『君は今』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
積み重ねた日々が
実を結び
君は今
新たな世界へ歩き出す
君の心がときめく方へ
君の笑顔が続く先へ
君は今何を思っているのか…
私は今こんな事を思っているよって伝えたいけどなかなか伝えられない。
毎日顔を合わせていて、伝えようと思えばいつでも伝えられるはずなのに…
毎日、今日は〜だから明日でいいか…
毎日言い訳ばかりして逃げてしまう。
君が、あのね…って話を切り出してくれれば楽なのに
君は今どこにいるだろうか
どこにいようが、どこにいまいが
僕にはある種関係がない
たまに顔出すよ
君は今、幸せですか?
君は今、何を思っていますか?
…そんな、踏み込みすぎたことを考えるくらいには
君のことが好きで好きで、大切でしょうがない。
どこで何をしてるのか、まったく分からない。
生きているのか死んでいるのか。
情報が一切無い。
たまにそういう人がいる。
鮮烈な印象だけを刻み付けて、プツリと糸が切れたようにいなくなってしまった人。
真相を知っている人はなぜ語らないのか。
拍子抜けするような種明かしでもいいから、誰か教えて欲しい。
誰か、知っていますか?
物集高音という、作家のことを。
END
「君は今」
『君は今! カントー地方への第一歩を踏み出したのだ!』
……ポ◯モン金/銀/クリスタル、またはハートゴールド/ソウルシルバーをプレイした人の大半は見たことのあるセリフだろう。
バッジを全て集めた後にワカバタウンからなみのりして行き、上陸した途端にカッコいい曲が流れ、そのセリフを言われる……
とても心に刺さるイベントだろう。
しかし私はちょっと違った。
なみのりのひでんマシンを貰って、ふとマップを見た時に(ワカバタウンになみのり出来そうなところあるじゃん。ちょっと行ってみよ)と軽い気持ちで行き、カッコいい曲と『君は今!』を見る。
幼心に(このイベントジョウト地方をクリアしてからのやつ……?)と居た堪れない気持ちになったことを覚えている。
なので申し訳ない気持ちになりながらそっと戻ってバッジを集めたような気がする。
今でも『君は今!』のイベントを開発者の想定通りのタイミングで見られなかったことが心残りになっている。
初見で『おお〜!』となりたかったなあ……
君は今
君は今誰を想っているのだろう
誰かを想っているのだろうか
その刹那に私はいるだろうか
君は今心を痛めて泣いてないだろうか
誰かに慰めてもらってるだろうか
私に縋りついてくれるだろうか
君は今心から幸せでいられてるだろうか
誰かに幸せを与えられてるだろうか
私と幸せを分かち合ってくれるだろうか
君は今、
私と同じ夢を描いてくれてるだろうか――。
君は今
どんなこころのなかにいる?
明日は金曜日
どんな金曜日になるのかな
したいのかな
わたしはひとつ断ろうと思う用事があって
なんとなく
考えている
夢のある人に
あったほうがいいのか
余計に疲れるだけなのか
ある言葉が響いている
苦労をしなさい
苦労ってなんだろうね
私って苦労、してないかな
誰かと比べたらしてないし
誰かと比べたらしてる
そう考えると
苦労って
とりとめもない経験の蓄積
苦しみが何か教えてくれるのかな
だとすれば
やりたい苦しみを選んだほうが
きっと後悔しないかな
少しずつ動く
深海魚のように
ちょっとずつで
でも、少しずつ 動いてる
行きたい場所に
こんな夢を見た。私の身体ぴったりの箱に私が入っている。通りで身体が凝るはずだ。体勢を変えようともぞもぞしていると、箱の外側から女性の合成音声のアナウンスが聞こえた。
「君は今、箱の中に閉じ込められている。その箱から出なくてはいけない。タイムリミットは五分。過ぎると、外から箱を開けられ君は箱の中の毒が入った噴霧器が作動し死ぬ」
開けられると死ぬ?どうやって出ろというのか。
「だがこれでは理不尽。この問いに答えられたら、噴霧器を解除して箱から出してやる。失敗したらそのまま噴霧器を作動されて毒で君は死ぬ。では問題。『この箱の中にいる君は外から見た時生きているのか、死んでいるのか答えよ』」
