『君は今』をテーマに書かれた作文集
小説・日記・エッセーなど
遠い場所にいる君へ
君は今、どこにいるの?
どんな場所で笑ってる?
穏やかで暖かいところかな?
どこにいようと、どうか笑っていてくれれば
僕はそれだけでいいよ。
いつか君に会うとき
僕だとすぐに分かるように
手を振るから
どうか抱きしめあえますように…
ー君は今ー
君は今どうしているのだろう。
何を考えているのだろう。
何処にいるのだろう。
人一倍優しい君はいつもみんなの輪に入るのが苦手だったね。君は人が気づかないことにも気がついて、いつもいつも気をつかってた。....そりゃ疲れるわけだ。
いつだったっけな......。
君いなくなったのは。
あの時こうしていれば...君が壊れる前に、、もっと早く気づいていれば.....どれだけ後悔してももうおそいんだよなぁ
君があの日、あの時、あの瞬間、どんな気持ちだったか...今まで夜の数だけ考えた。
ごめんね...
助けられなくて...
ごめんね...ごめんね...ごめんね...
もう一度...会いたいよ...。
『私の左耳👂』
最近、左耳の聞こえ方に違和感があった……、昨日、耳鼻科に行き、聴力検査や耳掃除をしてもらった。
生活には、支障がないことが理解りました。ε-(´∀`*)ホッとした。医師って、すごいなぁ〜と、想いました。いっぱいいっぱいの先生に、お世話になっているあんずですが。なりたかったのは、ナース👩⚕さん✨優しかて、何時も素敵だな〜と憧れていた職業の一つなの(*˘︶˘*).。.:*♡
でも、もし、左耳が聞こえなくなったらと想った……。、川柳の句会だって。好きな音楽だって、半分になるのかな〜と想った。川柳教室の辞めたおじさんも耳が聞こえなくなってきたから
充分に川柳楽しめなくなってきたから辞めます……😢何となく、理解る気がした。
耳鼻科の通院が終わり、両親と香川県の有名なうどん屋なやチェーン店へ行った。平日だったけれども、ガヤガヤと賑わっていた、(ショピングモールの中にある。)
釜玉うどん🍳を食べました。美味しかったなぁ〜、何だか、雑踏も、愛おしいく想った、
お母さんひ、頼んで、31のアイス🍦を買おうと並んだ、5人くらいの一つのお客さん。(^_^;)なかなか、進まなかった(^_^;)つと、視線を、上をやると小学生のオトコのコが、テイストをしていた。うわぁ~(*´∀`*)✨と想った。なかなか、コロナ禍でなかった31のテイストが再回(*^^*)🎶ヤッター( ・∀・)イイ!!と嬉しくなった。
私も、店員さんのお姉さんに頼み🙏テイスト🥄をさせてもらった(*˘︶˘*).。.:*♡雨の日の冒険だぁ~☔(。>﹏<。)チョコミントにした💙何だか、不思議な味がした。ミントが買って追いバニラかな(*˘︶˘*).。.:*♡で、買ってもらったのは、ホッピングシャワー.。o○で~す(*^^*)🎶私がホッピングシャワーで、パチパチ.。o○が聞こえる時は、ホントに心から楽しいと想える時だけなの(。>﹏<。)お可笑しいでしょう☺??それだけ、私には余裕がないと何でも、楽しめないんだ(。>﹏<。)これも、ボクなんだ。(*˘︶˘*).。.:*♡💙パチパチと、なる感触を、体感や耳で感じた。シアワセ〜💙
夜は、ネットの生配信の歌枠でリクエストをしたの(*^^*)🎶『虹の向こうに🌈』をリクエストをした🎶\(^o^)/ヤッター💙歌って下さいました🌈お子さんが、いらしている方なので、歌って下さったらイイなぁ〜と想った🙏✨恥ずかしそうに歌われておられた。画面の向こうで、🙏すみません🙏と、同時に私も一緒に虹の向こうに🌈を歌っていたんだ🎶『ありがとうございました🎶』と、私はコメントを打った、『喜んでもらえてよかった〜🎶』と、言って下さいました☺やさしいなぁ〜と、想いました🌈(*^^*)🎶
まやかしの杜への旅路で、あんずが歌っていた歌だからーー(´;ω;`)ジーンとした🥺💐
終わり
「君は今」
君は今何をしているのかな
君は今どんな事を考えているのかな
君は今誰といるのかな
君は今…
君の事を考えれば考えるほど君で頭がいっぱいになる。
君からの連絡1つでものすごく嬉しくて仕事頑張れる
君の1番になりたいな
昔あったものが今もあるとは限らないけれど…、あったほうがいいのかもわからない、よね?
