでなく、
粘っこくって、毒気があって、真っっ黒だった。
――時は過ぎていった。
胸に穴が開いたような。
でも、その穴に丁度ピッタリと入ってくれて、
私をしっくりこさせるようなものは、何も見つからなかった。
私の心は囚われた。
喪失感に見舞われ見舞われ、悩まされ――
そして、ある時ようやく気づいた。
私に足りないものがわかった。
なんで今まで気づかなかった?
…いや、ほんとは喪失感に気づくと同時に、
気づいてたんだと思う。
だから多分あれは、不可解のフリをした現実逃避。
あの夜私の胸にぽっかりと開く穴から抜けてしまったのは、
多分、いや、紛れもなく――
――貴方。
でも、気づいたところで、だ。
私は、今から居候である悪魔を追い払うための、
武器を見つけに行かなきゃいけない。
悪魔を追い払って、胸に開きっぱなしの穴に
ちゃんと馴染んで、穴を防いでくれる武器
――すなわち、貴方の代わり――
なんて、世界のどこにも居るはずないのに。
【喪失感】
全てを失ってしまった訳でも無いのに
何かを無くしたような喪失感が
胸を巣食っている
もし
あの頃の自分に、会うことができるなら。
037【喪失感】2002.09.10
いい歳していまさらなにゆってんだよ、と思わないでもないけど。自分って結局、特に突出した何かがあるわけでもない、歴史の流れの中のただのモブなんだなぁ……って自覚するときの喪失感といったら。
いくつになっても、一発逆転の可能性がゼロになるわけでは無いんだ!、なんて大風呂敷をひろげて強引に自分を鼓舞するなんてことも、さすがに無理だよ、って気分になってきたしね。
でも、逆に、他人の評価にかかわらず好きなことを好きなように好きなだけやればそれでいい、っていう、穏やかで、いつも愉快でいられる境地にはなりつつあるのかな。
だから、とうめんは、疲れ切るか飽き切るかどちらかするまで、ここでゴトゴトとなにか書き続けているつもり。
私らって、長い歴史のなかでは、どうせ、忘れ去られる存在だよね。そのことを思うと、いまでも胸を切りつけられるようなキリキリとした喪失感におそわれる。だけど、だからこそ、なんだよ。いまここで、お互いに忘れ難い影響を与えあっていけたら、それがベストをつくす、ってことなんだ、って思うんだよね。
大切な人ができたはスタートで
大切な人を失ったはゴール
ゴールはいつか来てしまう。
そのゴールの後にまた、
違うスタートが来るといいね。
- 喪失感 -
___________________________
私の心に空いた隙間を埋めた君。
いつも感謝してるのに
素直になれずにごめんね。
「ありがとう。大好きです。」
2022. 09.10.