これはシュレーディンガーの猫だろう。思考実験の一つで答えは…。答えを口に出そうとして、何かが引っかかって口を噤む。いや、前提が違う。この問題は箱の外側に私がいないと成立しない。でも私は一人しかいないし箱の中にいる、つまり問題として成立していない。端から私を箱から出すつもりなんかないのだ。
「あと三分」
問題の矛盾を指摘したらどうなるんだろう。試しに質問してみるか。
「あの、私は箱の中にいるので、私が箱の外から見た時私の生死はどうなっているかだと答えられないのですが」
「『答えられない』、それが君の答えか?」
無機質な合成音声が響く。
「いえ、違います」
合っているような気もするが、間違えると即死なので否定する。どうやら会話しているのはロボットか何からしく融通が効かない。困っていると、
合成音声が残り時間を通告してくる。急かされているようで考えがまとまらない。時間切れも不正解も似たようなものだ。私は半ばヤケになって今思いついた答えを叫ぶ。
「答えは生きている!私と同じ大きさの箱に生きている自覚がある私が入っており、その箱もまた私だからだ!」
残り時間を通告していた合成音声が急に途切れた。不正解だったかと身体を強張らせるがいつまで経っても苦しくなる気配はない。正解だったのかも、とホッと息をついた。箱を外してもらうために待っていると、ふと身体に違和感を覚えた。先ほどまで自由が効かなかった身体が動くようになっているのだ。ガコンガコンと箱を左右に揺らしながら器用に移動する。まるで元から自分の身体だったかのように。どうやら、あの答えで私と箱は一体化してしまったようだ。これなら毒で死んだ方がマシだったかもしれない。私は箱の中でため息をついた。
「君は今」つい、言葉が出た。
彼の目は光を失ったように、俺を見つめてくる。彼の近くの空気は重みを持つ。
俺は近づくたびに、口が開かなくなる。彼は口を開いて、ボソボソと喋る。
「なんだよ。」
あの頃の笑顔は、消えていた。
140文字トレーニング
出来ない
『君は今』
「パカッ」蓋には湿った海苔が張り付いている。
少々米を詰め込み過ぎたようだ。腕時計に目をやり、ちょうど息子も昼休憩くらいだろうと思い、メインの海苔が同じ状況になってはいないか不安になる。
朝明け、ひんやりした空気に挫けそうになりながら、スマホのスヌーズを止める。今度こそはと、妻を起こさないように静かに起き上がる。
スリッパをパタパタ鳴らしながら台所に向かい、天板に両手をつき、大きく息を吸ってからフーッと吐き出す。
フライパンに油を注ぎ温める間、ちくわに包丁を斜めに入れる。ボウルに入れた薄力粉、青のり、水を混ぜ合わせ、素早くちくわを潜らせ油の中に放り込む。
卵に出汁と多めの砂糖を入れて焼き、冷凍食品の鶏の唐揚げを温め、ほうれん草は電子レンジで加熱し味をつける、きんぴらごぼうは昨晩の残りが冷蔵庫に入っている、鰹節はフライパンで炒り醤油をかけておく。
楕円形の弁当箱に、米、鰹節、海苔の順に重ね、その上の片側に、ちくわの磯辺揚げ、卵焼き、鶏の唐揚げ、ほうれん草のお浸し、きんぴらごぼうをきれいに並べていく。最後、たらことマヨネーズを端に添えた。
「よしっ、できた」
昨晩、息子は中空を見つめながら、「学校が楽しくない」と呟いた。そういえば、ここ最近うかない顔をしていた。俺は「無理に行かなくていいんだぞ」と伝えるが、「そういうことじゃない」と息子。
「父さんに何かできることはないか?」
息子はしばらく逡巡した後、「久々に父さんが作るのり弁食べたいかも」
「そうか、分かった。明日は久々に父さんが弁当つくることにしよう」
「ん」
これ以上は父親と話すことはないらしく、早々に自分の部屋に引っ込んでいく。
翌朝、息子は弁当箱を掻っさらうようにし、学校に向かって行ったーー
今、息子はどんな気持ちで弁当を食べているのだろうか。誰かと一緒なのか。一人なのか。父の心配が弁当から伝わってしまっているだろうか。
のり弁、美味しいか?
