037【喪失感】2002.09.10
いい歳していまさらなにゆってんだよ、と思わないでもないけど。自分って結局、特に突出した何かがあるわけでもない、歴史の流れの中のただのモブなんだなぁ……って自覚するときの喪失感といったら。
いくつになっても、一発逆転の可能性がゼロになるわけでは無いんだ!、なんて大風呂敷をひろげて強引に自分を鼓舞するなんてことも、さすがに無理だよ、って気分になってきたしね。
でも、逆に、他人の評価にかかわらず好きなことを好きなように好きなだけやればそれでいい、っていう、穏やかで、いつも愉快でいられる境地にはなりつつあるのかな。
だから、とうめんは、疲れ切るか飽き切るかどちらかするまで、ここでゴトゴトとなにか書き続けているつもり。
私らって、長い歴史のなかでは、どうせ、忘れ去られる存在だよね。そのことを思うと、いまでも胸を切りつけられるようなキリキリとした喪失感におそわれる。だけど、だからこそ、なんだよ。いまここで、お互いに忘れ難い影響を与えあっていけたら、それがベストをつくす、ってことなんだ、って思うんだよね。
9/10/2022, 10:40:06 AM