「言い訳みたいに聞こえるよ。」って嫌がってたのをなんか覚えてるな。顔向けできる人ばかりと会ってきていないし。世界の楽しいもの全部を楽しみつくせるわけじゃないから寂しいね。
連絡返してよって文字を通知で読んだけど、返すのには気合がいるからあんまりそういうふうにはできなかった。会っていないから合いたくないし。そんなに後悔だって、 たぶん、しない。
君は今何をしてるのか、まさか知りたいわけじゃない。今になったらもうわからないね。って、言う日を待ってるような気がする。
今日の君はどこか様子がおかしい。いつもなら目を合わせて話してくれるのに、君は今どこを見てるのか。明日になればまた目を合わせて話してくれると信じてるから今はなにも言わずに君の側で笑っていよう。
君は今何をしていますか。
ダンス?歌?
ライブかな??
いつ会えるかな。会いたいな。
会える時になったら連絡してよ。
そうやって待ってるけど連絡来ないんだよね笑
六、君は今
その日、アルバートの屋敷に一人の男が姿を現した。民族衣装風の装いをした糸目が特徴的な壮年の男で、名をククリと言う。ククリは商人だ。海を跨いで北から南まで、世界各地で仕入れた稀少品や珍品といった類のものを数多く取り揃えている。アルバートはそんなククリの顧客のうちの一人だった。
ククリは神出鬼没な男だ。呼べば来ることもあるし、来ないこともある。呼んでもいないのに自らやって来ることもある。今回は後者だった。二人は応接間のテーブルを挟んで向かい合う。
「来るなら来るとせめて前もって連絡を寄越せ。こっちだって四六時中屋敷に居るわけじゃない」
「それだとつまらないでしょう。オドロキは人生を豊かにするのですよ、閣下。居なければそれまで。私はお暇するだけです」
目の前にいる男の無茶苦茶な言い分に、相変わらず食えない男だとアルバートは小さく息を吐いた。それでも彼を邪険に扱わないのは、ククリが突然アルバートの前に現れるときは大抵、目を見張る商品を仕入れてきているからだ。アルバートが請け負う仕事に役立つ物も存外多く、ククリが揃える品はなるべく目を通しておきたいというのがアルバートの本音であった。
「ですが、今回ばかりは居てくださって良かったです。貴方にどうしても見せたいモノがありましたので」
どこか上機嫌に笑うククリにアルバートは訝しむ。
「……お前がそんなことを言うのは珍しいな」
「きっと貴方は気に入りますよ。何せ、滅多に手に入らない至高の逸品ですから」
そう言うや否や、ククリはおもむろに立ち上がると、応接間の扉へ向かって歩き出す。
「おい。どこへ行く」
「もちろん、その至高の逸品を今から貴方にお見せするのです。扉の外で待たせているので」
「なに……?」
アルバートは思わず立ち上がる。そうしてククリが放った言葉の意味を、理解するよりも先に知ることとなった。
「待たせたね。君の新しいご主人様が中でお待ちだ」
ククリに促されるまま応接間に入って来たのは、彼の言う至高の逸品などではなく。
「……待て。何だそれは」
「見てお分かりになりませんか? 人間の子どもです」
まだ齢十五ほどの少女だった。
「どういうことか説明して貰おう」
アルバートは苛立っていた。理解など到底出来そうにもないこの状況を、糸目の商人の口から一から十……いや、百まできっちり説明させなければ気が済まないくらいには。そんなアルバートの様子とは裏腹に、ククリははて?と首を傾げる。
「説明も何も、見ての通りです、閣下。仕入れたものが人間の子どもだった。ただそれだけのこと」
「そういうことを聞いているんじゃない!」
アルバートの怒号にククリは肩を竦めてから、自分の傍らに立つ少女を見やる。ようやく観念したのか、ククリは仕方なしという風な具合でついぞ口を開いた。