君は今
君は今、どんな顔をしているのだろう。綺麗な愛想笑いかもしれないし眉を歪めて悔しそうなのかもしれないと思う。他にも、泣いていたり悔しそうだったり、怒っていたりするのだろうか。俺は彼の感情を、数えるほどしか知らない。彼がどんな時に笑ってどんな時に泣き、どんなときに怒るのか。どんな時に、その感情を揺り動かすのか。
「そんなの、あってないようなものだろ」
君は今
授業中。頬杖をつき、毎日窓の外を眺めている君。
君は今、何を見ているんだろう。
そんな小さな疑問が、何故か無性に気になった。
どこか憂いを帯びた目に、外から何か銀色の小さな光が反射して…星のようにきらきらと瞬く。それが綺麗だった。
青い空を見ているのか、黒い鳥を見ているのか、それともどこか、ずっと遠くの街か…考えれば考えるほど知りたくなる。
その子は、話したことのないクラスメイト。声も聞いたことがない。
いつも一人で… 僕が言えたことではないが、仲のいい友人もいないようだし…噂で、変人だとも聞いたことがある。僕は、挨拶すらしたことがなかった。でも。折角の機会だと、勇気を出して…
「何を、見てたの」
授業が終わった放課後、初めて話しかけた。
「…気になるかい?」
君は、視線を窓から外さずにそう言う。思っていたよりハスキーな、落ち着いた声だった。そして…
「おいでよ」
…気がついたら、椅子を引く音一つせず、君は僕の隣に立っていた。
君に連れられて、人がいない、暗い階段を登る。
古い鉄製のドアの錆びたドアノブを回すと、そこは夕暮れに染まった屋上だった。
息が止まりそうなくらい美しい。
「ふふ… 綺麗だろう」
欄干に凭れ、満足そうにする君に、少し聞いてみる。
「じゃあ…今までずっと、空を見てたってこと?」
「…君はそう思うのかい?」
そう曖昧に返されて、ふいに目が合う。君の瞳は吸い込まれそうな黒で、表情は微笑んでいた。
いつも後ろ姿しか見えなかったもんで、向き合ったのは初めてだった…けど、ほんとうに綺麗な顔だ。
「ぼくはね、アレをいつも見てるんだよ」
僕が見蕩れているうちに彼はまた視線を空に戻して、上空を指さした。白く細い指の、ずうっと先には…
銀色の円盤があった。
夕焼け空に雲だけが流れているのに、異様なソレだけは止まっているみたい。
…世間でよく言われるUFOそのものだ。クルクルと小さく回りながら、僕らの遥か上空を舞っている。夕日の光を反射しては、星のようにキラキラ輝いて……あまりの現実味が無さに、少し笑えてきた。
「皆には、内緒にしてくれるかい?」
「あんまり多く知られたら、仲間たちが怒るんだ」
人差し指を口元に添える仕草と共に…また妖しく、微笑みながら僕にそう囁く。
僕が素直にこくり、と頷くと、君はふふっと笑った。
………
それから、2人きりの屋上で君と話した。
飛行体のこととか、聞きたいことは山ほどあったけれど…… あえてすきな食べ物とか、そんな日常の話ばかりした。それは僕にとって、今までの人生で一番よく笑って…帰るのがが惜しいくらい、楽しい時間だった。
「ああ、楽しかった。…ぼくさ、明日には帰るんだ。
最後に友達ができて、良かった」
そう云う君は、ちょっぴり寂しそうにみえて、沈みゆく夕日がよく似合ってた。
そこからどうやって帰ったのかは、よく覚えていない。
次の日学校に行くと、前の席には誰も居なかった。
休みだとか、転校したとかでもなく、ただ、誰も彼の存在を覚えていなかったのだ。
僕は机や靴箱…あらゆる場所から君の痕跡を探す。
同級生に聞いても、先生に聞いても、それでも誰も君のことは覚えていなかった。僕の白昼夢だったのか、それとも君がただ空に帰ってしまっただけなのか。たった数時間の思い出が、君の声が頭から離れてくれなくて、あれからずっと君を探している。
授業中。頬杖をつき、毎日窓の外を眺めている僕。
君は今、何を見ているんだろう。
君は今、僕を失望した目で見つめている。
おかしい。
こんなはずじゃなかった。
君の笑顔を見たかった。
見ていたかった。
どうしてこうなった。
どこからこうなった。
完璧だったはずだ。
すべて上手く行っていた。
順調だった。
なにもかも。
でも
その目に
僕が映っているなら
それでいいか。
SNSの最後の投稿はもう10年以上前
同窓会の名簿は「不明」になった
──君は今 何をしてる?
