『君は今』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
君は今、思考の荒海にいる。空を裂く雷の音が僕の耳を震わせる。きっと彼女を思い返しているのだろう。あの時の僕は期待していたんだ。直感で感じた彼女なら付き合ってくれるだろう。そんな淡くてぬるい期待を持っていた。彼女はずっと友達でいたいと。僕はこの返事にひどく絶望した。心の中で反芻しても消えることはない。思考に隙がでてもすかさず入る。彼女のことしか考えられなくなってしまった。
僕は思考をやめない。どんなに辛くても、苦しくても乗り越えるんだ。マグロが絶えず泳ぐように学習し続ける。一生この頭で考え続けてやる。いつか思考の過程と努力が報われ、快晴の天気を見れるその日を信じて。
君は今
君は今
何色に染まってますか?
君に聴こえる声は
どんな声?
君が離さない手は
温かいですか?
きっと
君は今
ほっぺたの赤い、泣き叫んでいる
赤ん坊をそっと暖かく
抱きしめているのだろう!
そんな君を僕は
抱きしめてあげたい!
桜の最中たくさん貰い
君を探している最中
週末はふたりで映画のはずだった
約束はただ独りよがりで
#君は今
君は今、何を目標にしているんだろうな。中学生の時から頭が良かった君は、いつもひたむきに努力をしていて周りからなんと言われようとも努力をしていたね。君は私と一緒ですぐに傷つきやすいよね。顔に出てたよ。クラスの子に意地悪なこと言われたら、眉毛が下がって口数も減って、悲しそうな目をするんだから。本当に分かりやすいよね。けど、努力することは諦めなかった。
私はそんなところが好きになったのかな。高校が離れても君のことが忘れられなくて、君に告白をしたけどあっさり振られちゃって、友達に慰めてもらったんだからね
君の一生懸命に頑張るところ。
君の誰にでも優しいところ。
君の素直なところ。
君のすぐに怒りっぽくなるところ。
君の泣き虫なところ。
君の目標に向かって頑張るところ。
全部全部愛おしくて、大好きなの。君に振られてから
もう3年くらいになるけど、たまに君を想い出すんだよ。君がもし私の告白を受け入れてくれたら今頃の君と私はなんて、すぐ考えちゃうんだからね。本当にどうしたらいいのやら。
#君は今
色素の薄いあの目が
今でもわたしの心をのぞいているような気がする。
もしそうなら、
まだここに君がいることがバレてしまう。
あれから9年。
春の風が木々をざわめかす中
切ない匂いが私の横を通り過ぎる。
振り返ると、同じようにこちらを見る人。
色素の薄い目と視線が絡んだ。
そうか…
君は今、幸せなんだね。
君は今
無理をしていないだろうか
頑張り屋な君だからどうにか健やかであって欲しい。可愛くて、優しくて一緒にいて楽しくて無理とかもしちゃう私の愛おしい人。
私は君のことをどう思っているのでしょうか。好んではいてくれているのでしょうか。
この恋心がなければこんなにも今悩まなくて済んだのに。
あなたに会いたい。会って大丈夫って思いたい。私がいたところで力になれないかもしれないけどどうか昨日までの辛さが軽減されているといいな。
今度会うのも怖い。あなたは私のことをどこまで知っているのでしょうか。どれほど私の何を好いているのでしょうか。しんどいですね。
あまりにも書き殴っているので申し訳ない。
君は私を本当は好きではなかったんだと思う
君は今
どこで何をしていますか
私のことも同じように
少しは思い出してくれてますか
少しは考えてくれてますか
そうやってあなたの事ばかり考えてる
私の片想い
『夢でしか会えない』
チチチチと鳥の鳴き声が聞こえる。もう朝か……と思いながら目を開けた。まだ覚醒してない頭で、もう少し寝ていたいとぼんやり考える。布団の暖かさに甘えてもう一度寝ようと寝返りを打った。