ここからは少々きな臭い話にはなりますが……。彼女はいわゆる、奴隷区出身の子どもでして。薄汚い大人たちに一日中こき使われ、使い物にならないと捨てられたかと思えばまたすぐに別の大人に拾われ、かと思えば闇オークションにかけられ。そうして終いには、海の向こうへと売り飛ばされた。
私はとある知人のツテで得た情報の中に、私が懇意にしている仕入れ先が集まる区域で秘密裏に人身売買が行われていることを知りました。閣下、貴方もご存知の通り、私は商人の顔の他にもうひとつ別の顔を持っています。職業柄、秘匿義務がありますのであまり詳しいことは言えませんが、情報屋としての仕事の依頼で、上層部からある通達があったのです。そうして私は人身売買が行われている区域に潜入し、そこで見つけたのがこの少女だったというわけです。ええ、そうです。売られていたのです。……ただ、私も仕事ですので。情報を得て上に報告するにはこれはまたとない絶好の機会だと思いましてね。私は調査を続けるために、少々特殊な手を使って金銭の発生しない取引を見事に成立させ、こうして彼女を引き取ったというわけです。
「……話は大体分かった。お前の言うその調査とやらが終わって、ここまで足を運んだということも含めてな」
「さすが閣下。話が早くて助かります」
そう朗らかに笑うククリに対し、アルバートの眉間の皺は深くなるばかり。少女は終始無言だった。光のない瞳がぼんやりと虚を見つめている。
「……その子どもを体よく押し付けようというわけか」
「いえいえ。滅相もございません。貴方様が商品を気に入らないのであれば、商談はこれにておしまい。あとは持ち帰るだけに御座います」
ククリはやはり笑うだけだった。底の見えない、取って付けたような静かな笑みだ。
「持ち帰ってどうする。お前が引き取るわけでもあるまい」
「私とてそうしてあげたいのは山々なのですがね。あくまでも私は一介の商人に過ぎませんので、この子どもの生まれやこれまでのいきさつなんかの情報がどこかで漏れたりでもすれば、さすがに仕事を続けてはいられなくなります。いつまでも手元には置いておけないのですよ。……話が逸れました。つまるところ貴方様が気に入らないのであれば、別のお客様の元へと赴くだけに御座います」
いかがなさいますか?とククリが問う。
「……なにが一介の商人に過ぎない、だ。お前だってやってることはなんら変わりないだろ」
「嫌ですねえ、私をあんな薄汚い奴らと一緒にしないで貰いたいものです。私はこの少女の幸せを願っていの一番に貴方の元へとやって来たのですから。……閣下の力をもってすれば、彼女に付き纏う陰湿な影を揉み消し潰すことなど、造作もないでしょう?」
開いた二つの眼がアルバートを捉える。有無を言わさぬその視線にアルバートは押し黙った。
「それにですね。これは閣下にとっても良いことだと思うのです」
先ほどまでの剣呑な雰囲気はどこへやら、糸目に戻った目の前の男はからりと笑って見せた。ククリは人差し指を弾く。
「幼いころに父君と母君を亡くされてから、貴方はもうずっとお独りでしょう。親しい者も居らず……いえ、これに関しては閣下が寄せ付けないだけでしたね。ともかく、新しい家族を迎え入れるということはとても素晴らしいことだと思いませんか?」
開いた口が塞がらないとはまさしくこのことを言うのだとアルバートは思った。突然何を言い出すかと思えば。思わず頭を抱える。
やはり食えない男だ。こんな男の言うことなど、聞いてやる義理もない。……ないのだが、アルバートは己と一度たりとも目が合わないこの少女のことが、どこか引っかかっていたのもまた事実。
アルバートは深く息を吐く。他人の手の上で転がされるなど、この社会を生き抜くうえでは決してあってはならないことだったというのに。
「……分かった。その子どもは俺が引き取る」
