『君は今』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
#君は今
おはよう。
寝ぼけて放った言葉は誰にも拾われない。1人で寝るには大きすぎるダブルベッド。隣半分には皺のないシーツが広がる。かすむ目を擦りながらトースターに入れた食パンは1枚分。
あぁ、そうか君はもうここにはいないのか。
3年付き合った彼女。同棲もしていた。2ヶ月前に別れてからというもの、失恋の傷は時間が解決するとは名ばかりで、海の底に沈んだかのような生活をしている。
別れた理由は些細な喧嘩。喧嘩の内容など思い出したくもないが、俺が悪かった。自分の非を謝ることができずに別れ、彼女は出ていってしまった。
君は今、何をしているか。他の男と幸せな時を過ごしているのだろうか。ここに居なくとも、別の場所で上手くいっているのであればいいと思っている自分がいる。こんなにも立ち直れずにいるのに、可笑しな話だ。
赤字で記念日が書かれたカレンダー、2人の写真が入ったフォトフレーム。彼女がいたときのまま片付けられていない部屋は、喪失感を煽る。
「ごめんの一言すら言えないのか。馬鹿だな、俺は」
吐いた言葉は空気の一部となった。
チンッというトースターの無機質な音でハッとする。少々焦げかけてしまった食パンの香りだけが漂っていることに気がついた。君が毎朝飲んでいたココアの香りは、もうしなかった。
あの時、君は僕の手を取らなかった。
その判断はきっと正しかったんだろう。僕なんかと一緒にならなくて正解だったよ。もう君が泣かなくて済むから、それが何より嬉しい。
君は今、何してる?穏やかに健やかに過ごせているならいいな。たまには僕のことを思い出してくれたりもするのかな。願わくば、あの頃の僕らをいつまでも思い出の中にしまっておいてもらえないだろうか。そうしたらいつかまた、君と巡り会えた時に最高の笑い話に化かして話してあげようと思うよ。
それまでは、お互いの選んだ道を歩き続けるとしよう。
君の未来にさちあれ。誰よりも大好きだったよ。
君は今
あなたは今、どこにいるの?
私はあなたが戻って来るのを今も待ち続けてる
いつかちゃんと大好きとありがとうを伝えるためにずっと待ってるね
今日話したことを覚えているだろうか?
何歳まで生きたいのかという話だ。これから先、平均寿命は伸びていくことだろう。先端医療が進み、高齢者はどんどん長生きをし、120歳や130歳の人達が増えていくかも知れない。
私は30歳まで生きられたら、良いと言った。君は老衰で死ねたら良いと言った。私はこれまでの人生が、とても充実した良いものだったと言える。だから、死ぬことに後悔など無い。だが、君の側にいられる期間は、思ったよりも少ない。大学が違うのだから、その期間も含めればもっと少なくなる。だから、毎日だって君に愛を行動で示している。明日生きられるか分からないから。どうにも私は死と言うものに、恐怖を抱かない。それは、誰にでもどんなものにも訪れるものだと思っているからなのか、それとも大切な人を2度も失っているからなのか、分からないが、いつその時が来ても悔いはない。一つ言うならば、大切な人を守り続ける事が出来ないのが残念だが、特段私が居なくとも皆しっかりしているので大惨事にはならないと思うが、人生何があるか分からない。だから、一応の保険は掛けておこうと思う。何かあった時に、大切な人達を守れるようにする切り札がある。それを行使する時が来ないことを願っているよ。ただ、今は君との惚気話を、今の君がどんなに素敵なのかを話したい。今、君は私の側にいて、私の髪に触れ、目を細める。赤い頬に、赤い耳、少し恥ずかしそうに私の名前を呼ぶ。慣れていないのか、少し声が震え、上擦っている。優しい目をして、私を見つめている。