更新されないサイトを見てるよ
メールを投げてもMAILER-DAEMON
──君は今 どこにいる?
君の紡ぐ文が好きだった
君の描く世界が好きだった
──君は今 何を思う?
──────
Webの海に長年漂っていると、サイトがリンク切れだったりアカウントがなくなったり日常茶飯事です
(´・ω・`)
……寂しいなぁ(´・ω・`)
『君は今』
ずっと一緒だったのに、いつの日から歯車が狂い始めてなかなか一緒に入れなくなった。
毎日会っていたのに、週に何回か、月に数回と会う回数が減っていったね。
大好きだったけどこのままじゃ自分が自分じゃなくなりそうだから、別れを告げた。
君は今元気ですか?
私は元気です。
君は今
叔母は歳をとらない。
それを知ったのは僕が10才の時だった。
不幸な未熟児で生まれた叔母は、10才の精神年齢で時が止まっていた。
「だからね、貴方が守ってあげてね」
母は僕にそう告げたときから、叔母は僕の『特別』だった。
しょうがいの人って可哀想って言ったアイツと喧嘩をしたり、寂しいと叔母が言ったら側にいた。
永遠に10才の叔母、幼い頃はお姉ちゃんで、今は小さな守ってあげる女の子。
祖母が亡くなったときには
「お母さんが居なくても○○君がいるから平気」
と涙をぬぐいながらも僕のことを頼りにしてくれていた。
その頃には家の方針で近くの施設に叔母は預けられていたが、時々は様子を見に行き笑顔を見せていた。
やがて僕の母の兄妹達も、母すら亡くなり、ついに叔母もたった昨日ガンが元で亡くなった。
永遠の小さな女の子は煙と共に立ち昇り、空で家族と一緒にいるのだ。
君は今、幸せですか?
君は今
小学何年生だったかも覚えていないとある夏休みの日、今は失われた脅威のコミュ力で名前も覚えていないような友達をつくった。死ぬまでに会いたいんだけど、顔も声も匂いも、なんなら出来事も覚えていない。そんな浅い間柄なんだけど会わせてくれないかな神様、郷愁に襲われて死んでしまいそうなんだ
「君は今」
君は今幸せですか?
あなたは今
幸せな場所にいますか?
かけがえのない幸せを
本当にありがとう。
その幸せがあったから
私は今生きているよ。
お前は今を生きろ、人として腐るな。
わかってるよ言われなくても、と悪態ついて職員室をでる。退屈な言葉。めんどくさい担任。
誰にもわかりっこない。
部屋を後にしながら思う。
でも、今を本当に生きれているのだろうか。
頭の中は常に思考だらけ、
過去や未来を行ったりきたりしては不安をぶくぶくと膨らませていく。どんだけ立ち上がっても自分の力ではどうにも出来ない事に阻まれてはまた挫ける、家にも学校にも居場所なんかない、砂の城、いっそこんな人生辞めてやってもいい。
説教をする担任は、
いつもモーニングコールをしてきては、
起きてるかぁ?今日は給食シチューだからな。来いよ。といつものでかい声で話して電話を切る。
だるい、なんで私にかまうんだよと思いつつ、
シチューなら行ってもいいかと学校に向かう自分もなんだか恥ずかしい。
保健室でも図書館でもどこでも居ろ、だけど無言で学校から出てくのだけはやめろな。お前探すのにいっぱいの先生に探されるぞ、お前人に囲まれるの嫌だろ。
迷惑はかけてもいいけどな自分勝手はよせ、お前はわかってるか。心配いらんな。
保健室の先生とか図書館の先生とかにせめて一言言えな。俺は授業行くからわかったな〜。
めんどくさ、ほっといてくれ、でも救われた。
今になってあの時より先生の愛の大きさがわかる。
先生、あの時の説教も問いかけも全部が私の根っこになってます。
何度も腐りかけて、そっちになびいた方が楽だと道を外した時もありました、だけどそれでもこれ以上はって踏みとどまれたのも、自分を戻す事ができたのも常に心にデカい声で先生が話してくれる姿が浮かぶからです。
全てが真っ直ぐで真っ当じゃなかったかもしれないけど、今私は人として腐らず生きてます。
今度あったら褒めてください。