「閣下ならきっとそう仰るだろうと思っておりました」
喜びを表すように、ククリは一度手を叩く。
「それで? 一体いくら支払えばいいんだ」
「そのことなのですが、今回お代は結構です」
アルバートは目を見開いた。根っからの商人気質であるこの男が、無償で他人に何かを与えることなど今まで一度もなかったからだ。
「……タダほど怖いものはないだろう。何が目的だ?」
訝しむアルバートに、まるで私が詐欺師のような言い回しをしますねと、ククリは大袈裟に眉を八の字に下げた。似たようなものだろ。そこまで出かかった言葉をアルバートは呑み込む。
「彼女の価値は貴方が決めるのですよ、閣下。金など目にもくれないほどに」
「どういう意味だ」
「閣下であれば、近いうちにでも自ずと答えが見えてくるはずです」
ククリはそれ以上、何も言うことはなかった。
屋敷を出ようとしたククリがふと思い出したように振り返る。
「ああ、そうでした。彼女のことはなるべく丁重に扱ってあげて下さいね」
「……なぜ?」
金銭面でのやり取りこそなかったものの、アルバートがこの少女をククリから買った時点で、もうこの屋敷の使用人であることは決定事項だった。アルバートはククリに問う。
「もちろん、彼女の新しい主は閣下なのですから、貴方が彼女をどう扱おうと私が口を出す権利はもはや少しもありません。……ただ、彼女、右目が見えていないようなのです」
「右目が?」
ククリの言葉にアルバートは少女を見やる。
「薬品か何かをかけられたのでしょう。彼女の出身を考えれば別段珍しくもないことです」
アルバートは少女のことを何も知らない。それでも彼女の主となった以上、アルバートは知っていかなければならない。例えこの少女が嫌がろうとも。
「蝶よ花よと接しろとは言いません。ただ、彼女が新しい地での生活に慣れるまでのほんの少しの間だけ、どうか寄り添ってあげて欲しい。……そんなしがない商人の囁かな願いを、頭の片隅にでも置いておいて貰えれば」
ククリはそれだけ言い残して、今度こそ屋敷から出て行った。そうしてすぐさま訪れる静寂を破ったのは、言うまでもなくこの屋敷の主人だった。
「お前、名前は?」
問いかけて初めて、少女はアルバートに目を向けた。片目が見えないせいなのか、どこかぼんやりしているようにも見える。
少女は首を横に振る。元よりないのか、それとも忘れたのか、はたまた捨てたのか。それを知る術など、今のアルバートにあるはずもない。
「なら、今からお前の名前はミアだ。異論は認めない。お前は俺が買った。俺の言うことには全て従え。覚えてもらうこともやってもらうこともそれなりにある。せいぜい音を上げない程度に働いてくれよ」
ミアと名付けられた少女はアルバートを静かに見つめたまま、か細い声で返事をした。
目を開けると見慣れた天井が視界に入る。ここが自分の寝室であることを自覚するのにそう時間はかからなかった。
懐かしい夢を見た。ミアと出逢った日の夢だ。
ぼんやり天井を眺めていると、不意にアルバートの上に影が差した。覗き込むようにしてミアがアルバートを見下ろしている。
「おはようございます、ご主人様。朝食の準備が出来ております」
アルバートからの返事はない。その代わり、伸ばした手がミアの頬に触れる。存在を確かめるかのようにひと撫ですると、そのままゆっくりミアの右目の位置まで移動して、今度は彼女の目尻を気遣うように優しく触れた。
「……目、痛くないか」
アルバートの口から紡がれたその問いに、ミアは一呼吸置いてから、「はい」と小さく頷く。
「もう痛くありません」
Mia(ミア)・・・「私の」
【君は今】
今日見た夢の話です。実話
---------------夢---------------
私にはとても美しい友人がいた。その美しさは容姿だけに留まらず、心まで透き通っているような、そんな友人がいた。