いわゆるいじられキャラの君は、なんだかんだ可愛らしい。天然で、臆病で、人の気持ちが分かる君は、いつも人に優しい。男女隔たり無く、平等に。そして、少しだけ皆より私に優しくし、甘やかす。君は、察すると言うことが出来るので、本当に気が利く。何も言っていないのに、準備をしてくれたりする。頭の中でも覗けてしまうのだろうか?だが、髪型を変えても、聞かなければ可愛いとは言ってくれないが、聞けば満面の笑みで可愛い言ってくれる。時々、ゴールデンレトリバーなのでは?と思うが飼ったことが無いため比較は出来ない。動けない私を余所に君は、いつまでも私を待つ。と言うよりは、自分から動けないから私から動くのを待っているだけの気もするが。優しさに理由がない君は、温かい心を持って接してくれる。それが、君の素直な言動であることを知っている。怒らないし、怒れない君がどんなに希少でどんなに私を救っているのか君は知らないことだろう。好きと言う2文字では収まりきらない愛情を君は私に寄り添わせる。大切に思っていてくれている。私の事を考えてくれる。何て良い彼氏なのだろうと常々思う。私にはもったいないくらいだ。でも、独り占めしていたい。段々私を好きになっていったらしい君は、日常に不満を持ちながらも共に歩む道を模索してくれる。私が今君にしてあげられる事は、自分を精一杯生きることだ。君に支えられ、応援されている私は、努力しなければならない。私はやりたいことが星の数ほどある。どれも一筋縄ではいかない難題ばかりだ。だからなのか、とても楽しい。自分の限界を超える日常だ。最近、体ががたついているが、まあ、まだ大丈夫だと信じたい。もし、やりたいことが全部成功したら、また納得のいくまでやり遂げたら、褒めて欲しいものだ。今君は、やりたいことがあるだろうか?今君がしたいことを全力ですることをオススメするよ。今は今しかなく、今が一番若いのだから。私の彼氏なのだから、それくらい出来るだろう?好奇心が尽きることの無い私の側にいるのだから、君は君の好奇心に従って行動してみてはどうだろうか?きっと困難な壁が待ち受けていたとしても、君なら大丈夫。私の彼氏なのだから。今の君が君であることを私は切に願っている。
シーカシーナは、村から少し離れた所に住む牛飼の娘である。そばかすが散る鼻ぺちゃと雨が降るとくしゃくしゃに絡まる赤毛のくせっ毛には毎朝鏡の前で手こずっているが、平凡ながらも光が入ると琥珀のように輝く茶色の目は、自分でも結構気に入っている。
今、自分のその茶色を琥珀へと変えたのは橙の髪の精霊だ、雪解けの精霊、キャストペリン。
見上げるシーカシーナの頭上、何もない所をぽん、ぽん、と綿菓子が弾けるように跳んで、キャストペリンはまるで体重を感じさせない様子でシーカシーナの目の前に着地する。
自分の身長より長い樫の杖をくるりと回し、山高帽を脱ぎ、貴族の若君のように気取った仕草で一礼した。橙色に輝く髪が、さらりと音を立てて肩を滑る。
「ぼくのそばかすさん、一年ぶりだね。元気だった?」
「元気よ。会いたかった!」
笑う友人に勢いよく飛びつけば、りぃんりぃんと高くなる鈴の音と共に二人は空へ舞い上がる。
浮遊感と耳元で風を切る音に、わくわくと琥珀の両目を煌めかせて、シーカシーナは自分を抱くキャストペリンを見上げた。
「さあ、一年ぶりの旅の話を聞いてくれるかい?ぼくのそばかすさん」
「待ってたわ、春告さん。あなたの話をどうぞ聞かせて」
見る見るうちにシーカシーナの素朴な家が遠くなる。彼女が住む村、隣村、幾多の住処が広がる広い草原にその向こうを流れる大河、水の流れを裳裾のように翻す巨大な山脈。広大な景色を一望出来る空の中、雪解けの精霊、今はシーカシーナの友人のキャストペリンは、とてもとても嬉しそうに笑った。
君は今(僕の/私の腕の中!)