目に入ってきた景色に目を丸くする。至近距離の彼の顔があったのだ。すうすうと穏やかに寝息を立てて寝ている。少しでも動いたら唇と唇がくっついてしまいそうだ。そんな息遣いが分かるほど彼との距離が近いことに色んな感情が溢れ出してきた。
「う、うわぁ!」
叫び声を上げながら後ろに後ずさる。俺の動きのせいで掛け布団が大幅に乱れた。ベッドから落ちそうになり、肝が冷える。よく見ればそのベッドも俺が普段使っている物とは違った。
俺の叫び声のせいか、布団の暖かさを失ったせいか、彼がゆっくりと目を開ける。目を丸くして凝視している俺に向かって彼は寝ぼけ眼のまま「おはよう」と微笑んだ。寝起き特有なのかいつもより低い声も、目を細めて笑う顔も、知らないことだらけで頭が混乱する。と同時に胸が高鳴った。自分でもわかるくらいに顔が熱くなる。
体を起こして大きく伸びをしている彼が俺を見て可笑しそうに吹き出した。
「どうした、顔真っ赤だぞ?」
「え!?」
頬を押さえる俺を見て更に笑う彼。そんなに笑われるとなんだか恥ずかしかった。
笑い終えたらしい彼がベッドから立ちあがる。
「今日の朝ごはん当番は俺だったよな。その布団、ちゃんと直しておけよ」
そう言い、彼は扉に向かう。声をかける前に扉の奥に行ってしまった。
「まっ、待って!」
彼を追いかけるように扉を開ける。眩しい光が目を差した。思わず目を瞑る。
ーー
「っ!」
大きく息を吸い、目を覚ます。まず目に入ったのは見慣れた木の天井だった。周りを見渡しても目に映るのは、いつもの自分の部屋の景色だ。
「夢、だったのか…?」
夢の彼を掴もうとした手を見つめていると、記憶が溢れてきた。
疲労感にまみれる自分の体、荒い息遣い。そして、傷だらけで地面に倒れている彼。
「あぁ…そうだ……」
彼の命の灯火が消えるのを俺は目の前で見た。
「ふ、ふふ」と口から笑いが漏れる。彼が敵になったとしてもこれが俺の本心なのだ。
ーもう彼はこの世にいない。
「俺が、殺したんだもんなぁ……」
壁に寄りかかり、目を閉じる。
目を閉じれば、夢の彼にまた会える気がした。
【君は今】
君は今生きていてもいなくても
私を励ます宝珠の玉
胸騒ぎ虚しさ寂しさ切なさ
君への心配 取り越し苦労
#君は今
君は今
文体がまた変わっていた。
これも味ってやつなんだろう。
君は今
病室。一人の老人が、家族に見守られながら最期の時を過ごしていた。呼吸も浅くなり、声を出すこともできず、ただ家族の声をじっと聞いている。
老人は自分の生きた八十年余りの人生を振り返っていた。三兄弟の末っ子に生まれ、よく笑う元気な母と優しい父に育てられた。臆病な性格でよくいじめられていたが、二人の兄達がいつも助けてくれた。近所の犬によく追いかけられ、犬が苦手だった。
頭は良い方だったので、高校は進学校へ進んだ。そこで妻と出会った。高校を卒業してすぐ結婚し、二人の子供が生まれた。長女は妻に似て活発で、その下の長男は逆におとなしい性格だった。
ある日長女は一匹の子犬を拾ってきた。反対しても聞く耳を持たず、結局飼うことになってしまった。長女は喜んで毎日世話をしていた。事故に遭い亡くなるまでは。
突然のことでショックを受けていた彼を慰めたのは、長女が大切にしていた犬だった。苦手だったはずがいつのまにか大切な存在になり、亡くなった時は家族の誰よりも号泣したものだった。
老人は虹の橋の話を思い出した。飼い主を虹の橋のふもとで待つ姿を想像し、もうあのこは娘と一緒に渡ってしまったかもしれないと思いながら、老人は息を引き取った。
「おとうさーん」
「ワン!」
どこからか少女と犬の鳴き声がする。すぐに娘と犬の姿に気づいた老人は、涙を流しながら一緒に虹の橋を渡っていった。
"君は今"
"今どこにいる"と聞かれても、周囲に目印になるようなものは見当たらないし。
僕はいま何処にいるんだろうね?