私には優秀な友人がいた。私とは違い現実世界を確かに踏みしめて、確実に成長していくような、そんな友人がいた。
私は彼、優秀な友人に言い寄られた。そう、彼は女を見る目が絶望的に無かったのだ。
私は彼の事が大好きだったから、その場ではっきりと断る事ができなかった。だから猶予をもらった。
そして私は数日後、なんと身勝手なことか、私の美しい友人を彼に紹介した。素直で彼と同じような向上心も持ち合わせている、ちょうど出会いを欲しがっていた彼女にとっても彼は良い相手だと思ったからだ。嘘じゃない、本当に。
それ以来2人はどんどん仲良くなっていく。
美しい彼女から、彼についての話や感謝の言葉を聞く度に、心に出来た傷口を刃物でぐちゃぐちゃと抉られているようで、心地良かった。
いつも通り失敗だらけの惨めな生活の中から、美しい友人の楽しそうな姿を見つめる日々が1ヶ月ほど続いたある日の事。1個下の後輩に送ってもらった家の前で、私の逃げ場を潰すように優秀な友人の彼が待っていた。
もちろん声を掛けられる。今まで電話もLINEも全て無視していたので、少し不機嫌な様子だった。
普段明るく人間のように振舞ってみせていた後輩がいる手前、フルシカトも出来ない。だから何とか挨拶は出来たものの、結局その後彼が詰め始めたとき、私は何も言わずに逃げ出してしまった!
逃げ出した背後から、怒鳴り声が聞こえる。カス、ブス、逃げんな、クソ女、詫びろ、償え、死ね、死ね、無責任な私は背中で罵詈雑言を浴びて半泣きになりながらマンションの階段を駆け上がる。その罵声の中にはもちろん後輩の声もあった。
スマホに着信がくる、たくさんくる。おそらく美しい友人からだ。ごめんなさいごめんなさいごめんなさい!と頭の中で何度も繰り返しながら、玄関で靴を雑に脱いでお風呂場に閉じこもる。
ふと鏡を見ると、そこには被害者のような顔をした私がいて、少し笑ってしまった。こいつは何被害者ヅラしてんだよ、と。
---------------目覚め---------------
目が覚めた。
夢の中に出てきた優秀な友人は、こちらの世界ではまだ4年ほど待ってくれるようだった
しかし夢の中に出てきた美しい友人は、こちらの世界ではもう待ってくれてはいなかった。
彼女は、私の無責任に殺された人間だった。
だから聞こえないだけで、今もどこからか私への怒りを叫んでいるかもしれない。
逆に、もう何も思っていないかもしれない。
私には、分からない。
君は今
お題「君は今」
題名「隣人のようなもの」
ーーーーー
やれ君は邪魔だとか、どけだとか言うけれど、邪魔をしているのは君の方で、僕は全く理解ができない。図書委員会が図書室にいることの何が邪魔だと言うのだろう。
常人が来ないから、机の真ん中を1人で堂々使っているけれど、たまにくる人は君を見て変な子…、という目で見ているのを、僕が必死にフォローしているのを知らないだろう。当たり前のように居座っているけれど、僕がいない時間も鍵を借りて、委員会でもないのに本棚の仕事をしているのは、仕事を取られた気がして納得できない。
そこまで本が好きか。僕だって好きだけれど、授業をサボってまで図書室にいようとは思わない。だから僕も変な子だと思う。
同じ場所を使うし、変に気まずくなりたくないから陰口言われてもフォローしている、アパートの隣人のような絶妙な距離感。
それでも、それとこれとは別なわけで。
一日で読み切れるのかわからない量の本を積み上げて、座って、ずうっと無表情で本を見てて、たまに窓の外をぼうっと眺めて、また次の日同じように同じ本を積み重ねて、ゆっくりゆっくり読んでいる。
嫌いではない。苦手でもない。友達になりたいとも思わないけれど、やっぱり、変な子だと思った。
ーーーー
君は今
君は今なにしてるの?