今日の朝も最高でした。
きれいな鳥の声で目覚めたんです。
朝ごはんを食べていたら窓辺にリスがやってきて物欲しそうにこちらを見たのでパンのかけらを少し分けてあげました。
そして、飲みかけのミルクティーを手に大切な手紙を開くのがお気に入りの時間なんです。
この手紙、読んでも読んでも奥深くて。
今日もこんな朝を用意してくれたことに感謝で胸がいっぱいになって、伝えきれない感謝を日々伝え続けています。
君は今、どんな風に過ごしていますか。
わたしは苦しみから抜け出して、こんな素敵な日々を送っています。
PS.もちろん昼も夜も楽しく過ごしています。
君は今
何をしているのだろう
勉強してるかもしれない
ゲームをしているかもしれない
本を読んでるかもしれない
もしかしたら宇宙にいるかもしれない
もしかしたら逆立ちをしているかもしれない
もしかしたら同じことを考えてるかもしれない
人間って、すること考えること、みんな違うね
全く同じな人ってやっぱいないんだな
君は今
「どこに居るのだろう」
ふと、自然に声に出してしまった
俺は昔、田舎に住んでたあいつのことを思い出した。
何気なく掃除をしていたらアルバムがでてきたのだ、懐かしいなと思い開けてみると
そこには、俺と俺と同い年ぐらいの奴がかたをくんだ写真があった
「君は今」というお題を見た途端、『ひぐらしのなく頃に』の『you』が脳裡を過り、これ以上に適切なものはないと思ったため、本日はお休みします。
君は今何を考えているの?
机の下に足をばたつかせながら僕越しに窓を見る君。たしかに、今日は晴れてるし、校庭では体力測定をやっていて、ワイワイ騒いでて、楽しそうだよね。
それに比べて、この数学の授業は本当に退屈だよね。
でも、気になって仕方がないんだよ。
すらりとした長いまつ毛、肘をつきながらほっぺたに手を付けてるから、ほおが上がっちゃって視界が狭そうな目、でも輝いてる瞳。
なんで気だるげなのにそんなに可愛いの。
なんでビックリマークは階乗になるの。
なんで君は元気で明るくて、魅力的で、集中力は無いけど、とても楽しい人なのに、
なんで君は変な子って言われてクラスで浮いてるの。
なんで皆は分かってくれないの。
「なんで、外を見てるの?」
「ん?だって、皆が精一杯頑張ってる姿を見るのはテンションが上がるよね。数学はテンション上がんないけど。」
君はそういっていたずらっぽく笑う。
つられて僕も少し笑う。
前の方の席で話してしまったからか、心なしか先生がこちらの方を睨んでいるような感じがした。
先生はすぐに授業に戻り、進める。
(皆がいう普通ってなんだろな。普通じゃなきゃダメなのかな。こういう輝いている子がいると、羨ましくなっちゃうのかな。)
ちょっと学校という環境にムカつきを感じたけど、今は数学に集中だ。
なんでこんなに難しいの。
外ではさんさんと太陽が照りつける。
日光が反射して、君の瞳はキラキラと輝きを放つ。
眩しいぐらいに君は美しい。
いつか君が羽ばたいてくれる環境が見つかるといいな。
そんな想いを馳せながら、黒板をノートに写す。
暖かい陽気が窓から差し込むからか、僕の頬は真っ赤に染まっている。
お題:君は今
『何をしているんだろ』
自分は、ふと透華は何してるんだろうと思った。
まだ、記憶は戻っていないだろうから、家族とどうなっているのか気になってしまった。
よそよそしいのか、それとも和気あいあいとしているのか。
きっと、全員優しいから楽しく過ごせているんだろうな。
君は今、何処にいますか。
ワタシの愛しい人。
ワタシと同じ思想を持つ人。
ワタシを救い、ワタシが救った人。
君は今、川を流れているのでしょうか。
薬を呑んでいるのでしょうか、
腕に、赤い花を咲かせているのでしょうか。
縄で遊んでいるのでしょうか、
風に吹かれているのでしょうか。
いつかまた、遭う事が出来たなら、一緒に楽しく、
旅しましょう。
人生に一度きりの、素敵な旅へ。
君は今、何をしている。
君は今、何を思っている。
君は今、誰かを求めている?
私を求めていたら答えてほしい。
私のことを呼んだならいくわ。
君は今
…何してる?
と思う人は1人ではない。
ふと思い出しては、
元気かな?と思いを馳せる。
今も今後も会うことはないであろう、
昔懐かしい人達。
君は今、どうしているだろう?