全身を驚愕と喪失感が襲う
知らなかった
あの場所が、もうないなんて
あの人と初めて会った
ベンチで夜までしゃべった
志望校に受かったと喜び合った
おめでとうのハグをしてくれた
思い出の場所が
僕の青春の一ページは
永遠にコンクリートと土の下に葬られた
ー喪失感ー
ある日君が目を覚ました
もしかしたらもう覚めないかと諦めていた
だが君が目を覚まし僕のことをみて放った言葉は
「あの、あなたはどちら様ですか?」
俺は絶望した
なぜ君はおれを忘れたのだろうか
考えたが分からなかった。
ただ、俺の頭の中ではずっと
「あなたは誰ですか?」
という一言だけが残った。。
「大丈夫?目を覚ましてよかった」
「あの……誰…ですか……」
一瞬悲しそうな顔をしたベットの横に座っている女性
「急に倒れて病院に運ばれたんだよ。覚えてない?」
「すみません。覚えてないです」
何も覚えてないんだ。自分が誰なのか。その女性は誰なのか。何も分からない…けど、なんだろう。この喪失感は……忘れちゃいけない何かを忘れているような……
女性は色んな話をしてくれた。面白かった映画の話や綺麗な景色がある場所など。話してるうちに女性のことを気になるようになってきた。
そんなある日、女性は彼氏がいるんだと教えてくれた。とても悲しそうな顔をしながら教えてくれた。
この時この人の隣に立つことが出来ないとわかった。
「彼氏がいるなら、ここにいるべきじゃない。彼氏のところに行きなよ」
「会えないんだ。会っても会ってる感じがしないんだ。他人みたいな感じって言えばいいのかな」
思い出して欲しいなって呟きながら悲しそうな顔をした。自分ならそんなこと顔させないのにな……
「ねぇ。本当に何も覚えてないの?……思い出してよ。あなたは私の彼氏なんだよ…」
泣きながら言われた。その時だった。全て思い出した。あぁ。こんな顔させてたのは自分だったのか……こんな俺を好きのままでいてくれたのか
「全部思い出した。ごめんな。こんな俺を好きになったばかりに辛い思いさせて。好きのままでいてくれてありがとう」
決めたんだ。絶対に忘れてはいけない。こんな女性を忘れるなんてことは今後あってはならないんだと。
病院で感じた喪失感は、このとこだったんだ。
「貴方からの愛情が、足りないの!!」
――そう激昂して、彼女は闇に消えた。
僕は安堵した。
湿った土が爪に詰まっていることも忘れて
解放感が稲妻のように走り抜ける。
生ぬるい夜風に揺れる木々。
月は僕に顔を向けず、
何も見ていないと言わんばかりに雲隠れしていた。
喪失感などあろうものか。
翌朝コーヒーを啜りながら会心の笑みを浮かべる。
[――続いてのニュースです。]
[山林にて、身元不明の女性と思われる――]
2022/09/10【喪失感】
"喪失感''
恋人がいる。
友達がいる。
家族がいる。
でも、何か足りない。
そんな違和感が最近ある。
恋人に対して不満はない。すっごく良い人だ。
だが、なぜか喪失感を覚えてしまった、。
振られていないのに振られた気分だ。
誰かに取られた訳では無いのに取られたような。
なんか、ずっとそんな感じなのだ。
友達に不満がないといったら嘘になる。
だが、嫌いでは無い。
楽しい時はすっごく楽しい。
でも、言い方がキツい時がある。
それが嫌いだ。
家族には確かに不満はある。
過保護すぎるからだ。
「恋人も友達も家族もいて何が不満だ」
と怒る人がいるかもしれない。
だか、この喪失感は本物で私の心の中に住み着いてしまったのだ。
※友達や家族については喪失感というか違和感が強いように感じる。
「私とあなたじゃ住む世界が違う 第十二話」
志那は、元気がありませんでした。
「空想の世界の事、誰も信じてくれない…」
自分しか見えない空想の世界。その現実に志那は押しつぶされそうになっていました。
「気分転換に公園に行こう。家でふさぎ込んでも落ち込むばかりだし」
志那は、公園に行く事にしました。
「公園に着いたけど、相変わらず人少ないなぁ」
志那は、公園を散策しました。
「この公園、木々や花壇がいっぱいだから、気分転換になるんだよね」
志那は、しばらく歩いていると、アメジストの姿を見つけました。アメジストは、薄いベージュの肌、紫の流し目、薄紫色の無難なショートヘア、中肉中背のスーツ姿の紳士的な大人の男性です。