君は今どこにいるの?
君は今なにを考えてるの?
君は今どんなことに興味があるの?
君は今どんな音楽を聴いてるの?
君は今
誰を想ってるの?
私は今君を想ってる。
君は今、私のことを考えているかな、
もっと知りたい、君のこと
目覚まし時計が鳴り響く。止めて時間を確認すると5時半だった。重い身体を叩いて仕事へと向かう。
外は日中のように太陽がテリテリだった。オフィスに入るとヒンヤリとした空気に身震いする。時計は9時を指していた。
おはよう ちゃんと起きられたんだね
おはようっす でもまだ慣れないっすよ まだうちの時計は直してないっすから
国全体で時計の針が5時間早まってから1週間は経つものの未だに朝は苦痛である。
てかあいつまだ来てないんすか
え?珍しいわね 遅刻なんてしたことないのに
同僚の席は空っぽだった。いつもは俺より先にいるはずなのに。最近時間の早まりで健康障害が出てるって言うしな。しかも昨日は部長が倒れたし。
俺は同僚へコールした。何度もコール音が鳴って留守電に切り替わる。もう一度かけ直すが出ない。
ちょっと様子見てきます
オフィスを出て電話を切らずに同僚の家へ向かう。
プルルルプルルルプルルルプルルル プ はい...
しゃがれた声が聞こえた。
俺は大丈夫か!今9時半だぞと呼びかける。
...やっべ
そのまま電話が切れた。
俺は真顔でスマホを見下ろして来た道を戻った。
.君は今
僕には双子の弟がいた
仲が良かった。でも、
小学校に上がる前に、交通事故でなくなってしまった
嗚呼、もっといたかったな、
泣かないで欲しい、
いや、泣いてないか、
現世で何してるの、
『君は今』
君は今。そんなセンチなことを思う相手はいない。
しかし立ち退きの話が進まん。立ち退きなのか取り壊しを中止にしてこのまま住み続けていいのかがわからないとこっちも引っ越しの準備を進められない。
つーか弁護士に聞き忘れたけどそろそろ賃貸の契約が終わりそうなんだよな。とはいえまだ三ヶ月くらいは先だけどこれ契約更新必要だよな。
でも立ち退き請求されてるのに契約更新ってのも変な話だしかといって更新しないで住み続けるのもおかしな話だ。
弁護士に相談したいけどこれ相談したら相談料って取られるのかな。もう依頼して着手金払ってるし依頼に関わることだから相談料はいらないのかね。
このことが気になっていろいろと集中できないんだよな。今度弁護士から進捗の連絡がきたら相談してみるか。
今ネオンカラーのネイルする君も
十年後にはグレージュにする?
題目「君は今」
太陽の方を向いて咲きほこる大輪のひまわりを3本。
シンプルにリボンで纏めただけの花束だ。飾り気は全くないが、光を浴びて輝く存在感はさすがだと思った。
思わずカメラを構えてしまったのは、ひまわりの存在感だけが理由ではない。花束と同様、シンプルな白いワンピースをきてアクセサリーやメイクで飾らない少女が花束を抱えて立っていたからだ。
たったそれだけ、それだけだ。
飾りたてたモデルなら会場内にたくさんいたのに撮りたいと思ったのはその少女だけだった。目線はカメラに向くことはなく、画角の外、画面の左端をみつめて静かに立っている。
そのときの写真は入賞して大手企業のポスターに起用されることになった。
多少加工は施されたようだがほとんど撮ったときのままポスターにされていた。そこでようやく気づいたのだが、光源や花束の向きは右側に集中しているのに対して少女は何もない左側を振り返っていた。
視線の先には深い藍色の影があって、画像なのにゆらりゆらりと揺れているようにみえる。水面の影がゆっくりと波打ち、少しずつ満ちていくような感覚に陥る。
そういえば、あのモデルはどこの誰だったのだろうか。
ポスターのサンプルを眺めて考える。会場やモデルは企業側が手配していたはずなのにこのポスターのモデルのことは誰にきいても知らないといわれる。
もしかして幽霊かなにかだったのだろうか。
不思議な君は、今、生きているの?