元気でさえ居てくれたらそれでいい。
『君は今』
スーパーの駐車場に車を停めると
入り口から子供達の声が聞こえて来た。
今日は近くの小学校の校外学習らしく
児童が行き交う人々に何か話し掛けている。
「3年生の総合の授業で、暮らしと
リサイクルについて勉強しています」
先生に促され側に来た女の子は
おどおどしながら私にパンフレットを渡した。
『美しい景色を未来に残すために今出来ることを』
パンフレットにはそう書いてあった。
そうだね‥。
君達は今、出来る事を頑張っていると思う。
知らない大人に話し掛けるのって勇気いるからね。
テレビ画面左上
(あ、5月12日か…)
って思った私の頭はどうなっているんだろうか
ちがう、5時12分だよ…!
君は今、悪魔だ。クラスの半分が殺されてしまった。
彼女は四月に転校してきた。艶やかな綺麗な髪で、真っ白で華奢。高嶺の花だ。誰も近づくことも出来なければ、話すなんてもってのほか。いつも本を読んでいて、ご飯も1人で食べている。今から五か月前の七月の夏、僕は部活の道具を忘れて教室に戻ると彼女は泣いていた。「どうしたの?」と始めて話しかけると、「親が亡くなった事を思い出して泣いてしまった。」というのだ。彼女が転校してきたのはそのことが原因らしい。両親が自殺で亡くなったが、クラスの友達に「お前が殺したんだろ?」と言われてから学校が嫌になり、今の学校に転校してきたそうだ。僕も弟を亡くしているので共感できた。この事がありクラスメイトと話す事が出来なかったそうだ。次の日から、明るくなり笑顔を見せてくれるようになった。男女問わず話すようになった。その時から今まで変わらず過ごしていたのに、今日はやけに変だ。ずっとそわそわしてる。授業が始まっても変だから先生が注意すると、「うるさいうるさいうるさいうるさいうるさぁぁぁぁぁい。」と叫び、刃物を出して先生を刺した。逃げようとする前にどんどんたくさんのクラスメイトが殺された。僕も殺されるんだ。そう思っているとついに最後の一人になった。血まみれの彼女は僕に近づいて微笑みかけた。天使のようだった君は変わり果てて、悪魔になってしまった。「今日は両親の命日なんだ。貴方と私も今日になっちゃうね笑。」まあ、君となら死んでも良かったかもね。君に殺されるなら本望だよ。地獄で会おうね。美しい悪魔へ。
『君は今』
君は今、どこで何をしているのだろう?
なんて、そんなことは全く気にならないが、
今もちゃんと君は生きているのか、
それだけは時折気になるよ。
繋がりの薄い僕達だ。
いつか君や僕にその時が来たとして、
そのことを知るのはいつになるのだろう。
私がこうして元気であるように、
君もきっと元気でやっているはずだ。
そんな当たり前のような思い込みで、
君がいなくなったことにも気づかずに、
君は今、どこで何をしているのだろう?
なんて、そんなことをふと思ったりするのは、
酷く愚かで滑稽だと思う。
改めて繋がりが欲しいわけではないが、
確かに一度は繋がった縁だ。
その終わりを知れないのは虚しいだろう。
君は今、ちゃんと息をしていますか。
君は今
毎日のように顔を合わせるのも、今日で最後かもね。
卒業式の日、君といつも通りに喋っていた。
思い出話に花を咲かせながらも、話題は徐々に未来のことに移っていく。
「君はどこ高校行くんだっけ?」
「港の方の自称進、第一志望受かって良かったよ。君は?」
「僕は――」
君と交わす他愛もない会話。
すっかり使い込まれた、だっさいセーラー服。
君と歩く、夕焼けに染まった帰り道。
君と過ごす、当たり前の日常。
その全てがこれで最後なんだと思うと、何ともいえない感慨と寂しさに包まれたように感じる。
あれから一年。
一人で歩く、宵闇の垂れ込めた帰り道。
君も、同じようにここを歩いているのだろうか。
君は今、どうしてますか?
離れて過ごすようになって、もうすぐ1年です。
君がいなくなったら私は脱け殻になってしまうと思っていたけれど。
なんだかんだ元気に楽しく過ごしています。
ときどき君を思い出しながら。
きっと君も元気に楽しく過ごしていることでしょう。
あの日、虹の橋で約束したもんね。
いつかまた逢おう。