気を抜くとすぐこれだ。
オンとオフで差があり過ぎると言われても、自分ではあんまりよく分からないんだよね。
まぁいずれ何処かには辿り着くさ、と歩き出そうとしたら、電話の向こうから"その場を動くな"と一喝された。
ひどい。
でも青筋立てながらも律儀に迎えに来てくれるあたり、良い奴だったんだよなぁ。
君は今、夢を見ている。
その視界はボヤけていて、ハッキリ見える。
机に座ったガチャガチャのフィギュアは、微妙にズレた視線で君を見ていない。
君は今、夢を見ている。
空は明るくて、晴れている朝、と君は分かっている。
ここが白い部屋だから。
白い部屋には何も無くて、机がある。
ガチャガチャのフィギュアと、スタンドライトと、雑に積まれた何かの紙と、ノートと、何かの空箱と、リモコンと。
君は今、夢を見ている。
だからなんだかうるさいし、だからなんだかまっすぐいられない。
とてもうるさい。
目が覚めると全てが正しくなる。
君は今、夢を見ていた。
真っ暗な部屋の中で、まだゆっくり眠れる時間に安心する。
静かな夜は、君をまた眠りに誘う。
君は今、夢を見ている。
三菱モルガン・スタンレー証券の口座専用の窓口に問い合わせしたら担当から掛け直させますと。
折り返しきたらなんと、すっごいダミ声のめっちゃ関西弁のおっさん。問い合わせしたらわかりませんと。
それより、いま私の口座が使えなくなってます。使うようにするためにこのままこの電話で確認させてほしいと。
マネーロンダリングやらの悪用防止のためにお聞きしたいことがあると。答えてくれたら口座使えるようにしますと。
おかしいやろ??電話でそんなこと聞き出す?名前と生年月日と住所で本人確認オッケーんじゃ口座開くねーって⁉️ヤバない?
三菱モルガン・スタンレー証券おかしくない?
当然怖いから答えなかった
郵送で書類よこせと。
輩の詐欺電話のお手本みたいな人でびっくりよ。昔のワイドショーでよくあった声にモザイクするみたいな笑笑
悪行ばっかりやって私みたいな無知を引っ掛けて騙し儲けようとするなんて許さんぞ!
君は今
もう、会うことなんてないだろうけれど…でも、時折浮かぶ君の俤…
今でも、忘れる事が出来なくて…もう、遠い記憶の中でしか会えないってわかってるけど…
君を想うと、今でも胸が苦しくなる…綺麗な思い出だけで、余計に切なくて…
もしも…なんて考えてしまうけれど、多分そんな今なんてないことも知っている…別々の道を歩んで、其れが答えだって理屈では理解している…それでも、今の君を知りたい…
君は今
借金取りに追われていた遊び人と、生まれてはじめて親に反抗し、屋敷を飛び出したご令嬢。
借金を代わりに返済すると言うから、3日だけ匿った。まさか、あんなにワガママだとは思いもしなかった。
苦いコーヒーは嫌い、甘いフルーツティーが好き。
干しブドウは嫌い、出来立てのタルトが好き。
香水の匂いは嫌い、野原の匂いが好き。
「自分で決めたもの以外、全部嫌。」
ものの2時間ですげ変わった新しい家主は、1番まともな椅子に座って、かつて家主だった俺を顎で使いながら、口にしていた。
ネックレスは嫌い、指輪は好き。
静かなのは嫌い、騒がしいのが好き。
1人は嫌い、誰かと一緒が好き。
夜、そう言って泣いていた。
泣いて、眠った2日目の夜。俺は街で飲み明かした。あんな家にいたら、気が狂うと思った。
日がずっと上がってから帰った。君はいなかった。
部屋は、まるで君がいなかったかのように整頓されていた。
君はそんなことしない。
君は、あるべきところへ行ったんだろう。