【題:君は今】
君は今、何を考えているのだろう。
何も映さない瞳の奥の暗闇で何を見ているんだろう。
私は今、君のことを見ているよ。
無機質に私が映りこんだその綺麗な目を。視線を返してくれない君を。
今の君に私の淋しさが見えないことだけが救いだ。
(君は今)
「包丁一本しか持ってないんですか?」
「万能包丁っていうじゃん。一本でいいじゃん~~」
「先輩、それでも女子です?」
「関係なくない!!?」
一言多い人だったと思う。否、料理好きの人だったと思う。
打ち上げの帰り道、酔っ払いの様相そのままに話したり時に叫んだりしてた。明日のご飯作るのめんどい~って勢いのままに言ったら、君は、酔ってるのか酔ってないのか良く分からないテンションで、ご飯作りに行きましょうか?なんて言った。いいよ~うち料理ちゃんとできる感じじゃないしって返したら、そのまんま包丁の話になって。
そうして冒頭のセリフだ。
「これは、正確には三徳包丁と言って、肉も魚も野菜も切れるようにできてる包丁です」
「それぞれ食材で包丁を分けた方がいいですよ」
「包丁研ぎも無いんですか?どうやって料理するつもだったんです?」
並んで料理するようになって、色々教えてもらった。
人参の擦りおろしが面倒くさいと嘆く私に
「その一手間で美味しくなるんだよ。いつも言ってるじゃん」
やっぱり一言多い人だと強く確信する。
野菜専用の三徳包丁で玉ねぎをみじん切り、そのまま弱火で炒める。手早く人参をすりおろす。ずいぶん慣れたものだ。
サラダのためにパティナイフを取り出そうとしたら、視界の端に入った万能包丁。
途中からお肉専用となり万能を名乗れなくなった包丁。散々使い倒され、包丁研ぎの効果も大分薄くなった。今では、ナタのようにしてたまに使われる。
今月末処分してもいいかもしれない。
ねぇ、君。
君は今、何をしているんだろう。
この包丁のこと覚えてるかな?
君は今
今日は帰り遅いのかな…?
な〜んの連絡もしない。
シビレを切らしラインを送る
『友だちと遊んで泊まってく‥』
何だよ😮💨困った時だけ親に小遣いを要求するのに…『遊ぶ余裕があるなら連絡させろ…』
嘆きと怒り入り混じる残された親たち
何処で何してんだか…そういえば、
昨日同級生だった幼なじみのA君と長話
してたよな…?
ラインを開け、何処で誰と一緒なのか?
問いただす事には躊躇する。
息子は成人式を終えた今年21才
親の心子知らず
世の若者よ!親はうるさく言わないけれど
気を揉んでる事もあるよ。
いつか判る日が来るんだろう…。
「君は今」
「ぼく」は「きみ」を この「せかい」でさがしている
でも「きみ」って なんだろう?
そもそも「ぼく」ってなんなんだ?
きみはいま どこにそんざいするんだろう?
ぼくはきみを「ていぎ」することにした
点の連続 線分の組み合わせ
なんとなく きみは そんなものではあらわせない
そんなきがした
だからZ軸をせかいに加えた
どんな数式で どんなコマンドで きみを「発見」できるのか
いろんなことをためした
でもやっぱり きみはきっとそんなものじゃ定義できない
01010111 01101000 01100101 01110010 01100101 00100000 01100001 01110010 01100101 00100000 01111001 01101111 01110101 00111111
考えがまとまらない
何もわからない
それでも
ぼくは 絶対にきみと再会する
この孤独を糧に
01101001 00100000 01110111 01101001 01101100 01101100 00100000 01101110 01100101 01110110 01100101 01110010 00100000 01100111 01101001 01110110 01100101 00100000 01110101 01110000