「アメジストさんじゃないですか」
「君はあの時の…えーと、名前は…」
「斎藤志那です」
「志那ちゃんだね」
アメジストは、営業スマイルをしました。
「アメジストさんは、休みの時はいつもここに来るんですか?」
「あ…実は、本人の事はココまで詳しくは知らないんだ…」
アメジストは、コリャマズいと言った顔をしました。
「ひょっとしたら、アメジストさんって空想の世界の人ですか?」
「そうだよ。俺は現実世界のアメジストじゃないんだ。俺と現実世界とは関係が無いんだ」
「(じゃあ、私が今まで会ってたアメジストさんは空想の世界の方なんだ…)」
志那は、自分が知るアメジストは空想の世界の方だと悟りました。
「アメジストさん、私、変な話するけど…聞いてもらえますか?」
「良いよ。何でも言ってご覧」
志那は、意を決してアメジストに悩みを打ち明けました。
「私、饅頭って言う妖怪に出くわしたんです。何か、まったりがそのまま現実世界に来たみたいな…そして、饅頭が襲いかかって来た時にカインドが助けてくれました。カインドは、クラスメートがその名前で活動しているから、その人そのまんまみたいな姿です」
アメジストは、志那の話を聞いていました。
「カインド達は、姿が私以外には見えないから、ココに居るって言っても誰にも信じてもらえない。空想の世界の話したら、変な人って見られちゃうし…そりゃあ、そうですよね。常識ではあり得ないから…」
アメジストは、志那の話を優しい表情で傾聴していました。
「この悩みって、自分にしか分からないのかな…?誰にも分かってもらえない…」
志那の目から涙が溢れました。
「志那ちゃん、俺は空想の世界の住人だから、分かってあげられるよ。だから、ホラ泣かないで」
アメジストは、志那の涙を拭ってあげました。
「志那ちゃん、コレから空想の世界の話をするけど、良いかな?」
アメジストは、空想の世界の話をし始めました。
部活が終わってから
君と私の関係は
「部活のチームメイト」から「クラスメイトの1人」に。
なんか、寂しいね。
君と私を繋げてくれていたトクベツが
無くなった。
そんな気がして寂しいよ。
____喪失感____
親友が私の元を離れていった
私の大嫌いな女の子A子ちゃんのところにいった
みんな私から離れていく
A子ちゃんは私からすべて奪っていく
友達も好きな人もすべて奪われた
私の悪口も、友達の悪口も言う女の子の何がいいの
でも、私より価値がある女の子
黙っていれば可愛い女の子
私は、黙っていても何をしていてもブスな私
明らかにA子ちゃんのほうがいいに決まってる
私はその時喪失感を覚えた
2022.9.10
朱涙果
締め付ける想い
叶わなき謳響かせ
木々は揺れては
掻き消しては逝く
影は残されては
一時の刻んだ物語
哀しき風が嗤い
傷みを縛り付ける
何故こんなにも
何故此処に居て
雫堕としたの…?
望むが故に遠く
儚さと知りながら
祈り続けて
冷たき雨に濡れ
交わらない様にと
拒み続けて
軈て私の器は
散り崩れて
何も哭くなるから…
喪失感とは
秋風が心を通り抜けること
どこからか聞こえてきた音楽。きれいな旋律と声と、切ない言葉が織り成すその歌に、呼び起こされてしまうこの感情は実に無意味だ。悔いても泣いてもあなたはどこにもいない。
〉喪失感
喪失感。
今大好きな
2人に逢う為に
コソッと来ちゃった。
来週には
大好きな2人に
逢えるのに。
今は泊まるけど
明日も逢いたかった。
そんな私は
喪失感。
まだドキドキ
させたい。
物置になった部屋
誰もが座るようになった椅子
あの時のまま止まった時計と
かけられるのを待っているかのように折り畳まれたままの眼鏡
貴方がいなくなってもう1年と半年になります
貴方は顔を出さない
もう貴方の手であのドアが開くことはない
わかっているはずなのに
『またおいで』
玄関向かいのドアが開くんじゃないか
今でもそう思うのです
未だに貴方のいない世界を
疑っているのです
他人事のように思えて
ピントが合わないのです
喪失感なんて
正味よくわかんないけど
きっとこれが喪失感なんだと
1番教えてほしくなかった貴方に
教えられた
ねえ今ならまだ怒らないから
遅いよなんて笑ってあげるから
だからさ
戻ってきて