とあるご令嬢がご結婚なされた。世間を知らない純粋な花嫁は、白いヴェールに包まれて、花婿の元に送り届けられた。
君は、今
夫は、言う。
『貴女は、人の本当に見て欲しい内面を見てしまう。
僕も又、それ故、貴女に惹かれ続ける人間の一人だ。』
私には、そんなつもりは更々無い。
唯、見えているだけだもの。
しかし、夫の目には違うように映るみたい。
『僕より優れた人間に貴女を取られてしまう。』
私には、その働く心理が分からない。
しかし、尊重するようにしている。
護衛を付けられ、侍女を付けられ、家から出る際は必ず自家用車。
もしかすると、結婚したのは資産故だと思っているのかもしれない。
それも又、夫と結婚した要因の一つでは在るが、それだけでは無い。
夫は、素晴らしい人だ。
私には、勿体ないくらいに聡明で、理知的な人だ。
しかし、自信が無く、繊細な儚さがある。
それが、今の貴男だと私は思う。
そして、それも又、良いのだ。
妻は、言う。
『優しき人。』だと。
私は、違う。
誰かに貴女を奪われるのが、怖いのだ。
貴女の友人は、男も多い。
そして、その男は貴女を慕い、時には思いを寄せる。
貴女は、いつも華麗に男の手を交わす。
しかし、それすら、魅力的なのだ。
押し入れの奥から、古いノートが出てきた。
表紙にはいつもの自分より丁寧な字で、「将来は小説家になる」と書いてある。
苦笑いしながらページを開くと、青いインクでびっしりと物語の断片が並んでいた。
世界を救う少女。
雨の中で再会する恋人。
どれも拙いけれど、まっすぐだった。
文字に命が宿っている。
あの頃の僕は、本気で信じていた。言葉で生きていけると。
今の僕は、会社のデスクで報告書を書いている。
締切はあるけれど、物語はない。
帰宅しても、キーボードを開くことは減った。
ノートの余白に、小さくこう書いてある。
「絶対に諦めない」
思わず笑ってしまった。
「君は今、僕に失望しているかな」
物語への想いだけは、ずっと変わらない。
でも、目の前の白い画面は、何時間たっても白いままだった。
あの頃の僕は、まぶしすぎた。今の僕は、その影だ。
『君は今』
君は今
小説のシリーズの続き。過去作手直し中なのでタグは控えます。お題はねじ込んでます。
「これ新しいのと換えとくから、タオルこんなにいらなかったわね」
明日から大部屋に移るため、朝から姉が病室に顔を出していた。実際は目当ての男性看護師へ会いに、用も無いのに毎日来るのだが。
「相変わらず素敵なお姉さんですね」
血圧を測りながら担当の看護師が、仲の良い姉弟でも見るようににこやかな顔をしていた。この男は自分が現況だと本当に気づいていないのだろうか。
「数値も安定していますし、雪虎(ゆきとら)くんは相変わらず回復が早いのでこちらも助かります」
「脳の筋肉だけが取り柄ですから」
(脳に筋肉なんてねぇよ)
室内の賑やかさとは対照的に、窓の外は今日も曇っていた。あれから雨は降らなかったが枯葉に「やっと起きた」と言われ、居た堪れない気持ちになり今朝も余り目を合わせることができなかった。
(あいつ、いまなにやってんだろ)
枝先の枯葉が乾いてきたのか小さく揺れるたびに、まだそこに居るのだと安心した気持ちになる。
「…ちょっと売店行ってくる」
姉の付き添いを断りテーブルのスマホを患者衣のポケットに入れると、松葉杖で支えた体を前へと進めた。
(後書き。)
1週間くらいの入院のはずがまだ3日も経たない^^;
君は今
親が喧嘩ばかり
終わりにら
離婚すると決心した